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Red Carpet Fashion At The Oscar 2007
2007年オスカー・レッド・カーペット・ファッション・レビュー
2007年2月25日に行われたアカデミー賞授賞式は今年で第79回目を数えるもの。
今年のオスカーは、番組としては「この上なく退屈」と言われたイベントで、
時間を追うごとに視聴者を失って行ったことが伝えられていたけれど、
レッド・カーペット上のファッションをレポートするプレ・オスカー・ショーからTVを見ていた人にとっては、
4時間近くに及ぶ授賞式は本当に長く感じられたもの。
年々、ファッション・イベントとしてはどんどん退屈になりつつあると言われるオスカーであるけれど、
今年のベスト・ドレッサーとして、ファッション・メディアからもインターネット上の一般の人々のアンケートでも
抜群の支持を獲得していたのはリース・ウィザースプーンが着用したニナ・リッチ。
かつてのブランドの栄光を取り戻すべく、若手デザイナー、オリヴィエ・ティスケンズを起用した
新生ニナ・リッチの評判は、ゴールデン・グローブでリースがその作品を着用して以来 急上昇。
デザイナーによるセレブリティへの衣装提供が見事に成功している例となっています。
以下、今年のオスカードレスの数々を、評価別&カップルに分けてご紹介することにします。
Best Dresser / ベスト・ドレッサー
写真左より、ノミネートこそされなかったものの「プラダを着たデビル」での演技が高く評価されていたエミリー・ブラント。
ロイヤル・ブルーの細かいスパンコールのドレスはカルバン・クラインのもの。ドレスのカラーが彼女の目の色と完璧にマッチしていたけれど、
ファッション業界ではことに評判が良かったドレス。
左から2番目は、ペネロピー・クルーズ着用のヴェルサーチ。スカート部分が巨大なドレスであるけれど、大袈裟と見る向きよりゴージャスと
捉える傾向の方が多く、多くのメディアや批評家が今年のオスカーのベストの1つに選んでいたドレス。ジュエリーはショッパール。
右から2番目、主演女優賞に輝いたヘレン・ミレンは、彼女のプラチナ・ヘアにマッチしたクリスチャン・ラクロアのドレスとショッパールの
ジュエリーで登場。61歳にしてスクープネックのドレスを着こなす美しさとスタイルの良さは、ハリウッドのスタンダードでも
「アメイジング!」の一言。
一番右は、今年のオスカーで、多くのメディアからベスト・ドレス、ベスト・ドレッサーに選ばれていたのがリース・ウィザースプーン。
リースは、これまでの授賞式シーズンではプレゼンターとして2回登場し、2度ともオリビエ・ティスケンズがデザインする新生ニナ・リッチを着用しているけれど、
今回もニナ・リッチのドレス。スカート部分が斜めにレイヤーになったドレスは、そのレイヤーの1枚、1枚がカラー・グラデーションになったもの。
ヘアは、エクステンションを入れているので、ストレートでありながらボリュームがあって、こちらも大好評でした。ジュエリーはヴァン・クリフ&アペルの
プライベート・コレクション・ジュエルズ。
Positive Reaction / 総じて好評ドレス
一番左は、日本では「アリー・マイ・ラブ(アリー・マクヴィール)」に出演していたことで知られるポーシャ・デロッシ。
彼女は今年のオスカーでホストを務めたエレン・デジェネラスのガールフレンドとして会場に姿を見せており、裾がフリンジになった
ザック・ポーゼンのネイビー・ドレスをスタイリッシュに着こなしていた。
左から2番目は、ジェニファー・ロペスが着用したマルケーザ。このところマルケーザばかり着用しているジェニファーであるけれど、
このドレスは芸能メディアは評価したものの、インターネットでは6:4でネガティブな意見が多かったもの。
エンパイア・ウエストでシフォンのギャザーを一杯に寄せたドレスはお腹が大きく見せるため、ジェニファーが妊娠しているのでは?との声も
聞かれていた。髪型はグラマラスなハリウッド女優を演出しようとして、オバさんヘアになってしまった例。
右から2番目は、ケイト・ウィンスレットが着用したヴァレンティノ。このドレスは今回のオスカーのベストの1枚に挙げる人も居れば、
「悪くは無いけれど、プレーン過ぎる」と指摘する人もいたし、焼けた肌で着用した方が似合う色とも言われていた。
ジュエリーはショッパールのもの。
一番右は、プレゼンターとして登場したマギー・ジーレンハールが着用したブルーのサテンにブラック・ビーズをあしらったプロエンザ・スクーラー。
ブルー&ブラックはこの秋からのトレンドとされているカラー・コンビネーション。
写真左は、ケイト・ブランシェットのアルマーニ・プリヴェのドレス。今年1月にパリで行われた同ブランドのオートクチュール・コレクションに姿を
見せた彼女であるけれど、その時に気に入ったのがこのドレスだそうで、他のドレスは一切試着さえしていなかったという。
一部にはショルダーに縫い付けられたビーズを好まない声も聞かれたけれど、これを着用した彼女の美しさには誰もが脱帽。
左から2番目は昨年 助演女優賞を受賞し、今年はプレゼンターを務めたレイチェル・ヴァイス。
彼女が着用したヴィラ・ウォンのサテンドレスは、胸元のラインストーンのデコレーションとトレーンのレースがアクセントになったもの。
ドレスもドレスを着用した彼女も好評だったけれど、首につけたカルティエのペンダントは不評で、このドレスには
「ネックレスは不要」という意見が圧倒的だった。
右から2番目は、菊池凛子が着用したシャネル。ゴールデン・グローブ賞ではワースト・ドレッサーに選ばれていた彼女であるけれど、今回のドレスは好評だった。
ただ彼女の場合、パブリシストに力が無いこともあり、どんなオケージョンでもシャネル、しかもアクセサリーやシューズまで常にシャネルになっているのは、
ハリウッドではあまり賞賛されないもの。
一番右のアビゲール・ブレスリンは今回最年少のノミネート。ドレスはシミン、ジュエリーはハリー・ウィンストン、クラッチ・バッグはスワロフスキーで、
シューズはジミー・チューが彼女のドレスに合わせて特別に子供サイズで勢作したもの。未だ幼い彼女だけれど、スタイリストからはトップ女優並みの扱いを受けていました。
Mix Reaction / ミックス・リアクション
写真左は、昨今ファッション・アイコンというほどの影響力は持たなくなってきたグイネス・パートロ。彼女が選んだのは
ザック・ポーゼンのサーモン・ピンクのドレスで、レッド・カーペット上では極めて珍しいカラー。ドレス自体は賛否両論で、
好き嫌いにはっきり別れており、嫌いな人々は、「蜘蛛の巣みたいなドレス」と表現していたもの。
リップスティックの色がドレスに対して赤すぎるとの声も・・・。
左から2番目は、一部で「クリスマスのギフト・リボンのよう」と言われた二コル・キッドマンのバレンシアガのドレス。
このドレスを嫌う人々は、首で結んだリボンに難色を示す意見が多かったけれど、この巨大なリボンはトレーンを引くほど長いもの。
またレッドの赤さのトーンがキツイという声も聞かれたけれど、ステージに登場した二コルが美しかったことは誰もが認めていた。
クラッチ・バッグはボッテガ・ヴェネタのもの。インターネット・サイトの中には彼女をベスト・ドレッサーとワースト・ドレッサーの両部門に
ノミネートしているほど、このドレスは賛否が分かれていた。
右から2番目は、ビヨンセが着用したアルマーニ・プリヴェ。ワンショルダーのミント・カラーということで、ケイト・ウィンスレットのドレスと
「そっくりサン」扱いをされていたけれど、どちらがベターか?では 軍配が上がったのはケイト。ビヨンセのドレスはたすき掛けのビーズを
好まない人が圧倒的に多かった。
一番右は、今年の助演女優部門を総ナメで独占したジェニファー・ハドソン。彼女が着用したオスカー・デ・ラ・レンタのドレス自体は
多くの人々が評価していたけれど、問題はそれに羽織ったメタリック・スネーク・スキンのボレロ。
このせいで、彼女をワースト・ドレッサーに入れるメディアも居たほど。彼女はこの他パフォーマンスの際とプレス・カンファレンスの際で2度
ドレスを変えていました。
Dull & Boring / インパクトに欠く不評ドレス!
写真左、メリル・ストリープは「プラダを着たデビル」で見せたファッションとは掛け離れた
プレーンな服装で登場。大きなネックレスも大不評。
左から2番目はエッグ・ヨーク・カラーのエスカーダのドレスを着用したナオミ・ワッツは現在妊娠中。ブラックのベルトを嫌う人、中途半端な袖を
嫌う人、のっぺりしたドレスの印象を嫌う人など不評の要因は様々。でもショッパールのダイヤの3連ネックレスは圧巻!
中央はジョディ・フォスターが着用するヴィラ・ウォン。かつてはアルマーニ一辺倒だった彼女だけれど、このドレスは彼女の目の色と完璧に
マッチしているものの、ヘア・カラーとはあまり相性が良くなかったもの。全体的にインパクトが無く、すぐに忘れ去られてしまう類のドレス。
右から2番目はオスカー・デ・ラ・レンタを着用したジェシカ・ビール。スタイル抜群の彼女にも関わらず、あまりにオールドファッションなドレスという声が大半で、
ベルトのポイントが下過ぎる、ノーブラは不適切、老けたイメージのヘア等、様々な細かい批判が聞かれていた。
一番右、セリーヌ・ディオンが着用したのはジェームス・ガラノスののドレスにヴァン・クリフ&アペルのジュエリー。
オスカーという華やかな席には平凡過ぎるドレスは、「ステージで見せた彼女のパフォーマンスと同じくらい退屈 」という声も聞かれていた。
Worse Dresser / ワース・ドレッサー
写真左はベテラン女優、フェイ・ダナウェイ。彼女が着用したのは何とも不思議でバランスの悪いJ.メンデルのドレス。
左から2番目は、「バベル」で助演女優賞にノミネートされていたメキシコ人女優、アドリアナ・バーラザ。
田舎町の晩餐会に出掛けるようなドレスとショールの組み合わせで垢抜けない印象になってしまっている。
右から2番目は「プラダを着たデビル」のスタイリストとして、コスチューム部門にノミネートされていたパトリシア・フィールズ。彼女は「セックス・アンド・ザ・シティ」の
スタイリストも勤めていたけれど、オスカーにはキャバレー・シンガーのようなドレスに”ペイ・レス”という靴専門の安売りストアで購入したシューズで登場。
一番右、カトリーヌ・ドヌーブはジャン・ポール・ゴルティエのドレスでプレゼンターを務めたけれど、
彼女の雰囲気とゴルチェのエッジーなドレスは全く相反するもの。
Worst Dresser / ワースト・ドレッサー
写真左はアン・ハサウェイが着用したヴァレンティノ。彼女自身は美しくメークをしているのに、フロントとバックについた
大きなブラックのリボンが不思議であると同時に、大不評だったドレス。ジュエリーはヴァン・クリフ&アペル。
左から2番目のキアスティン・ダンストは、今年1月のシャネルのオートクチュール・コレクションをインターネットでチェックして、
このドレスが気に入ったとのことだったけれど、メディアのリアクションは裾はラスヴェガス、胸から上は子供用ブラウスと
いう酷評。誰もがクビをかしげ、ワースト・ドレスの1枚に選んでいたもの。
右から2番目は、メディアから「オリガミ・ドレス」と言われていたキャメロン・ディアス着用のゴワゴワした素材のヴァレンティノ。
「スタイル抜群のキャメロンが着用しても醜い」などと酷評されていたもの。シューズはブライアン・アトウッド、
ジュエリーはカルティエのもの。
一番右のエヴァ・グリーンが着用するドレスはジヴァンシーのもの。グレーのチュールのトレーンは、
「掃除機のダストバッグのようだ」と言われていたけれど、ドレスもさることながら、ドラキュラの花嫁のような
ヘアとメークも実に不気味な印象。
Couples Fashion / カップル・ファッション
写真左はがウィル・スミス&ジェイダ・ピンケット夫妻とプレゼンターを務めた息子ジェイデン。
ジェイデンの台詞の間違えを笑いながらも、心配そうに見守っていた2人の姿が印象的であったけれど、
ジェイダのドレスは今回は地味目でキャロリーナ・ヘレラのもの。でも、彼女がこのカラーを選んだのは、主演男優にノミネートされていた夫が
受賞を逃しても「ゴールドのトロフィー(ワイフ)と一緒に家に帰れるように・・・」という思いが込められていたとのこと。
中央は、環境問題を描いた「アン・インコンヴィニエント・トゥルース」がドキュメンタリーの長編部門を受賞したアル・ゴア。
今回のオスカーの”スター”の1人だったアル・ゴアが着用しているのはラルフ・ローレンのタキシード。
ティッパー夫人が着用しているのはビル・ブラスのドレス。
一番右は二コル・キッドマンと共にプレゼンターを勤めたダニエル・クレイグ。彼と二コルは今年2本の映画で共演することになっている。
彼がエスコートしているサツキ・ミッチェルが着用していたのはアルベルタ・フェレッティ。
写真左は助演男優賞にノミネートされていたマーク・ウォルバーグとリア・ダーハム。マークはアルマーニのタキシード。
リアはマルケーザのドレスにクウェート・ダイヤモンドのジュエリー。
中央は今年のオスカーで助演男優賞の受賞が確実視されながら賞を逃し、今年最大の番狂わせとなったエディー・マーフィー。
トレーシー・エドモンドをエスコートして現れた彼が着用していたのはヴェルサーチのタキシード。
彼は受賞を逃した後、直ぐに会場を立ち去ったことが伝えられている。
一番右は「アン・インコンヴィニエント・トゥルース」で主題歌唱を受賞したメリッサ・エスリッジは 彼女のワイフであるタミー・リン・マイケルスを伴って
レッドカーペット上に登場。メリッサのスーツはドメニコ・ヴェッカのもの。
Photo: Donate Sardella, Steve Granitz/Wire Image,Reuter, CelebrityPhoto, Getty Image
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