Jan. Week 4, 2011
” Midnight Recovery Concentrate ”
” キールズ・ミッドナイト・リカバリー・コンセントレート ”



CUBE New Yorkのビューティー・インポートでは、キールズのプロダクトを10年くらい扱っているけれど、 私自身は、一度もスキンケア・プロダクトを使ったことが無かったのが同ブランド。
でも、昨年末のホリデイ・シーズンに 様々なメディアのビューティー・エディター達が、 「寝不足になりがちな、パーティー・シーズンの強い味方」として 紹介していたのが、 今週取り上げるミッドナイト・リカバリー・コンセントレート。

日本では1月6日に発売になったばかりのプロダクトであるけれど、アメリカでは既に店頭に登場して数ヶ月が経過するプロダクト。
なのでインターネット上には、一般のユーザーからのレビューや、ビューティー・ブロガーの評価が沢山登場していて、 それを読んだ私としては、あまりに賛否が分かれていたので逆に興味を引かれてしまったのだった。
すなわち、インターネット上の評価の総合は、「効く人には効く、効かない人には効かない」というもの。 もし効いてくれるならば、ラ・メールの美容液の4分の1以下のお値段。しかも私は たまたまキールズの20ドル引きのクーポンを持っていたので、 年末にこれを購入して使い始めたのだった。

インターネット上のレビューによれば、ミッドナイト・リカバリー・コンセントレートはドライ・スキンの保湿に適したプロダクト。 オイリー・スキンの人は、「使った途端に吹き出物が出た」と クレームしている人が多く見られていたのだった。
かく言う私は、本来はオイリー・スキン。でも冬は、毛穴から脂が分泌されていても表面の皮膚が乾いているという状況になりがち。 なので、モイスチャーライザーもヘビーなものを少量使うのがルーティーンとなっていることもあり、同プロダクトを試すのには全く抵抗が無かったのだった。

使ってみた第一印象としては、同プロダクトはセラムかと思いきや、オイルに近いというか、実際オイルのプロダクトであるということ。
含まれている原料を見てみても、ローズ・フラワー・オイル、イブニング・プリムローズ・オイル、ホホバ・シード・オイル、 ラヴェンダー・オイル、ローズマリー・リーフ・オイルなどなど、16種類ものオイルの名前が羅列されていて、 手に取った感触も、水っぽいほどに テクスチャーがゆるいオイルといった印象。 気をつけないと、同プロダクトが指の間から流れ出てしまうのだった。

香りは、ラヴェンダー・ベースで、インターネット上で評価する人が何人もいたけれど、私個人としては こうした自然派コスメ的なナチュラル・オイルの香りは、 あまり好きではないのだった。
さて、その効果は?であるけれど、実際、朝になって肌に触れてみると、しっとりした感触で、 一晩使っただけで、 自分にだけ分かる 「何となく肌の調子が良い」という感覚を味わうことが出来たのだった。 また、私の場合 オイリー・スキンでも、日ごろからヘビーなプロダクトを使っているせいか、吹き出物はどは一切出ず、 以来、毎晩使っているけれど、肌のために良いプロダクトを使っているという実感を味わえるプロダクトなのだった。

ちなみに、私がこのプロダクトを使っているのは、夜の洗顔の後、トーナーで肌を整えて、その後、ウルトラ・セラムを顔と首全体に伸ばして、 グリコリック・アシッドのセラムを使った後で、アイクリーム&モイスチャーライジング・クリームの前。
友達の中には、私のスキンケア・ルーティーンを聞いて、「何でそんなに沢山つけるの?」と訊く人も居るけれど、 セラムは1プッシュ、2プッシュの少量で、それを顔と首に伸ばす時間は僅か30秒程度。モイスチャーライジング・クリームだけ、 時に念入りにマッサージしてつける場合があるけれど、 人が考えるほどは、時間も手間も掛っていないのが実情なのだった。

現在ミッドナイト・リカバリー・コンセントレートは、完全に私のスキンケア・ルーティーンの1つに組み込まれているけれど、 私の場合、プロダクトの説明で1回2〜3滴の使用 と書いてあるにも関わらず、 その2〜3倍は使って顔や首に伸ばしているのだった。
その理由は、2〜3滴だとテクスチャーが緩いため、既に肌に伸ばしている感触が無いこと。 加えて、それまで使っていたラ・メールに比べるとお値段が遥かに安いことも、惜しげなく使ってしまっている要因。 そこで1日だけ、量を減らしてみたけれど、気のせいか、何となく 効き目も物足りなくなったような気分を味わうことになったのだった。


ところで、自分で使い始めてから 再びインターネットのサイトのレビューを読んでみると、 賛否の両方が益々良く理解できるようになったのだった。
ポジティブ・リアクションは、「肌のテクスチャーがスムースになった」、「朝起きた時の肌の感触がすごく良い」、 「夜更かしをしても、メークのノリが良い」といったもの。
ネガティブ・リアクションは、「使っている原料に対して価格が高すぎる(原料に含まれるスクワランを始めとするオイルやエッセンスはEベイなどのインターネット上で、 個別に激安で購入できるのだそう)」、 「肌のエイジングやハイパー・ピグメンテーション(シミ・ソバカス)には効果が無い」、 「肌のテクスチャーやキメの細かさは改善しても、リフト効果は無い」といったもの。
これらは、ポジティブもネガティブもどちらも正しいというのが私の感想なのだった。

私がこのプロダクトを評価するのは、ネーミングで効果そのものを的確に謳っていること。
もし、このプロダクトが 「ミッドナイト・リカバリー・アンチエイジング・コンセントレート」、 「ミッドナイト・リカバリー・リフティング・コンセントレート」」というネーミングだったら、 私はこのコーナーで取り上げていなかったと思うのだった。
同プロダクトはそのネーミングどおり、夜眠っている間に肌のリカバリー、それも寝不足や、乾燥といった 一時的なダメージからのリカバリーを 確実にもたらしてくれるもの。 その一方で、エイジングのようなパーマネント・ダメージからのリカバリーには、さほど貢献しているとは感じられないのだった。
でも、アンチ・エイジングを別のプロダクトで補っている私としては、同プロダクトが果たしてくれる役割には十分満足しているし、 使い続ける価値があるというのが、ここにご紹介している理由。
そもそも、1人のボーイフレンドに全てを求めるのには無理があるのと同様、スキンケア・プロダクトにしても、1つにアンチ・エイジングから モイスチャーライジング、リフティングなど、全てを求めるのは無理があることは、 このプロダクトを使う年齢に達している女性ならば、 既に分かっているはずのことだと思えるのだった。

でも、同プロダクトがいくら寝不足の肌のリカバリーをしてくれるからと言っても、やはり寝不足が厳禁だと思ったのは、 朝、たとえ肌がしっとりしていても、目の下に出る疲れのせいで、どうしても寝不足の疲れた顔に見えてしまうということ。
同プロダクトは「アイ・コンセントレート」ではないので、残念ながらそこまでは救ってくれないのである。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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