Jan. Week 4, 2016
★ Wrong Strategy for Marriage...
婚活のプロのアドバイス通りにしたら大失敗!何故?


秋山曜子さま。
初めてメールをさせて頂きますが、長年のキューブ・ニューヨークのウェブサイトのファンで、お買い物も何度かしています。 いつも、ためになる情報やアドバイス、そして素敵な商品をありがとうございます。
私は30代半ばで、婚約していた彼との間がダメになってしまって、しばらくは全く恋愛をする気になれなかったのですが、 「結婚したいなら、そろそろ真剣に婚活をするべき」と周囲に言われて、 婚活パーティーに出掛けたり、知り合いに男性の紹介を頼んだりして、数ヶ月間、自分としては かなり積極的に婚活をしていました。 ですが あまり盛り上がらないデートをするうちに、「ここままではどうにもならない」と思ったので、 婚活のエキスパートという女性を友達に紹介してもらって、彼女が言うとおりに男性に積極的にしてみたところ、 確かにお付き合いという段階までこぎつけることができました。 しかも同時に2人もです。
1人は 同じ年齢の男性、もう1人は年下ですが、私よりも少し年上に見える外国人男性で、 どちらかに絞って結婚に向けて努力した方が良いのかと思ったのですが、 婚活のプロが どちらもキープした方が確立がアップするというので、2人としばらく交際をしていました。 それでも、いざ結婚というような話にはなかなかならないので、プロのアドバイスを貰ったところ、 日本人の男性には一緒に暮らした場合の経済的なメリットや生活面でのメリットをアピールして、そこから結婚への道を開くように言われ、 外国人の男性に対しては もう1人の日本人男性にも言い寄られていて、「早くプロポーズしないと、 その男性に私を取られてしまう」 という危機感とかライバル意識をあおると、外人の男性には効果的だといわれました。

それでプロのアドバイスどおりに そのまま実践してみたところ、何と2人にフラレました。 特に日本人男性にフラレたのはショックで、それというのは彼は私が仕切る通りにデートするのを楽しんでいて、 私に合わせてくれていて、私に面倒を見てもらうのを好きそうにしていたからで、こんな風に私が面倒を見る夫婦になるのかな?と 思っていましたし、私の家は彼にとって便利だったので、一緒に住みたがるかと思っていたので、フラレることは考えていませんでした。
外国人の男性の方が一緒に居て楽しくて、よく笑わせてくれて、彼は日本が大好きで、ずっと住みたいみたいなことを言っていたので、 永住するために私との結婚を考えるかと思っていました。 アドバイスしてくれた女性は、私のやり方が悪かったと言って、しばらくほとぼりを冷ましてから、再び両方にアプローチすることを薦めますが、 その人を紹介してくれた人によれば、「彼女のアドバイスは時々外すことがある」とか、「男性を見つけるところまでは上手く行くけれど、 結婚までこぎつけた例はあまり無いかも」とのことで、本人が言うほどのプロではないようだったのですが、 私とて、お茶や軽食をご馳走しただけで、お金を払ってお願いした訳ではないので、文句は言えません。

でもせっかくゼロから2人の候補者が現れたのに、自称プロのアドバイスを取り入れたらフラレて、またゼロに戻るというのは、 どうしても納得がいかなくて、何が悪かったのか?、 あの時点からどうするべきだったのか?、 本当にその人の言う通り 再びアプローチをするべきなのか?と考えて悶々としてしまいます。
そこで今後のために、ぜひ秋山さんにアドバイスをお願いしてみようと思い立ちました。 結婚を焦っている訳ではないのですが、今回のことで、つくづく自分って奥手で、男性のことが分かっていないと思ったので、 何か役に立つアドバイスを頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします。 今後も、秋山さんとキューブ・ニューヨークのご発展をお祈りしています。

−K−




Kさんのメールの文面からお察ししたところ、このケースではどちらの男性も、どんなやり方をしたところで、 結婚に漕ぎ付けることは無いように感じられました。 ですので、Kさんのやり方が悪かったという 婚活エキスパートのご指摘は 私は正しいとは言えないという意見です。
私が男女関係についてのご質問を受けるたびに、一貫して申し上げている2つのことがあって、 その1つは、女性には男性を変える力は無いということ、そしてもう1つは 男性心理について 女性ほど的が外れたアドバイスをする存在は居ないということです。

まず、前者について申し上げるならば 私は既婚男性に会う度に、第一印象で奥様をどう思ったか?、どの時点で奥様と結婚すると思ったか?を 必ず尋ねるようにしていますが、第一印象で「この人と結婚するかもしれない」、「この人とだったら結婚したい」と感じた男性が非常に多く、 そこまでいかなくても 「好き」、もしくは「付き合いたい」という恋愛感情を必ず第一印象で抱いています。 したがって、最初の段階で 男性が恋愛感情を抱いていないのであれば、女性側に どんなエキスパートが何人ついて、詳細までアドバイスをしてくれたところで、 結婚に漕ぎ付けることは不可能とさえ断言できます。
もちろん、女性側がよほどの資産家であるなど、男性が結婚してまで手に入れたいと考える何らかの好条件を提供している場合でしたら、 その例外もあるかと思いますが、一般的な状況ではその男性の本能に訴える何かを女性が持っていない場合、 どんなに無理やり交際を続けても、どんなに相手の面倒を見ても、どんなに相手にとって便利で役に立つ存在になっていたとしても、 男性は結婚はしません。 女性は 結婚というものが 交際の延長線上にあると考えがちですが、男性にとっての結婚というのは、自分が”この人!”と思う ワン&オンリーの女性とするものなのです。 言い方を替えれば、女性の中では男性に対する愛情が育ちますが、男性にとっては 女性との間に信頼や友情関係は育っても、男性に結婚を決断させる 本能的なシグナルは 女性が最初から持ち合わせて居なければ、 どんなに一緒に時間を過ごしたところで、それが生まれたり、育ったりはしないのです。
もちろん中には、適齢期になって 特にそんな女性が現れないので、長く交際した女性と妥協的に結婚する男性も居ますが。 往々にしてそうした男性は 「本当にこれで良かったのだろうか?」と自問自答するような結婚生活を送って、無理に合わせて来た夫婦の歯車が徐々にズレて行って、 子供を育てるためのパートナー関係に落ちつく例もあれば、 結婚後に出会った女性の中に 自分が求めていた特別さを見つけて 離婚に至るケースもあります。

いずれにしても 女性には男性を変える力は無いのですから、結婚して欲しいのなら自分と結婚したがってくれる男性、浮気をされたくないのなら 最初から浮気などしない男性を 探さなければなりません。自分と結婚したがってくれる男性というのは、自分が追いかける立場になる人ではなくて、 自分を追いかけて、求婚してくれる男性ですので、もしKさんの方が積極的だから続いているような関係でしたら、それは結婚には至ることはありません。

また、婚活エキスパートであっても、プロのマッチメーカーであっても、 女性である限りは男性心理というものを完璧には理解していませんので、私が知る限り 女性のアドバイスを鵜呑みにしていると、 時間だけを無駄にして終わるケースが殆どです。 もしKさんが2人の男性のことを 男友達に相談していたら、どんなに細かく状況を説明しても、しなくても、 「2人とも君とは結婚しないと思う」とあっさり言ってくれたように思います。
男性は女性のように言葉や行動の裏など読みませんし、状況を仮定、想定して相手の心理を詮索するようなこともしません。 女性で恋愛の相談に乗りたがる人というのは、火の無いところに煙を立てるの好きな人が多いので、 自分が相談した全ての男性が「本当は自分のことが好きでも、きっとこういうような事情や理由でそれを表に出せない」という ストーリーを仕立ててくれたり、「こういう時は、こうすれば、こうなるはず」という傾向と対策論を語ってくれるかと思います。
もし男性がKさんのことを好きになって、Kさんも彼に対して まんざらではない場合に、彼がKさんと過ごす時間を作るための策略に乗ってあげるのは 恋愛を発展させる近道ですが、Kさんが策略をめぐらせて、ヤキモチを焼かせようとしたり、自分との交際にメリットがあるように思わせようとするのでは ダメなのです。 そのセオリーを理解していない人のアドバイスを聞いていたら、Kさんがいたずらに翻弄されるだけで、 実績をあげないまま婚活に疲れ果ててしまうかと思います。

でも積極的にいろいろなところに出て行って、新しい人と知り合うことは良いことですし、それは婚活中であっても、なくても 続けるべきことです。 また誰が何処からKさんの未来のご主人を連れてきてくれるか分からないのですから、 いろいろな人とお友達になって、ネットワークを広げることをお薦めします。 私は結婚していませんが 何度も知人の紹介で交際男性に会っていて、知り合いの既婚カップルも友人、知人の紹介で出会ったというケースがとても多いので、 結婚活動も就職活動同様、コネが物を言うことが多いのです。
また結婚相手だけを探そうとするあまり、結婚候補以外に興味や関心を抱かない態度を取ると、 周囲から敬遠されてしまうことがありますが、 反面探すのに疲れて、肩の力が抜けた時に本命に巡り会えるケースは多いので、 無駄に頑張り過ぎないことも大切だと思います。

最後に婚活の目的というのは、単に結婚することではなくて、”幸せな結婚”をすることです。 不幸な結婚ほど女性を肉体的、精神的に 蝕むものはありませんので、 本来の目的を見失わない婚活をされることをお薦めします。

Yoko Akiyama


このセクションへのご質問は、ここをクリックしてお寄せください


Will New York 宿泊施設滞在


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

Shopping



PAGE TOP