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Simulated Diamond Is A Girl's Best Friend!
もう本物なんて要らない!
シミュレーテッド・ダイヤモンドの薦め
アメリカは空前の好景気のお陰で、ジュエリー・ブーム。
ティファニーなどの宝飾店の昨年の第4四半期の売上は、軒並み前年比30%アップ
というのが当たり前。
実際気をつけて見てみると、トレンディなレストランや、カジュアルなパーティーの席で、
男性女性に限らず、ダイヤモンドをつけている人が昨今ひどく目立っている。
セレブリティにしても、イベントだ、プレミアだと言っては、
ハリー・ウインストンやフレッド・レイトンなどから高価なジュエリーをレンタルして、
とにかく自分を高そうに見せるのが、現在のアメリカのファッショ・ステイメントであったりもする。
そんなご時世だから、ダイヤモンド・ジュエリーは「The Bigger The Better」、すなわち大きければ大きいほど良いというトレンド。
つい先ごろ婚約したマイケル・ダグラスがフィアンセのキャスリーン・ジータ・ジョーンズに送った婚約指輪は10カラット。
さすがにここまで大きい指輪はそうそう無いけれど、今やニューヨークの中流以上のエンゲージメント・リングは3カラットが常識。
ジェット・セット級の大金持ちで6カラットというのが一般的にさえなってしまった。
そんな話を聞くと、大金持ちは大きなダイヤを買い捲り、それが買えない人たちはキュービック・ジルコニアでウサ晴らしをしている光景を頭に浮かべてしまうが、
意外にもその構図は当てはまらなかったりする。
ケース・スタディ 1 :
マンハッタンで事業を営むA女史は、親の資産でビジネスをスタートしたとはいえ、
今や数億を売り上げる貿易会社のオーナー。
彼女のジュエリー・フィロソフィーは、本物を買うのは2カラット以上のダイヤのみというもの。
昨今では誰でも1カラット程度のダイヤを身に付けているから、
1カラット、0.5カラットのダイヤをあしらったジュエリーをしていても、
誰も「それ本物?」等とヤボなことをと聞いたりはしない。
でもさすがに一粒2カラットのスタッズ・ピアスをしていると、親しい友人などが、本物かどうか探りを入れてくることがあるらしい。
自ら「嘘が言えない性格」という彼女は、本物かどうかチェックが入るような大きな石ほど本物を購入し、
それ以外のテニス・ブレスレットやファッション・リングなどはすべてシミュレーテッド・ダイヤのアクセサリーをオーダーしている。
大きな石で本物をしていても、どうせ偽物にしか思ってもらえないというのは、既に昔の考え。
誰もが本物と信じて疑わない小さな石ほど偽物で十分というのが彼女の考えである。
ケース・スタディ 2 :
パーク・アベニューのペントハウスに暮らすB夫人が、ブラックタイのギャラやパーティーから帰ってきて、
真っ先に行うことが、ウォークイン・クローゼットの奥にある金庫に、
その晩身に付けていた合計27カラットのダイヤのネックレスをしまうことである。
彼女のネックレスは、某王室御用達の宝飾店から数千万円で購入したものであるが、
購入の際、ヨーロッパの空港で宝石を入れたバニティ・ケースを盗まれた友人の話をしたところ、
店のマネージャーから全く同じのデザインのネックレスにシミュレーテッド・ダイヤを埋め込んだ偽物の
製作を薦められた。
最初は半信半疑であったB夫人であるが、出来上がってみるとそのあまりのリアルさには仰天してしまったという。
実際、宝飾店側が本物と偽者を見分けるサインをつけてくれなかったら、
B夫人にはどちらが本物であるかを識別することは出来ない。
宝飾店のマネージャーが、シミュレーテッド・ダイヤが入ったネックレスを彼女に手渡す際に言った言葉が、
「本物と同じように扱ってください。もしドレッサーの前に無造作に置いてあったりしたら、
メイドでさえ偽物だって分かりますよ。」ということ。本物だと思って身に付けているうちに、
本物のダイヤがもたらす女性を美しくする緊張感さえもが、シュミレーテッドの石にも備わってくるとのことだった。
実際彼女は、銀行のセイフティ・ボックスに本物が入っていることを忘れていることの方が多いという。
かつては、「いっそ本物を売ってしまおうか」とまで思ったというB夫人であるが、
宝飾店がフェイクを作ってくれるようなジュエリーはすべて1点もの。
売りに出してそれが他の社交界の女性の手に渡れば、彼女は二度とシミュレーテッド・ダイヤの入ったネックレスを
身に付けることが出来なくなるのでやめたと言う。(同じネックレスが2つ存在することがないので、
B夫人がネックレスを売った後もフェイク・バージョンを付けていれば、それが偽物であることは明らかである)。
宝飾店は本物を買わなければ、フェイクも作らない。
買った顧客は、フェイクだけをキープすることは出来ない。
この図式が成り立っているから、宝飾店はフェイクを作成するサービスをしても、
ビジネスを失うことはないのである。
ケース・スタディ 3 :
高級シミュレーテッド・ダイヤと本物のダイヤの双方を扱う某店では、
テニス・ブレスレットの本物を2万ドル〜5万ドル、
シミュレーテッド・ダイヤのテニス・ブレスレットを500〜700ドルで販売している。
殆どの女性達は、本物を見てため息をついて、値段的に手が届かないので、
シミュレーテッド・ダイヤのテニス・ブレスレットを購入するという。
シミュレーテッド・ダイヤの精巧にカットされた石は、今やプロがループを使って眺めても、
そう簡単に偽物だと見抜けるものではないが、女性達の中には、「シミュレーテッド・ダイヤのテニス・ブレスレットをしていると、
一目で偽物だと分かってしまいそうな気がする」と、躊躇する声もあるという。
そんな時にその店で、薦めているのが、一粒だけ本物のダイヤを入れて、
誕生日が来るごとに一粒ずつ本物の石とシミュレーテッド石を入れ替えていくというプラン。
このプランだと、購入時に少なくとも1つは本物の石が入っているので、偽物という罪悪感も無く、
しかもそれがいずれはすべて本物の石になるであろうという憶測から、
迷っていた女性達も、直ぐに決心を固めるという。
しかし、この店のオーナーによれば、これまでに2つ目の石を入れに戻ってきた女性は1人もいないという。
その代わり、女性達は2つ目、3つ目のシミュレーテッド・ダイヤのジュエリーを買いに来るという。
そんな女性達は「どの石が本物だったか分からなくなっちゃったわ」などと口をそろえて語るという。
実際、ニューヨークのダイヤモンド・ディストリクトで長年ダイヤの鑑定を行ってきた人物によれば、
現在最も賢いジュエリーの買い方は、本物と見紛うシミュレーテッド・ダイヤで、ジュエリーを仕立てること。
その次に賢い方法は、信用できるソースから最高級の本物を値切って買うこと。
逆に最も愚かなことは、ロー・クォリティのダイヤに大金を払うこと。
2番目に愚かなことは、ハイクオリティのシミュレーテッド・ダイヤを本物だと信じて、
大金を払うことであるという。
すなわち、同じ大金を払うならロー・クォリティのダイヤより、ハイ・クオリティのシミュレーテッドの方が
ベターということになる。理由はロー・クォリティのダイヤは付けていて本物に見えないけれど、
ハイクォリティのシミュレーテッドなら本物に見えるから。
約十数年前に、キュービック・ジルコニアがアクセサリーの世界に大々的受け入れられ始めた時点では、
ダイヤの専門家はジルコニアを軽蔑していたものだったが、
今や、プロの目さえも欺くシミュレーテッド・ダイヤが登場し、
鑑定家の意識が、これほどまでに変わってきているのである。
シミュレーテッドを購入するメリットは価格や、盗難紛失のリスクのほかに以下のことが挙げられる。
- 価値が下がる心配が要らない。
素人考えだと本物のジュエリーは財産などと考えてしまうが、
それはジュエリーとして持っていた場合の話。
売ろうとすれば、よほど価値のある1点もののジュエリーでもない限り、
最高でも払った価格の半分以下になってしまうというのがジュエリーである。
- 購入する時点で本物であるかを心配しないで済む。
シミュレーテッドのダイヤが精巧になった結果、
偽物を本物と偽って販売する悪徳業者の存在は、常にレポートされている。
宝石店に知り合いがいるのが一番望ましいが、そういったコネクションの無い人が絶対にダイヤと信用できるソースから購入しようとすると、
どうしてもティファニー、カルチェ、ブルガリといった有名店に足を運ぶことになる。
しかし、これらの有名店の問題は、同じダイヤが非常に割高で販売されているので、
いずれにしても高い買い物になってしまう。
- 修理に出した際に、偽物と石をすり替えられることを心配しないで済む
修理に出した際に、本物のダイヤをシミュレーテッドの石にすり替えられたというのは、
決して少なくない被害である。
殆どの人々は全く気がつかず、宝石を売るために鑑定してもらう際などに判明する場合が多い。
シミュレーテッド・ダイヤを身に付ける上で最も大切なことは、それが本物であるように振舞えることであるが、
その場合は、以下のようなポイントに注意することが必要になってくる。
- 自信を持つこと
プロでさえ肉眼では本物であるかを判別できないのであるから、友人がちょっと眺めただけで見抜かれる心配は無用。
堂々と本物だと宣言する自信と度胸が大切。
- それなりの格好をしていること
シミュレーテッドのジュエリーを身に付けるには、ダイヤを付けていても不思議でないような格好をしていることが大切。
でも、これはブランド物で固めるという意味ではない。
ブランド物ばかり買っている人は、よほどのリッチでない限りは、宝石を持っていない(そこまでお金がまわらない)場合が多い。
クリーンで、シンプルな格好をしているのが一番。
同じジーンズを身に付けるにも、何処かにクラスを感じさせる要素を忘れずに!
- 安物のアクセサリーと混ぜないこと
ダイヤを好んで身につけている人は、ダイヤが大好きという人が多い。
そういう人にとって、ダイヤ以外は邪道であったりするから、
カラフルで安めのアクセサリーなどと一緒に付けているのはそもそも不思議だし、
そうしたアクセサリーのせいで、シミュレーテッド・ジュエリーまで安物に感じられてしまう場合がある。
- 毎日身に付けること
こだわりをもって本物を身につけている人は、お守りのように肌身離さず身に付けているもの。
「本物だから毎日付けていても飽きが来ない」と思ってもらうためにも、
常に身に付けていることは大切。
それだけにデザインはシンプルなものがお薦めです。
- 関心を払うこと
本物のジュエリーはペットと同じ。
しょっちゅう指で触れたり、鏡で輝きをチェックするというしぐさが、
シミュレーテッド・ジュエリーをさらにリアルに見せます。
要するにこれは婚約指輪をプレゼントされたばかりの女性のような振る舞い。
シミュレーテッドでも、十分うっとりさせてくれるほどに輝きますので、是非実践を!
- 本物の価格を知っていること
ジュエリーにありがちな質問が、「それいくらした?」というもの。
自分が持っているシミュレーテッド・ダイヤの相場を知っているということは、
必要不可欠です。
- ストーリーがあること
女性が大金を叩いてジュエリーを買うのには、必ず理由があるというもの。
本物のジュエリーはシュミレーテッドのように気軽に買うわけにはいかないから、
買うきっかけになった理由というのが存在する。
だから、突然シミュレーテッド・ダイヤをして現れた場合、
何処で買った、いくらで買ったの他に、必ず聞かれるのが「どうして買った?」という質問。
既婚の女性なら結婚記念日でも良いし、
「知り合いが宝石商を紹介してくれて、安かった」といっても良い。
いずれにしても、「ただ欲しかった」という以外の理由を用意しておくことは大切です。
これを読んで、「そんなにまでして偽物を本物に見せようなんて」と思う人がいるかも知れないけれど、
シミュレーションというものは本番さながらの意識で臨んでこそ効果が上がるというもの。
ジュエリーとて、決して例外ではないのです。
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