Apr. Week 3, 2011
” Energy-Saving Power Strip & Energy-Saving Outlet ”
” エナジー・セイヴィング・パワー・ストリップ&エナジー・セイヴィング・アウトレット ”



日本の震災以来、ニューヨークに暮らす日本人の間でも 節電に目覚めた人は少なくないようだけれど、 アメリカでも、明日(4月22日)に2011年のアースデーを控えて、今週は節電を含む資源の節約や、 リサイクルなど、環境コンシャスな報道が目立っていたのだった。

私は、比較的 節電やリサイクルは積極的に行なうようにしていることを自負しているけれど、 夏の季節、それも昨年のニューヨークの夏のように、連日真夏日が続くようになると、 どうしてもエアコンを使ってしまうので、1ヶ月の電気代が秋冬シーズンの2倍に跳ね上がってしまうのだった。
でも、いつも不思議に思うのは旅行に出かけて家に居ない日が2週間あったとしても、それほど電気代が安くなっていないこと。
その最大の原因となっているのはやはり冷蔵庫。特に、アメリカはアパートに冷蔵庫が付いているので、 時に非常に古い冷蔵庫を使う羽目になるけれど、扉の閉まりが悪い冷蔵庫の場合、 電気代の垂れ流し状態になってしまうという。冷蔵庫の扉の閉まり具合をチェックするには、 紙幣を冷蔵庫の扉に挟んで、簡単に引っ張って取れた場合はかなり閉まりが悪い状態。 力強く引っ張らないと取れない場合は大丈夫と言われているのだった。

ところで 今、CUBE New York ですごく良く売れているテクニ・アイスの セクションでも御説明しているけれど、冷蔵庫は中に物が入っていない方が電力消費が少ないけれど、 冷凍庫はその逆。中がスカスカしている方が多量の電力を使うのだった。
なので、私の冷凍庫には常にアイスパックが入っているけれど、これは節電対策だけでなく、 時々、怪我をしたり、腫れたりで、本当にアイスパックが必要なため。 ちなみに2003年のニューヨーク大停電の際には、アイスパックがあったお陰で、冷凍庫のものを殆ど捨てずに済んだ経験があるのだった。

冷凍庫については 思わぬ電力消費に繋がるのが、急いでアイス・ティーを作ろうとして、生ぬるい紅茶を冷凍庫に入れるなど、 冷えていないものを凍らせよう、冷たくしようとする行為。 でもその場合、金属素材のもの、例えばスプーンなどをアイス・ティーのカップに入れておくだけで、 冷却がスピードアップするだけでなく、節電にも繋がるのだった。
これはもちろん、液体よりも金属の方が熱の伝導率が良いため。なので、液体よりも遥かに短時間で冷え切ったスプーンが液体を 冷やすのを助けてくれるのだった。
同じことは、温める際にも言えることで、オーブンにジャガイモを入れてベイクド・ポテトを作る際には、 太い釘を数本さしておくだけで、そのクッキング・タイムは約半分になるとのこと。 もちろん細い釘は危ないので、ぜったいにトライしないで下さい。

さて、私にとってこれまで苦手だった節電が、スタンバイ電力のカット。
エスプレッソ・メーカーは朝と夜に1回ずつしか使わないけれど、1日中コンセントが入ったまま。トースターもしかり。 ビッグ・スクリーンTVなどは、コンセントを抜くことなど考えたことも無かったけれど、 実は一番スタンバイ電力を食うのが、ビッグ・スクリーンTV。
とは言っても、わざわざTVのところまで行ってコンセントを差し込んだり、抜いたりというのは、どんなに心掛けてもかなり難しいもの。 エスプレッソ・メーカーやトースターにしても、コンセントを抜いたり、入れたりはそれほど簡単ではないこと。 それ以外にも、夜しか使わないフロア・ランプなど、スタンバイ電力がカットできるものは沢山あるのに、 ついつい面倒で怠ってきてしまったのだった。

でも、日本の震災がきっかけで節電グッズのリサーチをしたところ、理想的なプロダクトを見つけたのだった。
それがエナジー・セイヴィング・パワー・ストリップ(写真上、右側)とエナジー・セイヴィング・アウトレット(写真上、左側)。
エナジー・セイヴィング・パワー・ストリップは、ホーム・エンターテイメント・システムに使うもので、 一番左のグリーンの穴にTVのコンセントを差込み、右側の2つの穴にはDVDプレーヤー、アメリカの場合ケーブル・ボックスなど、 常に電源が繋がっていなければならない機器のコンセントを差し込むデザイン。 そしてTVを観ない時は電源を切っても大丈夫なゲーム機器などは、グリーンのラインで囲まれた残り5つの穴に差し込むことになるけれど、 このプロダクトが優秀なのは、TVのリモート・コントロールを使って、いつも通りに操作するだけでスタンバイ電力がカットできるという点。 すなわち、TVを観る時は リモートで電源をオンにすればTVがつくし、リモートで電源をオフにすれば TVも消えて、 エナジー・セイヴィング・パワー・ストリップがスタンバイ電力をカットしてくれるという仕組み。 リモートでTVをオフにしてから、パワー・ストリップがグリーンのラインで囲まれた穴に繋いだ機器の 電源とスタンバイ電力をカットするまでには約30秒程度が掛るけれど、 もちろん、右の2つの穴に差し込んだDVDプレーヤーやケーブル機器などは、 リモートの操作では影響されないので、常にオンの状態が保たれているのだった。
ちなみにTVのリモートとパワー・ストリップはセッティングをする必要は全く無し。TVの電源が切れたことを察知して パワーストリップが、電力をカットするだけなので、TVのブランドやリモートの種類などは無関係に使用ができるのだった。




もう1つのエナジー・セイヴィング・アウトレットは、コーヒー・メーカーやヘア・ドライヤー、トースター、充電機など、 使用時間が限られた電気製品に最適なプロダクト。
エナジー・セイヴィング・アウトレットの横には、30分、3時間、6時間という調節レバーが付いていて、 例えば、コーヒー・メーカー、トースターのように使用時間が短いものは30分にセットし、上のボタンを押して、 あとは普通にコーヒーを作ったり、トーストをするだけ。 30分が経過したら、エナジー・セイヴィング・アウトレットが自動的に電力をカットするので、コンセントを抜かずして 使わない時間のスタンバイ電力がかからないというのがこのプロダクト。 充電の場合は3時間。夜だけ使うフロア・ランプなどの場合は6時間にセットすればOKで、 もちろん、充電が3時間以上掛る場合、フロア・ランプを6時間以上使う場合は、再度、上のボタンを押せば時間は幾らでも延長が可能になっているのだった。
私にとって、スタンバイ電力の節電がこれまで難しかったのは、使う前にコンセントを入れることより、 使い終わってから抜くのを忘れがちであったため。 それを思うとエナジー・セイヴィング・アウトレットは、ボタンを押すだけというコンセントを入れるより遥かに簡単な操作で、 機器をオンの状態にすることが出来、放っておけばオフになってスタンバイ電力がカットされるという 願ったり叶ったりのプロダクト。
デザインもスタイリッシュなので気に入っているのだった。

こうしたスタンバイ電力をカットするプロダクトというのは、繋ぐ機器がどの程度の電力を消費するかにもよるけれど、 大体8〜12ヶ月の使用で、節約した電気代とプロダクトに投資した金額がトントンになる計算であるとのこと。
なので、それより長く使用すれば、元が取れるだけでなく、余分な出費が抑えられるけれど、 節電というエコ・コンシャスなフィールグッド行為は、プロダクトを使用し始めたその日からスタート出来る訳であるから、 これはプライスレス!と言えるものなのだった。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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