May Week 4, 2013
” Blendtec Designer Series ”
” ブレンテック・デザイナー・シリーズ ”



4月に受けた大腸内視鏡検査がきっかけで、 食生活を改める決心をした私が、その時点で購入を決めたのがブレンダー。
というのも 当時のコラムにも書いたように、 私は物を良く噛まず食べてしまう傾向があって、 それが消化器官の負担になっているように思えたこと。 更にブレンダーを使えば、効率良く野菜や果物が摂取できる上に、その食べ方のバラエティが広がると思ったのだった。
でもブレンダーを買うと決める前に 迷ったのが、ジューサーを買うか、ブレンダーを買うかの選択。

世の中は、空前のジューシング・ブームではあるけれど、実際にはジュースとスムージーの違いが分かっていない人が多いのが実情。 「ジューシングをしている」と言いながら、スムージーを飲んでいる人は非常に多いのだった。
ジューサーを買うか、ブレンダーを買うかの選択は、言ってみればジュースを飲むか、スムージーを飲むかの選択。 もっとポイントを絞れば、野菜やフルーツのドリンクにファイバー(食物繊維)が含まれる状態を好むか、ファイバーが含まれない状態を好むかの問題。
ジューサーは野菜やフルーツから、その名の通りジュースだけを搾り取るので、ファイバーが含まれない分、 ジュースに含まれる ヴィタミン、ミネラル、エンザイム(酵素)が あっと言う間に 血流に入って、身体に吸収されるのが利点。 消化器官に負担を掛けないので、胃や腸が弱っている人に適していると言われるのがジューシング。
もちろんクレンジングにも適しているけれど、フルーツ・ジュースに関しては フルクトース(果糖)がファイバーを含まない状態で 体内に一気に入ることから、血糖値が跳ね上がるので 糖尿病の人には薦められないもの。 もちろん 飲み過ぎれば体重の増加に繋がるだけでなく、多量のフルクトースですい臓に過度の負担を掛けることが指摘されているのだった。

一方のスムージーは野菜や果物のファイバーを含んだ状態のドリンク。 食物繊維が簡単に、沢山取れるので 便秘症の人には特にお薦めで、 ジューシングよりも ヴァラエティに富んだ食材を使うことによって、ヴィタミン、ミネラル、エンザイムだけでなく、 たんぱく質も摂取できるので、ヘルシーな ミール・リプレースメント(食事の替わりの流動食)になるのだった。
更に、作り置きをしても栄養価が下がりにくいのもスムージー。

私は、ファイバーの信者なので スムージー派だとは思っていたけれど、それ以外にもジューサーよりブレンダーを選ぶポイントになったのは、 まずブレンダーの方が 場所を取らない上に、洗うのが非常に簡単であるということ。 加えて ジューシングを2年続けて止めた友人が、「ジューサーはジュースしか作れないけれど、ブレンダーはスープでも ドレッシングでも、ディップでも、何にでも使えるので、スムージーに飽きたとしても、使い道が沢山ある」と 言っていたことも ブレンダーを選択する後押しになっていたのだった。




一度、ブレンダーを買うと決めたら、今度はどのブレンダーを買うかの問題になったけれど、 安物のブレンダー は繊維が破壊されたり、 そのプロセスでエンザイムのクォリティが損なわれるので、そんなブレンダーで オーガニックの野菜や果物の スムージーを作るのはお金の無駄。
ヘルス・コンシャスな人々に言わせれば、世の中で お金を出す価値があるパワフルなブレンダーは、たった2ブランド。 1つは、Vitamix / ヴァイタミックスで、もう1つが 私が購入した Blendtec / ブレンテックなのだった。
ホリスティックにがんを治療することで知られるガーソン・セラピーは、1日中、オーガニックの野菜や果物を使った スムージーを飲み続けるプログラムであるけれど、このガーソン・セラピーを実践する人たちが 使っているのも 圧倒的にこの2ブランド。

でも正直なところ、どのモデルを選んでも パワフルで失敗が無いと言われるのはヴァイタミックス。
それを知りながら、あえてブレンテックを選んだ最大の理由は その最新モデルであるデザイナー・シリーズのルックスの良さ。 私は 「自分の好きな物に囲まれて暮らしたい」 というポリシーがあるので、どうしてもヴァイタミックスの ”60年代のキッチン・ガジェット”という感じの 垢抜けないデザインのブレンダーを キッチンに置く気になれなくて、 私が購入したスムージーの本の著者にしても、「ルックスが良いから」という理由で ヴァイタミックスよりブレンテックを選んでいるのだった。
それだけでなく、ブレンテックの方が ヴァイタミックスより若干サイズが小さいので、 限られたキッチン・スペースに問題無く収まってくれることや、コンピューター制御の3馬力(ヴァイタミックスは2馬力)、7年間の保障も 重要な購入のポイント。 世の中には、” コンピューター制御 ”と聞いただけで 「壊れ易い」 というイメージを持つ人が居るけれど、 「21世紀になって これほどまでにシンプルな機械のコンピューターが壊れる心配を する必要は無い」 というのが私の考えなのだった。





私は、キッチン・ガジェットでも何でも、殆ど説明書を読まずに使い始める悪い癖があるけれど、 ブレンテックのブレンダーも然り。
唯一 きちんと読んだのは 何を作る時に、どのスピードでブレンダーに掛けるべきかで、 デザイナー・シリーズはイラスト付きのボタンで そのスピードを選ぶようになっているのだった

購入直後は、大腸内視鏡の再検査のためのクレンジングをしていたので、フルーツのスムージーや、チャニン・テイタムも飲んでいるという キンバリー・スナイダーのグリーン・スムージーを作って飲んでいたけれど、 それだけを飲んでいると あまりに身体が冷えるので スープを作り出したところ、 そこから途端に広がったのがブレンダーの使い道。
アスパラガスやグリーンピースのスープのレシピから、チキン・ストック(鶏肉の出汁)を減らして、パルミジャーノ・レッジャーノ とニンニクを加えたものがパスタや白身魚のソースになったり、 前日ローストした野菜が、翌日にはチキン・ストックを加えてスープになったり、そうでなければオリーブ・オイル、レモン汁、ニンニクを加えて ディップになったりも するけれど、 ブレンド時間は僅か10秒程度。 調理時間全体も 本当にあっと言う間なのだった。

その他フルーツ・ソースやドレッシング、カクテル、アイスクリームやソルベ等も作れるけれど、 私が簡単で気に入っているデザートは、凍ったバナナをブレンダーに掛けるだけの ”ソフト・バナナ・サーブ”。 これは、本当にアイスクリームのようなデザートで、チョコレート・チップとウォルナッツをトッピングして 食べるのが常。卵もミルクも 使わずして アイスクリームのような味わいなので、ヴィーガンの人には 特にお薦めのデザート。
実はこれを簡単に作るためには、別売りのツイスター・ジャー(写真上、シルバーのブレンダーの左横に移っている小さな容器)が必要であるけれど、 これがあると、ピーナッツ・バターやハマス等、ネットリしたテクスチャーのメニューが簡単に作れるようになるのだった。

ブレンテックでは、そのホームぺージで様々なレシピを公開していて、ニュース・レターにサインアップすれば、 毎週新しいレシピが送られてくるシステム。 ”ソフト・バナナ・サーブ”も ブレンテックのホームページで知ったデザートだったけれど、 それ以外にも、ストロベリー&ジンジャー(生姜)・ドレッシング等、お気に入りが幾つも紹介されていて、 ちょっとずつ 自分なりにアレンジしながら作るのが美味しく味わうコツなのだった。

ブレンダーを買ってからというもの、あまり使わなくなったのがフード・プロセッサー。
ハマスを始めとするディップ等は、フード・プロセッサーの方がテクスチャーのコントロールがし易いけれど、 ブレンダーの方が洗うのが遥かに簡単なので、何となくブレンダーを使ってしまうのだった。
いずれにしてもブレンテックのデザイナー・シリーズのお蔭で、 料理の時間が短くなった上に、試したいレシピが沢山あるので、昨今は外食のレストランの料理が退屈だと、 「こんなことなら、家で新しいレシピを試していれば良かった」などと思うことが少なくない状態。
キッチン・ガジェットで これほどまでに気に入って、毎日のように使っているのは 私としてはとても珍しい状況で、両親にも購入を勧めたほどなのだった。

お値段は税込みで日本円にして5万円ほどだったけれど、私にとっては食生活を変えてくれたマシーンであるだけに、 5万円以上の価値が十分にあると思えるもの。
ちなみに、ブレンテックのデザイナー・シリーズは、パンやクッキー、ピザ等のドウを練ってくれる機能もあるけれど、 ベーキングは未だトライしていないカテゴリー。 機能がいろいろあるだけに、このブレンダーを制覇するには時間が掛るのだった。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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