Sep Week 1, 2015
★ It Doesn't Costs You Anything!
手料理やプレゼント、タダのものにも文句を言う友達!


いつもサイトを楽しませていただいています。特にバッグやスキンケアのラインナップが素晴らしくて、 次に何を買おうかと、ショッピングの楽しみもあって、頻繁にアクセスしています。 何時お買い物をしても、商品もサービスも大満足で、一番のお気に入りのサイトですが、 特にこのコーナーと、秋山さんのキャッチ・オブ・ザ・ウィーク、それとフィバリット・オブ・ザ・ウィークは、毎週とっても 楽しみにしていて、家に帰るまで待てなくて、スマホで読んでしまうことがあるくらいです。

以前から、ご相談したいなと思う時があったのですが、我慢をしているうちにストレスになってきたので、ご相談させてください。 それは仲良しと言うより、何となくグループに入っている友達のことです。 その人をAさんとすると、Aさんは 私や私の友達に言わせると、すごく文句が多い人なのです。 そしてその文句をいかにも正当な言い分のように言います。

少し前に 自宅に友達グループを招待して、そのうちの1人の誕生日のお祝いをしたのですが、 私の作った料理のうちの1品が、変な味に仕上がってしまいました。 そのレシピは、何度作っても 今まで一度も失敗したことが無いので、来客の時に出せるお料理として自信を持っていたのですが、 その時に限って一口食べて、「どうしてこんな味なの?」と思えるような出来で、 初めての失敗に自分でも驚いたほどでした。
他の友達は「他に美味しいお料理が沢山あるから大丈夫」と 同情的だったのに、 Aさんだけは「人を呼んでおいて、物を食べさせるんだったら、味見くらいしないの?」など言って、 ただでさえ 赤面状態の私に更に恥をかかせるようなことを言いってきました。 それを聞いた別の友達が「こんなに何品も作ってくれたら、1つくらい味見を忘れちゃうわよね」とフォローしてくれたのですが、 「この料理さえ無かったら、ほぼ完璧なおもてなしだったからこそ、今後そんなことが無いように苦言を呈しているの」と、 まるで、Aさんがおもてなしの師匠で、私がおもてなしを習っている弟子であるかのような台詞を言います。
ですが私を始め 友達は皆、Aさんの手料理など食べたことが無いですし、Aさんの自宅に招待されたことさえありません。

別の集りの時には、私が焼いたマドレーヌを持っていったのですが、お友達は皆「お店で買ったみたい!」と褒めてくれたのに、 Aさんだけは、「美味しいけれど、レモンの風味がちょっと強すぎるかも。せっかくここまで美味しいマドレーヌなんだから、 もっと美味しくなって欲しいと思って言うけれど」などと、要するに文句を言っているのに、 まるで親切心からのアドバイスのように言います。
でもレストランみたいにお金を払って食べているところで、Aさんがそんな文句をウェイトレスとかに 言っているのは見たことがありません。お店を出てから文句を言うことはしょっちゅうですが。 それなのに、一銭も払わずに食べている私のお料理やお菓子には、皆の前で私に文句を言うなんておかしいと思いませんか?

私の友達で、私よりもずっとAさんと仲が良かった人は、Aさんのお祝い事にプレゼントをしたそうなのですが、 受け取った時は、「そんなに気を遣ってくれなくても良いのに・・・」と言いながら、嬉しそうにしていたらしいのですが、 プレゼントの中身を見た途端に、「そんなに気を遣ってくれた訳でも無いのね」と言われて、凄く怒っていました。
また違う時も、人から物をいただいて 「ああ、こういうのって 最近その辺によく売ってますよね」と迷惑そうに 受け取ったこともありました。 友達によれば、彼女はAさんにプレゼントをあげることはあっても、Aさんはからは何も貰ったことが無くて、 「あなたって何でも持っているから、何をあげたら良いのか分からなくて、プレゼントを選んでいたら 遅刻すると思って、手ぶらで来ちゃった」とか、 「貰いっぱなしが続いているから、今度こそ何か送るわ!」と口では言って、何も送らないようなことが続いているのだそうで、 口は出しても、お金は出さない人みたいです。
でも自分からプレゼントをしないケチぶりはさておいて、人から頂いたものを 気に入らない態度で受け取るのは良い歳をして失礼だと思うんです。

それとは別に 何人かでイベントに出掛けて、会場でカナッペとワインを味わって、お土産の袋を貰って帰って来ました時、 皆はそのイベントに呼んでくれたお友達に「楽しかった!」と心からお礼を言いました。 ですが、Aさんだけは 土産のことを 「袋ばっかり大きくて、ろくな物が入っていない」とか、 「夕食時に人を集めておいて、カナッペが少なかった」とか、「せっかく時間を割いて来てあげても、 この程度の待遇じゃ…」などと、有料で参加したイベントでも無いのに、自分の時間の方が勿体無かったとでも言いたげでした。

こうやって、自分が何もしないくせして、貰ったものとかに文句を言う人には、どうやって対処したら良いでしょうか?
例えば、誰かが「そんな言い方をしなくても」とAさんの言い方を注意するようなことを言うと、 前述のように、必ず 「私はもっと良くなって欲しいと思うから言うの」とか、「これさえ直せば、もっと素晴らしいから言うの」とか、 まるで自分の言い分の方が正しくて、はっきり思っていることを言わない私達の方が悪いとでもいわんばかりです。 初めてAさんに会う人の中には、「はっきり言ってあげることも大切かもね」などと、時々Aさんに賛同する人が居るので、 本人はそんな指摘をして、英雄気取りになっている時もありますが、 付き合いが長い友達は、それでイライラさせられることがしょっちゅうです。
Aさんは、友達の間で好かれているとは言えない人ですが、押しが強くて いつも無理やり仲間に入ってきて、 特に仲が良いとは思ったことは無いのですが、一緒に居る時間が長い人になっています。 何か良い対処法があったら、お知恵を拝借したいです。
これからも応援していますので、お身体に気をつけて頑張ってくださいね。

−S−





私も、Sさんがおっしゃることには100%賛成で、無料、もしくは誰かの好意で提供されたもの、 自分が頼まれもしないのに勝手に食べたり、利用したり、参加したことに対して、それを提供した本人や主催者に 面と向かって文句を言う人は、非常にマナーが悪いと思いますし、育ちが悪いとも思います。
また文句を言いながら、「もっと良くなって欲しいと思うから…」などと付け加えるのは、 Sさんがおっしゃるように、お節介な文句を正当化しているのに加えて、 自分を優位に置いて 相手を見下している言動にも受け取れます。
「もっと良くなって欲しいと思うから…」というようなアドバイスをするからには、 その道のプロとまでは行かなくても、その分野で ある程度の経験や実力を持っているべきであって、 その分野での力量が定かでない人が言うべき台詞では無いというのが私の意見です。

もちろん、お金を払っているのであれば、レストランのシェフのように料理が出来なくても、払った金額に見合う料理がではなかった という不服を お客としての立場として言うことは、マナー違反でも無ければ、身勝手な言動でもありません。 ですが、好意で提供されたものや、料金を支払わずに 自分が好んで食べたり、参加したり、行ったことについては、 無理に褒める必要はなくても、好意に対して感謝するのはごく当たり前のマナーであり、常識です。

他人の好意に文句を言う人は、他人に施すということが いかに大変で、時間や労力を要するかを理解していない訳で、 要するに人に施したことが無い人なのです。 ですから、Aさんがお友達を招待したり、お友達のためにお料理したことなど1度も無いのに、 Sさんのクッキングやベーキングに文句を言う様子や、 自分はお友達に何もプレゼントをしたことが無いのに、自分が受け取ったプレゼントが気に入らなければ、 嬉しそうなそぶりを見せないという様子は非常に良く理解出来ます。
こうした方とは 関わらないのが一番ですが、それが難しい場合には、 Aさんの失礼な言動を聞き流したり、容認する習慣をつけない方が、Sさんとお友達のためだと思います。

私は、Sさんのマドレーヌの一件と同様の状況をアメリカに来て数ヶ月後に目の当たりにしたことがありますが、 その展開は全く異なるものでした。その時はホームメイドのクッキーを持ってきた女性に、 それを食べた男性が イースト・ヴィレッジにある老舗ペストリー・ショップの似たようなお菓子と比較して、 文句では無いものの「あそこの店のお菓子みたいに、こうしたら良いのに…」とアドバイスをし始めたのですが、 それを聞いていた人が ズバッと言ったのが 「Who cares! Shut up and eat, it's delicious! / そんな事、誰が構うもんですか!黙って食べなさい、(このお菓子)美味しいじゃない!」というセンテンス。 すると男性も苦笑いして「失礼! 黙って食べるべきでした」とあっさり認めたのですが、私はこの険悪さのかけらもない、 サバサバしたやり取りを見て、「アメリカって良いなぁ〜」と思ったのを覚えています。

日本語だと同じような会話をするのは難しいように思いますが、 例えばSさんのマドレーヌの状況だったら、 「レモンの味が効いているところが このレシピのポイントだったんだけれど…」と言って、その場に居るお友達に 「レモンの味、強すぎた?」と尋ねれば、作ったSさんに向かって「強すぎた」と言う人はまず居ませんので、 Aさんの方が少数派意見になって、文句めいたアドバイスをしたエキスパートとしてのポジションは崩れます。
お友達が招待してくださった無料のイベントの場合も、「せっかく時間を割いて来てあげても、 この程度の待遇じゃ…」と言ったAさんに対して、 Sさんを含めたお友達が「私は楽しかった」と口々に言ったり、「今後はつまらなそうなイベントにはAさんを 誘わないように気をつけるから」などと言えば、 Aさんを批判する事無く、本人に「言い過ぎたかも」と思わせることは出来るかと思います。

また、「人を呼んでおいて、物を食べさせるんだったら、味見くらいしないの?」というような失礼なコメントを言われたときは、 その失礼なコメントをそのまま使って「人を呼んでおいて、物を食べさせるのに、味見をしなかったみたい!」とレスポンスするだけで、 Aさんに威張られているという印象は会話の中でも、Sさんの心情の中でもかなり薄れるはずです。
Aさんにプレゼントをしたお友達についても、「そんなに気を遣ってくれた訳でも無いのね」と言われたら、 「そんなに気を遣った訳では無いのよ」と相手のセンテンスをアレンジした返答をするだけで、 ご本人の怒りも和らいだかと思いますし、Aさんの高飛車な態度に逆らえない という印象も払拭されたことと思います。

加えてAさんに対して何かを言うときに、事あるごとに 「あなたに良くなって欲しいから言うけれど」と、Aさんのお得意のセンテンスを使うのも、 Aさんの見下し目線を崩すのに効果的かもしれません。
人間というのは、自分の武器で攻撃されると弱い生き物なので、挑発的、もしくは批判的なセンテンスに対しては、 全くそれと同じセンテンスで返して、自分が他人に言った言葉を 改めて他人から聞かせるということが 意外にも有効な手段なのです。

プレゼントについては、贈る側は 相手が喜ぶ姿が見たいからプレゼントをする訳で、Aさんが失礼な態度を取り続けていたら、 誰もプレゼントをしなくなるだけの話です。 したがって、やがてはAさんも気付くことになるかと思いますが、 つい最近、アメリカでヴァイラルになったのが以下のビデオです。
これは、父親が息子を礼儀正しく育てようと、誕生日の朝に 「プレゼントを貰ったら、たとえそれが自分の欲しくないものでも 喜んでみせるように」というマナーを教えて、 果たしてそれを息子がそれを実践できるかを、ラッピングしたアボカドをプレゼントして試してみた様子を撮影した 僅か数秒ほどのビデオ。 ソーシャル・メディア上にポストされて以来、4,400万回視聴されたキュートな光景です。



こんな小さな子供でも、直ぐにやってのけることが 大人のAさんに出来ないというのは 情けない を通り越して、気の毒でもありますが、 ビデオの少年のようにチャーミングに振舞えば、人気者になって、 誰もがプレゼントをしたくなるもの。
なので、こちらをお手本にした振る舞いをすれば、 やがてはAさんも そんな様子から 何かを学ぶことがあるかも知れません。

Yoko Akiyama


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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