May Week 2, 2012



” Well People Nudist Lipshine Stick ”
” ウェル・ピープル ヌーディスト・リップシャイン・スティック ”




先日、女友達と フィラーを注入しすぎて腫れ上がったような顔になってしまったカーラ・ブルーニ・サルコジの顔 について話していた際に、友達が不思議がっていたのが、ボトックスは打ち過ぎさえしなければ、確実に若返るのに対して、 どうしてフィラーは殆どと言って良いほど不自然で、逆に年をとった印象になるのか?ということ。
彼女の母親は、40代半ばで離婚をして、その際 さんざん揉めたストレスから すっかり老けてしまったそうで、離婚が無事成立後、フェイスリフトをしようと 知人に紹介された美容整形医を訪れたというけれど、医者に「まだフェイスリフトをするほどではないから、ボトックスとフィラーで十分」と言われたそうで、 以来、ボトックスとフィラーを打ち続けているという。 最初に施術をした直後は、母親の顔が明らかに若返ったので ビックリしたという友達であるけれど、 何年も続けるうちに、だんだんと母親の顔が不自然になってきたというのが彼女の分析なのだった。

彼女が不自然と指摘するのは、母親の顔の頬骨から下半分で、頬骨と唇に入れたフィラーがその不自然さの原因になっているとのこと。 欧米社会では、確かに頬骨が高い顔立ちがもてはやされて、男性が挙げる女性のチャーム・ポイントの1つに 「チークボーン(頬骨)」が 入っているケースは非常に多いもの。 それだけに、エイジングで頬がこけてきたり、頬が下がってきたりすると、アジア人以上にそれを気にするのが欧米女性。
また唇にしても 女性の魅力の重要なパートであるけれど、これも年令と共にどんどん薄くなって、ボリュームを失い、 その分シワが目立つようになってくるもので、頬にフィラーを入れている人は、往々にして唇にもフィラーを注入しているケースは非常に多いのだった。

私の友達が指摘するように、顔の上半分というのは 打ち過ぎない限りは、ボトックスで かなり まともに若返るのは紛れもない事実。 でも、顔の下半分というのは ボトックスが効かない上に、エイジングと共に皮膚が薄くなって たるんでくるので、フィラーが必要なのは理解できるのだった。 とは言っても、頬でも唇でも フィラーを ナチュラルに見えるように注入するのは非常に難しいこと。
頬のフィラーは、カーラ・ブルーニのように顔が腫れ上がったような印象になったり、笑った時などに不自然なシワが寄るのが問題点。 一方、唇のフィラーは 喋ったり、笑ったりする際に、唇がナチュラルに動かないので、唇がふっくらして見えるというより、 硬そうに見えるケースさえあるのだった。




なので、私はエイジングが進んでも、フィラーを注入することによって 不自然な顔にはなりたくないと思っているけれど、 そのためにはフィラーを注入しないでも済むようにエイジングをしなければならないのだった。 幸い私は 頬はこけていないので、心配するのはもっぱらそのサギング(皮膚が下がってくること)と唇の老化。
特に唇はリップ・バームをつける程度で、特別なトリートメントをするようなパーツではないけれど、 唇が薄くなって、唇にシワが出てくると、どんなリップスティックやリップ・グロスを使ってもふっくらした印象にならない上に、 唇やその周りの小ジワのせいで、リップカラーがにじみ易くなるのは周知の事実。

では唇がどうやって老化をするかと言えば、顔の肌よりも ずっと過酷なコンディションにある割りには、さほどケアをされていないのが老化の要因と指摘されているのだった。
そもそも唇は、時に熱かったり、冷たかったりする食べ物やドリンクに触れる機会が多く、 例えば食事の際にソース等が唇に付着しても、それを洗い流す人は非常に少ないのが実情。 普通の人は舐め取るか、さもなくばナプキン等で拭き取るものだけれど、そんな際にバサバサの手触りの紙ナプキンで擦り取るように拭う人が 少なくないのが実情。そしてて女性ならば その上からリップスティックやリップグロスを アプライするのが通常のルーティーン。
そのリップスティックやグロスは、染料に鉛が混入していることが指摘されて久しいけれど、 鉛の混入量が安全レベルでも、パラベンなどのケミカルや香料が ファンデーションやパウダーのような肌につけるプロダクトよりも、多く含まれているのはビューティー業界の常識。
唇にリップスティックやリップグロスをつけるというのは、あまりに日常の当たり前の行為なので、何の疑問も抱かずに行なっているけれど、 ファンデーションのように顔中に毎日つけることを考えたら、恐ろしくなるプロプロダクトである場合が多いのだった。

でもそんなハードなプロダクトを毎日アプライしている割に、唇用のケア・プロダクトといえばリップバームがせいぜい。 唇にトーナーやセラムを使用している人などには、お目にかかったことが無いのだった。
なので、これほどまでにケアされていない唇がエイジングと共に どんどん薄くなって、シワが出てくるのは、いわば当然の成り行き。 だからと言って そのままエイジングを促進してしまうプロダクトを使い続ける訳にも行かないので、 昨年から始めたのが ケミカルの混入が少なく、唇に優しいリップカラーのリサーチなのだった。
そこで、アメリカのビューティー・エディターの多くが薦める Fresh/フレッシュの色つきのリップ・トリートメント、”シュガー” や、 ”チーク・ステイン”で有名な Tarte /タルトが開発に10年を掛けたという リップ・サージェンス・リップ・ティントなど、 いろいろなプロダクトを試したけれど、私にとってベストだったのが、ここに紹介するウェル・ピープルのヌーディスト・リップシャイン・スティック。




私が、ウェル・ピープルのヌーディスト・リップシャイン・スティックを知ったきっかけは、インターネット上のビューティー・サイトで、 以前 このセクションで紹介したことがある、オーガニック・スキンケアのクリエーター、タタ・ハーパーが 自ら愛用する プロダクトとして紹介していたこと。
かつてシャネルを使っていたというタタ・ハーパーであるけれど、含まれているケミカルを懸念してその使用を止めて、 替わりに愛用しているのが、このウェル・ピープルのフューシャ・カラーヌーディスト・リップシャイン・スティック。 私も昨年秋頃に取り寄せて以来、ずっと愛用していて、正直なところ、タタ・ハーパーのプロダクトよりずっと気に入ってしまったのだった。

ウェル・ピープルは、ケミカル・フリー、フレグランス・フリー、オーガニックのコスメティック・ブランド。 ヌーディスト・リップシャイン・スティックは 染料も使っていなくて、カラーはザクロや、レイシ・マッシュルーム、グリーンティー、 ヒマシの種子などナチュラルな原料からクリエイトしているもの。 そんなナチュラルなフォーミュラが唇にカラーをもたらすだけでなく、唇をプロテクトしながら、栄養分と水分を与えるように デザインされているのだった。
テクスチャーはシアーで、1回アプライしただけだと、色つきのリップバームという印象。 2回、3回とアプライし続けると、カラーがどんどんヴィヴィッドになってきて、カラーはかなり長持ちすると同時に、 時間が経過してカラーが落ちかかってきても、リップスティックのようにムラのある落ち方をせず、 唇のカラーが全体的に均等に薄くなるという点も私が気に入っている部分なのだった。

私が最初にオーダーした時点では、4色しかカラーのチョイスしかなかったけれど、それが今では8色にまでラインナップが広がっていて、 私が愛用するのはタタ・ハーパー同様のフューシャとレッド。 シアーな発色なので カラーがヴィヴィッドの方が、日本人の肌にはベターというのが私の意見なのだった。
スポーツや仕事の際は1回軽くアプライするのみで、出かける際に2〜3回アプライして発色を強くするのが通常で、 ベタ付かないので、ヨガのクラスや風の強い日のテニスの際に、髪の毛が唇に張り付くということも無いのだった。
1つ難を言えば、容器があまりにスポーティーで、全く色気が無いことだけれど、これを使い出してから 唇が全く剥けなくなったのと、 唇の表面が滑らかになってきたのは、約半分を使い切った頃から自覚してきたこと。

そもそも マスカラでさえ、パラベン・フリーのプロダクトを使うと まつ毛がヘルシーになると言われるけれど、 リップ・プロダクトは 唇の表面からだけでなく、口からもプロダクトが体内に入るので、 ケミカルは少ないに越したことは無いというのが私の考え。
私は、以前は自宅に戻ると まず最初にすることの1つがリップカラーを拭い取ることだったけれど、 ウェル・ピープルのヌーディスト・リップシャイン・スティックを使い出してから気付いたのは、 知らない間にその習慣を忘れるようになったということ。おそらく これは、ケミカル・フリーのプロダクトが 唇にとってストレス・フリーであることの現れと感じているのだった。

ところで、世の中には事あるごとにリップバームをアプライする人がいるけれど、これはかえって唇のためには良くないことだそうで、 逆に唇が乾く原因になることが指摘されているのだった。
私は以前このコーナーにも書いた通り、少し前からはドクター・アルカイタスのオーガニック・ノーリシング・トリートメント・オイルを朝晩 唇につけるようになったけれど、ドクター・アルカイタスのオイルが他社のリップバームと異なるのは、 他社のリップバームがアプライしてから歯を磨くと、もう1度アプライしなければならないのに対して、 ドクター・アルカイタスのオイルは、アプライした後に歯を磨いて、そのまま眠っても、翌朝には唇がシットリしていること。
しかも使用しているのはほんの少量で、顔にアプライするついでに軽く指で撫でている程度。 それでも私の唇のコンディションは、過去2〜3年でベストと言えるようになっているのだった。




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執筆者プロフィール

秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。





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