Jan. Week 2, 2015
”Green Super Soup”
グリーン・スーパー・スープ


先週のこのコラムでも少しふれたように、不摂生が続いたためニューイヤーズ・デイを待たずして デトックスに取り組むことにした私であるけれど、 何から始めたかと言えば、まずはアルコールのカット。 そして昼食に固形食を取らず、グリーン・スムージーを飲むという、所謂 ”ミール・リプレースメント”。
これはホリデイ・シーズンに入ってから、オーバー・カロリーの日が続いていたので、 消化器官を休ませる目的で行ったもの。 そもそもデトックスというのは、体内のトキシックを取り除くという目的で行うものであるけれど、 そのために必要なのが消化器官の休息。
人間は身体のエネルギーの70%を食べ物の消化、吸収、細胞や肉体の維持&組成、排泄に費やしているけれど、 消化力が鈍れば、食べ物が吸収や組成のプロセスまで行き着く前に、そのまま体内で腐敗していくので、 栄養素が毒素に変わっても不思議では無いもの。 たとえメニューが健康的であっても、食べ過ぎや、消化器官のコンディションによっては、食事は栄養よりも毒にもなるのだった。

そして、ニューイヤーを迎えてから私がスタートしたのが5日間の完全リキッド・ダイエット。 私の場合、スムージー3杯。
この間は、コーヒーもカットして、水、レモン・ウォーター、ハーブ・ティー、薄い日本茶、具の無い薄い味噌汁などを飲んでいたけれど、 数日間、既にランチをスムージーにして、固形食は夕食のみにしていたこともあり (私は朝食は取らない主義)、 さほど苦しい思いをせずに終わったのがこの5日間。
このリキッド・ダイエットを終えた時点で、秋口から年末までに増えた3キロの体重を落とすことに成功したのだった。






私が飲んでいたスムージーは、以前Cube New Yorkのウェブサイトでも紹介したことがある、キンバリー・スナイダーの グローイング・グリーン・スムージーで、りんご、バナナ、洋ナシ、セロリ、ほうれん草、ローメイン・レタス、レモン汁のミックス。 私はこれを2日分纏めて作って、1杯分ずつジャーに入れておくけれど、作りたてを直ぐに冷凍庫に入れた場合、 1週間ほど栄養価を維持すると言われるのが一般的なグリーン・スムージーなのだった。

リキッド・ダイエットというのは、やはり消化器官に優しいとあって、減量には非常に有効で、 俳優のマーク・ウォルバーグも、彼の最新主演映画「ギャンブラー」で大学教授を演じるため、30キロの減量をした際に、 ずっとリキッド・ダイエットをしていたと語っていたほど。
でもリキッド・ダイエットはやはり飽きるのが問題点。 加えて「物を噛んで食べたい」という、食欲とは異なる欲望が出てくるのだった。

私は、2013年に大腸内視鏡検査のために14日間のリキッド・ダイエットを含む、21日間のヴィーガン&グルテン・フリーの生活をしたことがあるけれど、 この時に私が学んだのが、私の身体にとって いかに動物性たんぱく質が必要であるか。 というのも、これをきっかけにしばらくヴェジタリアンのような食生活をしていたら、低体温と脱毛に悩まされることになったのに加えて、 ヒップが平らになって、全く魅力の無い体型になってしまったためで、周囲に「これ以上痩せない方が良い」と何度言われたか分からないほどなのだった。

なので、今回のデトックスで私が決めていたのは、リキッド・ダイエットのみの5日間を終えたら、動物性たんぱく質を摂取するということ。
当初は白身魚か卵と思っていたけれど先週のキャッチ・オブ・ザ・ウィークにも書いたように、 今やニューヨークはブロス(出汁スープ)のブーム。 そこで考えたのが、チキン・ブロスを使ったヘルシーなスープをデトックス・メニューに加えること。 ネット上で調べてみたら、デトックス・グリーン・スープ、グリーン・スーパー・スープのレシピが次々と出てきたのだった。







殆どのレシピは、グリーン・ピースとほうれん草を鍋で茹でて、柔かくなったらタマネギとにんにくを炒めたものを加えて、ブレンダーにかけるというもの。
デトックスを強調しているレシピでは、ブロッコリやズッキーニなど、野菜のバラエティが増えているケースが多かったけれど、 そもそも緑色野菜は高いデトックス効果で知られるもの。 でも火にかける時間が長くなると、美しい緑色と共に失われていくのが、栄養価とデトックス効果。
そこで私が考えたのが、セロリとブロッコリはフード・プロセッサーで粉々にして、ほうれん草は先にブレンダーでチキン・ブロスとミックスして液状にしてから、 鍋の火にかけることで、これによって調理時間が驚くほど短くなったのに加えて、スープの色が眩しいくらいの鮮やかなグリーンになったのだった。

私はこのスープに ポーチド・エッグか、写真上のようにチキン・ソテーをトッピングして味わっているけれど、 デトックス中は、たんぱく質の種類を1種類に絞った方が 消化が簡単なので、チキン・ブロス&卵 or 鶏肉というコンビネーションになるのだった。
ちなみに、スープのトッピングのチキン・ソテーは、私が ”コラーゲン・チキン” と呼んでいる自慢料理で、 もも肉の皮をパリパリに焼き上げたもの。その肉汁は冷えるとジェリー状になるので、コラーゲンが含まれているのは明らかであるけれど、 それが食べている最中にスープの中に入ってくれるので、スープが益々美味しくなるというのがコンセプト。

ところで写真上では、ハンド・ブレンダーを使っているけれど、これは気が遠くなるような作業だったので、途中で挫折。 替わりに通常のブレンダーを使ったら、僅か20秒で仕上がったのがこのスープなのだった。
スープは、ハーブ・ドゥ・プロヴァンスやカイエン・ペッパーなど、スパイスを加えると 若干味わいを変えることも出来て、 特に飽きた時には、クミンを加えるのがお薦め。

私のグリーン・スムージー&グリーン・スーパー・スープによるデトックスは、1月10日まで。 でも、チキンの動物性たんぱく質のお陰で 非常に腹持ちが良くて、デトックスをしているという意識は殆どゼロ。
そして、昨日ジムの鏡を見て気付いたのは、身体の肌の血色が良くなってきているということ。 したがって、苦しくないデトックスにも関わらず、目に見える効果を実感し始めているのだった。


Will New York 宿泊施設滞在



執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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