Feb. 3 〜 Feb. 9, 2014

” Let's Have a Dinner! ”



今週も 週明けから大雪で、とにかく寒かったニューヨーク。
そんな中、大きく報じられていたのが、俳優のフィリップ・シーモア・ホフマン死去のニュース。 自宅でドラッグのオーバードース(過剰摂取)が原因で死亡しているのを 友人によって発見されたフィリップ・シーモア・ホフマンは、 映画「カポーティ―」でアカデミー賞主演男優賞を受賞するなど、実力派俳優として知られた存在。
その死去のニュースは、ニュ―ヨーク・タイムズ紙さえもが第一面、写真入り記事で報じていたのに加えて、 彼の死を第一面にフィーチャーしたニュ―ヨーク・ポスト紙は、Eベイでオークションに掛けられるなど、 近年死亡した俳優の中では、別格と言えるメディア・リアクションになっていたのだった。
でも日を追うごとに明らかになってきたのが、彼の死因であるでドラッグの問題。 彼のアパートからは、ヘロインの小袋が70個、20本の注射針、5種類の処方箋薬が押収されており、、 その5種類は、血圧の薬に加えて、うつ病治療薬、ADD(注意欠陥障害)治療薬、中毒症状を抑える薬など。
シーモア・ホフマンの友人の中には、彼がここ数か月はドラッグ中毒を克服していたと語る人もいたけれど、 実際にはかなり深刻な、ドラッグ中毒ぶりであったことが明らかになっているのだった。

その一方で、過去のオリンピックに比べて控えめな報道になっているのが2月7日に開会式を迎えたソチ・オリンピック。
北京オリンピックを超える、史上最も高額なオリンピックになったソチ大会は、事前にテロリストが犯行予告をするなど、 開催前から物々しい雰囲気に包まれていたオリンピック。しかもロシアのゲイ差別の法律に反発する国々で 呼びかけられていたのがボイコットで、アメリカは大統領夫妻、副大統領夫妻が いずれも 現地を訪れないと言う異例の状況。
さらにゲイ・コミュニティを中心にTV視聴のボイコット運動も起こっており、既に最も物議を醸すオリンピックにもなっているのだった。



さて 話は全く変わって、私がこれまで CUBE New Yorkとしてやってきたことの中で、「最も人助け(?)になったのでは…」 と思っているのが 2001年から2007年まで行っていたネットワーク・パーティー。
このパーティーはニューヨーク・エリア在住の女性を対象にしたもので、 自分の行動半径以外のフィールドの友達に出会って 情報交換をしたり、インスピレーションを得たり、サポートし合える関係を築いて、 より充実した、楽しいニューヨーク生活を送って頂くために企画したもの。
初回の2001年12月は、厳寒の中、20人を超える女性が集まって下さったけれど、 2回目からは 人数が常に40人を超えるようになって、最も多い時で68人が集まるパーティーになったのだった。

2007年以降は、様々な理由があってパーティーを行っていないけれど、7年近くが経過した今でも、 当時パーティーでお友達を作ったという女性達に感謝されたり、日本のCUBE New Yorkの読者の方が 思い出して下さるのがこのパーティーで、 私の現在のお友達の中にも、ネットワーク・パーティーを通じて出会った女性が何人もいるのだった。



私自身、交友関係に恵まれることがいかに人生にとってプラスになるかを熟知しているだけに、 人と人の間を有益な形で繋いだり、良い交友関係を築くチャンスを設けるというのは、 人にしてあげられる最高のギフトだというのが私の考え。
なので、機会があったらまたネットワーク・パーティーのような企画をしたいと考えてきたけれど、 会場の確保を含む 様々な準備を考えると、50人以上が集まるようなパーティーを企画・運営するのは、 時間的にかなり厳しいのが実情。 そこで、思いついたのが ディナー・クラブ のアイデアなのだった。

そもそもネットワーク・パーティーの際も、後日 改めて集めて行っていたのが、 フォローアップ・ディナー。これは気が合いそうな女性や、 十分に話す時間が無かったと残念がっている新旧参加者をミックスして、6〜8人程度で行っていたディナーで、 フォローアップ・ディナーの方が 少人数でじっくり話す機会があるので、急速に親しくなれたり、 その後すぐに連絡が取り易かったりと、様々なメリットをもたらしてくれるのだった。
なので、「ネットワーク・パーティーの部分をカットして、フォローアップ・ディナーだけを 行なおう」 というのが、今回私が思いついたディナー・クラブの企画なのだった。

このディナー・クラブはメンバー制で、まずは無料のメンバー登録をして頂いて、 そのメンバーにディナーの企画のご案内を差し上げて、参加希望者でディナーをするという 至ってシンプルなシステム。
そしてメンバー登録の際にお願いするのが、日ごろ出かけるレストランの価格帯、日ごろ出かけるレストランのエリア、 好みの料理、苦手な料理、お酒を飲む、飲まない、ニューヨークで気に入っているレストラン等 についてのアンケート。 加えて、ご自身の簡単なプロフィールの記載をお願いすることになるけれど、 これは、ディナーを企画する際のレストラン・チョイスの参考にするためと、 特定のイベントを企画する場合の指針とさせて頂くためのもの。
前述のように登録は無料で、頂いた個人情報は当社で保管するのみで、第三者の手に渡ることはありません。

またディナー・クラブでは、CUBE New Yorkが企画したディナー以外にも、 メンバーの方が、例えば「イレブン・マディソン・パークの予約が取れたのに、一緒に 行ってくれる人の都合が悪くなってしまった」というような場合、ご連絡をいただければ ディナー・クラブのメンバーに対して ディナー参加をオファーすることも可能。 したがって、せっかく取れた人気レストランの予約をキャンセルする必要もなくなるのだった。



同ディナー・クラブは、ニュ―ヨークのダイニング・ライフを楽しむためには とても有益な企画。
例えば、ワイン・バー等で開催されている ワイン・テイスティングなども、 人数が集まればプライベート・イベントにすることが出来るのだった。
さらに 今もやっているかどうか分からないけれど、ダウンタウンのレストラン、モモフク・サム・バーには 豚を丸ごと1匹料理するというスペシャル・メニューがあって、これは 10人程度で事前予約をした場合のみ オーダー可能なもの。 ある時、この料理が絶賛されている記事を目にして、友人のバースデー・ディナーの際に 同スペシャル・メニューを提案したところ、 ジューイッシュ(ユダヤ教)の友達が 豚肉を食べないことを理由に、あっさり却下されてしまったのだった。 以来、そのスペシャル・メニューの事は忘れていたけれど、そんな人数を集めて 味わうような名物料理は、 気乗りがしない友達を数合わせのために誘うよりも、 食べたいと思う人が集まってシェアした方が、楽しく味わえると思うのだった。

でも食事が美味しく味わえるのは、楽しいディナー・コンパニオンが居るからこそ。
なので メンバー登録をして下さる方が レストランに行くことだけを目的にして、 黙々と食べて、全く会話に参加してくれないというのでは困るし、 高いレストランなのに 料理やシェフに敬意を表すことなく、喋り続ける人が居れば、 同席している他のメンバーが居心地の悪い思いをするのは必至。
したがって、ディナー・クラブが 食事を楽しみながら、交友の輪を広げるための社交オケージョンであることを ご理解頂いた上での メンバー登録をお願いすることにしています。

メンバー登録のサイトは 現在製作中なので、来週のこのコーナーで、 お知らせします。
ネットワーク・パーティーは年1〜2回の企画でしたが、ディナー・クラブはもっとずっと高い頻度で行える企画なので、 これを通じて ニュ―ヨーク在住女性に対して、CUBE New York が 何らかのサポートを 出来ればと思っています。





執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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