Nov. Week 4, 2012
★ If Your Friend Is Cheap...


先日、私が中心になって、出産休暇を取る会社の友達のために、女性スタッフがお金を出し合ってプレゼントを購入して、 書き寄せと一緒に渡しました。でも1人だけ、「私は彼女のことをいつもお世話する側だったから、プレゼントには参加しない」といっていた年上のスタッフが、 書き寄せだけにはしっかり参加していて、その年上スタッフもプレゼントに参加していると思い込んだ出産前の友達から、 しっかりお礼だけは受け取っていました。 その様子を見て、ちゃんとお金を払ってくれたスタッフから文句が来てしまって、こういう身勝手な人が居ると 善意で贈ろうというプレゼントにもトラブルが付きまとうことを実感しました。
以前、キャッチ・オブ・ザ・ウィークに Yokoさんのお友達のお家を訪ねた時に、お土産代を払わない人が、 渡す時だけしっかり横に立っていて、自分も払ったような顔をしているというお話があったのを記憶していますが、 この時、Yokoさんはどうされたのでしょうか。それとこれから私がまたギフトを贈る時にこんなことが起こらないようにするには どうしたら良いと思われますか?

− Y.E. −



とてもケチな友だちが居て困っています。
どのくらいケチかというと、レストランで出された水を、ペットボトルに移し変えたり、服を1回着てから返品したり、 何でも人から借りようとして、共通の友達はかなり彼女に利用されています。 でも本当に徹底したケチなので、駅の改札を出ない場所で待ち合わせて、借りるものを受け取って、交通費を節約していて、 そのせいで貸してあげる側が不便な思いをしてもお構い無しです。
先日は、友達の家で集まって持ち寄りのディナーをしたのですが、その時、彼女がケチなのは皆分かっているので、 持ち寄りの分担をきっちり割り振ることにして、彼女には指定したケーキを買ってきてもらうことにしました。 そうしたら、何とデザートの時間になってケーキの箱を開けたら、円形のケーキにカットした場所があるんです。 訊いてみれば、ケーキを買ったのは前日で、冷蔵庫の中に入れておいたら、夜中にご主人がお腹が空いたから食べてしまったとのこと。 それなら買い直すのがマナーだと思うんですが、当たり前のように持って来て、 そのせいで、ケーキが足りなくなったということはないのですが、せっかく楽しみにしていたデザートが、残り物を食べさせられているような 気分になってしまいました。
本人は「誕生日ケーキってわけじゃないから、大丈夫よね」とケロッとしていて、普通は私たちも諦めているのですが、今回ばかりは私だけでなく、友達も本当に頭に来ています。

−A.T. −



結構付き合いが長い女友達が居て、彼女が誕生日を迎えると、プレゼントを買ったり、食事をおごったりしています。 でも、私の誕生日には何もしてもらったことがありません。 私の誕生日を知らないからではなくて、誕生日にはメールが来て、お祝いすると言われて一緒に食事に行くと、 割り勘というのがありがちなパターンです。私1人だけが彼女の誕生日をお祝いして6年くらい経っています。 彼女の誕生日にどうして、私がお祝いする羽目になるかというと、彼女が前もって催促めいたことを言ってくるからで、 「来週誕生日なのに、誰も祝ってくれる人が居ない」とか言われると、「じゃあ食事に行く?」 みたいな感じになって、結局私が払うことになってしまいます。 プレゼントを買った時も、私が彼女の替わりに買って、立て替えていたお金を帳消しにして 誕生日プレゼントにして、お金の回収を諦めた感じでした。
彼女の誕生日を祝ってあげるたびに、次の私の誕生日にはちゃんとお礼をするからと言われます。 でも実現したことはありません。
誕生日以外は、私が一方的に払うというようなことは無いです。 時々映画代とか、コーヒー代は踏み倒されますが・・・(笑)。

−K.N. −





最初のY.E.さんの場合、書き寄せがギフトに添えるカードのような役割を果たしていたのかと思いますが、 それに 職場のより多くの人が参加するのは良いことだと思います。 それとは別に、Y.E.さんがお金を集めてギフトを贈った代表者として、 別途、Eメールなどで ギフトの贈り主のリストをお知らせするのが良かったかと思います。 その方が、受取った方がお礼をしようという時に、書き寄せからお名前を拾うより楽だと思います。
私がお土産を持っていった時に、渡す時に横に立って払ったふりをしていた知人のケースでは、 呆れてしまいましたが、特に何も言いませんでした。 こういう時は、下手なことを言うと こちらの人格が疑われてしまうので、その場では何も言わないのが一番です。 逆に、私が半分払っているのに、友達が1人で買ってきたお土産のように渡されたこともありますが、 やはり その場で文句を言うのは、お土産を受取る人に対して失礼だと私は考えます。

A.T. さんのケースは、日本にもそんな人が居るのかと私も驚きました。
アメリカに長く暮らした日本人の中には、時に度を越えてケチな人が居て、ビュッフェ・スタイルのレセプションの料理を、持参したプラスティック・コンテナに入れて 持って帰ってしまうという人や、友達の家に食べかけのスナックをお土産として持って行く人、 誕生日プレゼントに自分が散々使った食器をプレゼントする人の話などを聞いたことがあります。
こうした度を越えたケチの人は、悪気があってやっているのではなくて、根本的な価値観が異なるので、 許せる限りでお付き合いするしかないと思います。 注意しても、どうしてそれが悪いのか、本人は分からないだけでなく、ましてや行動をあらためることは期待できないので、 腹を立てるのを止めて、そのお友達のケチぶりを話やジョークのネタとして、開き直って楽しんでしまった方が お互いのためというのが私の意見です。

最後のK.N. さんについては、もしバースデーの不平等が 友達付き合いのストレスになるようだったら、 次回から心を鬼にして、お友達のバースデーをお祝いしないと決めてしまうべきかもしれません。 もう過去6年も経験して、お友達の催促の手口も分かってきていらっしゃるようなので、K.N. さんさえ 意思を硬く持っていたら、上手くお友達のバースデーをパスできるように思います。
でも、お友達との友情から何らかの恩恵を受けているという気持がある場合には、 年に1回くらいは、そんなに高額ではないディナーをご馳走したり、プレゼントをすることは悪いことではないと思います。
特に、それによってお友達が喜んでくれて、それを見てK.N. さんもハッピーな気分になれるのであれば、 それがお友達からのお返しだと思って イーブンだと考えれば、 それほど負担にはならないかと思います。
そもそも、誰かに施してあげられる立場にあるのは幸せなことですし、 他の人に施せる人間というのは、友情や人間関係に恵まれたり、困った時に助けてくれる人が現れるなど、 人生において様々な恩恵を受ける場合が多いものです。 なので、お友達と2人の間の損得勘定ではなく、ご自身が納得が行くようにお金を使うことが一番の解決策だと思います。


Yoko Akiyama


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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