The Latest Hair Revolution!!
Brazilian Blowout


最新ヘア・トリートメント
ブラジリアン・ブローアウト



現在、アメリカで最も話題となっているヘア・トリートメントと言えば、”ブラジリアン・ブローアウト”。 高い効果で群を抜いた人気を誇り、セレブ愛用者も数知れず。 ニューヨークでも多くのヘア・サロンが取り扱う最新トリートメントです。

日本人よりもクセ毛や縮毛で悩む女性が多いアメリカ。さらに、いつの時代でもブロンド・ヘアへの憧れが強く、ダブル・プロセス (ブリーチをして色を入れること) は日常茶飯事。 髪の傷みによって、さらに目立つ縮れやクセをフィックスするために、朝から長い時間を掛けてブローしなければいけないのは多くの女性のストレスでした。 そんな中、救世主のように現れたのが、このブラジリアン・ブローアウト。 クセやダメージで収拾がつかない髪の毛をまとまりやすく、かつツヤツヤで健康的なルックスにしてしまうというトリートメントです。

ブラジリアン・ブローアウトは縮毛矯正と呼べるほどストレート効果は高くないので、 クセの強い髪が完璧な直毛になることはありませんが、施術後はケアがしやすく、ブローやストレート・アイロンなどのスタイリング時間が確実に短縮されます。 さらに髪の毛のツヤが何倍もアップするので、パサついて元気がなかった髪も、健康的なツヤを得ることができます。
これまで縮毛矯正トリートメントとして最も効果的だと言われていたのは日本のリシオですが、 ブリーチを施した髪には使用できない、施術時間が長い、リシオを施した髪はカラーリングしにくい、などの問題点が多かったのも事実。 また、主に黒人の髪の毛をストレートにするために使われているリラクサーは、他の人種に使用すると髪の毛が溶けたり千切れたり、大変なことに。 でもブラジリアン・ブローアウトは、以前リシオを施した髪やブリーチしている髪、そしてどんな人種の髪質にも対応できるミラクル・トリートメントなのです。

ブラジリアン・ブローアウトは数年前にマーケットに登場しましたが、多くのハリウッド・セレブが利用していることが知れ渡り、急速に人気が上昇したのは昨年2009年。 決して安いとは言えないプライスで、しかも効果が持続するのは2〜3ヶ月ほど。にも関わらず、リピーターが後を絶たず、現在多くのサロンで取り扱われ、カルト的人気を誇っています。

そのブラジリアン・ブローアウトが、2010年秋に入って突如 バッシングを受けることになったのが、 人体に影響を及ぼす有害成分、ホルムアルデヒドを使用していないことをセールス・ポイントにしておきながら、 それが虚偽である疑いが出てきたこと。
現在、様々な機関によって その真偽の調査が行われている状態ですが、 各地のサロン・スタッフやカスタマーから、施術中に涙目になる、鼻がつまる、頭痛がする、などの症状がレポートされていることが 報じられています。

この問題はかなり大々的に取り沙汰されており、カナダでは取り扱い禁止令が発表された程。 アメリカでも大手サロンが取り扱いを中止し、カリフォルニア州では訴訟問題にまで発展しているにも関わらず、 「トリートメントを止めるつもりはない」といった利用者からのサポートが インターネット上で多く見受けられます。
それだけこのトリートメントの効果が絶大であるということを立証していると言えそうですが、 事実、全米各都市のサロンで、相変わらず同トリートメントの予約が殺到していることが伝えられています。




◆◆プロセス◆◆


ブラジリアン・ブローアウトの利点のひとつは、施術時間が短いこと。
日本のリシオを美容師 1人で行った場合、ロング・ヘアーで約6時間かかってしまうところが、 ブラジリアン・ブローアウトはたったの2時間弱。
そのプロセスは、まずシャンプーをして、濡れた状態の髪に ストレートニング成分を配合するソリューションをのばします。 次に ドライヤーで ある程度 乾かしてから、ヘア・アイロンで髪を伸ばしながら、ソリューションを髪に浸透させます。 最後にソリューションを洗い流し、専用のヘア・マスクでトリートメントを行った後、再度ブロードライ。
リシオと比較して、ソリューションがひとつしかなく、しかもそれを浸透させる時間が圧倒的に短いこと、そしてアイロンで髪を伸ばす際、 リシオのように少量ずつでなくて良いことが、時間短縮のキーとなっています。
また、その人の髪の状態に合わせてソリューションを使用する範囲や、ヘア・アイロンの温度も調節するように決まっているので、 他のトリートメントに比べてフレキシブル、かつ傷みを最小限に抑えられるプロセスになっています。

クセ毛は多くの場合表面が凹凸になっているのですが、その凹凸を薬剤で溶かし、高熱のアイロンによって固定、 それから別の薬剤で髪の表面をコーティングするというのが縮毛矯正の仕組み。 なので縮毛矯正の髪へのダメージは相当なものであることは、トリートメントを受ければ実感できること。
一方ブラジリアン・ブローアウトは、その凹凸をタンパク質で埋めることによって、髪表面をフラットにし、それを薬剤でコーティングするという仕組み。 なので、縮毛矯正のように半永久的なストレートを手に入れることはできず、そのコーティング剤が落ちればクセが戻ってきますが、 髪の毛の構造自体を変えてしまうわけではないので安心な上に、ブラジリアン・ブローアウトのダメージ・レベルはかなり低いものとなっています。







◆◆プライス◆◆

現在のところ、ブラジリアン・ブローアウトのプライスは250ドル〜500ドル。
しかも効果は2〜3ヶ月しか持たないため、同トリートメントを受け続けるとするとかなり高額になってしまいます。
サロンによって価格設定に差があるため、一度電話で問い合わせてから出向くのがベター。 取り扱いサロンによってはウェブサイトに値段が記載されている場合もありますが、 髪の長さや量によっても変わってくるサロンが多いため、その場合は一度サロン・スタッフにチェックしてもらう必要があります。




◆◆セレブリティー愛用者◆◆



ブラジリアン・ブローアウトのセレブリティー・フォロワーとして最も有名なのは、ニコール・リッチー。
ニコールの髪はカーリーで、ブリーチやカラーリングによる傷みもひどく、毎日のスタイリングに四苦八苦していたとのこと。 でも、2009年始めに友達に教えられて、同トリートメントに初挑戦。 それ以来、自身のブログや雑誌で大絶賛を続け、これがブラジリアン・ブローアウトの爆発的人気の引き金となりました。
ニコールはブログで、 「カーリー・ヘアーの人ならわかると思うけど、毎日ブロードライに何時間もかけて、雨の日の外出や湿気の多い場所を避けて・・・・・。 髪の手入れにいつも手こずっていたけれど、リラクサーは髪にひどいダメージを与えるから避けていたの。 でも、ブラジリアン・ブローアウトのおかげで、スムースでストレートな髪に! シャンプーの後にブローをしなくても平気だし、プールで泳いだ後に髪が広がる心配もないし、 カーリー・ヘアーの人には本当にお薦め!!」 とコメントしています。

ニコールの他にも、リンジー・ローハン、ジェニファー・アニンストン、ハリー・ベリー、シエナ・ミラー、アシュレー・ティスデール、リース・ウィザースプーン等、 多くのハリウッド・スターや、ソーシャライト達が同トリートメントを行っていることで知られています。
特にジェニファー・アニンストンは 「ガラスのような輝きを持つ美しい髪」 として、過去2〜3年、 髪質に定評があり、彼女の使用するヘア・ケア・プロダクトが話題になったりしましたが、 実はその秘密がブラジリアン・ブローアウトであったという事実は最近になって明かされたこと。 写真左は90年代後半のものですが、写真右の現在と比べて明らかに硬そうな髪質です。
その後、ヘア・エクステンションをトライしてヘアがバサバサに傷んでしまったジェニファーは、 決してヘア・エクステンションをしないこと、より安全なケアで髪質を向上させることを決心した結果、 ブラジリアン・ブローアウトに辿り着いたといわれています。

髪が長かった時はかなり綺麗なストレートを保っていたハリー・ベリーも、実際は生まれつきの かなりのカーリー・ヘア。 アシュレー・ティスデールも写真を見てみると、根元にかなりのうねりがあるのが見られますが、 どちらもブラジリアン・ブローアウトによってグラマラスなハリウッド・ヘアを手に入れています。




◆◆Pros & Cons (良い点、悪い点)◆◆

ブラジリアン・ブローアウトの利点としてまず挙げられるのは、どんな髪にも施術できるという点。
先述のように、ブリーチ、カラーリング、リラクサーや他の縮毛矯正によって傷んだ髪に行っても何の問題もありません。
また、ウェイビー・ヘア、カーリー・ヘアだけではなく、ある程度ストレートな髪でもツヤツヤでサラサラにするというベネフィットを得られます。 決してクセ毛ではないジェニファー・アニンストンのあの、つやつやの輝きをもつ仕上がりは、確実にこのブラジリアン・ブローアウトのおかげ。 さらに、ネコ毛や髪が少ない人でも、ストレート・パーマとは異なり、髪のボリュームを失うことはないので、ぺったんこな仕上がりにならないのも嬉しいポイント。
ブラジリアン・ブローアウトはあくまで髪をコーティングする仕組みのため、髪の質自体を変化させるリシオ等に比べ、髪へのダメージも最小限に抑えられる上に、 カラーリング剤もついでにコーティングされ、カラーの持ちも良くなります。 また、効果は永久的ではなく有効成分は徐々に落ちていくため、後にパーマを掛けるなどのスタイル・チェンジが可能です。
とにかく、クセや傷みで手の施しようがなく、毎日ブロードライとヘア・アイロンに悩まされていたのが嘘のように、スタイリングがとても簡単になり、その艶やかな仕上がりはヤミツキ。 日本の縮毛矯正のようにピン・ストレートな感じではなく、仕上がりはもっとナチュラル。 さらに、雨に多少濡れても、乾いたときの広がりやうねりを心配する必要はありません。また、 日本の縮毛矯正のように、伸びてきた部分の境目や変なうねりもなく、生え際はとても自然です。

短時間で驚くほどの仕上がりを体験できるこのトリートメントですが、プライシーな値段が一番のネック。
2〜3ヶ月しか持たないということは、平均プライス375ドルで計算すると、年間に1500ドル以上を費やすということに・・・・・・・。
また、ブラジリアン・ブローアウト後の髪表面の有効成分を洗い流してしまう、ラウリル硫酸等の硫酸系洗浄剤の使用が基本的にタブーとなっているのですが、 市販のシャンプーの多くがこの成分を配合しているため、ヘア・ケア製品まで変えなければいけません。 ブラジリアン・ブローアウト社は、有効成分の持ちをよくする、コーティング効果のある独自開発ヘア・ケア製品も生産しており、 トリートメント後は基本的に同社の製品を揃えるというのがお決まり。
このヘア・ケア・コレクションには、シャンプー、コンディショナー、ヘア・マスク、スムージング・セラム、シャイン・スプレー、スタイリング・クリーム とありますが、どれも40ドル前後と決して安くはないお値段。 それなのに、クオリティーに関してはあまり評判が良くなく、本当に効果があるのか、疑問を抱いてしまうようなシステムです。

もうひとつ忘れてはいけないのが、先述のホルムアルデヒドの件。 ブラジリアン・ブローアウト社は、トリートメント剤にはこの成分がほとんど含まれていないと未だに主張していますが、 カナダのある機関による調査では、制限濃度をはるかに上回る数値が出ていることが伝えられています。 数値があまりにも高く、カナダでは即、禁止令が出されましたが、この件に関してアメリカのFDAはあまり関心がない様子で、 苦情をレポートしたサロンからの強い要望によって、やっと調査が始まったばかり。
この発がん性のあるホルムアルデヒドという物質は、液体である場合と気体である場合は、毒性にかなりの違いがあるとのこと。 同社は、トリートメントで使用されるのは液体であるため、人体に影響を及ぼすことはないと言っていますが、 FDA(連邦食品医薬品局)がはっきりとした調査結果や対処法を出さない限りは、何とも言えないというのが現状です。
いずれにしても、利用者はあまり気にしている感じでもなく、衰えを知らない人気が続いています。





© Cube New York Inc. 2010