Mar. Week 2, 2013
” Backward Necklace ”
” バックワード・ネックレス ”



今年のオスカーのレッド・カーペット・ファッションで、最も話題を集めていたのが 主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスと、助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイが、 共にバックワード・ネックレスをつけていたということ。
好評だったのは、断然ジェニファー・ローレンスのネックレスで、 これはショパールのもの。 一見繊細に見えるネックレスであるけれど、あしらわれているダイヤの数が多いだけあって、トータル74カラットのボリューム。
私もこのネックレスを羨ましく思って眺めていたけれど、そう思ったのは私だけではなかったようで、 オスカーの授賞式以来、ジェニファー・ローレンスのバックワード・ネックレスが インターネット上でセンセーションを巻き起こしているのだった。

バックワード・ネックレスは、最初からネックレスを後ろにドロップするためにデザインされたものも 中には存在するけれど、基本的には普通のネックレスを背中側にドロップするもの。 したがって、アクセサリーのカテゴリーというよりは、 ネックレスのつけ方と解釈した方が正しいと言えるのだった。
バックワード・ネックレスは、古くはココ・シャネルから、故ダイアナ妃、メアリー・ケイト・オルセンまで、 様々なセレブリティがつけているだけでなく、 オートクチュールのランウェイにも登場しているけれど、 ファッションを熟知した人が遊び心でつけるもの。
ファッション性が乏しい人が行なうと、単にネックレスが後ろに回っているのに 気付いていないだけのように見えてしまうのだった。






バックワード・ネックレスをつける際は 背中が開いたアウトフィットで、ヘアも アップにしたり、纏めたりして、ネックレスもさることながら、背中にも目が行く状態でつけるケースが殆ど。 したがって、バックワード・ネックレスをつけようと思ったら、まずはボディ・ケアから始めなければならないのだった。

もちろん 街中を歩いている時にバックワード・ネックレスをつけるのは、 物に引っかかって危険なので お薦めしないけれど、バックレスのドレスを着用してクラブやレストランに行った時などにつけていれば、 人目を引くことは請け合い。
また立食のパーティーやレセプション等では、カンバセーション・ピース(話題を提供するもの)にもなってくれるもの。 知人が少ないパーティーなどでは、ちょっと変わったアクセサリーをつけたり、工夫したジュエリーの付け方をする というのは、 人に話し掛けられる きっかけをもたらしてくれるのだった。





ところでジェニファー・ローレンスのネックレスを見る遥か以前に、私が気に入っていたバックワード・ネックレスが写真上、 上段左側の 二コール・キッドマンが 2004年のシャネルNo.5の広告でつけていたダイヤのネックレス。
広告フォトだけでなく、このネックレスは当時放映されたバズ・ラーマン監督による 120秒のCM(以下はそのYouTubeの映像)のラスト・シーンにも、 非常に印象的にフィーチャーされているのだった。
このCMを見た時に、喉から手が出るほど このネックレスが欲しい!と思ったのを 今も覚えているけれど、 同ネックレスは ダイヤの数もさることながら、大きめのペンダント・ヘッドがついているだけに、首が圧迫されるほどの重さが見込まれるもの。 したがって ネックレスをドレスにアタッチするなどして、首の圧迫を防いでいると思われるのだった。




私は、ジェニファー・ローレンスのネックレスを非常に気に入ったので、 CJで扱っているカスピカで、長いサイズを作ってもらって 代用しようとしたところ、今や石とゴールドのお値段がアップしすぎて、見積もりを出してもらったら何と2,000ドル。 ゴールドが5分の1だった時代に、もっといろいろなジュエリーをオーダーしておけば良かったと ただただ後悔しているのだった。

仕方が無いので、スターラインで我慢することにしたけれど、 実はスター・ラインの47インチ(118cm)・ネックレスは 意外にも人気商品。もちろん16インチ(40cm)の方が売れているけれど、 頻繁にオーダーを頂くアイテム。
でもこの長さだとバックワード・ネックレスとしては長過ぎるので、30インチ(76cm)で作ってもらったところ、 普通にフロントにつけても、バックワードにつけても適度な長さに仕上がったのだった。 もちろん軽いので、首の圧迫感も全く無し。加えてクロージャーを使わなくても、被るだけでネックレスがつけられるので、 それも非常に楽なのだった。

30インチのスターラインは、近日中にCJのセクションでお取り扱い開始予定です。





FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek

 


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

PAGE TOP