Dec. Week 1, 2014
★ My Boyfriend was a Two-timer!?
二股をかけていた彼との復縁…


いつもこのコーナーをとても楽しみにしています。
掲載されない週には、以前の週の秋山さんの質問への答えを読み直したりするほどのこのコーナーのファンです。
私にもご相談したいことがあります。

実は、2ヶ月ほど前に それまで付き合っていた外国人男性にふられてしまいました。 突然だったので、びっくりしましたし、もちろん落ち込みもしました。
本人は否定していましたが、どうやら別の女性が出来たような印象でした。 ところが3週間くらいが経ったところで、彼が再び戻ってきて、私達はまた付き合い始めました。 それから3週間くらい、 とても楽しい時期が続いて、クリスマスのプランも一緒に立てていたのですが、 先週になって突然また、「やっぱりやっていけない」と言って別れを宣告されました(彼は日本語がぺらぺらなので、会話は日本語でしています)。
私は、彼が戻ってきてからの時間が、とっても楽しかったので、本当に信じられない思いでしたし、 クリスマスに彼と一緒に出かけることを考えて、新しい服や靴を買ったばかりだったので、 尚のことショックで、毎晩のように泣いています。

どうして彼の気持ちがここへ来て そんなにクルクル変わるのか私には信じられません。 2ヶ月前に別れる以前は、8ヶ月くらいずっと平穏なお付き合いをしていました。 平穏なお付き合いというのは、週に2回くらいデートするという関係で、 彼は忙しいし、私も仕事の帰りにお友達と食事にいったり、ヨガ・クラスに行っていましたので、 そのペースでお付き合いするのが、私達の生活に合っていると思っていました。

友達に言わせれば、週に2回しか会わなかったのは、絶対に彼が二股をかけていたからだそうです。 彼は仕事で忙しいと言っていたのですが、外国人男性はモテるので、よく考えてみると 別の女性の存在がチラチラするのです。
2ヶ月前に別れた時に、「誰か他に好きな人が出来たの?」と訊きましたが、 その時は 「そんなんじゃなくて、しばらく1人になりたい」って言われました。
でも私がもっと彼に頻繁に会って、お料理を作ってあげたりして 彼の気持ちを繋ぎ止めていたら、二股をかけられたり、 そうでない場合は、1人になりたいなんて言わなかったのでは?と 友達に指摘されたときは、確かに尽くし足りなかったかと思いました。 付き合っているときには、私が勝手に行きたいレストランを決めてしまったり、 私が彼に着て欲しいと思うシャツをプレゼントして、彼があまり気に入ってくれないことがあって、時々不満を口にすることがありました。

もう1回チャンスがあったら、その時は、「もっと彼に良くしてあげたい」という気持ちで一杯で、 一度は戻ってきてくれたのだから、もう1度戻ってきてくれるのでは…と、毎晩泣きながらも 彼からの連絡を待っているところもあります。
こんな場合、自分から彼に「 もう一度やり直したいから、戻ってきて欲しい」と言って良いものなのでしょうか? クリスマスが近いから焦っているのかもしれませんが、彼が戻ってくるような気がするので、彼と出かけようと思って買った新しい服や靴は、 返品しようとは思えません。 2人で立てた計画通りのクリスマスは過ごせなかったとしても、仲直りして2人でクリスマスが迎えられたら…と願っています。

彼に自分から復縁を申し出て良い場合は、どんな風に切り出すのが良いでしょうか? それと、復縁を申し出ないほうが良い場合でも、クリスマスに何かプレゼントとかをした方が良いでしょうか。 実は、彼はアメリカ人、それもニューヨークに住んでいたことがある男性なので、ニューヨーカーの秋山さんだったらどうされるか、 教えて頂けたらと思ってメールをしました。

お答えがいただけても、いただけなくても、秋山さん、Cube New Yorkのスタッフの皆さんが素敵なクリスマスを迎えられますように。

−H−





Hさんから頂いたEメールを読ませていただいた私の感想も、Hさんのお友達同様、相手のアメリカ人男性に二股をかけられていたという印象が 否めないというものでした。
恐らく彼が2ヶ月前に別れたいと言ったのも、その後戻ってきたのも、そして再び別れると言ったのも、 彼の心情だけでそうしたのではなく、彼の相手の女性との関係が影響しているように思われます。
それまで、安定した付き合いをしてきた相手との関係が、突然別れたり、復縁したり、再び別れたりと ローラーコースター状態になる場合、 必ずと言って良いほど、第三者、すなわちこの場合は彼の女性関係が絡んでいるものです。
私がHさんのお友達と意見が異なる点は、そんな彼の二股は たとえHさんが彼と週4回デートをしようと、お料理を作ってあげようと、 阻止することは出来なかったというところです。

アメリカ人の彼の変わり身の早さを見ていると、彼自身も相手の女性に振り回されているのか、もしくは 彼と相手の女性との関係が、 平穏だったHさんとの関係とは打って変わって、喧嘩別れをして復縁するような テンションが高いものなのかも知れません。
Hさんは、「一度は戻ってきてくれたのだから、もう1度戻ってきてくれるのでは…と、毎晩泣きながらも 彼からの連絡を待っているところもあります」とメールに書いていらしたのですが、 彼は、1度は戻ってきたかもしれませんが、2度も別れを言い渡しているのですから、 戻って来ても、また去って行くのは目に見えています。
そんな男性に対して、「またやり直したい」とか、「何時でも戻ってきて欲しい」などと意思表示するのは、 言ってみれば 「ご自由にお持ちください」という札と一緒に置いてある魅力の無い品物同様に ご自分自身を格下げするようなものです。
加えて、戻ってくる度に 相手に対して良くしてあげようなどと思ったら、 相手の言いなり状態になってしまいますから、男性側は愛情など一切注がないだけでなく、 Hさんがどんなに良くしてあげても 感謝さえせず、蔑むようになります。

したがって 私がHさんであれば、復縁を申し出たり、クリスマスのギフトを贈るといった、彼との接点を求めるようなことは、 一切しません。というのは、それによって現在のHさんの苦しい思いが延長されるだけだと思うからです。
復縁を申し出て、彼が戻ってきたとしても、彼はまた離れて行くので、その結果Hさんは苦しむことになります。 また彼が戻ってこなかった場合は、「復縁を申し出たのに戻ってくれない」という思いが Hさんが更に苦しめると思います。 最悪のケースは、彼が他の女性と別れる度にHさんのところに戻ってきて、Hさんをリバウンド用に利用するようになることです。
英語では、こうした男性の身勝手に振り回される女性のことを、 踏みつけられる存在という意味で ”ドアマット”と呼びますが、 相手に好かれようとするあまり、 その我がままや都合をいつも受け入れることしか出来なければ、自分の飼い犬にさえ馬鹿にされてしまいます。 ですので、次にもし彼が戻って来たいと言ってきても、あっさり追い払って、Hさんの大切さを相手に思い知らせるくらいでちょうど良いのです。

アメリカの恋愛の専門家によれば、男性のメンタリティは今も石器時代のハンターと一緒で、 苦労をして、追いかけて射止めたものは戦利品、簡単に手に入るものは 価値が低いと見なすので、使い捨てという意識だそうです。
私は恋愛アドバイザーの言い分は鵜呑みにしない主義ですが、これについては的を得ていると思う次第です。 なので、女性は追いかけられているという意識が持てない相手とは、恋愛が実らないと言っても過言ではありません。

英語では二股をかける人を「 トゥータイマー」と呼びますが、クリスマスやヴァレンタイン・デーは、トゥータイマーにとっては、 いろいろと問題を抱えがちな時期です。男性の場合、自分を振り回す女性2人と付き合っていたら、仕事をしている時間などありませんので、 通常は、無理をしてでも付き合いたい女性、無理をせずに付き合える女性という コンビネーションで交際しているものです。 その場合、クリスマスやヴァレンタイン・デーで優先されるのは、圧倒的に前者となります。

それと、これは私がメールの文面からお受けした印象ですが、Hさんと彼の関係は、 Hさんの方が頻繁に食事を支払ったり、プレゼントをするような間柄で、 Hさんの経済力が男性側より勝っている、もしくはHさんの方が持ち出しが多いお付き合いになっていたのではないでしょうか。
もしそうであった場合、Hさんが経済的に尽くせば尽くすほど、相手はHさんをお金だと思って付き合うようになります。 愛情はお金では買えませんし、女性は男性にお金を使えば使うほど、自分に自信が無くなって、相手に貢ぐようになるものです。 そして自分では それが愛情表現だと錯覚しがちになりますので、もしアンバランスなほどに男性との食事代を支払ったり、 プレゼントしているようであれば、今後はそうした姿勢を改める方が 幸せになる近道です。

Hさんが そのアメリカ人男性のことを とても思っていらっしゃる様子が文面から理解できるだけに、 私のアドバイスが必要以上に悲観的で、キツイと感じられるかも知れません。 でも一度彼への気持ちが一段落した際に、もう一度これを読んで頂けたら、その時は納得して頂けるかも知れません。
ニューヨークでは、恋愛で失敗するのは 誰にでも起こることですが、それに過度な時間やお金をつぎ込んでしまうと、 Loser/敗北者と見なされます。 Hさんは、ニューヨーカーとしての私のアドバイスを望んでいらしたので、ご自身もニューヨーカーのように、強く対処してみてください。

それではHさんも ここで気持ちを改めて、素敵なホリデイ・シーズンをお過ごしください。
そして、 沢山の素晴らしい出会いに恵まれますように!

Yoko Akiyama



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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。




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