Jan. Week 5, 2011
” Locket From Vatican Collection ”
” ロケット・フロム・ヴァチカン・コレクション ”



私は子供の頃から、ロケット・ペンダントというものがとても好きで、小学生の時に母に買ってもらった 真っ赤なクリスタルが埋まった ロケットをとても大切にしていたのを覚えているけれど、暫くは その存在を忘れていたもの。
ところが、少し前に 久々にディナーをした友人が、ロケットを着けていたので、その中を見せてもらったところ、 昨年彼女が出産したばかりのベイビーの写真が入っていたので、思わず微笑んでしまったのだった。

彼女に前回会った時は、アイフォンを使って70枚くらい新生児のベイビーの写真を見せてくれたけれど、 これには同席したメンバーはちょっとウンザリしていて、彼女が一足早く帰宅した後、皆が 彼女のベイビー・フォトのお披露目に 「早く終わらないかな〜」と思いながら、付き合っていたことを認めていたのだった。
でも彼女は、もうアイフォンに写真をストックするのには飽きてしまったとのことで、今は毎月、デジタル・カメラで撮影したベイビー・フォトを プリントアウトして、毎月違う写真をロケットの中に入れているとのこと。 使い終わった写真は、アルバムに貼りつけて、これを将来何年も続けていくつもりと語っていたのだった。

彼女は、アートの仕事をしていただけあって、デジタル画像の扱いには慣れているけれど、子供についてはビデオやデジタル・フォト以外にも、 もっとオールドファッションで、記念になる形で 思い出を残したいと思ったのだそうで、アルバムにはロケットにフィットするように 楕円形に切り取った写真と、切り取る前の写真、そしてそれを撮影したオケージョンを書いているとのこと。既にそれが10ヶ月分貯まったそうで、 忙しくても、毎月その作業が楽しいと話していたのだった。
ロケット自体は、ハズバンドからのプレゼントで、蓋を開けると内側に彼からのメッセージが刻まれていたけれど、 私はこれを観て、突然またロケットが欲しくなってしまったのだった。

ロケットというと、写真を入れるものというイメージが強いけれど、実際には中に入れるのは写真である必要はなくて、 欧米では好きな人の髪の毛や、手書きのメッセージなど、自分にとって意味深いものを入れるもの。
もちろん収納スペースが限られているので、大きなものは入らないのと、物によっては、蓋の部分にくり抜きがあるデザインであったりするので、 そうしたタイプには 髪の毛のように くり抜き部分から 出てしまうものは収納できないもの。 でも友人によれば、そうしたくり抜きのあるタイプは 練り香水を詰めて、着けるのには適しているとのことなのだった。

いずれにしても、そうして始まったのが私のロケット・ペンダント探し。
最初は18Kゴールドで探そうかと思ったけれど、重たいのに加えて、私の場合、願掛けの目的で使おうとしていたので、 一生つけるものではないだけに、ファッション・アクセサリーで十分だと判断したのだった。 幸い、ロケットはゴールドでない方が、様々なバラエティがあったけれど、子供の頃持っていたような、 真っ赤なクリスタルが入ったものにこだわって探すとなかなか見つからなくて、 かなり苦戦した結果、やっと見つけたのがここに紹介するヴァチカン・コレクションのロケット。
真っ赤なクリスタルが入っているのはペンダント・ループの部分で、ハートにフィーチャーされたクロスには、ホワイト・クリスタルが入っているけれど、 私がつい最近、仕立て直したリングもルビー&ホワイト・ダイヤのコンビにイエロー・ゴールドというセッティングなので、 リングとのコーディネートが出来ることも、購入に及んだ理由なのだった。


ロケット・ペンダントは、一般的な40cmのチェーンだと、短すぎて中味を見ることが出来ないけれど、 このペンダントのチェーンは45cm。しかもロープ・チェーンだったので、日ごろケーブル・チェーンのペンダントばかりつけている私としては、 レイヤーにするのに非常に適しているのだった。
加えて、もし願掛けの願いが達成されたら、お役御免にして、供養してあげなければならないけれど、そうしたとしても 惜しまれないお値段(80ドル以下)。 なので、縁起をかつぐ私としては、日を選んで購入に至ったのだった。

中に入れているのは、私の場合、写真ではなく、願掛けで燃やしたお守りの灰。
なので、人に中味は見せられないけれど、着けて外出する度に 非常に人に褒められるのがこのロケットで、 人目を引く何かがあるところも、気に入っているのだった。

ちなみにデザインは、ヴァチカンのライヴラリーにあるアートや建築のマスター・ピースをモチーフにクリエイトされたもので、 こうしたデザインはごく限られた教会関係者や学者のみがアクセスできるもの。
ロケットのリサーチをしていて、安っぽいデザインのものにとても高額な価格がついていて驚いたけれど、 ヴァチカン・コレクションのものは、歴史あるアートをモチーフにしているだけあって、 お値段よりもずっと高く見えるエレガントさがあるのだった。

あとは願い事が叶ってくれることを祈るばかりだけれど、願掛けは自分が気に入っているものでしなければ 達成パワーが衰えるもの。
その点では、このロケットは願掛けの条件を満たしてくれるものになっているのだった。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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