NEW YORK 美容整形事情



アメリカでは2005年の1年間だけで 何と1000万件以上もの手術が行われたというほど 一般的になってきた美容整形。
マイアミの 整形外科医院を舞台にしたドラマ 「Nip/Tuck (二ップ/タック)」や、 ビバリーヒルズの有名美容整形外科医を描く リアリティ TV 「Dr. 90210」 等、美容整形を題材としたテレビ番組が大人気を博したり、 高校卒業祝いに 娘にブレスト・インプラント (豊胸手術) をプレゼントする親が 続出したりと、美容整形は アメリカ人に すっかり身近な存在になってきています。

そのアメリカは FDA (Food & Drugs Administration = 連邦食品医薬品局 ) の新薬、施術審査が厳しい為、ヨーロッパや ブラジル等の南米諸国 と比較すると、美容整形最先端とは言えないのが実状ですが、最近では豊胸手術用のシリコンの使用が再認可されたり、 その他の最新技術も続々と認可を取りつけてマーケットに登場。 その一方で、出来る限り 痛みを伴わず、かつ手頃な価格で ダウンタイム(回復期間)無しに行える技術の開発が進んでおり、 今後、美容整形は老若男女を問わず益々盛んになることが見込まれています。
しかしながら、美容整形が盛んになった反面、短時間のオリエンテーションを受けただけの専門外の医師が ボトックスやライポサクション(脂肪吸引)、ブレスト・インプラントを行い、患者をの顔やボディにダメージを与えたり、 最悪の場合、死に至らしめてしまう事件も決して少なくないのが現状です。

ここでは、現在のアメリカで話題の最新トリートメントに加え、 ドクターの選択基準、そして定評を得ているニューヨークのセレブリティ・ドクターをご紹介しながら 美容整形の最新事情をレポートします。





話題の最新トリートメント

FACE / フェイス

Artefill / アートフィル

コスト: 1回のセッションが $600〜2,400
トリートメント内容: 2005年10月にFDAの承認を取得したばかりの、ほうれい線専用のリンクル・フィラー。 フィラーとはボトックスのように筋肉をフリーズするのではなく、シワのくぼみを注入によって埋めることによって シワを取るもの。
これまでリンクル(シワ)・フィラーというと ヒアルロン酸ベースのレスティレーンが主流であったけれど、 レスティレーンの効果は通常3〜4ヶ月程度の持続力。でも このアートフィルは 半永続性が望めるということで、 あっという間に人気ナンバーワンのフィラーとなっています。
アートフィルは ポリメチルメタクリレート (PMMA) の微粒子と 麻酔作用のあるリ ドカイン0.3%を含んだ コラーゲン・ジェル。 このコラーゲンは主にウシのものが使われています。
PMMAは生体への人工臓器移植で 過去50年に渡り最も頻繁に用いられてきたもの。注入剤を分解しようとする体内の酵素に強いため、 このPMMAを用いることにより 他製品とは異なり 注入された成分が身体に分解吸収されることなく 長期間残るというのが アートフィルの半永続効果の理論。 従って、皮膚のシワでくぼんだ部分に注入されたアートフィルは、長期間に渡って皮膚を支え続けるのです。
上の写真は、アートフィルを注入した女性のビフォア&アフター。アフター写真は施術から1年後のもの。 ですが効果が長持ちする代わりに、値段は他社製品より高めになっています。
殆どの場合は、1〜2ヶ月間を挟んで2度の注入が必要とのこと。でも長期展望で考えるとアートフィルの方が確実にお得と言えるでしょう。




ThredLift / スレッド・リフト

コスト: $3,500〜5,000
トリートメント内容: スレッド・リフトは別名 ”フェザー・リフト” と呼ばれる、外科手術を必要としないフェイス・リフトの一種。 アメリカの人気トーク番組 「オプラ」 で紹介されるなど、最近注目を浴びている美容整形です。
従来のフェイス・リフトは全身麻酔を使用し、多くの箇所にメスを入れるため、術後の回復に3〜6ヶ月を要しますが、 スレッド・リフトは局部麻酔、そしてメスを使わず、皮膚に小さな穴を開けて、そこからスレッド (糸)を通すので、身体への負担は非常に軽くなります。 具体的には皮膚の内側に糸を通し、その糸の先端にはプラスティックの爪がついており、それで皮膚の内側の肉を引っ掛け、 糸で引っ張ることによってたるんだ顔の肌をリフトするというもの。
エイジングが進んでいる顔は、頬や目尻を指で0.5〜1cmほど持ち上げるだけで 顔の表情が若く見えるものであるけれど、 スレッド・リフトは これと同じことを糸とプラスティックの爪を使って 顔の皮膚の内側から 行うようなもの。
施術可能な部位は肘、眉、頬、首、額等。施術時間は約1時間と短く、術後は軽いアザや腫れが出る程度で、 しかもその回復に要する日数はわずか1週間。 回復期間中も日常生活には全く支障はありません。
部分麻酔である為、スレッドを皮膚に通しながら、どの程度のリフトアップにするかを、ドクターと相談しながら調節できるのも大きな魅力となっています。
以前スレッド・リフトのリスクとして挙げられていたのは、スレッドがすぐに表皮に浮き出てくるという点でしたが、最新技術により改善され、現在では7〜10年はもつと言われています。
また7〜10年が経過してスレッド・リフトのやり直しをする際、これまでは以前に入れた糸と爪の取り出しが必要でしたが、 新たに約5年で身体の中で自然消滅する糸と爪が登場しており、効果が無くなる前にもう1本の爪と糸を通すだけで リフト効果を保てるようになりました。この新しい糸と爪は ヨーロッパでは既に認可されていて、アメリカでも その認可は時間の問題と言われています。




Eyelash Transplant / アイラッシュ・トランスプラント

コスト: 両目で$6,000
トリートメント内容: 最近アメリカで人気が上昇しつつあるのが、このアイラッシュ・トランスプラント (まつ毛移植)。 後頭部から切り取った髪の毛の毛根を、瞼の縁に植えつけるテクニックです。 これはもともと、火傷や事故で毛根にダメージを受け、睫毛を失ってしまった人の為に 開発されたのですが、現在では 行われている手術の80%が美容整形目的となっています。
プロセスは、局部麻酔を使用し、約2時間で終了するという比較的簡単なもの。移植は上下それぞれ24〜40本まで可能です。 そして移植された毛は 髪の毛なので睫毛より丈夫な上に、ほぼ一生 生え続けるとのこと。
その代わり、髪の毛と同じ割合で成長して行くので、定期的にカットする必要あり。また、直毛の人はまつ毛パーマをかけることが薦められています。 術後の傷は 目立たない上に、2〜3週間程度で完治します。
この植毛法はまつ毛だけではなく、眉毛、男性の髭、そして胸毛の増毛にも用いられているそうです。




Fraxel / フラクセル

コスト: 1回のセッションが 顔全体で $1,000
トリートメント内容: フラクセルとは、ニキビ、日焼け、エイジングによってダメージを受けた肌の為のレーザー治療機器。 現在マーケットに存在するレーザー機器の中で、最も効果的なものの1つ と言われています。
フラクセルの利点として挙げられているのは、その効果もさることながら、何と言ってもダウンタイムが無いところ。 施術後はすぐに日常生活に戻ることができ、メイクやシェイビングも問題はありません。 施術直後には多少の腫れと日焼け後のような赤みがあり、次の日には軽いブロンズカラーに変化し、しばらくすると少しずつ表皮が剥がれ落ちてきますが、 副作用はそうした日焼け後のようなコンディション程度なので、ケミカルピーリング等と比較するとアフターケアは非常に楽です。
肌への刺激が少ないので、顔だけでなく、首、胸元、手の甲も施術可能。施術回数は肌の状態によって異なりますが、 通常は2〜4週間おきに3〜5回のセッションで充分な効果が得られます。







CELLULITE & WEIGHT LOSS / セルライト & ウエイト・ロス


Fat Grafting / ファット・グラフティング

コスト: 施術内容によって全く異なります。
トリートメント内容: ファット・グラフティング、別名ファット・トランスファーとは、身体の脂肪を除去したい部分からライポサクション(脂肪吸引)によって余分な脂肪を取り除き、 それを胸やヒップなどにトランスファーするという 一石二鳥のトリートメント。 右の写真は口の周りと唇に脂肪を注入した女性と、お腹から取り除いた脂肪をヒップにトランスファーした女性の例。
先述のように脂肪を注入する箇所と言えば、圧倒的に唇やバスト、ヒップが多いようですが、その他にも年齢と共に こけてきた頬や、手の甲に注入することにより、シワを無くし肌にハリを出す用途に用いられるケースも多いのがファット・グラフティング。 そもそも肌のエイジングは、加齢による脂肪細胞の減少も原因の1つであるため、皮膚と筋肉の間に脂肪を注入することで、 若々しいハリのある肌が実現するというのがこのトリートメントのセオリー。
効果の持続期間は身体の部位や体質によって異なりますが、 広くてあまり動きのない部位の方が 皮膚の下で脂肪が流動しない分、効果は長く持続すると言われています。 この施術に関して最も重要なポイントは 腕の良いドクターを選択すること。 施術のやり方によっては 体型に歪みが出たり、 持続期間になかり差が出てくるので、 過去にドクターが行ったファット・グラフティングの施術例を見せてもらう等して、 ドクター選びは慎重に行わなければなりません。
値段は何処から脂肪を除去して、何処に注入するか、またその量によって異りますが、例えば脂肪を目の周りに移植する施術は5,000〜7,000ドルが相場となっています。
この手法の一番の利点は、自分の脂肪を使用するため、トランスファーした後に アレルギー反応が起こる心配がないことですが、 逆に難点とされているのは胸にトランスファーをする際に起こる問題。というのも、ライポサクション(脂肪吸引)で吸い取った脂肪細胞は 全てが生きている細胞であるとは限らず、死んだ脂肪細胞がトランスファーによって体内に戻されてしまうケースが出てきます。 殆どの場合、死んだ細胞は他の細胞に吸収されてしまうのですが、たまに 死んだ細胞の周りで瘢痕(はんこん)組織が硬化することがあります。
ここで問題になってくるのは、その後に乳がん検査のためのマモグラム(乳房X線撮影)を行った場合。 硬化してしまった瘢痕(はんこん)組織は乳ガンのしこりと間違われ易く、このため 女性は乳ガンかもしれないと怯えながら、 無駄な精密検査等を強いられるケースが出てきます。 また 逆に本当に乳ガンであった場合は、ファット・グラフティングの瘢痕組織だと軽視されてしまい 発見が遅れる原因にもなりかねません。 この為、ドクターの間では未だに同トリートメントに対する賛否が分かれているようです。




Smart Lipo / スマート・ライポ(リポ)

コスト: $3,000〜4,000
トリートメント内容: ヨーロッパでは既に大人気となっているスマート・ライポが、アメリカで認可されたのは2006年のこと。
スマート・ライポとは、先端の細いカニューレから照射されるレーザーによって 真皮、表皮、筋肉層、血管にはダメージを与えず、 脂肪細胞を破壊するという手法。 痩せたい部分の脂肪を簡単に取り除けるスマート・ライポは、脂肪を気化させる働きをする初めてのレーザー機器で、レーザー・ライポと呼ばれる場合もあります。
トリートメント可能なエリアは、頬、顎、二の腕、背中、お腹、腰、腿、お尻、そしてふくらはぎ。値段は従来のリポと比較してかなりお手頃。 ベネフィットとして挙げられるのは、局部麻酔で済むこと、施術が1時間程度であること、痛みがほとんどないこと、組織回復が非常に速いこと、そしてダウンタイムが全くないこと。 スマート・ライポは 「ランチタイム・ライポ」 とも呼ばれていますが、これはダウンタイムがないため。だから文字通り、お昼休みに施術してそのまま仕事に戻ることが可能なのです。 また術後肌にハリが出ると、多数の経験者から喜びの声が上がっています。




Vela Smooth / ベラ・スムース

コスト: $200 / Session
トリートメント内容: セルライトのトリートメントで圧倒的な支持を得ているベラ・スムースは 脂肪を分解し、細胞組織から水分を移動させる無線周波レーザー。 加えてマッサージ機能をも兼ね備えた機器。 全ての肌質に対応し、太腿、腹部、ヒップ、胴周り、二の腕等、あらゆる部位をトリートメントできます。
ターゲットとなる部分の肌上で機器を動かしていくだけのこのトリートメントは、痛みが全く無い とても安全なもので、 トリートメント後は ダウンタイム無しで、すぐに普段の生活へ戻ることができます。 1回のトリートメントの平均所要時間はターゲット・エリアの広さによりますが、大体45分程度。
トリートメントは通常週に2回のペースで6週間続けて行われ、その後は月に1度のフォローアップが必要となります。値段は1度のトリートメントで平均$200。
ベラスムースはセルライトに働きかけるだけでなく、トリートメントした部分の痩身効果も見られることがレポートされています。 また、脂肪減少のためのメソセラピーと一緒にトリートメントを行うと、より良い効果的であることも確認されています。
安全で時間も掛からず、かつ効果的なベラ・スムースは、現在世界中の皮膚科医、整形外科医、エステティシャンから、セルライトに最も効果的なトリートメントであると評価されています。







OTHERS / その他


Botox / ボトックス (ボトックスに関する詳細記事はこちらをクリックしてください)

もともと瞼の痙攣(けいれん)等の障害を治療する目的で、1970年代にアラガン社によって開発されたボトックス。
現在では、アメリカやイギリスを始めとし、世界各国で最も人気の高い美容整形となっています。 美容整形のトリートメントとして、アメリカのFDA (Food & Drug Administrations=食品医薬品局) による認可が下りたのは2002年のこと。 現在では、脚に張りを持たせたい女性が、脚にボトックスを打ったり、サンダルを美しく履きこなすために、足の指のシワにボトックスを 注射するという例も出てきており、ボディにもニーズが出てきています。
そのボトックスは、近年の研究で多汗症を抑える効果があることが証明され、 2004年にアメリカのFDAに多汗症治療としても認可されました。 治療によってほとんどの人は48時間以内に90%、そして1週間以内には100%の制汗効果を体験することができると言われています。 効果は1回のトリートメントで6〜10ヶ月継続。部位としては脇の下、手の平、足の裏、そして股の間が対象となります。 副作用は、治療直後に針を刺した部分にできる小さなアザ(通常は数日で消えます)、若干の筋肉の衰え以外、今のところレポートはされていません。
また最近では、うつ病にも効果的であるとの研究結果が出ており、こちらはまだまだ更なる研究が必要なものの、 ボトックス需要は益々高まる見込みです。




Silicone Implant / シリコン・インプラント

身体に害をもたらすとの理由で、1992年に使用禁止になった豊胸用シリコン・ジェルが、最近になってFDAによりアメリカで再認可されました。 袋の中に食塩水を入れて行うインプラントよりもナチュラルな仕上がりのシリコン・ジェルは、これからどんどん市場を拡大する見込みです。
現在マーケットに出ているプロダクトは、メンター社のメモリー・ジェルとアラガン社のインネームド。 シリコン・ジェルは、液体よりもバッグの中身の結束性が高く、非常に粘着性のあるポリマーが使用されています。 そのため破裂した際でも流出し難く、安全性が高いとのこと。
また張りのある大きなバストを好む場合や、事故や乳がんで失った乳房の再形成目的の場合等の 異なるニーズを考慮し、 商品の弾力もいくつかのレベルが用意されています。 シリコン・インプラントの値段は、勿論ドクターによって異なりますが 現在の平均コストは$6,000。
このように再認可されて 市場に再登場したシリコン・ジェルですが、食塩水インプラントは18歳以上から手術を受けられるのに対し、 シリコン・ジェルは22歳以上となっている他、破裂や身体への危険が指摘されるため 将来的に摘出、もしくは 新たなインプラントが薦められています。 加えて破裂していないかを確認するためのMRI を定期的に行い、しこり等ができていないかを確認する自宅でのセルフ・テストが必要であったり と、 食塩水のインプラントに比べて 面倒な点も多いようです。


*上記の値段は、あくまでニューヨークの平均コストで、ドクターによっては全く異なった値段を設定している場合もあります。







ドクターの正しい選び方

年々美容整形が盛んになり続けているアメリカでは、星の数ほどの美容整形医師が存在します。 そんな数多くのリストの中から、腕の確かな医師を選ぶには、何を基準にすればよいのでしょうか?

まず、”Board Certified” (委員会公認) という言葉をよく耳にすると思いますが、そう記されているとは言っても全ての医師が 同じトレーニングを受けているわけではありません。 そこで、フェイス・リフト、ブレスト・インプラント、ファット・グラフティングなど、身体にメスが入ったり、高度な技術を必要とする 手術やトリートメントを受ける場合は、ドクターのバックグラウンド・チェックが大切なプロセスとなります。

まずチェックしなければならないのは アメリカ美容整形委員会 (American Board of Plastic Surgery、略称ABPS) 公認であるかということ。ABPSの承認基準は以下の通りです。

  1. ABPS公認の学校で資格を取得していること
  2. 3年間の一般外科手術の過程を終了していること
  3. 2〜3年間の監督下での専門医学 (この場合は美容整形) 研修過程を終了していること
  4. プロフェッショナルとして最低2年の実務を行っていること
  5. 非常に難しいとされている筆記試験と口頭試験を通過していること (この試験に合格している医者はわずか70%)


高レベルの教育とトレーニング基準を設定しているABPSは、 アメリカ専門医学委員会 (American Board of Medical Specialties、略称ABMS) によって承認、監督されています。

また、美容整形の外科手術の47%は医師のクリニックではなく 総合病院で行われます。 その為、医師が総合病院で手術を行う権利を持っているかどうかは、事前に調べておくのが懸命です。
総合病院で専門的な手術が行われる際、病院側は施術する医師に充分な能力があるかを調査しなければなりません。 もし医師がその調査結果で 病院側に断られてしまったら、せっかく医師を探して、手術についてのカウンセリングを受けた時間と費用が無駄になってしまいます。
こういった問題を避ける為、アメリカ医学組合 (The American Medical Association、略称AMA) では医師の経歴を提供しています。 費用は4名分で$60。AMAが発行している医師リスト、”American Medical Directory” でも、同じ情報を入手することができます。

そして手術を行う総合病院が決定したら、その病院をチェックすることも重要です。まず病院側に、どこの公認下であるかを尋ねてください。 そして下記の主要機関のいずれかに属していることを確かめましょう。

1.The American Association for Accreditation of Ambulatory Surgery (AAAASF) / ザ・アメリカン・アソシエーション・フォー・アクレディテーション・オブ・アンビュラトリー・サージェリー
2.The Accreditation Association for Ambulatory Health Care (AAAHC) / ザ・アクレディテーション・アソシエーション・フォー・アンビュラトリー・ヘルス・ケア
3.The Joint Commission on Accreditation of Healthcare Organizations (JCAHO) / ザ・ジョイント・コミッション・オン・アクレディテーション・オブ・ヘルスケア・オーガニゼーション

もしくは、アメリカ形成手術協会 (The American Society of Plastic and Reconstructive Surgery、略称ASPRS) に電話をして、 自分の住んでいる地域で上記3つの機関に属している総合病院を尋ねることも可能です。電話番号は (800) 635-0635 です。

最後に、全身麻酔を使用する手術を受ける際は、自分の麻酔医がアメリカ麻酔学委員会 (The American Board of Anesthesiology、略称ABA) 公認であるかを 確かめることが必要です。もし麻酔に看護士を使用する場合は、その看護士が承認されているかどうか、 アメリカ看護士麻酔医組合 (The American Association of Nurse Anesthetists、別名AANA) に問い合わせましょう。

「ここまで細かくチェックする必要があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、数々の成功例があらゆるメディアに取り上げられている中、 ひどい後遺症が残った例や命を落とした例が、年間何百件も出ているのも事実です。 その原因としてよく挙げられているのが、無免許医師による手術や麻酔医による手違い。
こうしたことが起こって後悔しないためにも、綿密な事前調査は非常に大切なのです。

その一方で、昨今では 様々な美容整形を 値段が手頃な海外のリゾート地で バケーションを兼ねて行う女性が増えていることがレポートされています。 しかしながら、アメリカではこうしたリゾート地での美容整形の 煩雑なアイ・リフトによって目が閉じなくなってしまった例 や シリコン注入が失敗した例など、帰国してからトラブルを訴える女性が非常に多いことが報道されています。
リゾート美容整形は アフター・ケアが無い上に、医師のレベルや衛生面の確認が難しいこと、施術後のリゾート滞在中は ダウンタイム(回復期間中)と見なされて クレームに取り合ってもらえない など、数多くの問題点が指摘されるもの。
したがって、リゾートと安価な 美容整形のパッケージに 美しさを求めるのは無理なコンセプトと考える方が賢明です。



トラブルが起こった場合には・・・

どんなに事前のリサーチをしても 優秀なドクターとて人間ですのでトラブルが起こってしまうこともあれば、 自分が想像した仕上がりにならない場合や、施術の効果が現れない場合、また副作用が出てしまうケースなどが生じることがあります。
この際、最も大切なファースト・ステップは施術をした医師本人と話し合うことです。クリニックのマネージャーはドクターではないので、 金銭クレーム以外の問題では いくら話し合っても無駄です。
また美容整形のクリニックには、文句を言って次回のトリートメントを安くしてもらおうというような 性質の悪いクライアントが 必ず居ますので、マネージャー相手に長々と電話で文句を言ったりすれば、そうした「たかり」のクライアントと間違われることは必至です。

医師と話し合う際は 副作用やトラブルについて冷静に、効率良く話し合えるよう、要点を纏めたメモなどを用意し、ドクターにもそれを渡せるように準備します。 また「自分がドクターに対して何を求めているのか?」、「どうして欲しいのか?」をという希望を医師に対して明確に 示さなければなりません。 「施術をやり直して欲しいのか?」、「副作用がどのくらい続いて、その時にどの薬を飲むべきかの指示」 など、 自分の希望を相手に伝えなければドクターとて対処のしようがありません。
一番悪いのは文句ばかりを言って、いざ「何を希望するのか?」と尋ねられた時に何も答えられない、もしくは「手術前の状態に戻して欲しい」などと 不可能な希望を提示する患者です。 日本社会では、文句を言って相手が自分にとっての好条件を提示してくるのを待つ傾向がありますが、 アメリカ社会ではそれは通用しません。医師の対応に腹を立てて、法的措置に訴えようとしたところで、 弁護士からも 「医師を訴えて、相手から何を望むのか?」と 同じ質問をされます。
これを明確にせずクレームをすることは、ドクターの心象を悪くする上に、時間を無駄にする結果にりますし、弁護士にも 相手にしてもらえません。




NY の セレブリティ・ドクター


世界中のどの都市よりも、遥かに多くの医師が存在すると言われるニューヨーク。
数が多いということは 玉石混交とも言える訳で、ニューヨーカーはドクター選びに関してはとてもセンシティブである。 その為、ドクター情報を掲載した雑誌や本、ウェブサイトが存在しているけれど、中でもニューヨーカーが最も信頼する情報源の1つが ニューヨーク・マガジン。同誌は毎年1回、ニューヨーク・エリアの様々な分野のベスト・ドクター・リストを特集しており、 もちろん美容整形医も分野別にその第一人者が紹介されます。

ニューヨーク・マガジン でセレクトされたドクター達は、キャッスル・コネリー・メディカル・リミティッド (Castle Connolly Medical Ltd.) が毎年発行している、 『Top Doctors (トップ・ドクターズ)』 という本で選ばれたドクターや、 難度の非常に高い手術を成し遂げて名声を得たドクター等が中心。 そして同書では、彼らのコンタクト情報、所属医院、保険のガイドライン、専門分野等、詳しい情報が掲載されています。

さて、この 『Top Doctors (トップ・ドクターズ)』 ですが、これは年に一度地域別に発行される、各エリアのベスト・ドクターを掲載した本。 この本を編集するに当たって、キャッスル・コネリーは毎年12,000通ものノミネーション・フォームを、ニューヨークエリアの医療関係者に送付ますが、 このフォームを受け取るのは、ランダムに選ばれた委員会公認のドクター (選ばれるのは皆、前版に掲載されたことのあるドクターです。)、 ニューヨーク・メトロポリタン・エリアにある全ての病院、医療機関の代表取締役、役員、そして外科から小児科まで様々な部門のエグゼクティブが含まれます。
「それぞれの専門分野で、自分の患者に推薦するなら どのドクター?」 というのがフォームの質問事項なので、 アカデミー賞のノミネーションと同様のプロセスといえます。(ただし、各ドクターは自分自身に投票することはできません。) 審査基準は、腕の良さや評判だけでなく、患者とのコミュニケーション・スキル、そして信頼度の高さまでもを含めた総合的なもの。

キャッスル・コネリーのデータを基に、ニューヨーク・マガジン では2006年のベスト・ドクターとして1374人 が選ばれましたが、 この中で、ニューヨーク・エリアのドクターの数は僅か2%であったとのこと。
ここでは、その中でもことに有名かつ、定評があり、マンハッタンにオフィスを構える美容整形外科医、そして皮膚科医を 選んでご紹介することにしました。
ちなみに、これらのドクターは非常に人気が高い為、時に初診を受けるだけで 1〜2年待ちは当たり前・・・。
セレブリティや政治家、大企業のエグゼクティブ等のコネクションがあれば早めにアポイントメントが取れる場合もありますが、 中には受付係りに 取り入ろうと 高価なギフトを贈る人までいるとのことです。
(以下のリストはアルファベット順です。)



Sherrell Aston (シェレル・アストン) / 整形外科
728 Parl Avenue at E.71st Street / (212) 249-6000
ドクター・アストンの得意分野はフェイス・リフト、アイ・リフト、額、そして鼻の手術。フェイス・リフトをしたとは思えない仕上がりで、 とくにたるんだ皮膚を処理する技術に長けていることで知られています。
数多くの人に、ニューヨークでナンバー1のフェイス・リフト・ドクターであると言われている程の腕前。 パメラ・ハリマンのルックスを若返らせたことは非常に有名な話ですが、その他、カトリーヌ・ドヌーブやゴア元副大統領の夫人であるティッパー・ゴア、 ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンターも 彼の抜群の技術の恩恵を受けているとのことです。



Daniel Baker (ダニエル・ベーカー) / 整形外科
65 E. 66th Street / (212) 734-9695> ドクター・ベーカーは30年程前に、事故で切断されてしまった女性の手を接続する手術に成功したことで、 LIFEマガジンの表紙を飾り、世に名声をとどろかせた医師。
そして現在でも、形成外科医のトップの1人として活躍しており、顔面解剖学の分野では並ぶ者がいないと言われています。 同医師が得意とするのは、自然な仕上がりのフェイス・リフトとライノプラスティ(鼻の整形手術)。 ソフィア・ローレン、メグ・ライアンを手掛けたことは広く知られていますが、昼メロ界のスーパースター女優、スーザン・ルチや ダナ・キャラン、HBOの人気シリーズ「ソプラノ」に出演してているロレーン・ブラッコ等も彼のクライアントであると言われています。



David Hidalgo (デイビッド・ヒダルゴ) / 整形外科
655 Park Avenue at 68th Street / (212) 517-9777

「豊胸手術をさせたら、彼の右に出る者はいない」といわれるデイビッド・ヒダルゴは、有名美容整形コンサルタントのウェンディ・ルイスも 一押しのドクター。
ブレスト・インプラントだけでなく、ブレスト・リダクション(胸のサイズ・ダウン)にも、非常に巧妙で、精密なテクニックを用いて、 ナチュラルな仕上がりにしてくれると評判です。 かつては形成手術 (病気や事故でダメージを受けた箇所の復元目的で行われる手術) の分野でも、 素晴らしい腕前を見せたドクターですが、残念ながら保険の手続きのわずらわしさを理由に、現在は行っていないとのことです。



Gerald Imber (ジェラルド・インバー) / 整形外科
1009 Fifth Avenue at 82nd Street / (212) 472-1800
ドクター・インバーの著書である ”The Youth Corridor / ザ・ユース・コリダー” は、エイジングに対する世の中の考えを一転させたことで有名な1冊。 エイジングにフォーカスを置くドクター・インバーは同書で、「65歳で大々的な手術をやるよりは、 30代後半から痛みの少ない小さな施術を始めるほうが賢い」、という考えを主張しています。 そんなドクター・インバーは、額の上のヘア・ラインや耳の後ろの傷を最小限に抑える人気手法、”LIFT (Limited Incision Face Lift / リミテッド・因子ジョン・フェイス・リフト)”の開発者としての功績が認められており、特にヨーロッパの社交界に多くのクライアントを持っています。



Alan Matarasso (アラン・マタラッソ) / 整形外科
1009 Park Avenue at 85th Street / (212) 249-7500

フェイス・リフトとリポサクションで有名なドクター・マタラッソは、女優のジュディ・クリスティーやモデルのステファニー・シーモアを 手掛けたことで知られています。 鼻の内側からメスを入れて、外傷を作らないで済む手術や、ボトックスのリフト効果を併用して 傷を最小限に抑えるフェイス・リフトなどが 特に有名です。 上記の2人以外に、ウェイン・ニュートン、ジェイミー・リン・シンガー、そしてニューヨークのソーシャライトの多くをクライアントに持っています。



Gerald H. Pitman (ジェラルド・H・ピットマン) / 整形外科
170 E. 73rd Street / (212) 517-2600

ドクター・ピットマンは、電動のライポサクションの先駆者。そして、外傷を最小に抑えるための振動カヌーラ (電動リポの一種) を 使用する手術においては、世界でトップ・クラスと言われています。
これまで同医師のクライアントからは、術後の傷に対する苦情は1件も出ていないとのこと。 また最近では、腰周りのリポと顔のリポの両方を同日に終わらせる という忙しいクライアントには最適のトリートメントも行われています。 彼のクリニックは、政治家が顧客が多いことでも知られています。



Nicolas Tabbal (ニコラス・タバル) / 整形外科
521 Park Avenue at 60th Street / (212) 644-5800
ライノプラスティ(鼻の整形)の上手さで知られるドクター・タバルは、極端な結果を求めずに、最小限の処置で ナチュラルな鼻を実現することで知られています。 また彼は、リビジョン手術 (別の医師による手術によって失敗した箇所を 修正するための再手術) の分野においても、トップ・ドクターの1人として様々なメディアで推薦されています。



Roy Geronemus (ロイ・ジェロニマス) / 皮膚科
317 E. 34th Street / (212) 686-7306

ニューヨーク・マガジンで10回以上ベスト・ドクターとして選ばれるドクター・ジェロニマスは、 レーザー治療の先駆者の1人であり、大学教授、レーザー治療機関のディレクター、所属病院の皮膚科のトップとして活躍しており、 これまでに美容整形について150 以上 の資料や著書本を出版しています。 同医師のクリニックでは、レーザー治療 (ニキビ跡等の傷、しみ、タトゥーの除去、脱毛、ファット・グラフティングを含む) 以外にも、 ボトックスや ケミカル・ピール、マイクロ・ダーマブレーション等、ありとあらゆるトリートメントが受けられます。



Howard Sobel (ハワード・ソベル) / 皮膚科
960A Park Avenue at 82nd Street / (212) 288-0060

有名スキンケア・ライン、DDFの設立者の1人であるドクター・ソベルのオフィスは、皮膚科クリニック兼 エステ・サロン。 レーザーによるリサーフェイシング (顔の肌表面の凹凸をなくす施術) & リポサクションが同時に行えるなど、 クリニック兼エステならではのトリートメントが受けられます。
著名医師の経営によるゴージャスなインテリアのサロンとあって エステティック・トリートメントのみの顧客も多く、様々なメディアで紹介されています。



Patricia Wexler (パトリシア・ウェクスラー) / 皮膚科
145 E. 32nd Street 7th Floor / (212) 684-2626>

かつては大病院の皮膚科医として働いていたパトリシア・ウェクスラーが、現在のような著名ドクターになったきっかけは、 ボトックスを美容整形医に普及するインストラクターとしてボトックスの製造元であるアラガン社が彼女に白羽の矢を立てたこと。 以来、彼女はボトックスの第1人者として、多くのセレブリティ顧客を抱える売れっ子ドクターとなっています。
2005年には Bath & Body Works / バス&ボディ・ワークスとのコラボレーションで、 スキンケア・ラインを手掛けているけれど、以前はエスティ・ローダー、現在は大衆コスメティックの Almay/ アルメイの コンサルタンも務めています。
この他、デザイナー・ブレグランスのモイスチャーライザーの開発などにも関わってきた同医師は 多数のファッション・デザイナーから P. ディディ までをクライアント・リストに持つことで有名。
ドクター・ウェクスラーはボトックス以外では ファット・トランスファーでも知られるけれど、 こちらはさほど効果的でないという評判も聞かれています。







Dr. Z. Paul Lorenc が指摘する、美容整形でやってはいけない15ヶ条


ニューヨークのパーク・アベニューに美容整形クリニックを構える Z・ポール・ロレンク医師 (写真) は、2004年に発売された 美容整形に関するベスト・セラー、”A Little Work (ア・リトル・ワーク)” の著者。
知られざる美容整形クリニックの舞台裏を描いた暴露本とも言える同書は、多くのインサイダーから非難を浴びたものの、 一般読者やメディアからは高い評価を得ています。

同書で暴露されていた内容を簡単にご紹介すると、クライアントの所得によって値段を変える医師がいること、美容整形手術の失敗の多くは 麻酔士によるミスが多いこと、 そして酷い手術を受けたセレブリティの実例などで、このセレブリティは実名で記載されているために、 その手術を行った医師達にとっては非常に都合の悪いものとなっています。 もちろん、セレブリティの失敗手術にしても、その他の暴露話にしても、同書には医師の実名は登場していないものの、 インサイダーや、美容整形医に何度かかかったことがある人ならば 容易に想像が付く内容であった為、 関係者からは かなりの批判を受けましたが、真実を描いた 率直で偽りのないドクター・ロレンクの見解は一般読者には大いにウケて、 「ア・リトル・ワーク」は ベスト・セラー書となりました。

さて同書の中で、ドクター・ロレンクは 彼自身の経験をもとに、「美容整形、やってはいけない15ヶ条」を書いています。 これまで誰も教えてくれなかった、インサイダーならではの意見ですので、是非ご参考に!


1. 安く済ませようとしない。
もし通常の3分の1の値段でボトックスをオファーしてくる医師がいても、それは3分の1の量しか使用されていないから。 美容整形は高ければ良いというものではありませんが、良い医師が破格の値段でトリートメントをオファーすることはありません。

2. 免許があり、委員会公認、そして経験のある医師以外に絶対にかからない。
きちんと免許のある医師を探すことが、惨事を防ぐ為の最も重要な注意事項です。
経験の浅い医師や、美容整形が専門外である医師に限って、雑誌に広告を掲載したりインターネットのスポンサー・リンクに なっているものですが。腕の良い美容整形医師というのは広告や宣伝をしないものです。

3. ゴーテックスやシリコンを唇に使用しない。
見た目が人工的に仕上がるだけではなく、触った感じが石のようにとても硬くなります。 また、シリコンの場合、長い年月が経過した後、突然入れたシリコンが落ちることもあることがレポートされています。
さらに これらを摘出する場合、傷が残ったり、唇の形が変形する恐れがあります。

4. 切る部分を確認しないでフェイス・リフトを行なわない。
フェイス・リフトを行う際は、どの部分をどれだけカットするかを事前に医師に確認することが必要です。 通常は毛の生え際に近い頭皮や、耳の後ろをカットしますが、術後に傷が見えない場所であることをは最低必要条件です。

5. 大規模な手術が必ずしも良いとは限らない。
美容整形の手術は、保険が下りないため 手術の規模が大きくなればなるほど、医師にとっては高収入を意味するもの。 このため、簡単なインプラントで済むような要望に対して、骨を削ったり、余分にメスを入れるような手術を薦める医師も居るようです。 患者側も より多くの行程で綿密に手術を行った方が、ナチュラルな仕上がりで 美しく見えると信じてしまいがちですが、 結果的にはお金だけが掛かって、回復に時間が掛かり、身体にも負担が掛かるということになりかねません。
大規模な手術を勧められた場合、必ず別の医師のセカンド・オピニオンを求めて それが最善なのか、 医師が単なるビジネス目的で薦めているだけなのかを見極める必要があります。

6. 母親や姉妹に乳ガン歴がある場合、ブレスト・インプラントは避ける。
乳ガンは遺伝によるものが多いことは周知の事実。したがって家族に乳ガン患者が居る場合、ガンに掛かる確率は高いといわれています。
豊胸手術をしてしまうと、術後に発生する体内の瘢痕 (傷) が、マモグラム(X線撮影)による乳ガンの発見を困難にしてしまいます。

7. ヒップにシリコン・インプラントは行わない。
ヒップ・ラインでセックス・シンボルとなったハリウッド・セレブリティ、ジェニファー・ロペスやジェシカ・ビールが 行っているといわれるのがヒップのインプラント。 でもインプラントを入れているヒップは、よほど上手く行わない限りは 皮膚の下に ブクブクと泡があるように見えてしまいまうもの。 しかもヒップに入れられたインプラントには座る度に大半の体重が掛かる上に、 胸とは異なり日常生活の中で動きも多く、頻繁に圧力も掛かるので、かなり高い可能性でシリコンが破裂してしまいます。

8. 脂肪注入でフェイス・リフトは実現しない。
脂肪注入とフェイス・リフトは全く異なるもの。 脂肪を注入してもフェイス・リフトは出来ないだけでなく、顔が腫れあがったり、歪んだりするリスクがあります。

9. 内太腿のリフティングは行わない。
内太腿のリフトは 通常 皮膚に巨大な傷を残してします。なので、脂肪がかなりたるんでいても リフトを行うべきではありません。

10. 1度のリポサクションで10パウンド (4.5kg) 以上の脂肪は除去しない。
1回のライポサクション(脂肪吸引)で10パウンド (4.5kg) 以上の脂肪を取ってしまうと、死に至る危険性があります。 ライポ・サクションはお金が掛かっても 1度に除去する脂肪の量を減らして複数回行う方が、安全かつ、トータルのダウンタイムも少なく、 仕上がりもベターです。

11. どういった種類の麻酔を使用し、誰が投与するのかを確認してから手術に臨む。
麻酔が必要な手術をする場合、手術の種類によって使用する麻酔が異なり、そのリスクも異なってくるもの。 部分麻酔なのか、全身麻酔なのか、麻酔医が出頭するのかは事前に医師に確認しておくべきです。ことに麻酔医が出頭する場合は、 料金が別にチャージされるので、保険でカバーされない美容整形の場合、それで支払い金額が大きく異なります。

12. 医師の資格を尋ねることを躊躇しない。
アメリカで唯一信頼できる美容整形医の資格は、”Amrican Board Of Plastic Surgery (アメリカン・ボード・オブ・プラスティック・サージェリー)” から発行されたものだけ。そして、医師がどの分野のスペシャリストであるかも きちんと確認しましょう。例を挙げれば、ブレスト・インプラントを得意とする医師に、 鼻の整形はやってもらわない方が賢明です。
また一部では、アメリカ国外では医師の資格を持っているけれど、アメリカでは未だライセンスを取得していないという人物が、 それを理由に安くトリートメントを行うというオファーが聞かれるけれど、 そういった場合外国で医師の資格を持っていること自体がウソである場合が多いので注意が必要です。

13. 掛かり付けの医師が全工程を行うという考えは持たない。
掛かり付けの医師が、施術の全行程を行うとは限らないもの。なので良い医師が見つかったら、 他の医師が一部の工程を行う可能性があるのか?、そしてアフター・ケアもその医師のもとでやってもらえるのかを確認しましょう。

14. 必ず前例を見せてもらうまで、先には進まない。
その医師が施した前例写真を必ず見ておくべきです。できれば、同じような手術を同じ医師から受けた人を見つけるようにしましょう。

15. 自分の直感を無視しない。
美容整形をする際、自分が心地良いことが一番のポイント。どれだけ腕が良いと評判の医師でも、 医師の語り方やスタッフの態度など、少しでも心に引っかかるものがある場合、往々にして 「何か嫌な予感がしていた・・・」と後悔する結果になりがちなもの。 100%信頼できる医師でない場合、別を探した方が無難と言えるでしょう。