July Week 2, 2014
★ Remember My B-day & Anniversary!
夫に誕生日と結婚記念日を祝って貰うためには?


Yoko Akiyamaさま、
いつも、このコーナー、キャッチ・オブ・ザ・ウィーク、フェイバリット・オブ・ザ・ウィークを欠かさずに読んでいるこのサイトと 秋山さんの大ファンです。
ずっとご相談しようか、迷ったのですが、勇気を出してメールをすることにしました。 下らない質問で申し訳ないのですが、もしお答えをいただけたら、すごく光栄です。

結婚して5年になりますが、主人は私の誕生日や、結婚記念日をいつも忘れています。
私の周囲は、ご主人がレストランの予約を取って、お誕生日や結婚記念日をお祝いしたり、 クリスマスにもご主人がちゃんとプレゼントをくれるようなカップルが多くて、 私は 友達とそういう話題になっても、何も自慢するようなエピソードがありません。
主人は、そんなに細かいところまで気が付くタイプではないので、それで仕方ないのかと思った時期もありました。 でも、今年は私の誕生日をさりげなく言っておいたのに、やっぱり忘れていて、そのせいで 主人に全く構われていないような気分になって、 何故か今年の誕生日は涙が出てしまいました。

プレゼントを買ってくれなくても、せめて「誕生日おめでとう」くらい言って欲しいというのが私の気持ちです。 決して贅沢を望んでいる訳ではありません。
友達は、ご主人にブランド物のプレゼントを頼んだのに、色をご主人が間違えたので、「自分で取替えに行かなければならなかった」なんて 愚痴っているのですが、私はそんな状態が羨ましてたまりません。
どうしたら 主人が 誕生日や、結婚記念日を覚えていて、何かをしてくれるように出来るでしょうか?

私がこんなことを気にするのが悪いのかも知れませんが、だんだんと こんな些細な事の不満が毎年大きくなっているのを感じています。 別にそれが原因で離婚しようなどとは思いませんが、毎年、本当ならお祝いしているはずの 誕生日や結婚記念日で落ち込むのはもう嫌なんです。
何かアドバイスをしていただけたらと思います。

−M−





私も10年以上前に、ヴァレンタイン・デイやアニヴァーサリー(記念日)、ホリデイを一切祝わないという主義のボーイフレンドが居ましたが、 Mさんのご主人のように忘れていらっしゃるのではなく、「祝わない」というポリシーを打ち出していたので、かなりの厄介者でした。

Mさんのメールを拝見していて、気になったのは Mさんがご主人のバースデーには 何をして差し上げたのかという エピソードが登場していなかったことです。 もし、Mさんがご主人のバースデーを きちんとお祝いをしているのに、ご主人がMさんのバースデーを忘れてしまっているのであれば、 涙を流しても当然だと思います。しかしながら Mさんもご主人のバースデーに 何もしていないというのであれば、 ご主人と同罪と言えます。

ご自分のバースデーをご主人にお祝いして欲しいと思ったら、まずご主人のバースデーをお祝いして、喜んでもらうことが ファースト・ステップです。 ご主人は「細かいことに気付かないタイプ」 とメールに書いていらっしゃいましたが、 そういうご主人であるのなら、尚のこと Mさんが「私たち夫婦間では、誕生日はこうやってお祝いするもの」というような 前例を作って、ご主人もそれに従ってくれるように仕向けなければなりません。
細かいことに気付かないタイプと知りつつ、ご自身のバースデーをさりげなく ほのめかしただけであれば、 ご主人がMさんのバースデーに気付かなくても当然のように思います。 5年も夫婦関係を続けて、お互いの性格が分かっているのですから、あえて期待できない手段でアプローチをして、 それが上手く行かなかったからと落ち込むのは、ご自分で不幸の種を蒔いているようにさえ受け取れてしまいます。

結婚記念日にしても、この日はお2人にとっての記念日なのですから、ご主人が何かをして下さるのを待たなくても、 お2人で食事を計画したり、毎年記念撮影をするなど、何か心に残ることを一緒にプランすれば良いのです。 メールで拝見した限りでは、Mさんはイニシアティブを握ろうとはせずに、細かいことには気付かないご主人のアクションを待っている という印象ですが、それでは毎回期待外れに終わってしまっても不思議ではありません。
Mさんのお友達とて、そのご主人がレストランに連れて行ってくれたり、プレゼントを買ってくれたりするのは、お友達が日ごろから 積極的に「次の誕生日には、このブランドのコレが欲しい!」とか、「次のバースデーは あのレストランに行ってみたい!」 というようなリクエストをしているからこそ、それが実現しているのではないかと思います。

私が知る限り、女性側が洗脳したり、教育したりすること無く、バースデーや結婚記念日を望み通りにお祝いしてくれる男性というのは、 残念ながら、そうそう存在しません。 なのでご主人が他の男性に比べて、特に何もしてくれない訳ではなく、 Mさんが受身であリ過ぎるの事が この状況の問題のように思います。
自分で手に入れたいものがあったら、夫婦間でも職場でも、家族や友人関係でも 自分からアクションを起こして、 手に入れる努力をしなければなりません。待っているだけでは何も起こらなくても文句は言えないのです。

前述の私のボーイフレンドの場合は、私が教育して、ユダヤ人なのに 仏教の私にクリスマス・プレゼントを持ってこさせるまでに至りました。(ユダヤ人は ハヌカはお祝いしますが、クリスマスはお祝いしません。また仏教なのにクリスマスを祝うというのは、ユダヤ教徒やクリスチャンから見ると 不思議であるようです。)
この教育とは何かと言えば、何ヶ月も前から誕生日やクリスマスのプレゼントを何にするかを2人で話し合ったり、何処のレストランに行くかを ニューヨーク・タイムズのレビューを読んで考えたりということでしたが、もちろん彼のバースデーのプレゼントも、そうやって2人で話し合って決めました。

思い出になるようなイベントをすることは、カップル間ではとても大切なことですが、それは幸せな時よりも、 関係が難しくなった時を乗り切るために必要になってきます。 どんな夫婦間にも、さまざまな危機や難しい局面が必ず訪れますので、そんな時期を乗り切るためにも、 お誕生日や結婚記念日、クリスマス、ヴァレンタインといった機会を、2人にとっての思い出作りに利用するべきというのが私の考えです。

ご夫婦間のアニヴァーサリー(結婚記念日)の場合、毎年何か同じことをする習慣をつけると、 それが夫婦間の絆になると同時に、振り返る度に良い思いでにもなるようです。
お金を掛けたり、遠くに出かけたりしなくても、記念になることを毎年するだけで良いのです。 それは続けて行けば 行くほど、ロマンティックで意義深い思い出になって行きますし、 ブランド物のプレゼントよりも ずっと価値のあるものになると思います。

私の友人夫婦は、「結婚記念日の度に 初めてデートした時に出かけたレストランに行く」と言っていたので、 何処かと思ったらニューヨークの老舗のピザ屋でした。 でも、毎年そこで食べるピザの味が最高なのだそうで、お店の人にも覚えられていて、毎年一杯は店のおごりだそうです。

最後に、もしご主人がお誕生日をお祝いしてくれたり、結婚記念日に何かをして下さるようになった場合には、 心の底から喜びを表現して、感謝の気持ちをしっかり伝えることも忘れないでください。
ギフトの貰い上手は、喜び上手な人です。贈った人が「あげて良かった!」と思うような喜び方が出来る人は、 ギフトを頻繁に受け取れる人なのです。 これは大袈裟に喜ぶという意味ではなく、本当にそのギフトによって幸せな気持ちになったことを 正直に伝えることが大切です。
このことは ご主人に対してだけでなく、Mさんに有形無形のギフトを下さる方、親切にして下さる方、思いやりを示して下さる方たちに対して、 必ず実践して頂きたいと思います。

Yoko Akiyama



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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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