Dec. Week 1, 2012
★ Dumped by Your Girlfriend?


30代半ばの女性です。このくらいになると、周囲がどんどん結婚したり、出産したりすることもあって、 ここ3年ほどずっと同じく独身の女友達と、一緒に夏休みの旅行にいったり、 大晦日の初詣に行ったりして、お互い彼氏が居ない身同士で、かなり一緒に時間を過ごして、 親友と言える友達でした。
ところが、彼女に彼が出来た途端に、以前は直ぐに返事が来た携帯メールも、2日も返事に掛るようになったり、 映画や食事にを誘っても、用事があると断られたりですっかり疎遠になってしまいました。 それだけじゃなく、以前は悪口を言っていた共通の女友達に、 彼のことをよく相談していて、そのせいで2人が最近は すごく仲良くしているという話を聞くようになりました。
私としては、彼氏が出来たからといって冷遇されるのは、何となく不満ですし それに私には彼のことは殆ど話さなかったのに、悪口を言っていた友達には、のろけたり、相談したりというのは、友達として 侮辱されたような気分です。もう彼女には以前と同じ気持で接することが出来ないような気がして、 寂しいし、悲しい気持で一杯です。別に同じ男性を争った仲という訳ではないのに、どうしてこんなことになってしまったのか、 私には分かりません。
  彼女と出かけないと、今はそんなに仲良くしている友達は居ないので、毎晩のように家で、ワインを飲みながら、 自分にもこれから彼が出来るかとか、彼女と彼氏が結婚するか?なんて下らないことを トランプ占いして、 無駄に時間をすごしています。
こういう時、どうしたら良いものなんでしょう?

− M.M. −





M.M.さんのケースは、アメリカの女性の間でも、かなり一般的に誰もが経験していることです。 なので、ボーイフレンドが出来た途端に、女友達をないがしろにする女性というのは、女性の間で嫌われる友達像として取り沙汰されることが多いです。
悪口を言っていた共通の友達に、ボーイフレンドのことを相談しているというのは、おそらく彼女にボーイフレンドが居る、 似たような関係の付き合いをしている男性などが居て、親友の女性が その経験談やアドバイスが参考になると 価値を見出しているからだと思います。 彼氏が居ないM.M.さんより、自分の幸せを遠慮なしにさらけ出せるなど、相談し易いところがあるのかもしれません。 でも、だからと言って 良い友達になれるとは限らない訳ですから、その共通のお友達のことはあまり考えない方が良いでしょう。

今一番やってはいけないのが、M.M.さんが親友のお友達に抗議めいた文句を言ってしまうことです。 お友達は、ボーイフレンドが出来て幸せの真っ只中だと思いますから、M.M.さんが何を言っても ジェラシーとしか受け取ってもらえませんし、 そんなことをすれば、本当に友達関係が台無しになってしまう危険さえあります。
往々にして、こうしたケースではM.M.さんが思っているほどには、親友はM.M.さんの気持を考えたり、気に したりをしていない場合が殆どで、 本人は「彼のことで忙しくても、自分はちゃんとメールを返している」などと考えて、今も友情は以前と変わっていないと思い込んでいる場合が多いものです。

そういう時は、少しお友達と距離を置いて、エクササイズのクラスを取ったり、習い事を始めたりなど、 新しい人間関係の中に自分を置いてみることをお薦めします。1人で 親友のことを悩んでいるのは、かなりのストレスになりますし、 そういう暗いオーラを身につけてしまうと、新しい、良い人間関係を引き寄せるパワーも衰えてしまいます。
そしてある程度時間が経過してから お友達にコンタクトしてみる、もしくはお友達からのコンタクトを待ってみれば、その段階からであれば  一緒に過ごす時間は以前より遥かに少なくても、 精神的な結びつきという点では、以前と同じような友達関係に戻れると思います。
M.M.さんの親友とて、彼氏1人さえ居れば生きていけるということは無いはずですから、久々にコンタクトしてきた時に、 M.M.さんが以前と同じように接してあげれば、ホッとしたり、心が和んだりして、その友情に感謝するはずです。

M.M.さんが、今どんな辛い思いをしていたかをお友達に話すのに 一番適したタイミングと言えるのは、 お友達が将来的に同じような思いをすることがあった時だと思います。 自分が同じ心の痛みを感じている時は、相手の気持も良く分かるものですから、そうなった時に話せば、 彼女がボーイフレンドと幸せにしていたときに、M.M.さんが友達として寂しい思いをしていたことを本当に理解してくれるはずです。

ボーイフレンドの問題でも、女友達の問題でも、特定の人間のことで悩んでいる場合、その悩みから 即座に解き放ってくれるのは、悩みの対象の人物しかいないのが現実です。
ひょんなきっかけから、相手と5分程度でも電話で気持が良い会話が出来たり、もしくは相手が気遣いを見せてくれるメールを1本くれるだけで、 悩みから救われて、どうして自分で自分をそんなに追い詰めていたのかが 不思議に思えることもあるものです。 悩みの対象の人物は、M.M.さんを救う 効果抜群のカンフル剤になるパワーを持つ訳ですから、事を荒立てて、そのカンフル剤を失うことだけは 避けていただきたいですし、そうなると悩みが一層 深く、長くなるリスクもあるかと思います。

最後に 辛い思いをした時は、それを将来に生かさない限りは 人間として学んだことにはなりませんので、もし 今後M.M.さんにボーイフレンドが出来た時には、その時一番仲良くしているお友達に、同じ思いをさせないように 気遣いをすることが大切だと思います。また、同じことで悩んでいるお友達が居たら、 ご自分の経験を生かして、励ましてあげることも忘れないで頂きたいです。


Yoko Akiyama


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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