New & Newly Renovated Boutique in Paris Spring 2008
2008年春、パリにオープン&リオープンしたブティック
Yves Saint Laurent / イブ・サン・ローラン

イブ・サン・ローランが初めてブティックをサン・シュルピス通りにオープンしたのは1979年のこと。
でもサン・ローランのブティックというと、フォーブール・サントノーレ店の方が有名であるけれど、
2月25日、2008年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウィーク 最初のビッグ・イベントとして
ブランドの新たなプロト・タイプとなるインテリアに改装され、リオープンしたのがサン・シュルピス沿いのブティックである。
デザイナーのステファノ・ピラーティ曰く、「オピウム・エクスペーリエンス(オピウム体験)」と名付けている
落ち着いたレッドとブラックを貴重にしたインテリアは、彼の言葉通り イブ・サン・ローランの長寿人気を誇るフレグランス、「オピウム」の
ボトルを彷彿させるもの。
ピラーティが 前デザイナー、トム・フォードがブランドを去ったために、ブランドを引き継いだのは2004年であったけれど、
トム・フォードがクリエイトしたインテリアは、ブラックを貴重としたダークなもの。
でも、新たにクリエイトされたインテリアは、ペール・ストーンを用いた壁やラッカー仕上げとガラスを
ふんだんに用い、ポリッシュ・ブラスでアクセントを聞かせた明るいインテリア。
曲線と直線が違和感無く融合した空間で、ピラーティのクリエーションとパーソナリティを感じさせるものになっている。
今後世界各国のイブ・サン・ローラン・ブティックは、全て各店舗の個性を生かしながらも、
このプロトタイプを取り入れたものに改装されていく予定で、特にフィッティング・ルームは、まるで高級スパに居るかのような
広々とした空間が設けられている。
同店では、スタッフのユニフォームも インテリア同様のオピウム・カラーに替わる他、ショッピング・バッグやボックスも
オピウム・カラーとなり、ピラーティが主導権を握るブランド・アイデンティティのリメイクが着実に進められて行くことになっている。
そのピラーティがファッション・ウィークで見せた2008年秋冬のコレクションは、
プレスやバイヤーから絶賛を受ける好評ぶりで、
ただでさえ、女性エディターの間では絶大な人気を誇っていたステファノ・ピラーティの評価が
更にアップしたという状況である。
Yves Saint Laurent Boutique
6 Rue St. Sulpice 75008 Paris
Fendi / フェンディ

2月13日にビバリー・ヒルズのロデオ・ドライブに新ブティックをオープンしたばかりのフェンディが、
パリのファッション・ウィークの期間中に、新たにパリのフラッグシップ・ブティックをオープンさせている。
ストアのオープニングとそのパーティーが行われたのは、2月29日のこと。
ビバリー・ヒルズ店のオープンの際には、リンジー・ローハンやマンディ・ムーアらを迎えてレセプションを行ったフェンディであるけれど、
今回のパリ・ブティックのオープンに際しては、シンガーのリアナ、ジェシカ・アルバといったセレブリティや、
コレクションのためにパリ入りしていたジャーナリストや世界中のソーシャライトなど600人のゲストを招いたパーティーが
行われ、そこでは デザイナー、カール・ラガーフェルドが 「ロンドンのミューズ」と呼ぶ
エイミー・ワインハウスが40分にも渡るパフォーマンスを披露して大きな話題となっている。
ブティックの広さは5400スクエア・フィート (約502u)で2フロア構成。
今年誕生から10周年を迎えて、デザインを一新して生まれ変わったバゲットなど、バッグやアクセサリーのエリアは1階。
2階のフロアはクロージングとファーで、よりラグジュリアスでリッチなインテリアになっている。
フェンディはルイ・ヴィトン・モエ・へネシー傘下のドル箱ブランド。
それだけに特に2008年はアグレッシブにブティックをオープンすることが決まっており、
今年中に中国に5店舗、マカオに1店舗、インドのデリ、カタール、クアラ・ルンプール、インドネシア
といったアジア、東南アジアに加えて、
ラスヴェガスの既にあるブティックに加えてもう1店舗をオープンすることを明らかにしている。
この新しいフラッグシップ・ブティックの初年度の売り上げとして見込まれているのは、なんと1200万ユーロ。
でも同店が取り扱うファーのコレクションは、5000ユーロから 最高は30万ユーロまで。
フェンディと言えば、バッグやファッションもさることながら、メガリッチのお目当てはやはりファー。
なので、1200万ユーロという売り上げ見込みも こうしたリッチなファーを買い求める顧客達が
難無く達成させてくれるだろうというという指摘が聞かれています。
Fendi Boutique
38 Avenue Montaigne 75008 Paris
Givency / ジヴァンシー
このところ、親会社であるルイ・ヴィトン・モエ・へネシーが力を注いで、 ブランドのイメージ一新にアグレッシブに取り組んできたのがジヴァンシー。
その甲斐あって、リカルド・ティッシがデザインするラインは、若いソーシャライト達を中心に高い人気を誇るようになったもの。
2007年には売り上げが25%もアップしたことが伝えられ、特にアメリカでのセールスは2倍に増えたというニュースは、
ジヴァンシーがかつてオードリー・ヘップバーンの衣装を担当して築き上げたブランドの栄光を取り戻しつつあることを証明すると言われるもの。
そんな、ミニマリズムでエッジーでありながら、クォリティの高さとクリエイティビティを感じさせる ジヴァンシーであるけれど、
その新しいショー・ケースとして2月28日、ジヴァンシーの2008年秋冬シーズンのコレクションが行われた翌日に
正式オープンとなったのが フォーブール・サントノーレ通りにオープンしたのがジヴァンシー・ブティックである。
1995年のブランド創設者であるユベール・ドゥ・ジヴァンシー氏が引退して以来、一時はディオールに移る前のジョン・ガリアーノも
デザインを担当していたことがある同ブランド。
でもジヴァンシー氏が去った後、ブランドを新しい方向性に導くことに成功したのはリカルド・ティッシで、
新ブティックは彼のモダンでエッジーなアプローチを強く感じさせる仕上がりとなっている。
ギャラリーのようなブティックの広さは3750スクエア・フィート (約349u)。
商品の陳列棚とハンガーラックが整然と壁に取り付けられただけのミニマリズムなスペースで、足を踏み入れただけで
商品に目が行くセッティング。
特にジヴァンシーの中でも昨今人気が高いグラディエーター・サンダル・ブーツや、バッグなどがアートのように並ぶ
ストアのデザインを手掛けたのは、ジェイミー・フォバート。
モダンでシンプルながらもディテールにこだわったリッチなプレゼンテーションで同店は今後展開するジヴァンシー・ブティックのプロトタイプになるとのこと。
そんなジヴァンシーは今年中国に3店舗、香港とマカオにそれぞれ1店舗のオープンが予定されているほか、
4月には新たにイタリアの時計メーカー、グローバル・ウォッチ・インダストリーとのパートナーシップで
時計のラインを再発売することになっており、こちらは800〜900ユーロ程度の価格帯になる予定。
また、新しいウェブサイトも準備中で 着々と21世紀のブランド像を実現しつつあるのが現在のジヴァンシーである。
Givency Boutique
28 Rue de Faubourg Saint-Honore 75008 Paris
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