Oct. Week 4, 2013
★ Adults Only Please!


いつも、楽しいサイトと素晴らしい商品をありがとうございます。
現在、アメリカ生活をしていますが、日本にいた時も、ずっと欠かさず「Catch of the Week」を読んでいて、 このコーナーもスタート以来の大ファンです。
私も思いきって アドバイスをお願いしたいことがあります。

詳細を書くと、お友達にCubeさんのサイトを読んでいる人たちが居て、バレてしまいそうなので、概要だけのご説明になってしまうのですが、 あるパーティーを自宅で主催しようとしていて、それに子供の参加をOKするかしないかで揉めています。
子供が居る人は、子供の参加をOKにして欲しいといっていますが、 子供が居ない人は、「子供が居るパーティーだと、気を遣うから疲れる」とか、「子供が来るなら遅れて行く」といって、 それに反対しています。

私に子供が居れば、自分の子供と遊ばせるとかの理由で、子供の参加をOKしたかもしれませんが、 パーティーの共同主催者も 私も、子供は居ません。 最初は大人のみ参加のパーティーを考えていたのですが、共同主催者が姪っ子と仲が良くて、彼女のお姉さんがその姪っ子(お姉さんの娘)を パーティーに連れてきたいと言った事から 子供の参加の話がどんどん大きくなってしまいました。
パーティーの招待客は 子供が居る人、シングル、既婚、もしくは未婚で子供が居ないカップルのミックスで、 子供の参加をOKすれば、恐らくシングル族は来ない人も出てくると思います。逆に子供参加を禁止したら 子供が居る人が参加したがらなくなったり、ベイビー・シッターが見つからないというような理由で、参加が出来なかったりするように思います。

私は当初から大人のパーティーを企画していたので、大人のパーティーにしたいのですが、 今からそんな事を言い出すと、子供が居る人達から 子供が居る幸せな家庭をひがんで意地悪しているように解釈されそうで困っています。 日ごろから世間話をしている時とかでも、子供が居る友達は、特に子供を作ろうとしてなかなか出来ない友達に対して かなり優越感を持っているように振舞うことがあって、こういうオケージョンで子供をNGにすると、 絶対に子供が居る人に対するあてつけやジェラシーのように受け取る人が出てくるような気がします。(過去に似たようなケースで、 そういう前例がありましたので、ご参考までにお知らせします。)

子供が居る人達の反感に対処するより、子供が居ない人に我慢してもらう方が簡単ではあるのですが、 それだと、シングルの友達で来ない人や、遅れてちょっとだけ顔を出す人が増えるような気がして、 それでは パーティーを主催する私達が面白くなくなってしまいます。 それに子供が来るとなると、パーティーの雰囲気がガラッと変わってしまいます。
最初は子供連れの友達を早めの時間に呼んで、早めに帰ってもらうという案もあったのですが、 それは却下されてしまいました。 何故かといえば 子供が居る友達の殆どは、先に子供を遊ばせて、疲れさせてから午後8時くらいにぐっすり寝かせてしまって、 その後 大人だけで十分楽しんで、 お開きになったら良く眠った子供を車に乗せて帰るというようなパーティーをしています。 ですから、子供と一緒に早く来て、子供と一緒に早く帰ってもらうということは論外なのです。

子供を早く寝かせて、8時から大人のパーティーというのが子連れ軍団の意見ですが、 大人版と子供版のパーティーをするというのは手間もお金も、時間も掛ってしまいます。 子供用のお菓子や、必要なものは持ってくると言われているのですが、 どうして子供を呼ぶつもりじゃなかった私達が そんなことまでしなければならないかという疑問があるので、やはり子供の参加を断りたい 気持で一杯です。

何とか、子供が居る人達の気分を害することなく、断りたいと思うのですが、理由をつけようにも「必要なものを持参する」などと言われてしまって、 先方はすっかりパーティーに来る気になっています。 一体どう言い訳するのが最も適切でしょうか? アドバイスを頂戴出来たら、とっても助かります。

−K−






季節柄、Kさんが企画していらっしゃるのはハロウィーン・パーティーかとお察しいたします。
それがハロウィーン・パーティーであったとしても、なかったとしても、子供が居ない主催者が子供参加のパーティーを 主催するというのはあまり聞かない話です。 というのも やはり子供というのは実際に育ててみないと パーティー1つに参加するにしても、どんなニーズがあるのかとか?どんなリスクが考えられるのか?といったことが 分かりませんので、 いろいろな問題が出てくるものです。
親の側も、子供が居ない人が いかに子供に対して無知であるかや、子供が部屋を歩き回ったり、遊んだりする際に伴うリスクに疎いかを 時に忘れているので、「他の参加者が子連れで来るならば、自分も・・・」と 軽く考えたり、ハロウィーンのようなオケージョンであれば、キュートに仮装させた自分の子供を 友達に見せたいという気持があるものと思います。

いずれにしても、こうした状況ではKさんが 子供の参加をお断りするのは当然のことだと思います。
というのも、子供が居ないKさんと共同主催者でパーティーをホストするのですから、パーティー会場となるご自宅は 子供がフラフラ歩き回っても怪我をしないように、家具の角をカバーするなどの”チャイルド・プルーフ” が全くされていないことと思います。
たとえ子供が居る時間はアルコールをサーブせず、部屋の照明を明るく保つなどしても、万一子供に事故や問題が起こった場合は、 パーティー・ホストの責任になりかねません。 もちろん、何も問題が起こらなければ 誰も疑問や不満を抱かないとは思いますが、 もし何か問題が起こった場合には 「子供を呼んでおいて、子供に配慮しない、何て非常識なパーティー」ということになってしまいます。

パーティーを主催するというのは、その準備から始まって、パーティーが終わるまでの間、かなりの時間と労力を費やす上に、 ゲストに楽しんでもらうために、様々なことに気を遣わなければならない大変なプロジェクトですから、 そうまでするからには ホストとして 主導権を握るのは当たり前のことです。 Kさんと共同主催者がホストである限りは、誰が参加する どういうパーティーにするかを決める 権限はお2人にだけあります。

ですので、 「大人しか呼ばないパーティー」と最初から決めていたのであれば、 本来なら インヴィテーションで子供の参加お断りを謳ったとしても、その理由を ゲストに説明する義務は一切ありません。 ですが、Eメールでご説明頂いた状況では、いつの間にか子供の参加が オプションのようになってしまったようなので、 今からそれを阻止するための理由が必要なのであれば、「チャイルド・プルーフの無い自宅で、子供参加のパーティーを ホストするのは無責任に感じるので、安全のためにも 子供の参加は見合わせて欲しい」と 説明するのが一番だと思います。
そう説明されて、「うちの子は大丈夫」とか、「子供が居ない人のひがみ」などと考える親は普通居ないと思いますし、 居たとすれば、そちらが常識を疑われるだけです。

私は以前、友人に連れられてビルの1フロア全体を占めるペント・ハウスで行われたウェディング・パーティーに出かけたことがありましたが、 ファミリー・イベントなので、当然子供達も参加していました。 でも 食事の前のカクテル・レセプションの際には、子供達は別室で遊ばされていて、ダイニング・ルームに移ってからも 親を含む 大人たちと離れたテーブルに子供だけで 座って、子供用の料理を食べていましたし、 高い調度品のある部屋は 子供達の立ち入り禁止になっていました。
この主催者の家庭は、子供が居るので子供が参加するパーティーに非常に慣れている上に、 子供の世話役も付き添っていたので、パーティーの雰囲気を損ねることなく、見事に大人と子供を程よい距離で隔離していたのを良く覚えています。
その時はフォーマルなパーティーだったので、子供達もドレスアップして、きちんとした振る舞いを心掛けていましたが、 それでも、時間が経過して子供達が飽きてくると ペントハウスの廊下を走り回ったり、ホーム・ジムに迷い込んで、勝手にランニング・マシンのスイッチを入れて 親から 怒られていましたので、油断は禁物という感じではありました。

子供の親同士が集まって、子供が眠ってしまってから食事やワインを楽しむような集まりであれば、 何かが起こっても、同じ親同士ということで穏便に片付くことが多くても、 主催者が子供の居ない人間となると、無理に子連れでやってきたにも関わらず、 トラブルの責任を主催者に対して追求する親は、アメリカには少なくありません。
Kさんのメールに「子供が居る友達は、子供を作ろうとしてなかなか出来ない友達に対して かなり優越感を持っているように振舞うことがあって・・・」とありましたが、 そうしたメンタリティの親だと、尚のこと、問題が起こった時に 子供の居ない主催者を責める傾向も強いことが見込まれます。

Kさんと共同主催者、及び他のゲストの方達が一緒に、心置きなくパーティーを楽しむためにも、 早い時点で、子供の参加を安全のためにお断りすることをハッキリ表明することをお薦めします。
そしてお断りするからには例外ナシに、共同主催者の姪であっても 参加をお断りするのがフェアで、波風が立たない 対処法だと思います。


Yoko Akiyama



このセクションへのご質問は、ここをクリックしてお寄せください






執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


PAGE TOP