Sep. 7 〜 Sep. 12 2004




ダイエットとアンカー・フード

先週のこのセクションにも書いた通り、私は現在ダイエット中で、 今週で5週目に突入するところであるけれど、現時点で大体4パウンド(約2kg)を 落としているので、これはほぼ予定通りのペースと言えるものである。
そもそも女性は、男性ほど簡単に体重が落とせない上に、 急激な減量は、体型の歪みや、ホルモンのアンバランスを招くだけなので、 1週間〜10日で1パウンド(450g)を落とす程度の減量が最も望ましいと言われているのである。

さて、さんざん周囲に「太った」と言われてダイエットを始めた私であるけれど、 いざダイエットを始めてみると、「どうしてダイエットなんてするの?」、「全然太ってないのに・・・」などと 言われるのは非常に不思議なことである。
私は 特に女友達がこう言ってくれるのは、
1) 単なる社交辞令
2) 他人は自分よりも痩せているものと思い込んでいるから
3) 自分より太っていてる友人が居て欲しいから
のいずれかであると思っているけれど、そんな女友達もレストランやカフェに一緒に居ると、 「凄く美味しいからちょっとだけ食べてみない?」と何回断っても食べ物を薦めてくるタイプと、 「太るからそんな物 食べちゃダメ!」と私の意思に代わって ピシャリと誘惑を断ち切ってくれるタイプが居たりする。 ダイエット中である限りは、一見優しそうに 誘惑してくる前者は「小悪魔」、 一見厳しそうな後者は「天使」と見なされるけれど、 これがダイエット中でなかったら、何でも一口分けてくれる友人というのは 食い意地が張っている私にとって嬉しい存在であるのは事実である。
でもダイエットを始めると、やはり周囲との食に関する付き合いはめっぽう悪くなる訳で、 人がデザートを食べている時はコーヒーだけになるし、パスタやピザを食べている時は サラダをつっつくことになるし、ラーメンやとんかつを食べに行こうと言われれば、 それを断って帰宅することになるのである。

ところで、今回のダイエットで、私がメイン・コンセプトとしているのは カロリー・コントロールであるけれど、 これを実行するに当たって、私が探していたのはアンカー・フード、 すなわち、ダイエットの軸になってくれる食べ物である。
私が約10年前に10キロ以上の減量に成功した際のアンカー・フードは、 大根、にんじん、ゴボウを45分煮て、アクを取ったジュースで、 朝、昼、晩の3回、コップに1杯 このジュースを飲んで、 煮出した後の野菜も、煮物や味噌汁やカレーにして食べるようにしていたのだった。 当時は、マンハッタンで生のゴボウが買える場所が限られていたこともあり、 これを数ヶ月続けるのは、かなり大変であったけれど、 ジュースを飲んで、野菜を食べた後では、 他の食べ物がそれほど食べられなかったこともあり、食欲が完璧にコントロール出来、 この時は、7ヶ月ほどを掛けながら体重を10キロ以上落とすのに成功したのだった。

だから、今回のダイエットでもそんなアンカー・フードを探していた訳であったけれど、 丁度その時に、日本から帰国した友人に教わったのが、キウィと豆乳とヨーグルトで作る ダイエット・ドリンクだった。 「TV番組で紹介されて以来、日本で大流行している」というふれ込みで、 私の友人の間で広まったこのドリンクは、 作ってから30分以上置かなければいけないのと、食事の30分前に飲まなければならないという タイム・テーブルが面倒ではあるものの、材料が全て身体に良いものであるのと、 簡単に作れて、味も美味しく、しかも肌に良いという点が気に入り、 今回のダイエットのアンカー・フードとして、まずは4週間、 1日2度の食事の度に、飲み続けることになった。
その結果、私が個人的に思ったのは、このドリンクは「肌には良いけれど、これを飲んだところで決して痩せない」ということで、 実際、私の周囲も2週間ほど試したものの、痩せないので、飲むのを止めてしまう人が ボロボロ出てきた状態だった。

そこで、このダイエット・ドリンクの効用をチェックしたところ、新陳代謝を高め、栄養分の余分な吸収を 妨げてくれるというものだったけれど、このドリンクは私のやり方で作ると、1杯が約250kカロリー。 それを1日2回飲むと、500kカロリーになる訳で、これは1日1500カロリーに制限している 私の3分の1のカロリーであると同時に、平泳ぎ2時間分のカロリーでもある。
いくらこのドリンクが新陳代謝を高めてくれるとは言っても、 薬物でも入っていない限りは、そんなに過激に代謝能力を高めてくれるはずは無い訳で、 食べ物を減らさない限りは、これを飲んだところで痩せないというのは納得の行くところであった。

でも私にとっては、このドリンクがアンカー・フードの役割を果してくれて、 まずこれを飲むことによって、「ダイエットをしている」という気分が高まって、 食べる量を減らす努力するようになったし、 外食をする際は、これを飲んで出掛けると、食べ過ぎることがなく、 食欲のコントロールには非常に役に立ってくれたのだった。
それでも、やはり1日の摂取カロリーの3分の1をこのドリンクに取られてしまうというのは 問題があると考えたので、4週間目以降は夕食時のみ ドリンクを飲むようにしているけれど、 肌の調子は至って好調で、生理前に毎月出来るニキビが 今月は出来なかったのも、このドリンクのお陰だと思っていたりするのである。

カロリー・ダイエットというのは、私が過去数年取り組んできたアトキンズ・ダイエットや ゾーン・ダイエットとは異なり、カロリーさえ抑えていれば、炭水化物を食べようが、 蛋白質を取ろうが、基本的には自由な訳であるけれど、カロリーを1500カロリーに制限し始めてから、 先ず私の身体に起こった変化というのは、非常に疲れ易くなったということだった。
これは私の身体が、食べ物から入ってくるカロリーが減った分、 自分の脂肪をエネルギーとして燃やそうとする代わりに、減ったカロリーの中で 運動量をやり繰りしようとしているためで、その結果、「だるい、眠い」という状態が 3週間続き、体重も思うようには減っていかなかった。 もちろんエクササイズもしているけれど、食事制限をしている時は、 キツいエクササイズは禁物であるし、苦しい思いをしても、燃やせるカロリーは 知れているので、筋肉をデベロップして、エネルギーを燃やし易い体質を 作ることに重点を置いた、ウェイト・トレーニング中心の1日30分のメニューを 週5回こなすのが、現在のプログラムで、「元気が残っているうちに止める」のが、 ポイントである。

よくダイエット食品のコマーシャルを見ていると、 ダイエットに成功したという人物が登場して、「痩せてから、エネルギーが出てきて、 活動的なライフスタイルになった」などとコメントしているけれど、 確かに85キロも体重があった肥満女性が、63キロになれば、身体が軽くなる上に、 自分に自信が付いてくるので、活動的になるのは自然なことである。 でも私の場合、太ったとは言え、標準体重からウェイトを減らそうとしている訳で、 そういうケースでは、身体が「体重を減らさないように」と拒むため、先述のように 眠くなったり、だるくなったりするのはある程度仕方が無いようである。
悲しいことに、女性は年齢を重ねれば、重ねるほど、 こうしたダイエットの拒絶反応が強くなるとのことで、 加えて、女性は35歳を過ぎてからは、同じカロリーを摂取していれば、 毎年体重が0.5キロ増えるペースで 代謝能力が衰え、筋肉も30歳以降は 毎年1%ずつの割合で 衰えていくとのことで、年々カロリーを消費し難い体質になっていく訳である。

ところで昨今のアメリカで注目を浴びてきているのは、乳製品をダイエットに取り入れることで、 特に私のようにカロリー制限のダイエットをしている場合、 チーズ、ヨーグルト、ミルク等の乳製品を摂取すると、より効率良くカロリーを燃やすことが出来るのだという。
果たして乳製品がどの程度代謝を高められるかは定かではないけれど、 こうやって手を替え、品を替え出てきたトレンドを片っ端から試してみるのも、 ダイエットの醍醐味なのである。









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