

The 10 Highest-Paid Female Athletes 2011
2011年度 女性アスリート 長者番付 トップ10

毎年、様々な長者番付を発表しているフォーブス誌であるけれど、8月に発表されたのがアスリート 長者番付 トップ10。
2011年度のランキングは、2010年6月から2011年7月までの年収を計算したもので、
トップ10のうち7人がテニス・プレーヤーという結果になっています。
2011年度にNo.1 の座に輝いたのは、過去数年、同ランキングのトップを独走中のマリア・シャラポヴァ。
2位である同じくテニス・プレーヤーのキャロライン・ウォツニアキの2倍を稼ぐ、圧倒的な稼ぎぶりであるけれど、
その収入の大半は、CM出演を始めとするスポンサーから支払われるギャラ。
特に、彼女がナイキと交わしている契約は、男女のアスリートを問わず、
最も高額なものの1つ。これは、マリア・シャラポヴァは、ナイキで自らのテニス・ウェアのラインを
発売しているほかに、ナイキの傘下にあるコールハーンでも自身のフットウェアのラインを手掛けているため。
他に、タグ・ホイヤー、エヴィアンなどもシャラポヴァが広告に出演しているブランド。
17歳にしてウィンブルドンで優勝したシャラポヴァであるけれど、怪我のせいもあり、
過去3年以上、グランドスラム・トーナメントの優勝からは遠ざかっています。
2位のキャロライン・ウォツニアキは、アディダスの契約プレーヤーで、アディダス・バイ・ステラ・マッカートニーの
着用を唯一許されているプレーヤー。
3位は、女性でありながらナスカー、インディカーのドライバーとして活躍するダニカ・パトリック。
男性のアスリートの長者番付とは異なり、個人プレーのスポーツからしかトップ10にランクインしていないのが
見て取れるけれど、実際に女子スポーツ界の場合、WNBA(女子プロ・バスケット・ボール)、WUSA (アメリカ女子サッカーリーグ)といった
チーム・スポーツは、オリンピックやワールドカップで一時的に脚光を浴びることはあっても、
あまり人気が無いカテゴリー。
その一方で、個人プレーのスポーツとなれば、チームの一員ではなく、自分だけでプレーをしてだけに、
試合中にTVに映る時間の長くなる上に、顔と名前が人々に認識され易いのは当然のこと。
特にテニスは、馴染みのあるスポーツである上に、年4回はグランドスラム・トーナメント(全豪、全仏、全英、全米の4大大会)の度に、
大きなニュースになるスポーツ。
加えて、試合が放映されれは、2時間程度の放映時間中、2人のプレーヤーしかTVに映し出されないので、
ゴルフやフィギュア・スケートよりも、ずっと知名度を上げ易いスポーツ。
またミニスカートのテニスウェアは、男性ファンにもアピールするとあって、スポンサーが付き易く、
その結果、プレーヤーの収入も増える傾向にあるようです。
オリンピックの度に、大きな注目を浴びるフィギュア・スケートについては、一部に熱心なファンが居て、
過去のオリンピック・メダリストが多数出演するアイス・ショーのツアーが、毎年のようにアメリカで
行なわれているものの、大手企業のスポンサーが付いて、多額の契約金が舞い込むことは無いのが実情。
なのでアメリカでは、過去メダリストの有名フィギュア・スケーターが今もプロとして活躍していますが、
長者番付に入るほどの収入を得ておらず、唯一、フィギュア・スケートからランクインしているのは、韓国で最も人気のあるアスリート、
キム・ヨナ。
そのキム・ヨナも、ヴァンクーヴァー・オリンピックで上げた知名度を利用して、
アメリカのアイスショーのツアーに ”出稼ぎ” に来てのランクインとなっています。
以下が、2011年度の女性アスリート長者番付、トップ10の顔ぶれです。
1. Maria Sharapova / マリア・シャラポヴァ (テニス・プレーヤー、25歳、年収 $25ミリオン / 約19.2億円)
2. Caroline Wozniacki / キャロライン・ ウォツニアキ(テニス・プレーヤー、21歳、年収 $12.5ミリオン / 約9.6億円)
3. Danica Patrick / ダニカ・パトリック (レースカー・ドライバー、29歳、年収 $12ミリオン / 約9.2億円)
4. Venus Williams / ヴィーナス・ウィリアムス (テニス・プレーヤー、31歳、年収 $11.5ミリオン / 約8.8億円)
5. Kim Clijsters / キム・クライスタース (テニス・プレーヤー、24歳、年収 $11ミリオン / 約8.4億円)
6. Serena Williams / セリーナ・ウィリアムス (テニス・プレーヤー、30歳、年収 $10.5ミリオン / 約8億円)
7. Kim Yu-na / キム・ヨナ (フィギュア・スケーター、20歳、年収 $10ミリオン / 約7.7億円)
8. Li Na / リ・ナ (テニス・プレーヤー、29歳、年収 $8ミリオン / 約6.1億円)
9. Ana Ivanovic / アナ・イヴァノヴィッチ (テニス・プレーヤー、23歳、年収 $6ミリオン / 約4.6億円)
10. Paula Creamer / ポーラ・レクーマー (ゴルファー、24歳、年収 $5.5ミリオン / 約4.2億円)
女性アスリートで、史上最高額のプライズ・マネー、すなわち賞金額を稼いでいるのは、
セリーナ・ウィリアムスで、そのキャリアを通じた賞金総額は $33ミリオン (約25.3億円)。
来年のこのランキングでアップが見込まれるのは、中国人プレーヤーとして初めてフレンチ・オープン、及びグランド・スラム・トーナメント
に勝利したリ・ナ。多くのブランドが中国市場へ進出するために、最高のスポークス・パーソンを模索している中、
オーストラリア・オープンで決勝進出、そしてフレンチ・オープンで勝利を収めたリ・ナは、
メルセデス・ベンツ、ロレックス、ハーゲンダッツ等と、それぞれ億円単位の広告出演契約を交わしており、
その契約金を含めると、既にマリア・シャラポヴァに次ぐ、No.2になっていることが伝えられています。
中国では卓球が人気というイメージが強いですが、リ・ナが勝利を収めたフレンチ・オープン決勝の際には、
卓球のトーナメントが中止になり、国内放送の複数のチャンネルがフレンチ・オープンを放映していたとのこと。
今や中国では、バスケットボール、サッカーに次いで、テニスが第3位の人気スポーツになっていることもあり、
今後、リ・ナは 益々スポンサー収入を増やしそうな気配です。
同じテニス・プレーヤーで、昨今、全くと言って良いほど本業のテニスが振るわないのがアナ・イヴァノヴィッチ。
でも彼女は、そのルックスの良さで 既にアディダスと生涯契約を結んでいる存在。
かつてアナ・クルニコヴァも、グランド・スラム・トーナメントで準決勝に進んだのが最高という成績で、女性アスリートの稼ぎ頭になったことがあったけれど、
男子スポーツ界よりも ルックスが収入に反映されるのが女子スポーツ界。
それだけに、マリア・シャラポヴァが過去数年、このランキングを独走状態なのは、納得がいく状況となっています。
© Cube New York Inc. 2011
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