Mar. Week 1, 2012
” Sedu Icon Prive Dryer ”
” セデュ・アイコン・プリヴェ・ドライヤー ”



ニューヨークの女性のビューティー・バジェットで、かなりの割合を占めているのがヘア・サロンで費やすお金。
ヘア・カラーはもちろんのこと、ケラチン・トリートメント、エクステンションなど、様々なサービスに大金をつぎ込む女性は多いけれど、 その中の1つがブローアウト。
自分のヘアのブローぐらい自分で出来ないのか?と不思議に思う人もいるかも知れないけれど、 日本人の髪よりも ずっとサロンのブローアウトの恩恵を受けるのが、細くて、ボリュームが出し難い 典型的な欧米人のヘア。
私の友人もまさにその1人で、彼女はブランチなど、カジュアル・オケージョンに現れる際は、髪を纏めているか、洗い立てで出てきたようなバサバサぶりであるけれど、 ちょっとレベルが高いレストランでのディナーや、ラウンジに出かける際などは、サロンでブローアウトをしてもらうので、 ビックリするほど完璧なブローで登場するのだった。

私の友人が出かけるのは、彼女のアパートのビルから歩いて1分もしないところにあるヘア・サロン。 そこにシャンプーをしたての 濡れたヘアで出かけて、その状態からプロにブローしてもらうのが常とのことで、 ブローアウトだけだと、1回の料金が税金とチップを入れて35ドル程度。 自分で苦労をしてボリュームを出すより、サロンの椅子に座って携帯メールを打っているうちに、ヘアが完璧に仕上がるというのは、 「35ドルを払うに値する」というのが彼女の価値観なのだった。

ところが、その彼女が4月から アリゾナ州に住むことになり、そのアリゾナの新しい家からヘア・サロンまでは、車を使ったドア・トゥ・ドアで、最低でも30分。 これまでのようにマンハッタンに住んで、徒歩数分の距離に 何でもある環境ではなくなるため、 彼女は遂に 自力で ヘア・サロンのようなブローアウトを試みようと決心したのだった。
そこでヘア・スタイリストに 道具とコツについて訊ねたところ、アドバイスされたのがヘア・ドライヤーとブラシに投資をするということ。 特にドライヤーは2000ワット以上で、あっという間に乾かすのがボリュームを出すと同時に、髪を傷めないコツだそうで、 私の友人は、早速ドライヤーを買いに出かけたけれど、その結果、彼女が買ってきたのがここに紹介するセデュ・アイコン・プリヴェ・ドライヤー。
そのお値段は、ドライヤーというよりクリスチャン・ルブタンのシューズのような 700ドル+税金というお値段。
私も最初にこのお値段を聞いた時は、耳を疑ってしまったけれど、何故彼女がこんな高額なドライヤーを購入したかといえば、 自分のブローアウトのテクニックの無さをドライヤーで補おうとしたこともあるけれど、 このドライヤーは、通常のドライヤーのモーター・ライフが2000時間なのに対して、なんと1万時間もモーター・ライフがあるとのこと。 さらに、彼女は日頃から35ドルをブローアウトに支払っていたので、700ドルという金額はブローアウトのセッション 20回分に相当するもの。
このドライヤーなら毎日30分使ったとしても、向こう54年はモーターの寿命が長持ちする計算だそうで、 「サロンのブローアウトに比べたら、物凄いバーゲンだと思えてしまった」 というのだった。




それだけでなく、このドライヤーは温度調節が18段階、最高で時速150キロの温風を発するため、 通常のドライヤーより65%早くヘアが乾くとのこと。 それでいて、特許取得のモーターのお陰で電力消費量は、通常のドライヤーより70%も少なく、しかも軽量。
ドライヤーに装着されている ノズルも特許を取得していて、 とんでもないパワーの温風がそこから噴出しているにも関わらず、手で触れても熱くない特殊素材になっているのだった。

説明されれば、されるほど素晴らしいドライヤーであったので、思わず買ってしまった という私の友人であるけれど、 それでも、彼女のヘア・スタイリストを含む、ありとあらゆる人々に 「700ドルのドライヤーは高すぎる」 と言われて、 頭を冷やしてきた彼女は、やはりこのドライヤーを返品して、同じセデゥの製品で 250ドル程度の、普通に高いドライヤーを購入することにしたのだった。
でも、「返品する前に700ドルのヘア・ドライヤーを使ってみたい」という 私を含む3人の女友達が、 彼女のアパートにわざわざ出掛けて、ブローアウト・セッションを行なったのが2週間ほど前のこと。

まず私達が驚いたのが、本当にヘアをあっという間に乾かしてしまうパワフルさ。 温度、風圧の調節が細かく出来て、 髪質やスタイリングに合わせて、本当に様々な使い方が出来るのだった。
とは言っても、私の感想ではこのドライヤーが本当のパワーを発揮するのは、様々な髪質のクライアントのヘアをブローアウトしなければならないヘア・サロン。 個人で使う場合、自分の髪質は1種類な訳であるから、それほど様々なバラエティは必要無いように思うのだった。
でも、ドライヤーというものが こんなに進化出来るというのは、ちょっとした驚きで、女友達と私は、モーターライフの残りが9,999時間になるくらいに、 このドライヤーを使って楽しんでいたのだった。

このセデュ・アイコン・プリヴェを使うまで、私はセデュというブランドについてあまり知らなかったので、 家に帰ってからグーグルしてみたところ、同じプリヴェ・シリーズから ドライヤーよりも遥かに安い250ドルで、 ヘア・アイロン(写真上、左)が出ているのを見つけたのだった。
私は昨今、ブローをする際は、8分乾きになる程度までは自然乾燥。 その後 ヘア・アイロンでさっと仕上るのがルーティーンで、今ではシャンプーの後、よほど急いで出かける時以外は、 全くドライヤーを使っていないのだった。

説明を読むと、このヘア・アイロンも特殊なトルマリンを含んだセラミックを使っており、髪に必要な水分をシールしたまま、 ヘアをストレートに、艶やかに仕上げるとのことで、何度もヘアをアイロンで挟む必要が無いのだった。 また、アイロンのエッジが大きな丸いカーブになっているので、カールも し易いとのこと。
私が今使っているヘア・アイロンは、このセデュ・プリヴェの半額くらいだったけれど、 もし今のヘア・アイロンが壊れたら、これに買い換えるかも知れないと 真剣に思っているのだった。




ところで、友達のアパートでブローアウト・セッションをしていた際に、別の女友達が指摘したのが、彼女があまり良いヘア・ブラシを持っていないということ。 実際、彼女がヘア・ブラシが今ひとつで、私もあまり上手くブローアウトが出来なかったのだった。 そこで、私達はどんなブラシがブローアウトに適しているかを話し始めたけれど、 やはりブラシの王道を行くのは、メイソン・ピアソン。(写真上左)
私は、ドライヤーでブローをしていた時代は、デンマン・ブラシ派であったけれど、 今、ブラシを使うのは もっぱら頭皮マッサージと、頭皮から分泌される脂分を髪に万遍なく馴染ませるため。
なので、メイソン・ピアソンが最も気持良く使えるけれど、私の友達は700ドルもするドライヤーを買っておきながら、 メイソンのブラシが、大きいもので170ドルすると聞いて、すっかり驚いていたのだった。 でもメイソンのブラシは、大金を叩くだけの価値があるというのは、使った人なら誰でも認めるところ。

私は、かつてはアンチ・ブラッシング派であったけれど、適度なブラッシングが必要だと思い始めたのは、 髪の毛の中には頭皮から生えているいるものの、死んでいる頭髪というのがあって、その死んでいる毛はブラッシングや、シャンプーなどで 除去していかないと、やがて頭皮の毛穴からどんどん体内に入り込んで行ってしまうという話を聞いてから。
なので、私は今は1日1回のブラッシングをしているけれど、逆に4〜5年前から止めているのはストレート・パーマ。 これは頭皮や髪の毛から、強烈なケミカルが体内に入るためで、その結果、頭皮の老化が早まるので、 髪の毛の質がどんどん悪くなっていって、だからこそまたストレート・パーマや縮毛矯正が必要になる という悪循環に陥ることを 専門家に教えてもらったため。
実際、ストレート・パーマを止めてからの方が、髪の毛の調子が良くなったけれど、髪の毛の健康のためには、 ケミカルを使ったトリートメントを極力避けて、頻繁に毛先をカットし、ドライヤーを使いすぎないのが一番と言われているのだった。

ところで、私は前述のようにドライヤーよりヘア・アイロン派であるけれど、 実は私はヘア・アイロンを 洋服用のアイロンとしても使っているのだった。
先週のこのコラムで、私のクローゼットがギュウギュウ詰めで、 服にシワがよってしまうことがしばしばであると書いたけれど、服の襟や、スカートの裾などにシワが寄って、 見苦しい場合、アイロン台など無しに簡単にこうしたシワをプレスできるのがヘア・アイロン。
使い方は髪の毛と一緒で、アイロンで素材を挟んで ゆっくりスライドさせるだけ。 素材によっては、髪の毛を仕上た余熱だけで あっさりシワが伸びてくれるのだった。
余熱を使った場合、ヘア・アイロンが冷めるのも早まるので、一石二鳥のメリットがあると言えるのだった。

最後に余談ではあるけれど、私はCUBE New Yorkで御紹介しているコスメティック・ピローケースを取り扱い開始前から愛用しているけれど、 顔のシワへの効果よりも実感しているのが髪の毛への効果。 コッパー(銅)が含まれた素材がバクテリアを防ぐこともあるけれど、サテンのような表面が滑らかな素材は、コットン素材のピローケースよりも遥かに 髪のキューティクルに良いのだそうで、世の中には髪のキューティクルの方向が乱れないように サテン・ピローで眠る人も少なくないとのこと。
私の友達には、バリバリに糊を効かせたピローケースやシーツで眠るのが好きという人が居るけれど、これは決して髪の毛のためには良いとは言えないようなのだった。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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