Sep. 19 〜 Sep. 25 2016

” Team Angie or Team Brad? ”
"ブランジェリーナ"離婚! ”チーム・アンジー”か”チーム・ブラッド”で人間性が分かる?


今週のアメリカは、先週末にマンハッタンのチェルシー地区で起こった爆弾事件の犯人逮捕のニュースで幕を開け、火曜日にはノース・キャロライナ州 シャーロットでは、またしても武器を所持していない黒人男性が警官に射殺される事件が起こり、連日のように抗議活動が繰り広げられている有り様。 したがって 本来ならばこれらのニュースに最も報道時間が割かれてしかるべきであったけれど、 それよりも遥かに大きく報じられたのが ”ブランジェリーナ”こと アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット離婚のニュース。
これが火曜日早朝に報じられてからというもの、まずソーシャル・メディア上に溢れたのが、 ブラッド・ピットの前妻で、事実上アンジェリーナ・ジョリーに夫ブラッドを取られたジェニファー・アニストンが高笑いをする映像や、 ジェニファーに成り代わった人々による ブランジェリーナへのリベンジ・ツイートの数々。
離婚の原因は”Irreconcilable Differences(妥協できない相違)”と離婚申請書には記載されていたけれど、 その具体的な理由としてアンジェリーナ・ジョリーがブラッド・ピットの子育てのポリシーに不満を覚えていることや、 彼のマリファナ常用とアルコール摂取、怒りにまかせた態度を取る問題などが挙げられた「子供達の安全のための離婚」と説明され、 離婚の条件として 養育費を拒む代わりに、アンジェリーナ単独の親権をブラッド側に要求していたのだった。

またその日のうちには、 離婚の原因が ブラッド・ピットが最新主演作「アルライド」で共演している女優、マリオン・コルティアーとの不倫を アンジェリーナが私立探偵を使って突き止めたため という噂が報じられ、 その噂に便乗した「アルライド」の製作配給元、パラマウント映画は同作品のトレーラーを 予定より早くインターネット上で公開。 多数のビューワーを獲得したものの、 マリオン・コルティアーはソーシャル・メディアを通じて 多数のヘイト・メッセージを受け取ることになっただけでなく、 彼女が現在妊娠中の子供がブラッド・ピットの子供だというデマまで流される始末。 後日、彼女はこの噂について自らのソーシャル・メディア・アカウントを通じてキッパリと否定しているけれど、 マリオン・コルティアーは ジェニファー・アニストンと並んで、今回のスキャンダルの被害者と言われる存在なのだった。




離婚報道の翌日、水曜日にはブラッド・ピットが児童虐待容疑で捜査を受けているというニュースが浮上。 その原因として、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、彼らの6人の子供達が 9月14日にフランスからアメリカに 戻るプライベート・ジェットの機内で、ブラッドと長男のマドックス(15歳)が口論となり、酔っ払ったブラッドが 彼に暴力をふるい、それについての匿名の通報がLAのソーシャル・サービスに寄せられたことが明らかになっているのだった。
そしてこの日のうちに、アンジェリーナが雇った引越し業者が 2人が暮していたLAの邸宅から荷物を運び出し、 彼女と子供達が1ヶ月のレントが950万円の邸宅に引っ越したことが報じられていたけれど、 実は離婚はブラッド&アンジェリーナの間で数ヶ月前から浮上していた問題。 離婚には応じていたものの、子供達のためにスキャンダルを極力避けようと、 セラピストを雇って 時間稼ぎをしてから 静かに離婚に漕ぎ付けようとしていたのがブラッド側。 これに対して 9月14日の出来事を受けて、その翌日、9月15日付で離婚申請書を作成し、月曜にそれを提出したのがアンジェリーナ・ジョリー側。
今週末までには、9月14日のプライベート・ジェット機内での口論は、実はブラッド&アンジェリーナ間のものであったことが明らかになり、 2人の間に入ったマドックスに対してブラッド・ピットが怒鳴りはしたものの、暴力は振るっていないことが 当時の様子を捉えたビデオによって立証されているのだった。

そんな中 ハリウッドで囁かれていたのは、したたかなアンジェリーナ側が周到な準備でこの離婚を計画し、 夫の虐待行為が認められれば単独の親権が獲得できることを承知の上で、9月14日の口論を演出し、匿名通報をさせたという噂。
またアンジェリーナはブラッドと離婚をした後、イギリスに移住し、 過去数年間のチャリティ活動を通じて築いたコネクションを利用して英国貴族院のメンバーとなり、 やがては国連大使になる野心を持っていることも報じられていて、 その彼女の政治的キャリアのために マリファナ常用者で浮気をしかねないブラッド・ピットの存在が邪魔になってきたことが 今回の離婚の本当の要因とも言われているのだった。





”ブランジェリーナ”別離&離婚説は、過去に何度もタブロイド氏の表紙を飾っており、NYポスト紙によれば今週の離婚前に 報じられたカバー・ストーリーの数は31。 それらは出版当時は デマやゴシップに過ぎなかったけれど、 今読み返してみると 今回の離婚劇に当たらずとも遠からずというヘッドラインになっているのだった。
そんな中、ピープル誌は 今週 ”ブランジェリーナ”離婚についての緊急増刊号を出版したけれど、同誌が前回増刊号を出版したのは、 ブラッド・ピット&ジェニファー・アニストンが離婚した際。 当時は、 ブランジェリーナ不倫の被害者で、人気TV「フレンズ」のレイチェル役で好感度抜群であったジェニファー・アニストン側につくか、 それともブラッド・ピットが不倫をしても仕方ないセックス・アピールと危険な魅力を持ちながらも、 国連の親善大使やシングル・マザーという異なる側面を持つアンジェリーナ・ジョリー側につくかで、 アメリカが ”Team Jen / チーム・ジェン”、 ”Team Angie / チーム・アンジー”に分かれていたのは記憶に新しいところ。
大方の人々はジェニファー・アニストンに同情しながらも、アンジェリーナ・ジョリーの当時の魅力は認めざるを得ないという意見で、 ブラッド・ピットとの離婚以来、ジェニファー・アニストンには常に”恋愛にアンラッキー”というイメージが付きまとっていたのは周知の事実。 ジェニファーが出演するロマンティック・コメディでは、 彼女の実生活の恋愛に同情するテスト・オーディエンスが、 映画の中では彼女が幸せになるストーリーを好むため、映画のエンディングが書き替えられたこともあるほど。
でもここ数年では ジェニファー・アニストンの方が若々しく、ハリウッドでの交友関係が広まる一方で、、 アンジェリーナがどんどん痩せて セクシーさが薄れると同時に その存在と活動が益々政治的になってきている様子が 指摘されて久しい状況になっているのだった。




今週の”ブランジェリーナ”の離婚報道を受けて、早くもファンの間では”チーム・アンジー” と ”チーム・ブラッド”に分かれていると言われるけれど、 ジェニファー・アニストンとブラッド・ピットが離婚した際に、”チーム・ジェン”だった人は ”チーム・ブラッド”になるか、 もしくは どちらにも属さないというケースが殆ど。 それほど”チーム・ジェン”は、”チーム・アンジー”を嫌っているのが通常。
でも前回”チーム・アンジー”だった人の中には、今週の離婚劇で”チーム・ブラッド”になった人は少なくないと言われ、 それは単にブラッド・ピットという存在を好んでいることを意味するのだった。

さて今週、ジムでよく会うセラピストとブランジェリーナ離婚について話していた際に浮上したのが、 人間的にどんなタイプが”チーム・アンジー” と ”チーム・ブラッド”になるかということ。
私と彼の意見が驚くほど一致していたので、それをご紹介すると 以下のようなもの。

★チーム・ブラッド
”陽”、犬好き、ロイヤル、お人良し、情にほだされ易い、人気や華やかさを好む、優しいけれど気が小さい、友情=コネクション、正義感がある

★チーム・アンジー
”陰”、猫好き、策略家、Go&Getter(欲しい物を迷わず手に入れる人)、パワー・ハングリー、上昇志向、ワイルド&大胆を好む、友情よりコネクション、政治力がある

人間というのは、自分がなりたい人間像を好んだり、憧れたりするものなので、”チーム・アンジー”の人がたとえ外観は地味でも、 大胆でワイルドな思想を持っていたり、「なれるものならそうなりたい」と考えているケースは多いもの。
したがって、どちらのチームに属するかによる人間性の判断は 決して大きく外れてはいないと思うのだった。
更に言うならば、”チーム・アンジー” でも ”チーム・ブラッド”でも、 あまりに感情移入が激しい人は 洗脳され易い人。洗脳され易い人というのは、利用され易い人でもあるのだった。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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