Mar. Week 4, 2015
” How to Cook Rice in Half Calorie! ”
カロリー50%減でお米を炊く方法


私は、このコーナーでも何回か書いているように、「美味しいパンが無いと生きられない」というほどに、 パン好きであるけれど、日本人の割りには ご飯は食べなくても平気で、ふと気付くと3ヶ月くらい食べていない時もあるほど。
なので、さほどご飯というものに思い入れが無いせいか、たまに自宅で お米を炊く場合は、 フードプロセッサーでお米サイズに刻んだこんにゃくを 胚芽玄米に混ぜて炊くという、いわゆる ”しらたきご飯”で カロリーを落とすのが常。
余ったご飯は、ジップロック・バッグに入れて密封してから冷蔵庫に入れて、再度食べる時には 冷えた状態のまま納豆をかけるなどして食べる場合が殆どなのだった。
こうするのは、 ”冷や飯ダイエット”のセオリーと同じで、ご飯をレジスタント・スターチの状態で食べるため。 レジスタント・スターチとは、胃で分解されず、小腸で吸収されること無く、大腸に到達する、 まるで食物繊維のような炭水化物のこと。したがって消化のプロセスでグルコースに変わり、 血糖値を上げて、やがては脂肪として蓄積されることがないというメリットをもたらすのだった
ご飯を冷たい状態で食べる場合、しらたきご飯の方が、しらたきに含まれる水分のお陰で 冷蔵庫で冷やしても、 固くなりすぎないという利点があるけれど、ただでさえゼロ・カロリーのしらたきが加わって、 ご飯のカロリーが下がっているので、ダイエット・フードには最適と言えるのだった。





そんな中、今週発表されたのが、スリランカの化学者チームが ご飯のカロリーを50〜60%下げる炊き方を 発案したというニュース。
その炊き方というのが、カップ半分のお米に対して 小さじ一杯分のココナッツ・オイルをミックスして 炊くというものであるけれど、諸外国は炊飯器というものを使わないのが実情。
したがって、その炊き方は普通のお鍋でお湯を沸騰させて、そのお湯の中にココナッツオイルをミックスするところからスタート。 そのまましばらく沸騰させてから、パスタを茹でる時のようにお米を鍋に流し込んで、 強火の場合20分、もしくは弱火で40分、水分がなくなって、お米が柔かくなるまで炊き上げるのが まず第一行程。

こうすることによって、調理の過程でココナッツ・オイルに含まれるリピド(脂質)が お米のでんぷん質の微粒の中に入り込み、 その構築に変化をもたらす結果、消化酵素によって分解されないでんぷん、すなわちレジスタント・スターチに 変わっていくとのことのことなのだった。
ここでココナッツ・オイルが用いられたのは、スリランカの料理に頻繁にココナッツ・オイルが用いられるためであるけれど、 「オリーブ・オイルなどでも代用できるはず」というのが一般的な憶測。 でもココナッツ・オイルは健康面にもたらすメリットが大きいだけに、 化学者の指示通り、ココナッツ・オイルを使うのは悪くないアイデアなのだった。






次のプロセスは、炊き上がったご飯を冷蔵庫で冷やすことで、12時間冷やす必要があるとのこと。 普通に炊いたご飯がレジスタント・スターチに変わっていくのに必要な温度と言われるのが、4〜5度、ちょうど冷蔵庫の温度。 なので、温度については簡単に理解できるけれど、何故12時間冷やすのかについては 理由がはっきり説明されていないので、良く分からないのだった。
でも食べる段階では、温め直すことが奨励されているので、その点が冷や飯ダイエットと異なるところ。 したがって、温めてもレジスタント・スターチから、簡単に消化されるダイジェスティブ・スターチに戻らないということを考えると、 明らかに炭水化物の組成に変化が起こっていると言えるのだった。
また、炊き終えてから24時間が経過したご飯は、食べない方が良いというのが研究チームのコメント。 でも、これはご飯が腐ることを危惧しているので、冷凍庫で保存するのならば、24時間が経過しても大丈夫とのこと。 したがって、炊いたご飯をその日のうちには食べられないものの、何日分か纏めて炊いて、それを冷凍しておくことは可能なのだった。

ココナッツ・オイルをお湯に混ぜて、暫し沸騰させるプロセスが、このカロリー減少の効果に どの程度 影響するのかは不明であるけれど、 これがさほど大切なプロセスで無い場合は、炊飯器をセットする際に、規定の分量のココナッツ・オイルを混ぜるだけ。
大切なプロセスであった場合は、鍋でお湯とココナッツ・オイルをあらかじめ沸騰させてから、炊飯器に注ぎ込むことで、 しらたきご飯よりも簡単に実践出来るのがこの炊き方。

冷えたしらたきご飯でも、落とせるカロリーは30〜35%と指摘されているので、カロリーを半分にしてしまう この炊き方は、 かなり画期的と言えるもの。ご飯一杯のカロリーは 大体240カロリーなので、 それが平均50%、最高で60%落とせるということは、約120カロリーになるということ。
したがって1日に3食ご飯を食べる人であれば、1日に360カロリーが落とせることになるので、ダイエットにはかなりのプラス。 しかも血糖値の上下を緩和することによってインスリンによる脂肪蓄積も妨げるので、 カロリー軽減と併せたダイエットのダブル効果が望めるのだった。

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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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