Non-FDA-Approved Botox Uses
FDAの認証を受けていない、ボトックスの使用用途




ボトックスが内斜視の治療薬としてFDA (米国食品医薬品局) の承認を得たのが1989年の話。 そしてこれまでの約20年間で他の用途においても次から次に認可を得ており、現在では最もディマンドの高いシワ伸ばしの他に、制汗、偏頭痛の解消、筋肉痙攣の治療等もボトックスの使用用途として広く知られています。 また、上位運動ニューロン疾患にも効果があることが認められており、脳卒中を起こして以来、20年間車椅子生活を送っていたオーストラリア人男性が、 ボトックス治療により歩けるようになったという驚きのエピソードまで存在するほど。
シワ伸ばしの美容目的においても、はじめは目尻や眉間等の限られたエリアにのみ使用されていたものの、現在では首や胸の谷間のしわ、そして膝の上のたるみにも使用する人が増加。 そしてまだFDAの承認が降りていないものの、その他の様々な症状においてもボトックスの効果が認められており、日々研究が続けられている昨今。 現在FDA承認を得るために申請されているボトックスの用途は、推定90にまで上ると言われています。
そして今回は、FDAの認可を受けていませんが、既にドクターズ・オフィスで行われている非常に興味深いボトックスの使用用途をご紹介。 FDA承認がなくても、アメリカでは安全性と有効性が確実であればボトックスの使用用途は限られていないため、 現在、多くのドクターズ・オフィスやメディカル・スパでは、とても画期的なボトックス・トリートメントが行われています。



◆ ガミー・スマイルの治療 ◆


”ガミー・スマイル”とは、笑った時等、上唇が上がった時に歯茎が露になってしまう症状。生まれつき上あごが長い、かみ合わせが悪い等、いくつかの原因が挙げられますが、ガミー・スマイルの治療は外科矯正を含む大掛かりなものになる場合もあり、多くの人にとってなかなか治すことのできない、深刻な悩みであることがほとんど。
そんなガミー・スマイルのために近頃用いられているのがボトックス。笑った時に歯茎が見えるのは上唇の著しい上昇によるもののため、ボトックスを打って上唇を動かす筋肉を弱めることで、ガミー・スマイルを改善します。 ボトックスを打った後にあまり改善が見られない場合は、もう少し多い量を打てば良いだけなので、施術をしながら調整が利き、 逆に量が多すぎると上唇があまり上がらなくなりますが、不自然に仕上がることがないため、安全かつトライしやすいトリートメントだと言えます。
費用は$200〜300。効果は約4〜6ヶ月継続するのが通常。気を付けなければいけないのは、その症状は一時的ではありますが、失敗すると口を左右対称に開く事ができなくなるため、腕の良いドクターにかかることをおススメします。



◆ 胸のリフトアップ ◆


受けた患者の満足度がかなり高いボトックスの新用途が、胸のリフトアップ。豊胸効果はありませんが、著しいリフトアップ効果を実現する、人気の高いトリートメントです。
このトリートメントでボトックスを打つ場所は小胸筋。小胸筋は上半身の上部分を前かがみにする働きをしますが、それを麻痺させることで伸びきったバネのようになり、上半身の上部、つまり胸部を張った状態になるため、結果的に胸のリフトアップが実現するという仕組み。ただし、あくまで胸自体をリフトアップするわけではなく、胸を張ることによってリフトアップ効果を発揮するため、大きな胸にはあまり効き目がないのが難点。
費用は$1700〜2000程度で、効果は約4ヶ月間持続します。 メスを使った危険性やダウンタイムを伴う従来のリフトアップに比べると断然気軽にトライできるボトックス・リフトは、パーティー等の大切な日のために、一時的なリフトアップを望んで治療をしに来る女性も多いようです。



◆ 抜け毛の解消 ◆


抜け毛は多くの人の悩みですが、数え切れないほどのサプリやトニックが販売されているにも関わらず、これと言って改善策がないのが実情。ですが最近、ボトックスに発毛効果があるという報告が発表され、世間を騒がせています。
LAの美容整形外科医であるドクター・オウリアン (写真上) が、癌の放射線治療によって起こる強い頭痛で苦しんでいた母親のために、偏頭痛の治療に使用されるボトックスを用いた際、頭痛が治っただけでなく癌治療で失った髪の毛が生えてきたというエピソードが、ボトックスの発毛効果発見のきっかけ。それ以来、ビバリー・ヒルズにある自身のオフィスで、発毛のためのボトックス治療をメニューに加え、様々な患者においてポジティブな結果を目にしているとのこと。
現在ドクター・オウリアンのオフィスでは、発毛・育毛に効果的なビタミンの注入を加えた抜け毛用ボトックス・トリートメントを行っており、その効果はテレビ等のメディアで幅広くレポートされています。 この効果は2〜3年前に発覚したものですが、ドクター・オウリアンによると未だ100%保障されたものではなく、確実なものだと断言するには きちんとした臨床実験を続ける必要があるとのこと。まだまだテスト段階にありますが、多くの人々から期待が寄せられているトリートメントです。





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