July Week 2, 2013
★Diet Frenemy ?


いつも楽しくサイトを拝見しています。
特にダイエットや、ビューティーの記事や、秋山さんの健康やエクササイズに関するコラムをとても参考にしていて、 2年ほど前には 秋山さんの過去のコラムを何度も読んで 励まされながら、 チリバーンを摂取して、2ヶ月で5キロのダイエットに成功しました。
秋山さんがコラムで書いていたように、体重を落とすというのは最も手っ取り早く 幸せになる方法だといういうのを実感しましたが、 昨年末に出産したために、せっかく痩せた体重が元に戻ったというか、前よりも重たくなってしまいました。
授乳で痩せるかと思っていたのですが、思ったほど体重が減らなかったことから 夏を迎えるに当たって またダイエットに取り組もうと 思ったのですが、同僚の妨害(?)で 出鼻をくじかれてしまいました。

2週間前まで 1週間近くダイエットを続けたのですが、私のお弁当を見て、職場の同僚が「それしか食べないの?」、 「身体に悪いんじゃない?」などと言ってきて、「ダイエットを始めたら、顔色が悪くなったみたい」とか、私がちょっと疲れた様子を見せると 「アレしか食べなかったら、エネルギー不足でも仕方ないわよ」と、まるで食べなければいけないような事を言って来ました。
それでも月曜から始めたダイエットを金曜まで頑張って続けていたのですが、金曜の午後になって クライアントからのケーキの差し入れを私のデスクに持って来て「ちょっとだけ食べない?」、「このくらいだったら大丈夫でしょう?」、 「ここのケーキ、絶妙に美味しいから ダイエット中でも絶対食べた方が良いわよ」と熱心に勧めてきて、 意思が弱い私も悪いのですが、その同僚の熱意と美味しそうなケーキの誘惑に負けて食べてしまいました。

そうしたら、それが引き金になって せっかく1週間続いたダイエットが挫折してしまって、先週は逆に食欲をコントロールするのに 日頃以上に苦労しました。 今でもケーキを勧めてきた同僚のことを考えると、イライラしてしまいます。
彼女は166cmで、48キロくらいで とても痩せていて、痩せの大食いなのです。 私は太りやすい体質で、食べた分だけ太ってしまいます。 職場の同僚には、私のような太る体質の人のダイエットの苦労など、分からないのだと思います。

ふと考えると、彼女が別の同僚が痩せてキレイになったのを褒めていたことがなくて、 過去にダイエットを試みた職場の仲間も、「彼女は人がダイエットをしていると邪魔しようとする」と言っています。
でも、彼女に限らず ダイエットをしようとすると、母や姉、友達が「今日だけは特別!」とか、 「ダイエットは休息日が無いと続かない」などと言って 食べるように 勧めてくることは珍しくありません。
秋山さんならば メールの内容からお察しが付くと思いますが、私は意思が強いタイプではありません。 誘われたり、勧められると弱いタイプで、その時は「このくらいなら、いいか!」と思って食べてしまって、 後から後悔することが何度もあります。 それと、「XXXちゃんが食べないと、つまらない」などと、食べるように励まされる(?)と、 食べてしまうところもあります。
ですから周りにダイエットを妨害する人が居ると、ダイエットの成功確率がとても低くなってしまうように思います。

秋山さんは、断食までされたとのことですが、どうやったら 食欲だけでなく、周囲の誘惑を 取り払うことが出来るのでしょうか?どうやったら、ダイエットが成功し易いでしょうか?
何か 良い方法とか、対策があったらご伝授いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。 これからもコラム、特にビューティーやダイエットの関連の話題を楽しみにしています。

−R−







まずは、Rさんご出産おめでとうございます。
以前、コラムにも書いたことがありますが、出産やハリウッド・スターの役作りのように 特別な状況で増えた体重や、短期間の大食で増えた体重は、 早いうちに対処すれば 生まれた時から肥満体質の人の体重よりも 遥かに落とし易いので、 今の時点で、ダイエットに取り組むのはとても良いことだと思います。

私はダイエットを趣味にしていると言っているほどなので、何度もダイエットをトライする間に 周囲の様々なリアクションを見てきましたが、Rさんがおっしゃる通り 世の中には 誰かがダイエットをしていると聞くと、食べることを勧める人は少なくありませんし、 自分の方がよほど痩せていても 「痩せる必要なんて無いのに・・・」と言ってきたり、「身体に悪そう…」等と、 ネガティブ系のコメントを言う人も少なくありません。
「ダイエットしているんだ。偉〜い!」というのは、もっぱら無関心な人のコメント。 「貴方が痩せたら、私もやってみるから、痩せたら教えて!」と言う人も居ますが、 これはニュートラルなように聞こえるものの、言い方によっては 見下し目線のリアクションです。
もちろん ダイエットに協力的な人も居ますし、 興味を示して、一緒に始めようという人も居ます。

いずれにしても、誰かがダイエットをして痩せようとしている時に、水を差すようなことを言う人、 ダイエットをしているのを承知でケーキを勧めたり、「ちょっとだけ・・・」、「今日一日だけ解禁日」というような 挫折に繋がる誘惑をしてくる人は、フレネミー系が多いというのが私自身の経験だけでなく、 他人のダイエットを見ていて思うことです。
そもそも、よほど最初からガリガリに痩せていない限りは、女性でも男性でも、体重が落ちれば スタイルが良くなって 顔が引き締まって、ルックスが向上しますし、ダイエットが上手く行っている人というのは 往々にして毎日を ハッピーに過ごすようになります。 でも友達が そんな風にハッピーで グッドルキングになるより、 自分より太っていて、自分が食べたい時にケーキでも、何でも一緒に食べてくれる方が良い と 内心、もしくは、 オープンに考えている人が 特に女性に多いというのは、世の中一般的に認識されている事実です。

ダイエットというものは、実際に体重が減って、目に見えてスリムになってくると、 どうやって痩せたのかを 周囲が知りたがるだけでなく、 ポジティブな注目を集めるようになるので、 その段階になれば、もうネガティブなコメントや、挫折を促すようなお誘いをする人は居なくなりますし、 居たとしても ひがんでいるようにしか見受けられないのが実情です。

もちろんその段階に達するためには、ある程度体重を落とさなければなりませんし、そのためには強い意思が問われる場合も多いですが、 Rさんのように 自ら「意思が弱い」という自覚をお持ちの方に私が薦めるのは、 ただ漠然と、カロリーや食べ物を減らすのではなく ダイエット・プログラムに沿って減量をすること、そしてそれにお金を払うことです。
前回Rさんが5キロの減量に成功した際、チリバーンを摂取していたように、 サプリや、ダイエットのコンサルテーションなど、何らかのものにお金を払って、 「お金を払っている分、 頑張らなければ」 という プレッシャーを自分に与える方が、 「失敗しても、失う物が無い」というダイエットよりも 遥かに成功率が高いのです。

ダイエットはどんなプログラムを選んでも、 成功と挫折の分かれ目となるのが 精神状態です。 同じプログラムをこなしていても、苦しくて続けられない時もあれば、 楽に あっという間に 体重が落とせることもあります。 これは身体のコンディションよりも 心の持ちように因るものなのです。

例えばアメリカでは、ウェイト・ウォッチャーズというダイエット・プログラムがもう何十年にも渡って ドル箱ビジネスとなって、「減量及び、落とした体重の維持に最も効果的」との評価を得ていますが、 ウェイト・ウォッチャーズのプログラムで最も重要な部分になっているのがカウンセラーンよるサポート・システム、 及び他のメンバーとの交流&情報交換の場となる定期的なミーティングです。
これらで 家族にも話せないダイエットの悩みを聞いてもらったり、減量で苦しんでいるのが自分1人ではないことを 実感することで、精神的な救いを得ることが ウェイト・ウォッチャーズの減量を成功に導くポイントであることは、 アメリカでは深く認識されていますし、その後登場した 多くのダイエット・プログラムが サポート・システムを 導入しているのも、ダイエットの成功が精神面に掛っていることが立証されてためです。

ですから、何らかのプログラムにお金を払ってダイエットに取り組むこと、そしてそれを成功させるために サポートしてくれる人が居る、もしくは誰かを好きになって 「その人の愛情を勝ち取るために、 痩せてキレイになりたい」 というようなモチベーションを得ると、ダイエットは成功の確率が大きくアップします。 もし好きになった人がダイエットをサポートしてくれた場合は、それに更なる相乗効果が加わることは言うまでもありません。
そういう状況になれば、食欲を抑えるのは難しいことではありませんし、 周囲が何を言おうと、目的遂行のために自然体で頑張ることも出来るかと思います。

ダイエットについて 周囲が口を挟んでくるような環境にある場合は、ダイエットをしていることを宣言せずに プログラムを遂行する方がベターかもしませんし、さもなくば医学的な理由をでっちあげると、 さすがに妨害工作は無くなるようです。
私のアメリカ人の友達は、ヴァージニア州にあるオフィスに出張に出掛ける度に、 ブレックファスト・ミーティング中にドーナツを勧められ、その調子で 昼も夜も たっぷり食べさせられて、 必ず太ってNYに戻るのに嫌気が差して、ある時を境に 「医者にコレステロール値を下げるように言われた」と ヴァージニア・オフィスのスタッフに話したところ、その後は 彼女が ブレックファスト・ミーティングで 何も食べず、 コーヒーだけを飲んでいても 誰も 何も言わなくなっただけでなく、 その場に彼女が日頃から食べているフルーツやヨーグルトを持ち込み易くなったとも言っていました。
「ダイエットをしている」というと邪魔をしたがる人でも、医学的な理由を掲げられると、さすがに邪魔は出来ないようです。
私が実践した断食にしても、大腸内視鏡の再検査のために行なっていたものですが 、検査の度に500ドルが掛るという状況は、 自分自身の金銭的なプレッシャーにもなっていましたが、周囲のサポートを得るのにも大きく役立っていたのが実情です。

更に私が考える ダイエット成功の秘訣は、無理なく続けられるプログラムを選んで、とにかく続けること。 エクササイズで痩せようとしないことです。
エクササイズは、体重の維持や 体重の減少が小康状態になった場合の 更なるウェイト・ロスには 役立ちますが、特にヨガのように 燃焼カロリーが少ないエクササイズだけで体重を落とすのは、かなり難しいと思います。 それどころか 「運動をしているから、このくらい食べて大丈夫」と燃焼カロリーを過大評価して、逆に太ってしまうケースも少なくありません。
個人的な意見では、最初はダイエットだけに集中して 少し痩せてきてからエクササイズを取り入れる方が、 エクササイズのモチベーションも、減量成功の確率も高まるように思います。
一度痩せ始めると 身体が軽くなるので、エクササイズがし易いですし、減量の効果を実感すると エクササイズを楽しく行なうことが出来るのです。 最初から「エクササイズをして、ダイエットもして・・・」というハードなプログラムを組んでしまうと、よほど固い決意が無い限りは、 挫折してしまう可能性が高まります。

私は ダイエットが如何に大変かを熟知しているので、友達がダイエットをしていたら必ずサポートをするようにしていますし、 友達がダイエットをしていると知りつつ、ケーキを勧めたりはしませんが、 それでも 気を許して食べて太ってしまった友達の姿を思い出して、自分の食欲を抑えたことは何度もあります。 その意識の背景には、私も太りやすい体質なので 「気を許したら 他の人より太る」という気持があります。
私自身は 「体重なんて気にしない」という友達と食事をするよりは、 食べ物や外観に気をつけている友達と食事をする方を好みますし、 もし友達が体重を落として キレイになったら、自分も頑張ろうというモチベーションになるので、 痩せて美しく、ハッピーな友達が周囲に居る方が 自分自身も ベターになるという考えの持ち主です。
実際に 私は仲の良い友達との会話の中で、サプリやエクササイズ、ダイエットに関する情報交換をすることが多いですが、 そうやって同じ関心事をシェアできるからこそ、仲の良い友達で居られる部分も大きいと思います。

世の中には、人が頑張っていたら 自分もいっしょに頑張ろうという相乗効果の関係もあれば、 頑張っている人を もぐら叩きのように 叩いて、お互いに向上心が殺がれていく関係もあります。 これはダイエットだけでなく 全て共通して言えることなので、 ダイエットを通じて人間関係のいろいろな側面が 見えてくるかと思います。 また 頑張ってダイエットに成功すれば、それまで自覚していなかった自分の強さにも 目覚めるかもしれません。

さらに言えば ダイエットは1日、2日挫折しかけても、諦めずに軌道を戻すことによって、サクセスへの道を歩み続けることは十分可能です。
挫折しかけた時に 自暴自棄になって食べてしまうか、頭を切り替えて再びダイエットに専念するかは、 職場の同僚の差し金ではなく、あくまでRさん個人の意思と決断で決まるのです。
Rさんは、「意思が強い方ではありません」と 書いていらっしゃいましたが、強くないと感じて それが良いことではないと自覚している場合、 強くしようという努力をしなければ、この先も 「自分は意思が強くないから・・・」と、様々なことで諦めたり、妥協したり、周囲に翻弄されることになってしまいます。
ダイエットは、前述のように身体だけでなく、心の改善でもあります。 心と身体が改善されれば、必ず生活が向上します。
CUBE New York がダイエット商品に力を入れているのは、ダイエットで健康だけでなく、生活の向上が可能だと 信じている部分も大きいのです。
ですから、体重を数キロ落とす ということも大切ですが、 自分の生活全般を向上させるという もっと大きな目的のために、焦ることなく 自分のペースでダイエットに取り組んでみることをお薦めします。
Good Luck!!

Yoko Akiyama



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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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