Mar. Week 2, 2011
” Hand Crank Flashlight and Lantern ”
” 手巻き電力懐中電灯&ランタン ”



日本での地震、津波、そして今は原発の危機は、アメリカでも多くの人々が祈りをこめて見守る状況となっているのは、 既に様々なメディアが伝えるとおり。
加えて、計画停電はただでさえ、不便かつ不安になっている人々の生活をさらに難しくする要因となっているので、 日本のニュースを見るたびに、本当に心が苦しくなる思いで、自分もニューヨークの大停電の時のことを思い出していたのだった。

そしてふと、考えてみると、私自身は懐中電灯を持っていなくて、大停電の際は部屋中にキャンドルを点して明るさを確保していたのだった。 でも余震が続く日本のことを思うと、それは不可能。 私の両親も、地震直後の停電の際は、調理台が電気なこともあり、暗闇でパンを食べていたとメールに書いてきていたのだった。
そこで、私が今週始めたのが 万一何かが起こった場合の被災グッズのリサーチ。 私自身が非常に無防備であることもあるけれど、何より両親のことを考えて、これを機に 被災グッズを自宅と両親宅用に買い揃えようと思ったのだった。

福島原発の破損の影響で、暫く首都圏は電力事情が悪くなると思った私がまずリサーチしたのが、 ソーラー・パワーのグッズ。 特にソーラー・パワーの充電機は、昼間にうちに充電をすれば1日中停電でも携帯電話が使える訳で、 特にスマートフォンであれば、それでコミュニケーションから情報収集までが可能になるし、もちろんそれで日本とニューヨークでメールをやり取りすることも出来るし、 いくら充電しても、電力消費には繋がらないので、節電にも協力が出来ると思ったのだった。

既にこのソーラー・パワーの充電機はサイトでもご紹介しているけれど、 それと同時に私が考えたのが、停電で夜真っ暗になると、いかに精神的不安が増すかということ。
先述のようにキャンドルは余震が心配されて使えないとすると、果たして何が確実に光をもたらしてくれるのか?ということを考えて、 行き着いたのが、ハンド・クランク、すなわち、手巻きによる電力。
私がこう考えたのは、乾電池や充電可能な電池に頼っていたら、電池が売り切れた時、停電が続いた時に使えなくなってしまうためで、 アメリカでは、手巻きの非常用懐中電灯というのはかなり一般的なプロダクトなのだった。
そうしてリサーチするうちに見つけたのが、懐中電灯とランタンを兼ねたプロダクト。



私がこのプロダクトに惚れ込んだ理由は、手巻き電力による充電、通常の電源からの充電、コンピューターなどのUSBポートからの充電の全てが可能であるためで、 停電が続いても、先述のソーラー・パワー充電機からUSBポートを使って充電が出来るし、それが不十分で電力がなくなった場合、 手巻きをすれば、1分の手巻きで6つのLEDライトが11分、もしくは12個のLEDライトが5分点灯するのだった。 ライトの数は、必要な明るさに応じて、2段階が設定できるので、灯りを長持ちさせたければ、ロー・セッテイング、 明るさを増す必要があれば、ハイ・セッティングにすれば良く、 セルフ・ロックのループを使って、電球のように吊るすことも、卓上ランプのように使うことも可能。 さらに、フラッシュ・ライト、すなわち懐中電灯としても使えるようになっているのだった。

こうしたグッズは、アメリカでは非常時だけでなく、キャンプ用のグッズとしても販売されているので、 それだけに、軽量で、簡単に持ち運べるものが非常に多いのだった。
この他にも、万一に備えたグッズをいろいろ見つけたけれど、 一体、これを何に使うんだろうという説明を読んでいて、そういう危険があるということを逆に学ぶほど、 無防備だったのが今までの私。 なので、自分で恥ずかしく思うと同時に、これまでそれらを使う必要が無かったことを神様に感謝したけれど、 ニューヨークとて、郊外にはインディアン・ポイントという築30年を経過した原発があるので、 もしも何かが起こったら、明日はわが身。
そんな時に、人々が 日本の被災者の方々のように、助け合ったり、礼儀正しく、根気良く振舞えるか?と考えると、 やはり、自己防衛と被災の準備はマストだと思えるのだった。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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