Feb. Week 1, 2015
” The Real Organic Lip Balm ”
リアル・オーガニック・リップ・バーム


寒くて 乾燥する季節になると、ビューティー関連のウェブサイトを始めとするメディアが必ず特集するのがリップ・バーム。 それも昨今では、ナチュラル&オーガニックのリップ・バームの特集が非常に多いのが実情。
というのも、リップバームはケミカルが混入しているものを使うと、かえって唇が頻繁に乾燥する場合があるとのことで、 何度も何度もアプライしなければならないようなリップ・バームは、ビューティー業界では ”かえって逆効果”と言われて久しいもの。
しかも唇にアプライする度に、皮膚と口からケミカルが体内に入って、それが血流に流れ込むので、リップ・プロダクトは アプライする回数が少なくて済むもの、ケミカルが極力入っていないものが好ましいのだった。

私が よく友達に訊かれるのは、「ケミカルの何がそんなに身体に悪いの?」ということだけれど、 多くの人が頭に描いているのは、ケミカルが体内に入っても、消化のプロセスを経て やがて排泄されるということ。
でも実際には、ケミカルというのは排泄されて体外に出てくれるものと、体内に居残るものがあるだけでなく、 体内に居る間にDNAを破壊するなど、細胞の組成を狂わせるものが多く、それが徐々に積み重なれば、 老化のスピードアップや、アルツハイマー、生まれてくる子供の障害まで、様々な悪影響を人生に及ぼすもの。
それ以外にも、ケミカルが体内に入れば その分解に時間が掛かる結果、食べ物の消化が遅れるので、 どんなにヘルシーで栄養価が高い食生活をしたところで、栄養素が体内に居座る間に劣化し、 最悪の場合は毒素に替わって、体内の至る所で悪さを始めるのがシナリオ。 こうしたケミカルの悪影響は、エネルギー・レベルの低下や、抵抗力の衰えというのが初期症状で、 それが進めば行き着くところは内臓、その他の病気。
デトックスを行うのは、こうしたケミカルや体内の毒素を取り除いて、消化器官を休めることによって パワーアップするためで、多くの人々がデトックスを終えると、風邪を引きにくくなったり、エネルギーがアップするのは 理にかなったベネフィットなのだった。







さて、かく言う私は年が明けてからデトックを行っていたけれど、私がデトックスの最中に ダウンロードして観ていたのが、食物に含まれるケミカルについてのドキュメンタリー映画や過去に製作された報道TV番組。
中でも「In Organic We Trust / イン・オーガニック・ウィ・トラスト」を観て驚いたのは、 アメリカで最も信頼される、”USDAサーティファイド・オーガニック”という アメリカの農務省が保証するオーガニック作物に、 実は農薬が使用されているという事実。 実際、本当のオーガニックと呼ぶには 土壌から農薬のケミカルが消えるまで50年を要するといわれており、 新たに農薬を散布していなくても、本来の意味では”オーガニック”とは呼べない野菜や果物が多いのが実情。
でも”USDAサーティファイド・オーガニック”と呼ばれるステータスでは、USDAが許可した 農薬を毎シーズン散布して栽培している状況で、農薬まみれよりはマシであっても、 確実に体内にケミカルが入ることになるのだった。

このドキュメンタリーを観て、極力オーガニックの野菜や果物を買うようにして、 農薬からのケミカルの体内混入を防いでいるつもりでいた私は大ショックであったけれど、 それでも、工場生産の食品を食べるよりは 圧倒的にマシであるのは事実。 というのは、工場生産のパッケージ食品の場合、シリアルからヨーグルト、冷凍食品にいたるまで、保存料は使用していなかったとしても、 農薬や遺伝子組み換え技術を用いた食材を使用し、 その味やコンディションを良くするために様々なケミカルがミックスされ、 プラスティック素材等、さらなるケミカルの混入をもたらす容器に入れて販売しているので、 ファースト・フードと張り合うほどの身体への悪さになっているのだった。






食べ物以外で、口からケミカルが入るプロダクトとしては、マウス・ウォッシュと歯磨き粉が注意すべきと言われるプロダクト。 とは言っても、ケミカルやトキシックは洗剤やクリーナー、壁紙やカーペットの繊維、コスメティック、デオドラント、 ボトルド・ウォーター、医薬品、調理鍋など、ありとあらゆるものを通じて体内に入ってくるもの。
でも私が周囲を観察する限り、ケミカルの体内混入を防ぐ努力をしている人と、 していない人というのは、やはりエイジングの速度や抵抗力(病気をする頻度)という点で 違いが出ているのは確実に言えること。

また、たとえ年齢が若くても、現在の10代、20代というのは、私の世代よりも 遥かに多種多様のケミカルが 成長期に 食品や生活用品等を通じて体内に入っているだけでなく、母親が彼らを身篭っている段階でも、それらが体内に入っている世代。 こうしたケミカルは、現代の子供達のアレルギー症、自閉症、ADD、肥満や糖尿病の増加にも影響しているといわれるのだった。
更に40代、50代といったアルツハイマーの若年化、30代女性の閉経なども、体内のケミカルが原因と指摘されて久しいけれど、 要するに何も考えずに普通に生活していたら、自分の身体がケミカルのフィルターのようになってしまうのが現代人の生活。 もちろんストレスを軽減したり、睡眠をたっぷりとって、エクササイズをするといったことでも 健康を保つことは出来るけれど、体内に徐々に溜まっていくケミカルの悪影響の前には これらはほぼ無力と言えるもの。
したがって ケミカルの混入を防ぐ努力と、デトックスは健康はもちろんのこと、正常な脳が保たれる、美しいエイジングと長生きには 不可欠だと私は考えているのだった。




さて、前置きが長くなったけれど、今回のコラムでご紹介しようと思ったのは、私が最も信頼するオーガニック・ブランドであり。 Cube New Yorkのベストセラー・コスメティックでもある、ドクター・アルカイタスから、 遂にというか、やっと登場したリップ・バーム。
ノーベル賞受賞科学者の下で研究を続けたアルカイタス医師は、原料を細かく 吟味するだけでなく、プロダクトの作り置きをしないという利益が上がり難い生産体制を頑固に維持している存在。
このリップ・バームに含まれているのはオーガニック・シェア・バター、オーガニック・ビー・ワックス、 遺伝子組み換え技術を用いていないヴィタミンEコンプレックス、オーガニック・センテラ・エッセンス、 ピュアなエッセンシャル・オイル。 私は、このリップ・バームが発売される前は、ドクター・アルカイタスのラインの中の オーガニック・ノーリシング・トリートメント・オイルをリップに軽くつけて、リップバーム替わりにしていたけれど、 さすがにリップ用に開発されたプロダクトとあって、それよりも優秀なのがこのリップ・バーム。
唇の保湿効果が長続きするのはもちろんのこと、肌より乾燥し易くて、老化が早く進む唇の皮膚に 栄養分を与えて、健康的なテクスチャーをよみがえらせてくれるのだった。

ところで、ビューティー業界内のシークレットと言われて久しいのが、リップ・バームを冬の季節のアイクリームとして使うこと。 目の周りの皮膚は とかく乾燥しがちで、冷たい空気によるダメージを受けやすいエリアだけれど、 そこにビューティー業界の人々がアプライしているのがリップ・バーム。
実はアルカイタスのリップ・バームを、先日雪山に出掛けた友人に、目の下に付けるように薦めたところ、 友人もその効果に驚いていた次第。かく言う私も時に零度以下の気温のセントラル・パークを走る際には、唇だけでなく、 必ず目の周りの皮膚に付けるようになったのが このリップ・バーム。 アイクリームをつけて走ると、比較的暖かい日は汗で流れて目に入ることもあるけれど、 リップ・バームの場合はその心配も無いので、私はアイ・トリートメントとしても、このリップバームをとても気に入っているのだった。


Will New York 宿泊施設滞在



執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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