Apr. Week 3, 2015
★ Can I Change His Mind?
結婚を拒む彼、その気持ちは変えられる?


友達から教えてもらって、少し前にこちらのサイトを知りました。
ニューヨークの情報って、縁が無いようでいてとてもためになるので、いつも読ませていただいています。 特に、このコーナーは本当に勉強になって、私もそんな風に考えられたら…と思うことばかりです。
それもあって、是非秋山さんのアドバイスを仰ぎたいと思っています。

2年くらい片思いをしていた彼氏と、昨年から付き合い始めました。 最初はずっと一方的に私が彼のことを好きなだけで、彼は別の彼女と付き合っていて、私のことは女性だと思っていないのでは? と思うこともありました。 でも、諦めずにずっと彼に良くして、私が彼のことを好きな気持ちを伝え続けてきました。 そうしたら 付き合っていた彼女と別れて、また違う人と付き合いそうになったのですが、 それがダメになった時に、「自分のことが好きだと分かっている方が、余計な気を使わなくて良い」といって、 私と付き合ってくれることになって、もうすぐ1年になります。

私はそろそろ自分の年齢を考えると、結婚を考えたい感じですが、彼は仕事が忙しいこともあって、それどころではないのは 傍に居るだけで分かる感じです。 それである時、「私たちって、このまま付き合っていたら、結婚するのかな〜?」と遠まわしに 彼に私との結婚の意志があるかを 訊いてみたのですが、はっきりと、それも即答で「それはないな」と言われました。
私はショックを隠しながら「どうして?私達上手くやっているじゃない」と訊いてみたら、 「上手くやっているのと、結婚は違うよ。結婚は、自分が本当に結婚したいと思う相手とじゃないと出来ない」と 恐ろしいくらいに、あっさり言われました。
私は「これ以上、この人と付き合っていてもどうにもならない」という印籠を突きつけられた気がして、 その時は目の前が真っ暗になりました。 友達にも相談したのですが、友達は「結婚する気が無いから別れよう」と言われた訳じゃないので、希望は持てるといってくれたり、 2年ねばったら、最初は別の人と付き合っていても、やがて彼が私と付き合うようになったので、結婚も2年くらいねばってみるべきだといいます。
私も、彼が2年間片思いを続けたあとに、「しばらく付き合っても良いよ」といってくれたときの 「遂にやったー」という気持ちが 忘れられないので、頑張ったら彼も考えを変えてくれるかもしれないという希望が持てないといったらウソになります。 でも姉には、「待ち続けて結婚したくないって言われるよりも、早い段階で言ってくれて良かったじゃない」と言って、 別の人を探した方が良いと言います。
姉は、私が付き合う男性に対していつも厳しいことを言うので、姉がそういうのは納得できるのですが、 実は、職場の人たちの飲み会の時に上司ではないけれど、目上の男性に「結婚は考えていないって彼氏に言われたら、 やっぱり結婚してもらえないものなんでしょうか?」と訊いたところ、 「そりゃダメだな」という答えが返ってきたのもちょっとこたえています。

私の友達の中には、私のように 最初は自分にさほど気がなかった男性を 頑張って振り向かせて、交際している人がもう1人居ますが、 彼女とか、自分が彼氏を振り向かせた経緯を考えると、 頑張って尽くしていたら、いつかは報われるという感じはします。 いつかは自分の気持ちが通じるっていうか。
でも、自分の年齢を考えると、それが何時になるかが分からないので、 それまで頑張れるかは分からないという不安もあります。 そこで、秋山さんにアドバイスを頂きたいのは、友達が言うようにこれまで通りに頑張って、彼が気持ちを変えてくれるのを待つべきか、 それとも姉や職場の男性の言うとおり、彼は私と結婚する気が無いんだと、悲観的に割り切って、 彼との関係に希望を持つのを止めるか、どうするべきなのか?どっちが正しいのかです。 自分で考えても答えが出ないことは分かっているので、秋山さんのアドバイスをお聞きしたいです。
御忙しいところ申し訳ないですが、お応えくださると助かります。

−J−





率直に結論から申し上げると、私もJさんのお姉さまや職場の男性と同じ意見で、 Jさんが今後どんなに頑張っても、現在の彼が結婚してくれることは無いと思います。
というのも私は、20代の頃から「女性には男性の気持ちは変えられない」という考えの持ち主であるためで、 これまで様々なカップルを見てきましたが、その確信が強まることはあっても、揺らぐことはありませんでした。
男性は、一目見てピンと来なかった女性と交際することはあっても、結婚することはありません。 もちろん家柄や資産といった経済的なメリットが絡んでくる場合は、その例外もありえますが、 そうで無い場合、既婚のカップルの典型的なストーリーは、 男性側が一目女性を見て 「彼女と結婚する」と直感的に感じているのに対して、女性側は「この人だけはまっぴら」とか、 「何か冴えない人」、「変な人」等、ポジティブとは言い難い印象を抱いていても、 「追いかけられている分には悪い気はしなかった」というものです。

女性は時に、自分が考えを変えるように、男性もやがては考えを変える と思い込む傾向にありますが、 女性と男性が異なるのはその点です。 男性はファッションや髪型など、自分ではどうしたら良いか分からない事のアドバイスを聞き入れることはあっても、 自分がこうと決めたことや、思いこんでいることは変えません。

Jさんの彼がおっしゃっていたように、男性は本当に結婚したいと思う女性としか結婚しないものですが、それは往々にして 自分が追いかけている相手で、自分を追いかけてくれる相手ではありません。 恋愛指南本の作家やカウンセラーは、これが石器時代から男性が常に ハンターの役割を担っていた ジェンダー・キャラクターだと分析しますが、 確かに結婚後は 女性が男性側の面倒を見る関係でも、結婚に漕ぎ付ける段階では、 男性が女性を口説き落としたり、拝み倒したりしてゴールインしているケースが殆どです。
夫婦が平等であるべきだとしても、結婚の主導権を握っているのは伝統的に男性で、これだけ男女平等の意識が行き渡っている アメリカでさえ、男性がエンゲージメント・リングを購入して女性にプロポーズしない限りは、婚約が成立しません。

私の友達の中にも、一緒に暮らしていた男性に「結婚は出来ない」と言われた女性や、 交際を始めたばかりの男性に「君との結婚は論外」と言われた女性が居ますが、そういう状況から結婚に至ったカップルを私は一組も知りません。 一緒に暮らしていた男性にそう言われた友達は、それをきっかけに彼と別れて、一緒に暮らしていたアパートを出て、結局違う男性と結婚しました。 その友達も彼に「結婚は出来ない」と言われた時は、「一緒に暮らせるのに、結婚は出来ないなんて!」と腹を立てて、失望していましたが、 結婚してから当時を振り返ると、やはり結婚できる関係ではなかったと認めていました。

もしJさんの目指すものが結婚であるのならば、早めに彼と別れて、違う人を探すのが賢明です。 もしJさんにとって結婚願望よりも、彼と一緒の時間を楽しみたい気持ちが強くて、その結果、婚期が遅れても後悔しないと 思えるのであれば、そのまま 彼が結婚したいと思う女性が現れるまで 交際を続けるのも良いかもしれません。 しかしながら、Jさんが彼のことが好きな気持ちは メールを拝見していて強く感じられるので、彼との交際を続けながら 別の人を探すのは無理だと思います。 ですから、自分が本当に望むのは何かを自問自答して、「結婚がしたいのなら、彼と別れる」、「彼と一緒にいたければ、結婚を期待せずに 交際を続ける」のどちらかに決めるのが良いと思います。
残酷なことを申し上げるようで失礼なのですが、このケースではJさんが本当に求めている「彼との結婚」という選択肢は 無いものと考えなければなりません。

男性にとっては、自分の事が好きで、尽くしてくれる女性というのは 居てくれると有り難い存在なので、 中には、結婚の意志が無くても、あるふりをして、女性を繋ぎとめておこうとする男性も少なくありません。 ですから、Jさんの彼のように自分の気持ちを正直に言ってくれる相手は良い人だと思ってあげるべきです。
それと 結婚を目指すのであれば、男性に尽くしてばかりいるのは得策ではありません。 日頃Jさんが彼に抱いているような「この人のために何かしてあげたい」、「この人が幸せになることをしてあげたい」という気持ちを、 男性側が抱かなければ、プロポーズされることは無いと思っても、間違いではありません。 もちろん世の中には最初から浮気をするつもりで、自分の世話役としての妻を捜している男性も少なくありませんので、 その類の男性には 女性が一方的に尽くす関係がアピールするかもしれませんが、 そんな結婚で女性側が幸せになれるとは思えません。

最後に 女性ほど男性のことを理解していない生き物は居ませんので、男性の心理についての女友達の助言ほど 根拠が無く、しかも外れているものはありません。したがって今後も同様の迷いが生じた場合には、職場の男性等のアドバイスに従う方が 適切だと思ってください。

Yoko Akiyama


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。




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