2000’s Trendy Japanese Restaurant,
Megu Returned to Manhattan

オーナーとロケーションが変わって、再びオープンした
2000年代のトレンディ日本食レストラン、”メグ”。
その新店舗とキュジーヌ、そして評判は…?



2004年にトライベッカにオープンしたアップスケール・ジャパニーズ・レストランが Megu/メグ。
当時のマンハッタンでは アップスケールな日本食レストランと言えば、 同じトライベッカのNobu/ノブが圧倒的な人気を博していた時代。 そこにノブよりも高額でアップスケールなレストランとして登場したメグは、 エレガントなインテリア(写真下2枚)と、クリエイティブなキュジーヌで知られたスポットで、 当時 好況に沸いていたウォール・ストリートのビジネスマンが、 和牛の石焼きステーキや、キャビアを乗せたトロの寿司などに大金を支払い、 当時にして1人300ドル〜500ドルをディナーに支払うことで知られていたレストラン。

ニューヨーク・タイムズ紙のレストラン・レビューでは 4つ星中2つ星という、高額レストランの割には厳しい評価が下されていた同店ですが、 ビジネス界の大御所や、セレブリティも姿を見せることで知られ、 特にオープンからの2〜3年は、ハイエンドな日本食レストランの代名詞のような存在になっていました。
そのブームが落ち着いてからも、ミッドタウンの国連近くのトランプ・ワールド・タワー内に2店目をオープン。 その後は経営者が変わるなど、ビジネス面のアップダウンが伝えらていましたが、 突如そのメグがマンハッタンの2店舗をクローズしたのが2014年のこと。
あまりに突然の閉店は 当時のレストラン業界を驚かせ、様々な憶測が飛び交っていましたが、 メグはインドのニュー・デリ、モスクワ、ドーハなどに既に支店を構えており、 ニューヨークからメグが消えても、そのビジネス自体は生き残る閉店となっていました。




そのメグの権利を2015年に買い取ったのが、Beautique/ビューティークというブティック・レストランの仕掛け人として知られるジョン・バクシ。 ビューティークは、数年前にマンハッタンに リッチな男性客をターゲットにした モデル達の溜まり場的レストランとしてオープン。 ビジネス自体はさほど大きくならなかったものの、”ミリオネアの接待役”として知られるジョン・バクシらしいビジネスとなっていました。
その彼が、チェルシーにあるドリーム・ダウンタウン・ホテル内の居酒屋レストランで、経営不振でクローズした ”Cherry / チェリー” の ロケーションに 新たにオープンしたのが、新生メグです。






新しいメグは 5000スクエア・フィート(465平方メートル)、145席のキャパシティ。
写真では広そうなイメージに見えるものの、以前のメグの2フロア吹き抜けの店舗に比べると 遥かに狭く思えるというのが以前の常連客の意見。

また、以前のメグは日本という国を全面に押し出したインテリアで、 中央に仏陀のアイス・スカルプチャーが常に飾られ、その上にお寺の鐘が吊るされているなど、 アメリカ人にとってアジア的なエキゾティックを感じさせたインテリア。
一方の新生メグは、以前その店舗が 日本的なインテリアの日本食レストラン、チェリーであったとは思えないようなラウンジ的な雰囲気。 エスニックを感じさせる要素が全く無い、無国籍テイストのインテリアに、 ライティングで各エリアの変化をつけた店内になっています。






以前のメグは日本食レストランとして経営されていたものの、 新たにオープンしたメグは、クラブ・レストランとして営業されているビジネス。
したがってDJが音楽をハイボリュームでプレーし、 ライティングも料理がきれいに見えるというよりは、クラビーなエキサイトメントを高めるためにデザインされたもの。 近隣のタオ・ダウンタウンやブッダカンといったクラブ兼レストランと競合するビジネスになっています。

そのため、以前のメグよりもカクテルやリカー・メニューに力が入っていると言われるのが新生メグ。 とは言っても、真っ先に同店を訪れるニューヨーカーは、以前のメグに出かけたことがある人々が多く、 以前のメグのイメージを描いてやってくるので、DJによる大音響のミュージックや、 喧噪、クラビーな雰囲気は現時点では あまり好評と言えないのが実情です。








同店でシェフを務めるのは、以前ミートパッキングのレストラン、Catch / キャッチで腕をふるった フランシス・タリガ・ワシュナック。
メニューは以前のメグのメニューに、ジンジャー・ロブスター、グリルド・ロブスター、ショートリブといった新しいアイテムを加えたもので、 クラブっぽく経営されているだけに、フィンガー・フードが多いのも特徴。 味についても純粋な日本食レストランと経営されていた以前に比べて、大味で、 テイストも濃く、グルメ・レストランというよりは、食事が出来るクラブという印象。
また寿司バーを備えた同店では、アメリカ人のクラブゴーワーが好むようなロールから、江戸前スタイルの握り寿司までをサーヴィングしていて、 メニューの展開も近隣の競合、タオ・ダウンタウンやブッダカンに近いものとなっています。

でもそれら2店舗と比べてメグが明らかに劣っているのは、やはりインテリア。 タオ・ダウンタウン、ブッダカンの圧倒されるインテリアに比べると、 天井が低く、スペースが区切られたメグはこじんまりとした印象。
またオープン直後からサービスのスローさを指摘する来店客は多く、 オーダーした料理がなかなかサーブされない、オーダーしたものが忘れられているといったクレームが 少なくない状況です。
全体的に以前のメグをイメージして出かけた人々にとっては、料理、サーヴィス、インテリアなどがあまりに異なるため、 失望する点が多いようですが、 逆に、同エリアのタオ・ダウンタウンなどに頻繁に足を運ぶミレニアル世代で、 以前のメグを知らない客層にとっては、ミートパッキングでクラビングを楽しむ前後に 出掛けられるレストランが一軒増えたということで、好評なレストランになっています。

Megu
355 W 16th St New York, NY 10011
TEL:(646) 780-0001
ウェブサイト: http://www.meguworldwide.com/


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