June Week 4, 2016
★ "Suffering From Adult Acne "
アダルト・アクネで耐えられない苦しみを味わっています


Yoko Akiyama様
10年近くCube New Yorkのサイトを愛読しています。
このコーナーはスタートしてから、一度も欠かさず読んでいます。 中には何十回も読んだアドバイスもあります。 毎回とても的確で、表面的ななぐさめとか 気おさめではなく、親身なアドバイスをされているYokoさんを尊敬しています。
いろいろな方達が自分と同じようなことで悩んでいるご様子を親近感を持って読ませていただきながら、 Yokoさんのアドバイスを自分への言葉と思って受け止めてきました。
私がYokoさんにアドバイスをお願いしようと決心したのは、自分ではどうにもならない問題に直面してしまったためです。 御忙しいと思いますが、私にもアドバイスをお願いします。

私が悩んでいるのは アダルト・アクネです。最初はただのアクネだと思ってきた問題が、 段々と精神的な悩みに変わってきました。
まず第一に、自分でやってはいけないと思いながらも、アクネを潰してしまいます。触らずにはいられません。 皮膚科の先生にも、アクネを潰している限りは治らないと言われて、今日こそは潰さないようにしようと思うのですが、 潰した直後に平らになるような気がするのと、自分の中の毒素を出したいような気がして触ってしまいます。 アクネがどうしてこんなに酷くなったか、自分でも分かりません。私はもう30歳を過ぎているので、まさかこの年でアクネがこんなに酷くなるなんて 夢にも思ってみませんでした。
自分の肌を見ているだけで落ち込んでしまうのですが、アクネを潰さずにいられない自分、コントロールできない自分には本当に情け無い思いで一杯です。

このアクネのせいで 今は対人恐怖症みたいになってしまって、外に出るのも、人に会うのも嫌で、 アクネだらけの肌を見られるのが嫌で、人と目を合わせることもできません。 ただでさえ、辛い思いをしているのに友達には「どんどん酷くなるわね」とか、 「肌荒れもスゴイけど、顔が腫れて大きくなってきてるみたい」と言われて。 悔しくて、眠れない思いをします。 こんな肌になって、楽しい思いをしている人なんて居るはずが無いと思わないのかと、 無神経さに腹が立ちます。

いろいろな治療薬を処方してもらったり、アクネ用のフェイシャルやレーザーもしてもらいましたが、 一向に良くならないどころか、どんどん酷くなっていくだけで、このまま一生アクネの酷い肌で生きるのかと思っただけで、 涙が出て、叫びたくなります。医学では治らないような気さえしています。
何かアドバイスをしてもらえないでしょうか? すごく悩んでいるので、よろしくお願いします。
これからもずっと応援しています。

-Y-




私もかつてアダルト・アクネで何ヶ月も悩んだ経験があります。 ですので、Yさんがどれだけ辛い状況でいらっしゃるかは手に取るように理解出来ますが、 その時期に私は 一生の教訓を幾つも学んだと思っています。

私の場合、アダルト・アクネの問題を抱えたのはニューヨークにやってきてから3年目で、当時は未だ雑誌社に勤めていました。 Yさん同様、どうして単なるアクネがそんな深刻な問題になってしまったかは思い出せないのですが、 私も負の連鎖のような悪循環を繰り広げました。 鏡を見てしまうと、どうしてもアクネを潰したくなって、潰した後は凄く後悔をしてアクネ・バクテリアの繁殖を防ぐために不必要な洗顔をして、 その後アクネ治療プロダクトをたっぷりつけていましたし、日中はアクネを隠すためのコンシーラーやファンデーション、パウダーをたっぷり使うという状態でした。
途中からは、メーク・プロダクトで有名なトリッシュ・マケヴォイのご主人が経営する5番街の皮膚科に通って、 パンパンに張ってコブのように盛り上がったアクネを注射で潰してもらったり、”アキュテイン”を含む とても強い薬を処方されて、その摂取を続けていましたが 一向に良くなることはありませんでした。

私もYさんのように、オフィスの仕事仲間から嫌がらせめいたことを言われて、本当に気が滅入ってしまいましたが、 「信じられない、どうしたらそんな風になるの?」とか、「私だったら外に出られない」など、 その時に言われた言葉は 今でも声のトーンまではっきり覚えていますし、それを言った本人達には肌が完治した時点で、 「あの時に貴方達が言ったことは一生忘れない!」と宣言したほど 酷いと思いました。
その時に「人が苦しんでいる時に あんな酷いことが言える人とは友達付き合いなど出来ない」と感じましたが、 事実、私には長年の友達は何人もいますが、そういったことが言える人は 特に仲たがいなどしなくても 交友関係から自然消滅していくものです。 なので そういう人達は 教訓を学ばせるだけのために 私の人生に登場した人々なのだと考えるようになりました。

私にとって悪化する一方のアクネのターニング・ポイントとなったのは、皮膚科に出かけるたびに、どんどん強い薬を処方されて、 その結果、肌がどんどん敏感になる一方で、頭がおかしくなるのでは?と思うほど 強迫観念だけが高まっていることを自覚した段階でした。 アクネそのものは 原因不明でしたが、アクネの悪化のプロセスは自覚していたので 「同じことを続けていたら、もっと酷くなるだけ」 という強い危機感を覚えたので、それまで続けていたことを全て止めて、自力で治す決心をしました。
その時点で 処方箋薬を全て破棄して、ドクター・アポイントメントもキャンセルし、毛穴を塞いで アクネ・バクテリアを増やすだけの コンシーラー&ファンデーションの使用、不必要な洗顔、アクネ用スキンケアの使用さえも止めました。そして肌に一切の刺激を与えない& 決してアクネに触れないこと、何より 「最低1週間は決して鏡を見ない」と決心しました。

それを実行して3日も経たないうちに、何か身体から毒素が抜けていく思いを味わうようになって、 1週間が経過する頃には、自分でも驚くほど肌が改善されてきましたが、その頃には 自分に自信が持てるようになってきたことを感じました。 それからは アクネが改善の一途を辿ることになりましたが、その段階で二度とこんな思いをしたくないと思ったので、 食生活をクリーンアップして、エクササイズを始めることにしました。
それまではニューヨークに来てからというもの、食べたい物を食べて、運動らしい運動と言えば、時々テニスをする程度でしたが、 「こんな肌になったのは身体が何らかのSOS信号を発していたに違いない」と思い、それ以来ジムに通い始めて、低脂肪ダイエットをスタートして、 その後 体重を9キロ落とすことにも成功しました。

今から思えば、あの肌荒れが無かったら 私はエクササイズや食生活への気配りも怠っていたかもしれないと思いますが、 それ以上に アクネだらけの顔だった私に対する周囲の反応や対応を見て、自分が日頃深く考えずに ただ付き合ってきた周囲の人々が 本当はどんな人なのか、そして誰が本当に人の心の痛みが分かる優しい人なのかを毎日の言動や、視線の動きなど、 様々なことから学ぶことになりました。
特に私の肌荒れが同情すべき状況ではなく、優越感に浸れる状況になっている人については、 日頃は見せない野心やジェラシーが強く読み取れましたし、 同情しているような素振りでも陰では辛らつな事を言う人が居た一方で、 思わぬ人から優しさや心使いを感じたのを覚えています。

それ以外にも 私がアダルト・アクネで悩む経験をしたことが決してマイナスではなかったと感じているのは、 自分と同じ思いをしている人達を 精神的に救ってあげられたことでした。
私自身が苦しんでいた時に、一番心の慰めになったのは 実際に自分と同じようにアダルト・アクネで苦しんだ人が話してくれた経験談でした。 なので 肌荒れで悩んでいる人には 必ず私の経験談を語って、勇気付けてあげるようにしていますが、 後から 「鏡を見ずに、他人や薬に頼らずに自力で治すように」という私のアドバイスの通りだったと言ってくれた人が既に何人もいます。 また「そういう時ほど、自分の周囲の人間の人柄が良く分かる」というのもその通りだと言われます。
私は、そうした人達にも 自分の周りで同じ思いで苦しんでいる人がいたら、自分の経験談を話して励ましてあげるように薦めていますが、 辛い経験も そうやって生かせば、良い教訓や人生の勉強になるだけでなく、人を助けてあげることが出来るということが、 特にアクネの問題を通じてよく分かりました。
したがってあの経験が無かったら このコーナーも誕生していなかったとさえ思います。

なので、Yさんもまずは鏡を見ないようにして、その代わりに自分がここで何を学ばなければならないのかにフォーカスして1週間ほどを過ごしてみてください。 一度ターニング・ポイントを見出せば、アクネはどんどん改善しますし、そこで自信を取り戻せばきっとYさんは以前よりもずっと強く、 優しい人間に成長する事と思います。
そうすればその後にはきっと良い事が待っていることは 私が保証しますので、頑張って1週間トライしてみてください。
NYから Yさんが美しい肌と Happy な日々を取り戻すことをお祈りしています。

Yoko Akiyama

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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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