June Week 1, 2012
” Reversible Swinwear from lululemon ”
” リバーシブル・スイムウェア・フロム・ルルレモン ”



ロンドン・オリンピックまで2ヶ月を切って、アメリカではオリンピック・アスリートをフィーチャーしたCMが、 どんどん放映されるようになっているけれど、 ふと思い出したのが、前回2008年の北京オリンピックがきっかけで、私が水泳を始めたということ。
同大会では、USスイミング・チームのダラ・トレスが、41歳にして 3つのシルバー・メダルを獲得し、 史上最年長の水泳メダリストになっているけれど、 当時、アメリカで大きな話題になっていたのが、41歳にして完璧にフィットした彼女のボディ。
ダラ・トレスは17歳で 1984年のロサンジェルス・オリンピックに初出場したエリート・スイマーで、前回の北京大会は彼女にとって5回目のオリンピック。 各大会で必ずメダルを獲得してきた彼女は、これまでに4つのゴールド・メダルを含む、合計12のメダルを獲得しているのだった。
しかしながら2004年のアテネ・オリンピックの際には、年齢のせいでリタイア扱いされて 選考対象にもならなかったのが彼女。 でも2005年の妊娠中から週3〜4回のペースで泳ぎ始めた彼女は、 再び水泳への情熱が目覚めてしまい、 2006年には競技タイムで泳ぐようになり、2008年の北京オリンピックには史上最年長のスイマーとして参加。
彼女のシルバー・メダルの1つは、100分の1秒差で 金メダルに及ばなかったというもので、 残りの2つのシルバー・メダルを獲得した フリースタイル & メドレー・リレーでは、共にUSチームのアンカーを務めているのだった。
その彼女はロンドン・オリンピックにも 45歳にして出場が見込まれているけれど、 40代にして 自分の半分の年齢のエリート・アスリートと競合して負けないというのは、本当に驚くべきこと。
その彼女が 北京オリンピック当時に掲げていた「夢の実現に年齢制限は無い!」というメッセージは、30歳アップのアメリカ女性に 多大なインスピレーションを与えており、オリンピック後の彼女は、自叙伝やフィットネス本(写真下)を出版し、 講演などにも引っ張りダコになっていたのだった。




私も、この当時のダラ・トレスを見て 「何てカッコ良いんだろう!」と思ったのがきっかけで 水泳を始めていて、 たまたま自宅ビルのジムにプールがあるので、ジムでのエクササイズに加えて、泳ぐようにしたのだった。
ちょうど、ウェイト・トレーニングとクロストレーニング・マシーンを使った有酸素運動というエクササイズに飽きていた時期でもあり、 水泳がすっかり楽しくなってしまったのを覚えているけれど、 2009年末からランニングをスタートして以来は、すっかり水泳とは ご無沙汰していたのだった。
というのも私のレベルの水泳だと、やはりランニングの方が沢山カロリーが燃やせることもあるけれど、 2009年からテニスを復活させたので、走るというアクティビティが非常に大切になってきていたのだった。

でも、昨今はエクササイズの時間がランニングに偏り過ぎていることが気になっていたので、 突然思い立って 泳ごうと思ったら、1年以上着ていなかったスイムウェアの伸縮がすっかり弱くなっているのに気付いて、 新しいスイムウェアに買い換える必要に迫られてしまったのだった。
すっかり前置きが長くなったけれど、そこで私が購入したのが、ここにご紹介するルルレモンのスイムウェアなのだった。





このスイムウェアはリバーシブルで着られるものだけれど、正直なところ 私はルルレモンの ヨガを意識したプリントは あまり好きではないので、たとえリバーシブルでも 無地の方しか着用しないと思うのだった。
でも、あえてこのリバーシブル・スイムウェアを選んだは、かつて全く同じスタイルのスイムウェアを持っていて、 このデザインが痩せて見えることを熟知しているため。 ワンピースではあるけれど、サイドがカットアウトになって、後ろから見るとビキニを着ているように見えるこのデザインは、 正面から見ると、ウエストが水着の幅に細く見えて、後ろから見るとワンピースを着用しているよりも ずっとスリム見えるという利点をもたらすのだった。
素材はUPF(Ultraviolet Protection Factor :衣類の紫外線防止指数)が50+で、日差しから肌を守るファブリック。 ショルダー・ストラップは 長さが細かく調節できて、背中で写真上左のようにクロスにすることも、ストレートにすることも可能。
ブラの部分をストリングで結ぶのは面倒なように見えるけれど、これは一度ちょうど良いサイズに硬く結んでしまえば、 その後は 解かないで、結んだまま着脱するので、全く問題は無いのだった。




ヨガ・ウェアで知られるルルレモンがスイムウェアを手掛けたのは、今シーズンが初めてだと思うけれど、 現在 同ブランドは、ランニング・ウェア、メンズなど、徐々にプロダクト・ラインを拡大している最中。
セントラル・パークを走っていても、昨今、本当に良く見かけるのがルルレモンのウェアなのだった。 もちろん、ヨガのクラスでも一番着用されているのがルルレモンであるけれど、同ブランドが これほどまでに 急速に広まっているのは、何と言っても着心地が良いため。
特に4ウェイ・ストレッチを売りにしている伸縮素材は、肌に吸い付くようにフィットして、 身体の動きに合わせて全方向に伸びる上に、通気性も良く、ありとあらゆるエクササイズに適しているもの。 もちろん、スイムウェアにも同じテクノロジーが用いられているので、 着心地だけでなく、泳ぎ心地も良く仕上がっているのだった。

ちなみに、1年以上着ないうちに、すっかりストレッチが弱くなっていたのはヴィクトリアズ・シークレットのスイムウェア。 それに比べると、J・クルーの水着は丈夫ではあるけれど、カットが今ひとつで、サイズが大きめに出来ているので、 オンラインで購入するのにはあまり適さないように思うのだった。
その点、ルルレモンは素材が非常に丈夫で、上質である上に、一度自分のサイズを把握すると、 全アイテムが同じようにフィットするので、ヴィクトリアズ・シークレットやJ・クルーのような問題は起こらないのだった。 でもその分、ルルレモンの方がお値段は高額で、このスイムウェアは98ドル。
加えてルルレモンは、殆どの製品がセールになる前に完売するので、ディスカウントになることはまず無いのだった。




ルルレモンは、スイムウェア以外にも ヨガ用のクロップ・パンツ(写真上左)や、サーフィンやセーリングなどで着用する ボード・ショーツ(写真上右)もリバーシブルで作成。 特にクロップ・パンツは、ベストセラーの1つになっているけれど、 ルルレモンが機能で妥協することなく、リバーシブルのアイテムをクリエイトできるのは 同社がフラット・シーム(縫い合わせ部分を平らにする仕上げ)をありとあらゆるアイテムで取り入れているため。
なので、リバーシブルではないアイテムでも、裏返してみると 縫い合わせがきれいにフラットに始末されていて、 縫い目が肌に当たる心配が無いのだった。 したがって、着心地が良いのは言うまでもないこと。

ところで、昨今のアメリカでは、かつて日常生活でスウェット・パンツを着用していたようなオケージョンで、ヨガ・パンツを着用するようになっていて、 ヨガやエクササイズをする、しないは別として、ヨガ・パンツを着用して、 犬の散歩や、食料品の買出しなどに出かける女性が多いのだった。
かく言う私も、クローゼットの大掃除をした際に スウェット・パンツを何本も捨ててしまったけれど、 エクササイズ・ウェアにもトレンドというのは存在するもの。 かつて、ジューシー・クチュールがスウェットスーツで、爆発的に人気を博した時代には、 スウェット・パンツがローライズになって、カラフルなカラーのベロア素材で展開されたのがトレンドの鍵を握っていたけれど、 当時、パリス・ヒルトンが外出時に着用していたピンクのスウェット・スーツなどは、今から考えると恐ろしくアグリーなアウトフィット。
それに比べると、昨今 ヨガ・パンツが着用されるのは、着心地や通気性の良さ、ヒップアップ効果、下半身を引き締めて見せる効果などが 要因になっているけれど、やはりその背景にあるのは素材の進化。 素材が優秀であれば、いかに着心地や 動き心地が良く、着用した姿に差が出るかを実感した人々がリピーターになるのがルルレモン。
なので、私がルルレモンからスイムウェアを選んだのには、それだけの理由があるのだった。





FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek

 


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

PAGE TOP