May Week 1, 2016
★ The Qualities of Men Women Want
女性が求める男性像が分かりません


Yoko Akiyama様、 始めまして、アメリカに暮している独身男性です。
キューブ・ニューヨークのウェブサイトは、アメリカに来る前に友達に教わって以来、ずっと愛読してます。 特にこのコーナーは、自分にとって人間関係や女性について学ぶ貴重なもので、バイブルのようになってます。 いつも素晴らしいアドバイスをしているYokoさんに、是非アドバイスを受けたいと思って、勇気を出してメールをしてます。
だらしない男のたわ言に聞こえるかもしれませんが、よろしくお願いします。

アメリカに来てから、4人の女性と比較的長く交際しました。 2人は日本人で、あとの2人はアメリカ人、というかアメリカ国籍です。(そのうちの1人は南米出身のラテン系の女性でした。)
それ以外にも 最近ではティンダーとか、以前はマッチ・ドット・コムとかオンラインのデート・サイトで出会った女性と 何人かデートをしましたが、段々と女性が男性に何を求めているのかが分からなくなって来ました。
カップルでやりたいアクティビティに”スポーツ観戦”って書いてあっても、スポーツを本当に好きな女性には会ったことがないですし、 空いている時間に何をするかって尋ねて、映画を観ると言っていても映画のことなんて何も知らない女性が多くて、 プロフィールで男性のウケを狙っているようなタイプばかりです。だから会ってもあまり共通の話題が無いことが多いです。 少しだけ音楽やライブの話が合う人がいた程度です。

デートで会う場所とかも、自分が選ばないと文句を言われ、いつも自分が選んでも文句を言われたりします。 職業がウェブ関係なんで簡単なコードは書けますが エンジニアじゃなくて、デザイナーだというとガッカリされることもしばしばあります。 ルームメイトが居ると言った途端に一気に相手が冷めたこともありますし、 年齢より若く見えると言って敬遠されたこともあったりします。
初めてのデートの時に、いきなりこの先5年、10年の人生設計を聞かれて、 「今の仕事を続けながら、これから自分がやりたいことを見つける」と答えたら、素っ気無く笑われたこともあって、 その時は正直に答え過ぎたかと思って反省しました。 だけど、気取って偉そうなことを言っても 直ぐに化けの皮が剥がれるので、ある程度は本当のことを言わないとダメだと思うんです。
それ以外にも、太めの女性に 自分より痩せている男と付き合うのは嫌だと言われたり、 一緒にライブハウスに出かけて、外で貰いタバコを吸っていただけでダメになったこともあります。 あとネコが嫌いって言った時に、もう2度と会うことは無いな という顔をされたこともありました。 そういうデートをするうちに、段々女性と何を喋ったらいいのか分からなくなってきて、 何を話題にしようかって考えるせいで時々黙ってしまうこともあります。 最初のデートの時は、お互いのことをいろいろ尋ねあっているうちに時間が経ちますが、 2回目、3回目のデートになってくると、段々話すのが難しくなります。 気が合うと思って油断すると、知らない間に変なことを言っているみたいで、 連絡しても突然返事が無くなって、それっきりになることが多いです。

もちろん こっちからお断りっていう場合もあって、やっぱり見た目にちょっと変わっている女性っていうのは苦手で、 個性的ならいいと思うんですが、大きなタトゥーがあったり、ボディ・ピアスとか、耳でも沢山ピアスをしすぎている人は抵抗があります。 あと全然笑わなくて表情が無い人は とっつき難いし、好きっていう感情が沸かないです。 それと、会ったばかりなのに いろいろ家族のこととか 収入のことを聞かれるのも苦手ですが、そういうのって普通で、 別に高望みをしてるんじゃないと思います。 清潔感があって、きちんとした印象で、何となく素敵だなって思える女性で、 自分と気が合って、いつも話し相手になってくれるような人を捜してます。 どんな仕事をしてても構いませんが、できれば話上手で明るい人が良いです。 あと顔よりも 服装の趣味とか髪の毛が良い感じの人が好きです。

デートする女性に、時々どんな男性が好きかを訊くんですが、「好きになってみないと分からない」っていう答えが多くて、 あと「外観にはそれほどこだわらない」って言いながら、「クリス・ヘムズワースがタイプ」とか「ライアン・ゴスリングが好き」 なんて言われると、 なんて答えたら良いのか分からなくなります。 あと「今はお金がなくても、将来リッチになる人」って言ってても、2年後には株式公開をして ビリオネアにならなきゃいけないみたいなことを言われたりもします。 先日会った日本人の女性は、「優しくて、マザコンじゃなくて、安定して給料が良い仕事で、 浮気をしない人、料理が上手い人」とか30くらい条件を挙げられて、聞いているうちにこれは無理だと思いました。

デート・サイトとかアプリで自分で知り合う人なら、突然上手く行かなくなっても、それっきりなだけですが、 知り合いの中には 女性を紹介してくれようとする人もいて、そうなると 別れた後とか、お互いに気に入らなかった時に、何を言われるかと思っただけでも恐怖です。

前はそんなこと無かったんですが、最近はどんどん女性と何を喋ったら良いかとか、 どんな風に振舞ったら女性に好まれるかが分からなくなってきて困ってます。 友達に相談したら、「もっとちゃんと女性をリードしないと、女性が連いて来れない」って言われたんですが、 会ったばかりで、リードは無いでしょ?って感じです。

それでYokoさんにお願いしたいのが、個人的な意見でも構わないので、女性としてどんな男性が良いと思うかとか、 どんな男性が女性にウケが良いのかを教えてもらえたらと思ってメールしました。 最後に長く付き合った彼女と別れてから1年くらい、ずっと実らないデートばかりしていてちょっと疲れてきました。 お金がそんなにある訳じゃないので、結婚は急いでいませんがそれでも 安定した付き合いが出来る人が探せたらと思ってます。 それについても何かアドバイスをお願いします。
このコーナーが大好きなんで、何時までも続けてください。 アドバイスがもらえても、もらえなくても 応援してます。

- H -




シングルを続けていると、デートにもスランプ期というのがあるので Hさんの状況はとても良く理解出来ます。
Hさんのメールを読んでいて思い出したのが、男女のショッピングにおける違いを分析したアナリストのコメントで、 それによれば「男性は買い物に行く前に欲しい物、買う物が決まっている。これに対して女性は、買うもののイメージは描いていても、 いざ売り場で欲しいものに出会うまでは、自分が何を買うかを決めていない」というものでした。
これを考えると、Hさんが好みの女性に対してクリアな考えを持っているのに対して、 女性たちが好みの男性のタイプについて「好きになってみないと分からない」と語っていたのは理解出来る感じです。

私はアメリカ生活が長いので、日本の女性が好む男性像については的確に語れる自信はありませんが、 アメリカ人女性が男性に求めるクォリティについては的を得たお答えが出来るかと思っています。
多くのアメリカ人女性だけでなく、男性もが理想的なマッチの条件として挙げるのは、 ”自分のベスト・フレンドになれる人”です。アメリカでは「理想的な結婚は自分の ベストフレンドと夫婦になること」というセオリーが定着しているので、 これを真っ先に挙げる人が多いのです。
加えて女性でも男性でも ”Who makes me laugh”、すなわち ”自分を笑わせてくれる人 ” を 挙げるのがとても一般的です。 女性が男性にユーモアのセンスを求めるのと同様、男性も女性にユーモアのセンスを求めるのは、 90年代に放映された「セックス・アンド・ザ・シティ」のシーズン1のエピソードの中で、 クリス・ノース扮するミスター・ビッグがサラー・ジェシカ・パーカー扮するキャリーに語った 「You make me laugh」という 台詞にも現れていますが、男性の見解では 「女性を惹き付けるために男性がユーモアのセンスを備えているのは ”必要条件”。でも女性がユーモアのセンスを備えているのは 男性を惹き付けるための”強力な武器”」なのだそうで、 私もそれには少なからず同感です。

でも もっと具体的に掘り下げていった場合、まず女性でも男性でもセルフ・コンフィデンス、 すなわち自分に自信を持って、堂々と活き活きと振舞える人は魅力的に感じられる存在ですし、 自立していることも大切です。
加えて、世間一般にアピールしなくても その相手にだけピンポイントで強力に効力を発揮するセックス・アピールも 恋愛関係にはマストです。 これはナチュラルに惹かれ合う者同士であればあるほど 他愛の無いものであるケースが多く、 お互いの眼差しであったり、ちょっとした表情であったり、相手が与えてくれるエキサイトメントや安心感などで、 決してセックスと直結するものとは限りません。

加えて相手が囲まれている環境もとても大切な要素なので、交友関係や家族関係も 恋愛の中で大きな比重を占めるものです。社交的で友達が沢山居る状況が望ましいのはもちろんですが、 少数でも信頼出来る友達が居るという状況でも十分です。 相手が自分の友達を気に入ってくれて、自分の友達も相手を気に入ってくれた場合は、 2人の仲が更に深く 固まるケースが殆どです。

またHさんは ”初めてのデートの時に この先5年、10年の人生設計を聞かれて、 「今の仕事を続けながら、これから自分がやりたいことを見つける」と答えたら、素っ気無く笑われたこともあって…” と書いていらしたのですが、アメリカでは高校時代から将来のことを考えて、 大学を選んで、夏休みにはインターンとして働くなどして、早くからゴールを定める傾向が強いので、 Hさんのお答えが女性にとって ”エイムレス(目的意識が無い)”と思われてしまったとしても不思議ではないように思います。
私としては 交際相手を探す目的としてではなく、Hさんご自身のために 自分の人生のブルー・プリントを描くことをお薦めする立場です。 というのも 人生というものは どんなに方向を模索中の段階でも、ある程度のゴールを設定して それに向かって進まないと なかなかステップアップができないのです。
Hさんの文面から 30代前半の年齢とお察ししましたが、具体的に何をやるかが決まっていなくても、 「パートナーとインベスターを見つけて起業する」と言い暮しているだけでも、 日頃から 何で起業が出来るか?、誰がパートナーに相応しいか? 何処に投資のお金があるか等を考えるようになりますので、 そんな意識を持つだけでも、目標への一歩を踏み出すことになって、やがてはそれが大きな違いを生み出すのです。 男性の方が自分の人生をコントロールし易い反面、自分が決心して それに向かって行動を起さなければ 何も起こらないケースが多いのです。 したがって、「今の仕事を続けながら、これから自分がやりたいことを見つける」と考えていたら、あと5年経っても、10年経っても その延長線上の展開しか望めない可能性が大です。
女性は夢がある男性、目標に向かって努力している男性、何かに情熱を注いでいる男性に惹かれますし、 それを支えてあげたいと思ってくれる女性こそが、男性に生涯愛情を注いでくれる存在ですので、 そういう女性を惹き付けるためには、Hさんがしっかりとした人生の目標を掲げる必要があると思います。

話を理想の相手像に戻せば、アメリカ人の多くが ”自分のベスト・フレンド”同様に挙げるクォリティに ”Always be there for me”というものがあります。
これは物理的に自分の傍に居て欲しいという意味ではなくて、「自分が心の支えや安らぎを必要としている時に それを与えてくれる存在」という意味で、 自分をサポートしてくれる信頼出来る相手ということになります。 そしてそんな相手には、誠実さや人間としての暖かみが不可欠です。

でも女性が求める男性像を把握したところで、Hさんが強烈に惹かれたり、魅力を感じる女性に出会わない限りは 安定した恋愛関係は望めないというのが私の考えです。 Hさんが 追いかけてでも交際したいという相手が現れた場合は、たとえ最初は相手が乗り気でなくても、 ストーカーだと思われない程度にアプローチを続ければ、交際に漕ぎ着けられるケースは多いのです。 それほど女性の愛情というのは徐々に育つもので、最初は「変な人」と思った人と 付き合ったり、結婚している女性は非常に多いのです。
ですから、好きな人にめぐり会ったら 相手が示したリアクションなどを心配したり、 誘いを断られるのを恐れずに、女性の気分が良くなるようなアプローチを続けるべきなのです。 ルックスの良し悪しに関係なく、モテる男性というのは リジェクション(断り)を気にかけず、 常に堂々とユーモアやウィットを忘れずに振舞える人です。 また特定の女性にだけでなく、全ての女性に対して紳士的に振舞う姿というのも女性の心を打つものです。

デート・サイトやアプリで何度もデートが出来るHさんは、魅力的な男性でいらっしゃると思いますが、 相手の望む男性像を知って、それに近づく努力をするよりも、相手の気持ちを自分に向けること、その努力を喜んでしたくなる相手に出会うことの方が 大切です。
でもオンラインやアプリを通じてのデートは、前例が増えれば増えるほど、 相手を知る以前に経験や偏見で判断してしまうようになりがちなので、場数を踏むことが必ずしもプラスにはなりません。
ですからデート運がスランプな時は、しばらくオンラインやアプリで出会うデートからブレークして、 お友達から女性を紹介してもらう場合も、グループで友達として出会う機会を作ってもらう方が良いかと思います。

Yoko Akiyama

追記:
このコーナーは2012年11月からスタートしましたが、程なく Cube New Yorkのウェブサイトの中で最もアクセス数の多いページになりました。 そうするうちに 特にここ1年ほどの間に頂くようになったのが、「詳細を説明すると自分のIDが分かってしまうので、 サイトに掲載されない形でアドバイスが受けられないか?」、もしくは「NYに行った時にアドバイスを直接受けられないか?」といったお問い合わせでした。
これまでは、一部の例外を除いてはそれらへのアドバイスはご遠慮していましたが、 今後は、少しずつそういったリクエストにお応えしていくことにいたしました。
その場合は、Will New Yorkでご提供しているレクチャーやクラス同様の有料セッションとなりますが、 日本在住の方のためにはスカイプなどで、NYにいらした方のためには直接お会いしてお話させて頂きます。 私自身も、一方的にメールで状況をご説明いただくより、こちらからご質問をして そのインターアクションから 分析してお答えしたいケースがとても多いので、Q&ADVのコーナーより 更にパーソナルなご対応をさせて頂けると考えています。
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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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