Sep. Week 4, 2016
★ " The Burden of Being a Strong Woman…"
強い女性はいつも損をするのでしょうか?


秋山 曜子さま、
初めまして。2カ月ほど前に このコーナーを友達に教えてもらってから、毎日のようにキューブ・ニューヨークのウェブサイトをチェックしています。
友達がこのコーナーを教えてくれたのは、私が3年くらい片思いをしていた男性が、婚約寸前まで行った彼女と別れた途端に私と付き合ってくれて、 何となく別れた後の心の穴を埋めるために利用されているような気がして、それについてタロット占いに相談しようかと話していた時でした。 このコーナーを読むうちに、私も秋山さんのアドバイスを頂きたいと思っていたところで、事態が急変しました。

私と彼は3カ月半ほど付き合ったのですが 彼と別れた彼女が突然戻って来て、その途端に私はあっさりふられてしまいました。 私はずっと彼が自分のことを利用しているような気がしていたこともあって、「最初から彼女のことがずっと好きだったんでしょ?」と彼に言ったのですが、 彼によれば戻ってきた彼女に「彼無しでは生きられない」と言われたそうで、 「君は強いから1人でも生きられるけれど、彼女は自分が居ないとダメだから」と言われてしまいました。 それから程なく、彼との共通の知り合いから2人が婚約したことを知らされました。
以来、私の頭の中で「君は強いから1人でも生きられるけれど、彼女は自分が居ないとダメだから」という彼の言葉がグルグル回っていて、 「私はそんなに強く見えるのだろうか?」、「強く見られる女性は何故いつも損をするのだろう?」と考えては、 悔しさや納得行かなさで 涙が出て来る毎日が続いています。

私は強い訳ではないと自分では思っています。むしろ弱い方だと思います。それを表に出さないようにしているだけですが、私には人に頼ったり、甘えたりすることが出来ません。 私は男性が守ってあげたいと思うようなタイプではないのだと思います。
彼に「君は強いから」と言われてから、私は自分に魅力が無いような気がして落ち込んでいますが、友達は私のプライドを見せるために、 潔く彼の結婚を祝福して、自分は大丈夫だというメッセージとか、カードを送るべきだと言われています。 その方が、私も彼の結婚に対して毅然とした態度を取れるようになると言われましたが、私は別れた男性にそんな風に連絡を取るのは恥ずかしいと思えて、 それについても1人で悩み続ける結果になっています。

秋山さんにアドバイスをお願いしたいと思ったのは、私はどうやって今の落ち込んだ気持ちを乗り越えることが出来るのかということと、 どうしたら男性に守ってもらえるような女性になれるのかということ、それと彼に結婚の祝福のメッセージを送るべきかということです。
1人で考えていると、堂々巡りになるだけなので、是非何かアドバイスをよろしくお願いします。
これからも頑張って下さい。アドバイスを頂けても、頂けなくても応援しています。

- A -




メールを拝見した限りの私の考えでは、Aさんが男性の目から強く見えるか?ということと、3カ月半付き合った男性が 「君は強いから1人でも生きられるけれど、彼女は自分が居ないとダメだから」と言って、以前の彼女とよりを戻したことは別のサブジェクトのように思えます。

Aさんが3年間も好きだった男性と付き合い始めて、幸せを感じるよりも 「何となく別れた後の心の穴を埋めるために利用されているような気がして」と思っていらしたのは。 付き合い始めたタイミングから、「自分が彼のリバウンドに利用されているのでは?」という気持ちを抱いただけでなく、 Aさんが彼を思っているほどは彼がAさんのことを思ってくれていないという 愛情のアンバランスを感じていたためだと私はお察しします。
ですから Aさんが彼におっしゃった通り、彼は最初から以前の彼女のことがずっと好きだったのだと思いますし、 そんな彼女が 戻って来たいと言えば、たとえAさんがどんな人間性の持ち主であったとしても 彼は以前の彼女を選んだはずです。 すなわち、もし彼女の方が強くて、Aさんがか弱いタイプであれば、別れの理由は「自分には将来のパートナーとして もっと強い女性が必要だ」というようなものになっていたものと思います。

要するに彼は、最初から彼女のことが好きだったという図星の指摘をAさんにされて、それを肯定しないために 「君は強いから1人でも生きられるけれど、彼女は自分が居ないとダメだから」と言っただけの話で、 そのセンテンスは、「君の方がきちんとしているから」とか、「君はしっかりしているから」でも良かったはずです。 結局のところ、彼が言いたかったのは「Aさんは自分が居なくても大丈夫だから別れる」という別れの言い訳で、 もしその言い訳をぜずに「最初から彼女のことが好きだった」ことを認めれば、 「自分のことが好きなAさんの気持ちを利用して、特に好きでもないのに付き合っていただけ」という自分の非を認めることになるためです。

人間というのはどんなバックグラウンドの持ち主でも、どんなジェネレーションでも、恋愛に関しては判でついたように同じ反応をして、同じような策略をめぐらせて、 同じように意地を張ったり、よりを戻したりするものです。 婚約直前という深い関係の相手と別れた直後に、自分にずっと思いを寄せていた誰かと付き合うケースは、通常 心の傷を癒すためよりも、別れた相手へのあてつけの場合が殆どです。自分達が別れた直後に、相手が別の女性と付き合い始めたとなれば、 どんな女性でも嫉妬をするものですし、快くは思うことはありません。
Aさんと彼は3カ月半ほどの交際だったようですが、3カ月前後というのは、別れたカップルが最もよりを戻し易いタイミングでもあります。 それ以上離れていると 別れが決定的になってしまうケースがある一方で、お互いに相手に未練がある状態で別れた場合、 それまで抱えていた問題よりも 相手を思う気持ちが高まるピークが 別れてから約3か月後です。 そしてそれがお互いに離れ離れの状態で我慢していられる限度でもあるのです。 ですから、彼は心の穴埋めよりも 彼女を嫉妬をさせて、取り戻すためにAさんと交際をしたと考えても間違いではないと思います。 そのことは、よりを戻してからのスピード婚約に現れているというのが私の考えです。

同様のことは、ケイト・ミドルトンもウィリアム王子との結婚に漕ぎ着けるプロセスで行っていて、 交際中に一度別れを告げられた彼女は、落ち込んだ様子など全く見せずに、ウィリアム王子の友人達とデートを重ねて、彼のジェラシーを煽ることによって、 ウィリアム王子を取り戻したのは有名なエピソードです。
Aさんのケースでは、彼のことをずっと好きだったAさんの気持ちを 以前の彼女のを取り戻すために利用するというのは残酷とも言える行為ですが、 人間というのは好きな相手を手に入れるためには、女性でも男性でも時に残酷なこと、モラルに反することをするものなのです。

Aさんの中には、3年間も好きだった彼が「そんな酷い人ではない」と思いたい気持ちがあるかもしれませんが、 事実がどうあれ、Aさんはこれを最後に彼への気持ちをきっぱりと清算するべきなのです。 そうしなければ、彼が結婚前最後に羽目を外したい時、結婚生活に退屈した際など、 彼が必要な時だけに理由をつけては呼び出される存在になってしまう危険性があります。
ですから相手の人格や意図がどうあれ、今回のことでAさんが傷ついて落ち込んだのは、彼が身勝手に自分を利用したせいだと解釈して、 二度と彼の毒牙にかからないと心に誓うべきなのです。 そうしなければ、Aさんに幸せが訪れることはありません。
なので彼の結婚の祝福などする必要はありませんし、彼が連絡してくることがあっても返事をする必要もありません。

私は母が占いをする関係で、人間関係というものを 持って生まれた星で解釈するということを学びましたが、 人間には性格や地位などとは無関係に、持って生まれた星のせいで 「この相手には頭が上がらない」、 「この相手には何故かいつも上手く騙される」という間柄があるのです。
Aさんは状況判断がしっかり出来る方ですが、にも関わらず 彼が「以前の彼女と別れたから付き合いたい」と言えば付き合い、彼女が戻ってきたので「別れたい」と言えば別れて、 彼の言い訳を鵜呑みにして傷ついている様子から、常に彼が優位にある関係が星の配置で定められているかのように思われました。
その場合、Aさんが今後どんなにしたたかに振舞ったところで その関係が変わることはありませんので、 他の男性であればメールのやり取りをしても無害なケースも、彼の場合はそうは行きません。 要するにAさんが本当に幸せを求めるのであれば、今後は彼とは一切関わらないに越したことは無いのです。

さて、どうしたら男性に守ってもらえるような女性になれるのかということですが、 誰にとっても人生というのは 平坦な道のりではないのに加えて、 男性というのは女性ほど打たれ強い生き物ではありませんので、現実的で頭が良く、女性を理解している男性であればあるほど、 自分が愛情が抱けると同時に 常に自分の味方になって 自分を支えてくれる女性を求めるものです。 男性が女性を守りたいと思うのは、その女性が自分に安らぎやエキサイトメントや勇気を与えてくれる大切な存在だからで、 女性が ”か弱い” からではありません。
ですから好きな男性に守って欲しいと思うのであれば、その男性にとって掛け替えのない宝物のような存在になることです。

その意味で私がAさんの心に刻みつけていただきたいと思うのが以下の語録です。
”Don't be a Woman That Needs a Man... Be a Woman a Man Needs”
男性が必要な女性ではなく、男性が必要とする女性になること


Aさんは、人の気持ちや物事の状況が適格にジャッジできる聡明さをお持ちなのですから、 自分を磨きながら、自分らしく振舞うことで必ず男性が求める存在、”守りたい”というよりも”守らなければ” と思ってもらえる存在になれると私は確信しています。
そのためには、周囲の雑音には耳を貸さずに ”強く”生きて行っていただきたいと思います。 人間的な強さが身につけばつくほど、強さというものが 優しさであり、美しさであるということが理解できるようになると思います。

Yoko Akiyama

このセクションへのご質問は、ここをクリックしてお寄せください

プライベート・セッションはこちらからお申し込みください


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

Shopping

Q&ADV プライベート・セッション

PAGE TOP