Mar. Week 3, 2014
” Crobar @ Zabar's ”
” クローバー@ゼイバース ”


私がニューヨークで最も好きなグルメ・ストアであり、これまでのNY生活で最も足を運んできた食材店と言えるのが アッパー・ウエストサイドのゼイバース。
ゼイバースは、ニューヨークで最も歴史あるジューイッシュ・デリの1つ。 特にスモーク・サーモンやセーブルを始めとする スモークト・フィッシュやキャビアを専門にしたフィッシュ・カウンターは有名で、 チーズ・セクションも私のお気に入り。 他にもコーヒーやプロシュート、オリーブなど、どの売り場でも優秀なセレクションが揃っているので、 同店を訪れると ついつい買い過ぎてしまうのは毎度のこと。
同店の良さは トレンドに左右されず、常に同じラインナップの商品が 同じ美味しさで 何年も存在していることなのだった。

そんなトレンドとは無縁と言えるゼイバースだけに、そのベーカリー・セクションが ドミニク・アンセル・ベーカリーが昨年生み出した世界的メガ・ヒット、 クロナッツのコピー・バージョンを 扱い始めたということを知った時は、正直なところ 少々驚いてしまったのだった。




クロワッサンとゼイバーをくっつけたネーミングと思しき 「Crobar / クローバー」 は、 四角いクロワッサンの間にクリームを挟んだもの。 クロナッツ同様、ドウを揚げているとのことだったけれど、どちらかというとテクスチャーはベイクされたクロワッサンという印象で、それも しっかり、固めに仕上がっているのだった。

中に挟まっているのはガナッシュ・クリームと説明されているけれど、 バター・クリームとフレッシュ・クリームをミックスしてホイップしたような感じ。
クロナッツのようにドウの中にクリームが注入されているのではなく、 サンドウィッチにされている分、クリームの量も多目になっているのだった。

そのフレーバーは、チョコレート、ストロベリー、ヴァニラ、そしてキャラメルの4種類。
クローバーは、クロナッツやそのフェイクを販売するファンシーなベーカリーのように、箱に入れてくれて販売されているのではなく、 袋に入れて手渡されるため、持って帰ってくる間に キャラメル・フレーバーのものは グレーズが全て袋にくっついてしまい撮影不可。 でも、個人的にはそのキャラメルの味が一番気に入ったのだった。
チョコレートは、クリームがリッチ過ぎる というのが私の印象。ストロベリーはいちごのジャムと生クリームを混ぜたような 味のクリームが挟まっていて、見た目のカラー(写真下)ほどは人工的な味ではない印象。
ヴァニラは、キャラメルの次に私のお気に入りで、一番あっさりした味わいなのだった。




クーローバーのお値段は1つ 2ドル50セントで、クロナッツの半額というお値段。 サイズは 四角の1辺が10cm強。それに前述のように クリームがたっぷり挟まっているとあって、1つ食べるとかなりのボリュームなのだった。
一方、オリジナルのクロナッツは といえば、発売から10ヶ月以上が経過しても、今もドミニク・アンセル・ベーカリーの前には 毎朝行列が出来ているけれど、 そのドミニク・アンセルが 3月14日金曜の午後3時から、新たなカルト・デザート ”クッキー・ショット”を発売したのは、 CUBE New York でも既にお伝えしている通り。
一部では、「クッキー・ショットは クロナッツのようなセンセーションにはならない」という予測も聞かれているけれど、 私も クッキー・ショットは クロナッツほど沢山の フェイクやコピーが出回ることは無いと思うのだった。
クロナッツのコピーは、ここに紹介したクローバーに加えて、ウィリアム・ソノマからは そのDIY(Do It Yourself)バージョンが登場。 これは、"Croissonuts / クロワッサンナッツ (写真上右側)"とネーミングされたもので、直径6.5cmほどのクロワッサンのドウで作られた ドーナツが18個、冷凍された状態で届けられるというもので、お値段は39.95ドル+タックス。 ウィリアム・ソノマでは クロワッサンやレーズン・ロールも ドウを冷凍の状態で発送して、 自宅のオーブンを使って 焼きたてを食べられるようにしているけれど、 クロワッサンナッツについては 自宅でフライにして、粗砂糖をまぶして仕上げるというもの。

ウィリアム・ソノマでは「行列してクロナッツを買うよりも、遥かに早く食べられる」と謳っているけれど、 準備と片付けを考えると やはり揚げ物はかなりの手間。 加えて写真ほどは、ドウが膨らまないようで、やはりクロナッツは、コピーやフェイクでも、 プロの手でクリエイトされた方がベターであるようなのだった。


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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