Feb. Week 4, 2014
” Sea Salt Hot Chocolate @ Lu Churro ”
”シーソルト・ホット・チョコレート@ル・チュッロ”



私は、個人的には甘いドリンクを好まないけれど、 毎年2月になると 義務感に駆られてトライするのがホット・チョコレート。
というのも、毎年2月になると 様々なメディアがホット・チョコレートの特集を組んで、 ニューヨークのベスト・ホット・チョコレート・ランキング等を紹介するためで、 仕事柄、ニューヨークのトレンドを把握しておかなければ・・・と思う私としては、 毎年のように話題のホット・チョコレートを試すことになるのだった。

でも、今年は2月の半分はニューヨークに居なかったので、あまりいろいろなホット・チョコレートを チェックする時間が無かったけれど、そんな時に渡りに舟のタイミングで 友達がお土産に持って来てくれたのが、ここにご紹介するル・チュッロのシーソルト・ホット・チョコレートなのだった。




その日は気温が非常に低く、友達がやって来た時にはホット・チョコレートが冷めていたため、 小鍋で温め直して 味わったので、ほぼ出来た立てのコンディション。 甘いのは当然であるけれど、シー・ソルトのお陰で 後味が酸っぱく感じられない、スッキリしたチョコレート味が楽しめるのだった。

私は以前このコーナーで ブルックリンのパークスロープのベーカリー、 Four and Twenty Blackbirds / フォー・アンド・トゥエンティ・ブラックバーズの ソルト・キャラメル・アップルパイ をご紹介したことがある通り、 キャラメル&ソルトやチョコレート&シーソルトのコンビネーションが非常に好きで、 甘さの中の塩気というのは、全体の味を引き締めて、甘さ以外の風味を引き出してくれるもの。
なので、このシーソルト・ホット・チョコレートのアイデアを非常に気に入ってしまったのだった。




このホット・チョコレートのクリエーターである ル・チュッロは、 2012年にニューヨークを襲ったハリケーン・サンディの数日前に アッパー・イーストサイドにオープンしたチュッロ専門店。
チュッロとは、メキシコ&スペイン料理のデザートとして出てくる棒状のドーナツのこと。 同店をオープンしたエレーナ・マダリアガは18年間 ヘッジファンドに勤めた後、彼女の故郷であるマドリッドで 人々が朝食として食するチュッロのショップをニューヨークで展開しようと決心したという。
彼女によれば、マドリッドではチュッロのショップが朝の5時からオープンしていて、 ホット・チョコレートやコーヒーと一緒に ブレックファストで味わうのがチュッロ。 なので、ベルギーのワッフルと食べ方のニュアンスが似ているのだった。

したがって、彼女がチュッロの専門店をオープンするにあたって、コーヒーとホット・チョコレートに 力を入れたのは自然の成り行き。特にホット・チョコレートは、チュッロをディップして食べる人が多いだけに、 そのフレーバーもシーソルト以外に、ヌテラ、ミント、ピーナッツバター、シナモン・オレンジ、チリ等が 揃っているのだった。
それ以外にも チュッロのアイスクリーム・サンデーやチュッロのバナナ・スプリットなどもメニューに加わっているけれど、 同店の扱うスペインのチュッロは、メキシコのチュッロよりも 外側がカリカリで、テクスチャーがしっかりしたスタイル。 加えて甘さが控えめなので、ホット・チョコレートやフルーツ・ソースにディップしながら食べるのに最適なのだった。




ところで、ホット・チョコレートがニューヨークの2月のドリンクとして定着したのに一役買っているのが、今や日本にも進出しているシティ・ベーカリー。
ここのプレッツェル・クロワッサンと、ベーカーズ・マフィンは私の長年のお気に入りであるけれど、 同店が毎年2月に行っているのがホット・チョコレート・フェスティバル。
これは2月の間、毎日フレーバーの異なるホット・チョコレートを出すというイベントで、 2年前のこのコーナーにも書いたことがあるもの。 ホット・チョコレート・フェスティバルは 今年で22回目を数えるイベントになっていて、 同店のホット・チョコレート(写真上、一番左)は、ピーター・ルーガーのステーキや、 ジュニアのチーズ・ケーキのように、ニューヨークの定番フード・アイテムになっているのだった。

私は同店のホット・チョコレートにホームメイドのマシュマロを乗せるのを好んでいるけれど、 写真上中央の、ホイップ・クリームを乗せたものが フラットアイアンのグルメショップ、イータリーの中にあるカフェ、 Lavazza / ラヴァッツァの「cioccolata con panna / チョコラータ・コン・パンナ」。 ここのダークなホット・チョコレートには、マシュマロよりもホイップ・クリームが絶妙にマッチしていて、 近隣にあるシティ・ベーカリーと並んで、ファンが多いホット・チョコレートなのだった。

さらに今年のニューカマーと言える ホット・チョコレートは 写真上 右側、コーヒーケイク・コーナーの ヌテラ・ホット・チョコレート。ヌテラを用いていることから分かる通り、もちろん風味はへーゼル・ナッツ。
これを飲むとお腹が一杯になるので、当然のことながら かなりのカロリー。 それでも空腹が満たされて、身体が温まるので、外が寒い日には飲みたくなるドリンクと言えるのだった。

今週末には3月に入るけれど、今年のニューヨークは 昨年同様、春が遅いと言われていて、 来週も雪が見込まれる状態。 したがって 2月の半分 ニューヨークに居なかった私が、 ホット・チョコレートを楽しめる時間はまだまだありそうなのだった。


引き続き 2月2週目のCatch of the Weekでアナウンスをさせていただいたニューヨーク在住の女性を対象とした ディナー・クラブのメンバー登録を受け付けています。
登録は無料で、ここをクリックして 申し込みフォームにご記入いただけば、追って登録終了のご連絡を差し上げます。
第1回目のディナーは3月末に企画の予定です。お楽しみに!








FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek

 


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

PAGE TOP