Jan. Week 1, 2016
★ New Chapter of Your Life Begins!
くすぶる人生から、希望の人生へ!


秋山様、
こんにちは、2014年6月第4週目(「くすぶる人生に転機をもたらすには?」) に質問を取り上げて頂いた者です。
あれからもう1年半経つなんて、本当に時の過ぎるのは早いなと思います。

秋山様にアドバイスを頂き、出来ることから実践していきました。 (ポジティブ思考、感謝をする、人をハッピーにする何かをする、世間体に惑わされない、自分が本当に何をやりたいのかを真剣に考えるetc...)
特に、何があっても前向きな気持ちでいること、現状に感謝する、 周りの人への感謝を忘れない、という事を特に気を付けていたら、 いろいろと良い事が起こるようになりました。 自分を取り巻く環境や状況も、少しずつ良い方向へ変化しているように感じます。

実は、2015年の4月ごろまでは辛い出来事や災難続きで、 そういう時はやはりネガティブになったり、誰かや周りの環境のせいにしてみたり、そうするともっとドツボにはまっていくんですよね…。 でも そんな時でも、何とか少しでもポジティブに、感謝の気持ちを、と思い努力してきました。
また 以前アドバイスを求めた時は、40歳を目前に相当焦っていて、中途半端な自分をどうにかしたい、 なんとか40歳になる前に世間的に見て”形”になっている自分にしたい、と思っていました。 でも、今はそんな事もうどうでも良いです。(笑) 年齢はあまり気にならなくなりました。なぜなら、ポジティブでいるように努力していたら、今の自分を好きになれてきたからです。
それは決して現状に満足して努力をしない、という事ではなく、 こうなりたい、という自分の理想像があって、それに対して努力はしているけれど、今の自分でもOKと思えるようになったんです。 前は、ダメな部分ばかりにフォーカスしていたのですが、ダメだから頑張る、というよりも、今もOKだけど、 もっと良くなるように頑張る、という方がより努力できるというのがすごく不思議です。

まだまだ迷う時が多く、何かを選択する時に 他人の意見だったり、世間体や、周りからどう思われるか、という事を気にしてしまうこともあります。 誰かの期待や要望に応えるために、自分の本心とは逆のことをしてしまうこともあります。
また、その自分の本心というのもわからなくなることが多々あります。 今、これだけネットや様々なメディアでたくさんの情報が溢れている中で、 自分の正直な気持ち、本心、直感みたいなものがわからなくなることがよくあります。

そこで、直感を鍛えるにはどうしたら良いか、また、自分の中のブレない軸みたいなものを作るには、どうしたら良いか教えて頂ければと思います。 また何かの選択に迷った時に、秋山様がどうやって最終的な答えを導き出すのか、 その方法や、やっている事などがあれば、教えて頂ければと思います。

また、全く話は変わってしまうのですが、秋山様のコラムや質問コーナーに時々出てくるベンジャミン・フランクリンの言葉ですが、 毎回感銘を受ける名言ばかりで、自分でも調べるようになりました。
お恥ずかしながらあまり存じ上げていなかったのですが、調べれば調べるほど、なるほど!と思うようなすばらしい格言と、 彼の人となりがわかるようになり、もっと勉強したいと思うようになりました。 そこで、秋山様がベンジャミン・フランクリンを尊敬する理由、きっかけ、そして、おすすめの書物等あれば、是非ご紹介して頂ければと思います。 NYは今、クリスマスムード満載で素敵なんだろうなぁと思います。
秋山様、そしてCUBEのスタッフの皆様が楽しいクリスマスを過ごされますよう願っています!

−F−





12月末に Fさんからこのメールを頂戴したのは、私にとっての最高のクリスマス・プレゼントでした! ありがとうございます。

Fさんからのご相談へのアドバイスは、このコーナーのバックナンバーの中で最もアクセス数が多かったと同時に、 最も沢山のリアクションを頂いたもので、多くの方が「自分へのアドバイスと思って読みました」というメールを下さったので、 Fさんと同じように悩んでいらっしゃる方が いかに多いかを痛感していました。
今回頂いたメールからは、Fさんが ご自身で出来ることから前向きに努力されて、少しずつ人生を好転させると同時に、 自分らしく生きる姿勢を身につけていらっしゃる様子が手に取るように分かって、とても嬉しく思いました。

さて、今回 Fさんから頂いたご質問のうち、まず「直感を鍛えるにはどうしたら良いか」について申し上げるならば、 私は直感というのは 特別な能力ではなく、過去の経験や教訓を現状と結び付ける能力だと思っています。 したがって直感的に何かを感じるというのは、過去に経験したこと、見たこと、聞いたこと、感じたことの記憶が、 現状の対処に役立つ知恵や情報をもたらしてくれようとしているものだと考えています。
ですから、直感を磨くには いろいろな経験をして、いろいろな人と話して、いろいろな場所に行って、いろいろなことにトライして、 いろいろな物を味わって、それにまつわる楽しさから 嫌な思い、学んだ教訓や感動、味や香り、触感にいたるまでを 心に刻み付けて、 何が自分を幸せにしてくれて、自分は何が好きで、どういう時に自分が失敗したり、ストレスを貯めるのか等を、頭で認識するのではなく、 本能的に自覚出来るように自分を鍛えるべきだと考えています。

そのためには、ボッと過ごしていてはいけないのです。 自分の周囲に常に関心を払って、2度と会うことがない人からでも、学び取れることは沢山ありますし、 映画の台詞で気の効いたことを言っていたら、それを自分の会話にも取り入れたり、 感じが良い笑顔の人がいれば、その笑顔の秘訣を自分なりに取り込むなど、 周囲から得た情報、印象、知恵、それに対して抱いた感情などを 自分を高めるために使うよう、日頃から心掛ける必要があります。 そうした日頃からの努力が、やがて目の前に現れたチャンスや幸せにGoサインを出してくれたり、 上手すぎる話や、悪い人間関係に注意信号を鳴らしてくれると私は信じています。 自分に良いものだけを日頃から吸収する習慣をつけていたら、どんなに世の中に雑多な情報が溢れていても、それに翻弄されることはありません。
例えば、自分の身体に本当に良い食べ物が何かを理解してさえいれば、巨大なスーパー・マーケットに出掛けても、 オーガニックのセクションに直行して野菜や果物を選び、 それに加えて新鮮な魚や、脂肪の少ない上質な肉などを買って、効率良く戻って来て、健康的な食事が味わえるのです。 逆に 食事に関する何の知識や考えも無く、適当に食べたいものを買って来るような姿勢で出掛けてしまえば、 砂糖とケミカルまみれのシリアルや、原料に化学薬品が羅列された工場生産のスナックやソーダ、 一見ヘルシーであるものの 生産工程でビタミンやミネラルが破壊されたフード等が 通路を一本一本 歩く度に どんどん カートの中に入ってきて、 気付くと とんでもない時間を無駄にしながら、買ってきたのは”不健康の素”のような食べ物ばかり。 そして それを食べることによって 体重が増えたり、体調が悪化するという シナリオが待ちうけています。

要するに 自分の感覚を日頃から鍛えて、自分に何がベストか?、どんな新しいものならトライする価値があるか、 どんなものを常に避けるべきかを心得ていたら、周囲に溢れる不必要なものに惑わされることはなくなります。
とは言っても人間なのですから、時に無駄や間違いをするのは当然ですし、それも勉強のうちなのです。 でも失敗からも学べば、それは失敗ではなく経験になります。 また一見無駄に思えることからも、学んだり、悟ったりすることは多いので、 それらを短期展望でジャッジせずに、長い目で おおらかに受け止めることができれば、人間性にゆとりや深みが出てくるはずです。

次の「自分の中のブレない軸みたいなものを作るには、どうしたら良いか」というご質問ですが、私が自分自身を考えた時に、 ブレない軸を持っているかは 自分でも定かではないように思います。 もし私に軸になるものがあるとすれば、それは 「何事も 決してあきらめない」という信念と信条を貫くと決めていることです。 私は「物事でも、人生でも、仕事でも あきらめた時に終わる」という考えの持ち主で、 「あきらめない限りは何度失敗しても、永遠にチャレンジが出来る」と信じて、疑ったことはありません。
人にこれを話すと、よく「根性が座っている」と言われますが、私にとって ”決してあきらめない”ということは「根性」のような 七転び八起き的に 石にしがみつく根気のようなものではなく、 「夢や希望を持って、ポジティブに生き続けること」なのです。
私が見ている限り、途中で平気で物事を投げ出したり、簡単に止めたり、肝心なことを あっさりあきらめたり、妥協出来る人というのは、 中身が希薄な人生を送っているように思える次第です。

3つめの 迷った時の答えの導き方ですが、二択、三択のような迷いであれば、都合や条件に捉われることなく、 自分が本当に好きで、選んだことを後悔しないもの、選んだ限りは続けられるもの、信じられるもの、努力を惜しまないものを選びます。
もしその迷いが、やるか、やらないかの選択の場合、殆どの場合 やってみるのが私のチョイスです。 やってみた場合に、失敗や苦労があったとしても、それは教訓や経験になりますが、 やらずにいたら 段々と消極的で、失敗や苦労を経験する前から恐れてばかりいる人間になって、年を取って 死ぬ時に後悔するような人生になってしまうように思います。
でも自分のこれまでの様々な経験を振り返ると、その時は自分で下したと思っていた決断が 全て自分の運命で、 その運命の流れの中で 自分が生きて来ただけであることがよく分かります。 なので、迷った際にどんな決断を下したとしても それが自分の運命なのだと思って、下した決断よりも、それによってもたらされた運命に 全力で取り組むことの方が私は大切だと思っています。 ですから決断を恐れたり、下した決断を後悔する必要は無いのです。

私が尊敬するベンジャミン・フランクリンについてですが、 私もアメリカに来るまではベンジャミン・フランクリンのことは全く知らず、「100ドル札に顔がフィーチャーされる人物に 果たしてどんな功績があるのだろう?」という好奇心から調べ始めて、すっかり”ファン”になってしまいました。
彼の功績は、独立宣言の起草や、凧を使った雷の実験に止まらず、消防署の原案や図書館を最初に作ったのもベンジャミン・フランクリン。 楽器をクリエイトしたこともあれば、クロールなどの泳ぎ方のフォームが誕生する以前から水泳をエクササイズにして、 長生きのための食事の大切さ、教育の大切さを説きながら、ありとあらゆる分野に知恵と好奇心で取り組んだ偉大な人物であると同時に、 ユーモアのセンスにも長けていたのは 彼の語録を読めば分かる通りです。

読書が嫌いな私が、ベンジャミン・フランクリンについての書物は何冊も読みましたが、ふと気づくと何年も前に友達に貸したままになっているものが 最も気に入っていた本で、その本の詳細は定かではありません。 未だ読んでいないものの、興味があるのは「スティーブ・ジョブス」の著者でもあるウォルター・アイザックソン著の 「ベンジャミン・フランクリン」で、彼が伝記を書いたのは アルベルト・アインシュタインとスティーブ・ジョブスの3人のみ。 「スティーブ・ジョブス」のとびらでウォルター・アイザックソンが書いていたのが、スティーブ・ジョブスが彼に自らの伝記の執筆を依頼することによって、 ベンジャミン・フランクリン、アルベルト・アインシュタインという偉大な歴史上の人物の後継者的立場をアピールしたかったのだろう ということでした。
実際、アメリカのビジネスマンの中には ベンジャミン・フランクリンを尊敬して、師と仰いでいる人が非常に多いので、 ベンジャミン・フランクリンについて学ばれることは、Fさんの将来にきっと役立つことと思います。

最後に以下は新年に際して、Fさん、Fさんへのアドバイスに対してメールを下さった方々、そして このコーナーを読み続けてくださっている皆さんに送る私からのメッセージです。


誰の語録かは分かりませんが、とても良い言葉だと思います。
2016年からも、ご自分を信じて、忍耐強く、決してあきらめずに頑張ってください。

Yoko Akiyama


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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