Aug. Week 1, 2016
★ "How to Attract Presentable Man? "
寄って来る男性の質が悪いと友達に言われます


Yoko Akiyama様、
こんにちは、いつもサイトの更新を楽しみにしている読者です。
今アメリカに住み始めたばかりで、アメリカに来ることが決まってから友達がこのサイトを教えてくれました。 以来、Yokoさんのコラムやこのコーナーは欠かさずに読んでいて、バックナンバーも遡って全て読んだと思います。 こちらに来てホームシックになりそうな時に、キューブさんのサイトほど心を励まされるものはありません。 ありがとうございます。
私からもアメリカ生活、ニューヨーク生活が長いYokoさんに是非アドバイスして頂きたいことがあります。

私はアメリカに来てから アメリカ人の友達が未だ殆ど出来ないこともあって 男性に声を掛けられると、英語の勉強のためと思って 会話をすることが多いのです。 初対面の人でもフェイスブックやインスタグラムのアカウントを交換して、 ストーカーになる心配などせずにコミュニケーションが取れるので、何となく繋がっているうちに、 食事やドリンクに誘われて、出掛けることもあります。
でもアメリカに長く住む友達に言わせると、そういう男性は質が悪いのだそうで、 「典型的なアジ専(アジア人女性専門)」とか、「旅行者狙い(アメリカ人女性に相手にされない)のルーザー」だと言われてしまいます。 そう言われてみると その人達と話していると、以前のガールフレンドが韓国人だったとか、日本人だったとか、 友達が日本人と付き合っている、日本語を勉強しているといった話が必ず出てきます。
あと 声を掛けてくる文句は違っても、話を始めると 必ず「どこから来たの?」「何時まで滞在するの?」とか「何時来たの?」とか、 旅行者扱いをされて、私の英語が下手なので仕方がないのですが、 確かに旅行者を引っ掛けようとしている形跡もあります。

せっかくアメリカに住んでいるので、アメリカ人男性とお付き合いしたいのですが、少し前にも友達のホームパーティーに招待してもらったのに 素敵な男性とはぜんぜん会話が続かなくて、ちょっとオタクっぽい男性がスタートレックとか地ビールの話をするのを聞かされ続けて、 あとから友達に「ああいう時は早く逃げ出さないと」と言われてしまいました。
素敵な男性と話が続かないのは、何を喋って良いか分からないのと、自分があがってしまうからだと思うんですが、 相手もあまり一生懸命しゃべってくれようとはしないから、ますます自信がなくなってしまいます。
喋ってくれる男性は、私があいづちを打っているだけで 相手が一方的に喋っているだけで私は面白くありません。 でも知らない人ばかりのパーティーで1人で立っているよりマシなので、分かっているふりをして、愛想笑いをしながら聞いている感じでした。 帰り際に その人に電話番号を聞かて 仕方ないので教えてあげたら、 後から食事に誘われて 出て行くことになってしまい、 ますます友達に「男性の質が悪い」という目で見られてしまうことになりました。

アメリカに来てからは、心がときめくようなデートを全然していなくて、 オシャレをして出かけたいようなデートの経験がありません。 相手にときめかないだけでなくて、出かける場所もファッショナブルなレストランとかに誘われたことがなくて、 私が今まで男性に誘われて出掛けたレストランを言うと、最初は私をかばってくれていた人でも 「それはヒドイ!」とか言って、 やっぱり私に寄って来る男性の質が悪いのかと思ってしまいます。
そこでYokoさんにご相談したいのは、 どうしたら旅行者と間違えられたりせずに、 アメリカ人のイケメンとは言わなくても、まともな男性とデートをして、トレンディなレストランとかに連れて行ってもらえるようになれるでしょうか?
日本人の友達でどう見ても私より可愛いとは思えない女の子が、イケメンのヒスパニック男性とデートしていますし、 アメリカに長い友達も「ルックスよりも セクシーさや魅力」と言うのですが、 実際にどうしたら良いかが分かりません。
Yokoさんの経験から何かアドバイスをしてもらえるでしょうか? よろしくお願いします。これからもずっと応援していますので、頑張ってください。

- M -




確かに私もアメリカに住み始めた頃の方が、道を歩いている時とか、ブックストアで時間つぶしをしている時などに 男性が寄って来るケースが多かったように思いますし、日本人を含むアメリカ人以外の知人も同様のことを言う人が多いように思います。
それは恐らくスキがあって、キョロキョロしているからだと思うのですが、男性というのは 女性とは全く異なる嗅覚を持っていて、そういう女性を探している男性は直ぐにそのレーダーで獲物を探知するように出来ているようです。 確かにその頃は、私も英語が下手だったので「何処から来たの?」という質問はよくありました。 NY生活が長くなった今となっては「Where are you originally from?」と尋ねられるようになりましたが、 日本人のルックスをしていたら、英語の能力やアメリカにどのくらい住んでいるかは別として「Where are you from?」という質問は 会話を進める上で 尋ねられるのは当然だと思います。 特にニューヨークのような街だと、誰もが何処か別の州や別の国から来ているので、旅行者でなくても「Where are you from?」という質問は アメリカ人同士の初対面の会話にも付き物です。

でも 確かにアメリカに来て日が浅いアジア人女性を専門に狙っている男性というのは、 自分に自信がない男性が多いと言われる傾向にあります。 そういう男性に限って「アジア人女性は大人しい、男性に従う」というイメージを信じていますし、 特に女性側が英語が上手く話せない場合、遠慮をしたり、英語の間違えを恥かしがったりするので、 そんな様子から自分の優位を感じるようで、アプローチ1つにしてもアメリカ人女性に対する場合よりも 自信を持った 積極的な話しかけ方になったり、アメリカ人女性だったら顔をしかめるようなジョークで声を掛ける場合も多いようです。
でもそういった裏づけの無い自信は、言葉が話せなくても徐々に女性には分かってくるので、 徐々に彼らのことが お友達が言うような「ルーザー」に見えてくるのは仕方がないことかも知れません。

もしMさんが結婚相手になるような男性にめぐり会いたいと考えている場合は、 相手の男性に見染められない限り、チャンスは殆どありません。以前このコーナーでも何度も書いたように、 女性側は男性の気持ちを変えることは出来ないのです。 たとえ英語がペラペラの美女であっても、男性の本能に訴えるような何かがなければ 生涯のOne & Onlyの存在になるのは無理ですが、 逆にその本能に訴える何かがあれば、英語が話せなくても、モデルのようなルックスでなくても、 男性側は何とかその女性の気持ちを自分に向けさせようと努力するものです。

でも頂いたメールの文面からは、Mさんは「せっかくアメリカに来たのだからアメリカ人男性とデートがしてみたい」 とのことでしたので ”デート相手”に絞る場合、当然のことながら結婚相手を探すよりずっと簡単です。 というのは男性というのは、よほど相手が好みからかけ離れていない限り、もしくは好きな女性とエクスクルーシブな関係になっていない限りは、 ちょっと興味がある程度の女性ともデートをする生き物なのです。 男女を比較すると、女性の方が たかだかコーヒーやドリンクに出かける場合でもピッキーな(好みにこだわる)傾向にあります。

アメリカ人男性がデート相手として好むのは、圧倒的に一緒に居て楽しい女性です。 男性に「She is so much fun!」と言われるような女性の方が、モデル・ルックスで変にプライドだけ高いような女性よりも デートしたがる男性が多いのです。 もちろんそのためには話術に長けているに超したことはありませんが、 楽しい雰囲気を演出して、外観に手を抜かなければ誰にでもチャンスはありますし、 事実、アメリカ人の彼氏が出来てから 英語が急激に上達する人は多いのです。

日本人女性が時々犯すミスは、年齢より遥かに子供っぽく振舞ったり、可愛い子ぶることで、 アメリカではティーンエイジャーでさえ、かなり大人っぽく振舞う社会なので、 大人の女性が子供みたいな振る舞いをするのは歓迎されないケースが殆どです。 知り合いの日本人女性は、アメリカ人男性に可愛いと思ってもらおうとして 赤ちゃんのような英語で 話しかけたところ 「自分は幼児虐待者じゃないんだから やめてくれ!」と嫌がられていました。
キャラクターにもよりますが、可愛い子ぶるよりはセクシーに振舞う方が面白味のある女性が演出できるものですし、 女性側が子供っぽく振舞うよりは、男性をベイビー扱いする方がはるかに成功率が高いのが実際のところです。

個人的な意見では、まともでモテる男性ほど風変わりなアプローチをしたり、ピックアップ・ライン(引っ掛け文句)など言わずに、 ごく普通に会話を始めるものですし、ドリンクやディナーに誘う時も 「I like to take you out sometimes」などとは言わず、 「Let's go out for dinner!How about next week?」のように デートよりも友達感覚で 気軽に電話番号を交換するように 持っていくものだと思います。
でもデートにこぎつけたとしても、トレンディなレストランに出かけられるかは 相手の食へのこだわりや、経済状態が絡んでくるので 保証の限りではありません。 また男性にご馳走してもらうデートを考えている場合、アメリカのミレニアル世代の男性の中には デートが割り勘で当たり前と思う人が少なくありませんし、 自分に自信がある男性ほど 常に自分が女性の分まで払う必要は無いと考えていたりします。 さらに今ではデートを割り勘にする”チープデート・アプリ”も登場しているので、レストランでは男性が払ってくれたような形になっていても 後から請求のメッセージが届くこともあります。

Mさんに これまで寄って来た男性の質が悪いとおっしゃったお友達が、お幾つくらいの方かは分からなかったのですが、 今のご時世は 知り合ってからデートまでによほど時間が掛かったケースで無い限り、 男性側が最初のデートで頑張る時代ではなくなってきています。 したがって、私は男性の質をデートのお店でジャッジするのはどうかと思う次第です。

昨今私自身が 一番面白いと思った男性からのアプローチは、ハイヒールを履いて小走りでミーティングに向かっていた時のこと。 私が走っているのに、そのすぐ横をゆっくり歩いている男性を追い抜くことが出来なくて、 内心「どうして私が走るスピードと、この人が歩くスピードが一緒なんだろう?」 と考えていたところ、男性が「ひょっとして、ボクのこと追いかけてる?」と言ってきたので、 「追いかけている訳じゃないけれど、どうして私が走っているのに 歩いている貴方のことを追い抜けないのか 私も考えてたところ」と答えると、 彼が尋ねて来たのが 「13日の金曜日のジェイソンって誰だか分かる?」という不思議な質問。 「あのホッケー・マスクを被って 殺しに来る人でしょ?」というと、 「ボクってジェイソンみたいじゃない? ゆっくり歩いているのに、走って逃げ惑う人より早いんだから」というのが彼のジョークで、 これには大笑いをしてしまいました。
その時は本当に急いでいたので 「Bye Jason!」と言って ビルに入ろうとしたら、「That's it? No number?」と言われましたが、 既に遅刻だったので「Sorry!本当に急いでいるの!」と言い残してミーティングに行ってしまいました。 でも彼のジョークは面白かったので、その後 何人かの友達に話したところ、「そのジェイソン、どんなルックスだった?」というのが 一番多かった質問。彼は茶髪のコケイジャンで、歩幅が広いとあって長身。 そこまで言うと 誰もが「勿体無い!」というリアクションで、 私自身、あの状況で 瞬時に 映画「13日の金曜日」のジェイソンを持ち出してくる頭の回転ぶりを思うと、 「確かに逃がした魚は大きいかも…」と思ってしまいました。

結局のところ、相手にポジティブで楽しいインプレッションを与えようと思う場合、 やはりユーモアのセンスはとても大切なポイントです。 英語が堪能でなくてもユーモアが会話に盛り込めるだけで、コミュニケーション力も デート相手を惹き付けるパワーもアップしますし、会話力にも自信が持てるようになってくるはずです。
ですので自分のキャラクターに合ったユーモアを 会話の度胸とリズム感と共に身につけることを まずはお薦めします。 それとあまり周囲の言うことや どうでも良いこだわりに捉われずにデート相手を探した方が、 サクセス・レートが高まることと思います。
Good Luck!

Yoko Akiyama

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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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