Dec. 27 2004 〜 Jan. 2 2005




New Year! New Resolution!?



無事に年が明けて、2005年を迎えたけれど、 年の瀬に会った友人、知人が口を揃えて言っていたのが、「1年があっという間に過ぎてしまった」ということ。
例年ならば、私も全く同じ思いであるけれど、昨年、2004年に関しては、「辛い」、「早く終わって欲しい」という思いが、 10月末頃から こみ上げていただけに、「一年が早かった」という大半の声とは正反対に、 「今年は長かった」 とため息交じりでボヤいていたのが 年末の私だったのである。

思えば2004年は、トラブル続きで、医者絡みで弁護士を立てなければならないトラブルがあったかと思えば、 CUBE New York のサーバーを変えざるを得なくなり、変える度にキャパシティ不足のサーバー・ダウンが続き、 結局、3度目の正直でやっと十分なキャパシティをもらえるサイトに辿り着いたけれど、 サイトを移る度に、セットアップ・フィーをチャージされて、ずいぶん無駄な出費が嵩んでしまうことになった。 でも、昨年で最も情け無い出費というのは、業者の商品製作ミスのせいで、日本円にして数十万円を 大損してしまったことで、ミスを犯した業者から受け取ったのは、「心からの陳謝」のみというお粗末ぶりだったのである。
そうかと思えば、取引の多かった業者はそのビジネスを従兄弟に売却してしまい、幾ら血縁関係があるとは言っても、 人が変われば、ビジネス関係や、その取引も1からやり直しになる訳で、それまで順調で全く心配していなかった部門で、 意外なストレスを背負い込むことになってしまった。
加えて、ビジネスでも、プライベートでも、人間関係では嫌な思いや、考えさせられるような事件が絶えなかったし、 コンピューターを買えば壊れていて、返品するのに電話で4時間も交渉しなければならなかったり、 返品しても、返金してくれないためにまた2時間も電話でネバることになったし、 通販で買い物をすれば、荷物の1部が紛失して、それに対しての紛失申告書類を送付してもらうのに、 電話で2時間、返金してもらうのにさらに電話で4時間以上を費やす等、 お金だけでなく、時間も無駄にさせられたのが昨年だったのである。
さらには、家に帰ったら、電話が通じない、お湯が出ない、水が濁っている、ヒーターが動かない、壁に吊ってあった鏡が突然落ちてきた等、 細々したトラブルにも見舞われ、私本人も、昨年は肺炎をこじらすなど、体調が優れず、 本当に惨憺たる1年と言えたのが2004年だったのである。

でも、ここまで悪い事が続いた年だけあって、12月を迎えた頃から、だんだんと悟りの境地に達してきたのも事実で、 1日 何も悪い事が起こらないだけで、「今日はなんて Happy なんだろう!」 などと、思えるようになり、 1年近く続いたトラブルとストレスのお陰で、「簡単に幸せが感じられる体質」が形成されたというのは、 自分としても 全く意外な副産物と言えるものだった。
だから、例年私は、元旦を迎えると、日記帳を取り出して、その年のニューイヤー・レゾルーション(直訳すれば「新年の決心」であるけれど、 要するに「新年の目標」)を、幾つも書き並べてきたけれど、今年に関しては「日々の幸せや達成感の積み重ねが、きっと何かに結びついてくれるはず」 という気持ちから、あえて今年はこれを書かないことにしてしまった。
とは言っても、最初は私も「ニューイヤー・レゾルーション」を書こうと思って 日記帳を開くところまではしたのだけれど、 昨年掲げた目標を読みながら、2004年に起こったことを振り返るうちに、 「どんなに目標を掲げたところで、人生には思い通りに行かない時があるもの」と思えてしまい、 急に書こうという気持ちが失せてしまったのが実際のところだった。

事実、私は2004年に掲げた目標を殆ど達成しておらず、目標達成率の見地からは、私の2004年というのは、 「敗北」に等しい1年であった訳だけれど、だからと言って、私は怠けていた訳でも、遊んでいた訳でもなく、 いつも通り、時にいつも以上に一生懸命働いていた訳で、単に運が味方してくれなかっただけの話なのである。
でも、1年が終わってみればCUBE New York の売り上げも、自分自身の生活も、 これだけ酷いことが続いた割には、十分満足出来るレベルにあるし、 スポーツのディフェンスとオフェンスのように、人生にも攻める時と、守る時があると思えば、 昨年はその守りの年だった訳で、そのディフェンスについては評価に値するものだったというのが、 私の2004年に対する客観的な見解だったりするのである。
度重なるトラブルというのも、自分が引き起こしたというよりは、巻き込まれたり、突発的に起こった事が殆どであったけれど、 そんなトラブルを通じても 学んだことは沢山あったのである。

よく、人は「嫌なことは早く忘れて・・・」と言うけれど、私は、嫌な事ほど脳裏に焼き付けて、 2度と同じ思いをしないように心掛けるタイプで、そうすることによってトラブルも これからの人生を生きていく上での指針や教訓として使う事が出来る分、 自分の財産になっていくと考えていたりする。
その意味で私が今年学んだ、というか、再学習した事の1つは、 自分に以前 トラブルを運んできた人物に、雰囲気や顔形、出しているオーラ等が似ている人間は、 全く別人であっても、やはり同じようにトラブルを運んでくるということ。 逆に、自分が長年仲良くしている人や信頼している人と同じ雰囲気や、オーラを発している人は、 例え、数回しか会うチャンスが無くても、良い友人になれるし、良い友人で居られるということだった。

でも、こうした過去のトラブルから学んだ教訓を覚えていて、常に使おうとしているのは、 もっぱら本能で、頭脳と感情はあっさりその時々の運勢や起こったトラブルに翻弄されていたのが 実際のところである。だから、何か引っかかるものを察知しながらも、それを掻き消して行った事は、 新たなトラブルになったり、実りの無い結果をもたらしたり、簡単なことに余分な時間や労力を費やすことになってしまったし、 これは人間関係についても然りである。
その意味で、もし私が今年のニューイヤー・レゾルーションをあえて挙げるとすれば、 それは、感情や知性よりも、もっと本能的なレベルで物事や人物を見て、判断していこう という事である。
だから、本能が警鐘を促していることには、勝算があっても取り組まないと思うし、 逆に本能がGOサインを出している物や人やプロジェクトについては、積極的に関わって、 自分が満足出来る結果に繋げて行きたい というのが 2005年に私が目指すところである。


最後に、CUBE New Yorkの読者の皆様、ショッピングのお客様より、クリスマスや新年のEカードやメール、 オーダーのコメント欄でのメッセージを多数頂戴いたしました。この場を借りてお礼申し上げます。 どうもありがとうございました。
2005年もCUBE New Yorkをよろしくお願いします。






Catch of the Week No.4 Dec. : 12月 第4週


Catch of the Week No.3 Dec. : 12月 第3週


Catch of the Week No.2 Dec. : 12月 第2週


Catch of the Week No.1 Dec. : 12月 第1週






執筆者プロフィール

秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、1989年渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.設立。以来、同社代表を務める。