Jan. 1 〜 Jan. 7 2018

”2018 Trending Diet”
2018年のトレンディング・ダイエット


今週のアメリカでは、ボム・サイクロンとネーミングされた猛烈な寒気団&スノーストームの報道に最も時間が割かれていたけれど、 これほどまでに寒い日が毎日のように続いたのはニューヨークに長く暮らしている私にとっても初めてのこと。 週末のニューハンプシャー州では、体感温度が何とマイナス60度、睫毛が凍るほどの記録的な寒さになっていたけれど、 アメリカの総人口の半分以上が日中氷点下の寒さを経験するという 歴史的な寒気団に見舞われていたのが今週。 あまりの寒さのため、北東部の一部の州では犬の散歩に出かけると動物虐待で逮捕されるほどで、今年に入ってから凍傷などの 寒さが原因で死亡した人々は既に12人。そんな天候が手伝ってこの冬のアメリカでは、インフルエンザが早くも猛威を振るっていることが伝えられているのだった。

今週のもう1つの大きな話題は、トランプ政権の内情を暴いたマイケル・ウルフの著書「ファイヤー・アンド・フューリー」。 それによれば トランプ氏は朝の6時半からベッドの上でマクドナルドのチーズ・バーガーを食べるそうだけれど、 アメリカのメディアが毎年この時期にフォーカスするのがデトックスやダイエット。 というのも多くのアメリカ人がニューイヤー・レゾルーション(新年の決心)で 「体重を落とす」、「健康的なライフスタイルに切り替える」といった 目標を掲げるためで、肥満が健康問題ではなく 社会問題になって久しいアメリカではダイエット業界の年間の市場規模が約7兆4000億円に達している状況。 今週には、ヒップホップのメガヒット・メーカーとして知られるDJキャレドが ダイエットの大手、ウェイト・ウォッチャーズのアンバサダーとして契約したニュースも伝えられているのだった。

でもアメリカの肥満はここ2年ほどでやっと悪化には歯止めが掛かってきていて、その理由の1つがアメリカ人が徐々に砂糖や人工甘味料を含むソーダ類を飲まなくなってきているため。 アメリカでは2017年度にボトルド・ウォーターの売り上げが史上初めてソフト・ドリンクの売り上げを抜いたことが報じられたけれど、 2003年に比べて成人の12%、子供の19%がソーダに代表されるソフト・ドリンクを飲まなくなっているとのこと。
またオーガニックのニーズが高まると同時に、増えているのがヴェジタリアン。 中でも増えているのがパートタイム・ヴェジタリアンで、朝昼はヴェジタリアンで、肉や魚はディナーの時しか食べない人々が都市部を中心に大きく増えていることが伝えられているのだった。




そんな中、アメリカン・ケミカル・ソサエティ・エンバイロメンタル・サイエンス&テクノロジー・ジャーナルが発表したのが、ハウスダスト(家の中の埃)が体重増加の原因になりうるというレポート。 このリサーチでは11軒のごく普通の家庭から摂取したハウスダストをネズミに与える実験をしたとのことで、 その結果、体内に入った埃が細胞を成熟脂肪細胞に発展させ、それが肥満の原因となる脂肪、トリグリセリドを蓄積させることが判明。 またそこから分裂した脂肪細胞は、そのサイズが従来より大きくなるという結果が得られており、 その現象はたとえ少量の埃でも引き起こされることが明らかになっているのだった。
アメリカの平均的な子供は1日に50rの埃を吸い込んでいるとのことだけれど、これは単純計算をすれば1年で18.25g。 掃除が行き届かない貧困家庭の子供はそれ以上の埃を吸い込むだけでなく、それが原因で喘息なども患っているけれど、 成人が子供以上の埃を吸い込んでいるのは容易に想像がつくところ。

実は私はこのレポートの結果を知る以前から 既に掃除機を掛ける回数が増えていたけれど、 それはハウスダストに含まれるケミカルが 頭で描く以上に体内に入っている結果、エイジングの促進等の悪さをしているという別のレポートを読んだためで、 ハウスダストでケミカルが体内、それも呼吸器官を通じて細胞に入り込んでいたら、たとえオーガニックの野菜や果物、サプリにどんなにお金を掛けようと焼石に水状態。 もちろんハウスダストにはダストマイト(イエダニ)が含まれ、アレルギーの原因にもなってきたのは周知の事実。 長生きの秘訣の1つに「カーペットや壁紙が無い家で、天然素材の服を着用して生活する」という項目があるほどで、 たとえ少量でも、毎日の生活で吸い込む埃とそれに含まれるケミカルの量は、エイジングやダイエットという見地からも軽視出来ないのだった。

さらに私がハウスダスト以外に非常に気にしているのが、エイジングに伴うホルモン・バランスの変化とどう向き合うか。 というのも私が長年一緒にヨガクラスを取っている女性達や、知り合いの女性で明らかにメノポーズ、もしくはぺリメノポーズ(メノポーズを迎える直前の時期)を迎えたと思しき女性達のウエストラインが たとえ痩せ型の体型でも ことごとく太くなっているため。 こうした女性の中には「それほど量を食べている訳ではないのに腹部に脂肪が付いて来た」という人も居れば、 「食欲が抑えられないので食べる量が増えてしまう」という人も居るけれど、 ホルモン・バランスと上手く付き合っていくためには、食べる量もさることながら どんな物を何時食べるかや、睡眠やエクササイズによるホルモン分泌の調整、ストレス・マネージメント、 更には脳の活性化を含めた総合的なアプローチが必要。 これについては、また別の機会に私がリサーチした結果をご紹介しようと思っているのだった。




さて2018年のダイエット・トレンドに目を移すと、2大トレンドになっているのは今年も引き続き インターミッテント・ファスティング(日本でいうプチ断食)と、ケトジェニック・ダイエット(もしくはケト・ダイエット)。 どちらも体脂肪をエネルギーとして燃やすケトシスという状態を利用してウェイトを落とすもの。 それ以外に、10月にこのコーナーで書いたレクチン・フリー・ダイエットが グルテン・フリーに替わって浮上してきているけれど、 もう1つ私が昨今初めて知ったのが、ロウFODMAP(フォドマップ)ダイエットというもの。 FODMAPはFermentable, Oligo-saccharides, Di-saccharides, Mono-saccharides and Polyols(発酵性、オリゴ糖類、二糖類、単糖類、ポリオール類)の略で、 IBS(過敏性腸症候群)に悩む人を中心に広まっているダイエット。
FODMAPダイエットでは、レクチン・フリー・ダイエット同様、豆類や乳製品がことごとく悪玉フードになっているけれど、 それだけでなく、アスパラガス、アボカド、カリフラワー、リンゴ等、通常なら健康に良いといわれる果物や野菜も含まれている一方で、 熟れたバナナはダメだけれど、熟れる前のバナナは奨励されるなど、同じ食べ物でもコンディションによって扱いが異なるという不思議なルール。 でもこれを実践すると腸内のコンディションが整い、理想的な便通、引いては肌質の改善、快眠等、健康状態が大きく改善されると言われているのだった。

食材で2018年の目玉になっているのはターメリック。私はターメリックはこれまでサプリメントで摂取してきたけれど、 ソーシャル・メディア上でトレンディングになっているのは、ターメリックとココナッツ・ミルク等を使った”ゴールデン・ミルク”と呼ばれるドリンク(写真上左)。 酸化や炎症を抑えると同時に、免疫力を高め、身体と精神の双方を癒す効果が注目されているのだった。
ダイエット・ピルについては、コンシューマー・レビューで最も売り上げが高いとレポートされているのがCUBE New Yorkでも人気商品になっている ガルシニア・カンボジア(写真上右)。2017年にはアップル・サイダー・ビネガー・ダイエットが同時にブレイクしたけれど、 CUBE New Yorkはこの2つを一緒に摂取にするバージョンのダイエットをお薦めしているのだった。




さて私は年明け、もしくはスーパーボウルが行われるスーパーサンデーが終わってから、毎年のようにデトックスか ダイエットに取り組むことにしているけれど、今年私がやろうと思っているのが ファスト・ミミッキング・ダイエット。
ファストとは断食の事であるけれど、ファスト・ミミッキング・ダイエットは断食ではなく、毎日少量の食事をしながらも、 身体は自分が断食していると思い込んで、体脂肪をエネルギーとして燃焼するというもの。 すなわち自分の身体を騙して、断食をしているふりをするというもの。
私自身は断食は短いものから最長で10日まで、様々なタイプを既にトライしているけれど、 体重を落とす目的よりもデトックスや整腸効果という点で、有効だと思っている手段。 でも5日間 断食をするというのは経験上 大変なことなので、それが少量でも食事をしながら行えるという点で このダイエットにとても興味を持っているのだった。

既に5日間のファスト・ミミッキング・ダイエットのパッケージをオーダーして、現在はその到着を待っているところであるけれど、 驚いたのはオーダーをした翌日に販売業者から電話が掛かってきて、ダイエットの注意事項の説明などを含む短いコンサルテーションが行われたこと。 医療専門家が開発したダイエット・キットだけあって かなりハイスタンダードのカストマー・サポートが行われているのだった。 もちろんお値段も決して安くないけれど、ファスト・ミミッキング・ダイエットを3回程度続けると、 血糖値から、血圧、コレステロール値など、ありとあらゆる数値が改善されるだけでなく、 腸内のバクテリアのコンディションから、エネルギー効率が改善され、脳の活性化という効果まで望めるというもの。 私としては、このキットが若干高額なので、出来れば1〜2回のトライでコツを掴んで その後は自分で実践できるようにしたいと思っているのだった。
ちなみに、パッケージにされたフードは全てオーガニックで、GMOフリーという上質な食材を用いたもの。 既にこれを行った女性の体験談では、肌のコンディションが改善したとのことなので、美容という見地からも早くトライしたくてワクワクしているダイエットなのだった。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

Shopping
home
jewelry beauty health apparel rodan

PAGE TOP