Photoshop Fix : Too Flawless to Wierd Part 2
ファッション& 広告のフォトショップ修正
バーチャル・パーフェクトなフェイス&ボディとその大失敗例!Part 2




CUBE New York では、以前もフォトショップの修正の失敗や あり得ないポロポーションについて特集しましたが、 ここに御紹介するのはそのパート2。
フォトショップの修正が圧倒的に多いのは、モデルやセレブリティをフィーチャーした広告やファッション・フォト。 その使用目的は、被写体をより細く、美しく見せるというものと、背景を消すなどの画像処理、そして複数のボディ・パーツの写真をつなぎ合わせて 1枚の写真をクリエイトするというものがありますが、 ここでも、その好例、失敗例を22点御紹介します。


極細のウエスト


写真上は、ロイヤル・ウエディングのケイト・ミドルトンであるけれど、グラツィア誌が ただでさえ細いケイト・ミドルトンのウエストを さらに削って表紙にフィーチャーしたのは、同誌発売当時、かなり顰蹙を買った出来事。



写真上左側は、大問題になったラルフ・ローレンの広告。同じモデルがランウェイを歩いている姿の写真と比べると、 あり得ないほどにウエスト、ヒップが小さく、脚が細くなっているもの。頭のサイズが一緒なので、頭がウエストと 同じ横幅という異様な体型に仕上がっています。
右側はプロエンザ・スクーラーの広告フォトで、これも拒食症を通り越した、非現実的な細いウエストになっています。



写真上左は、シカゴ・マガジンの表紙にフィーチャーされているジェニファー・ハドソン。 ウエストを細く見せようとしてヘッドラインの上と下で、向かって左側のウエストラインが全く噛み合わない状態になっています。

写真上右側は、百貨店ノードストロームのウェブサイトに掲載されていた、ラコステのポロシャツの写真。 ポロシャツにも関わらず、まるでボディコンのドレスのようにウエストをくびれたシェイプにしているのが、非常に不自然。



キム・カダーシアン、スリムダウン


写真上、左側はフォトショップで修正前のキム・カダーシアン、右側は修正後。
このレベルの修正が最も一般的に行なわれているもので、腕、ウエスト、脚、全てが細く修正されて、 向かって右側のバスト・ラインが強調。向かって右側の足の付け根の周辺、向かって左側のウエストと腕の内側は、 特にスリムダウンされているポイント。 また腕を細く見せるために、袖のシルエットも変えられていて、もちろん肌もエアブラシで磨きがかけられています。
なので、薄っすら出たセルライトのシャドウもキレイに消されています。
さらにオリジナルは、額の右側のヘアライン(毛の生え際)が かなり上がっていますが、その部分が修正され、 唇は若干ふっくらさせた印象。
さらに脚を長く見せるために、ベルトから下、脚の付け根から上を縮めていて、それは、写真のサイズが同じではあるものの、股間の 高さがアップしていることから見て取れます。



ビヨンセ、手と腕の失敗!


写真上は共にビヨンセのフォトショップの大失敗。
右はエンポリオ・アルマーニのフレグランスの広告写真であるけれど、そもそもボディと頭のサイズが一致していないだけでなく、右腕が不自然。 そしてコピー&ペースとで貼りつけたボトルを持った手がフィーチャーされているけれど、両腕の角度から、この状態でボトルを持つのは、 普通の人体には不可能しかも手首もほぼ90度に曲がっているけれど、それも極めて難しいこと。

右側は屋外ライブでのスナップだけれど、背中からもう1本手が出てミュータント状態になっているもの。 恐らく異なるバックグラウンドにビヨンセの姿を貼りつけたと思われるけれど、これに気付かないアート・デパートメントはかなり情けない感じ。



あり得ないボディ・プロポーション


写真上、左はパンテンのヘア・プロダクトの広告に登場したオルガ・クリレンコ。 フォトショップの修正の結果、常識では考えられない首の長さになっています。

中央は、カタログの写真であるけれど、ジャケットを着用した上半身と、ジーンズを着用した下半身のポジションが全くマッチしていないという カタログのありがちなミス。ジャケットは例によってウエストを細く修正していて、それは右腕とウエストラインの間の空白を見れば 何となく分かるもの。


写真右はGQマガジンにフィーチャーされたライアン・ゴスリングのモノクロのグラビア。 この写真の問題は影で映っている女性の腕。ピストルを向けた腕があり得ないボディ・ポジションから飛び出していて、手が出ているというより、 脚が突き出ているように見えるもの。



消えた指


写真上、左はナタリー・ポートマンの映画「ブラック・スワン」のシーンからのスナップ。 バックグラウンドを消そうとしたのか、フォト・ショップで修正した結果、指が4本になってしまっているのがこの問題点。

写真右はヴォーグ誌にフィーチャーされたケイト・モスと娘のリラ・グレース。 クロースアップで分かる通り、リラ・グレースの指が途中で消えて、ケイトの背中の肌にフェイド・アウトしているのが見て取れるもの。



消えた腕、不自然な腕


写真上、左は カタログなどにありがちなフォトショップのミスで、腕が消えているというもの。

写真中央は、グラマー誌の表紙を飾ったクリスティン・スチュワートであるけれど、一見普通の写真に見えるけれど、おそらくフォトショップで 複数の写真を貼り合わせているうちに、左手が途中から どこかに消えてしまったという例。

写真左は、エルの表紙であるけれど モデルの腕が異様に細くフォトショップで修正されている例。 ちなみに、クロースアップにすると 顔も蝋人形のように不自然であるけれど、特に腕は かなり下手な修正なので、肘の内側や脇の下が いかにも修正したという印象に仕上がっています。



フォトショップ失敗の常連!ヴィクトリアズ・シークレット


ヴィクトリアズ・シークレットといえば、カタログ写真でモデルのボディを細く見せたり、肌を滑らかに見せたり、脚を長く見せるために フォトショップを駆使していることはフォトショップ失敗例パート1でも御紹介しているけれど、 写真上、左は 肩と腕がたくましく、細いボディに無理やりくっつけた修正。 ヴィクトリアズ・シークレットでは、ボディの写真を縮小して、細く見えるテクニックはよく用いられるもの。

写真上右側は、モデルがバッグを手に持っていたオリジナルの写真から、バッグを消した結果、手の中にハンドルが残っているという 初歩的なフォトショップのミス。



袖口の不思議!


写真上は、映画監督、サム・メンデスと この写真の撮影時、彼の妻であったケイト・ウィンスレット。
メンデス監督は、ジャケットを着用した状態と、ジャケットを脱いでシャツ姿の状態で撮影したようで、 察するところケイトの写真写りが良かったのは、ジャケットを着用したショット。メンデス監督の写りが良かったのがシャツのみを着用したショットだったよう。 ケイト・ウィンスレットの右肩の部分、ヘアの途中でカラーが変わっている部分が不自然なので、恐らくここで2枚の 写真を繋ぎ合わせていると思われるけれど、かなり細かい作業をしているにも関わらず、袖に気がつかなかったというのは、 「木を見て森を見ず」という感じ。



ドルチェ&ガッバーナ、角度の違う脚


ドルチェ&ガッバーナは広告バジェットが多い割に、フォトショップの失敗が多いブランド。
このフレグランスの広告の問題点は女性の右脚。よく見ると、ビキニのストリングと太腿の根元がマッチしていないのが分かるけれど、 実際、この右脚の写真は、脚の内側ではなく、太腿を外側のサイドから撮影した写真を貼り付けたもの。 先入観を持ってみると、さらにそれが良く分かります。



バーチャル・トランペット・スリーブ


写真上は、ブルーミングデールズのカタログ・ショット。
かつてトム・フォードがデザインしたイヴ・サンローランのドレスに、シフォンのトランペット・スリーブで、同様のシルエットのものが あったけれど、この写真のトランペット・スリーブは、フォトショップの修正で横に引っ張られたもの。
内側に透けて見える肘まで袖と一緒に伸びているのけれど、果たして何の意図で行なわれた修正なのかは全くの謎。



犬の首の挿げ替え


写真上は2枚ともラルフ・ローレンのキッズ・ラインの広告。
この2枚の問題は、共に犬の首が不自然に貼りつけられていること。
右より左の方が分かりやすいけれど、ポロシャツを着た犬のボディと首から上が全くマッチしていない広告フォト。






© Cube New York Inc. 2012