July Week 1, 2013
” Un Powder by RMS Beauty ”
” アンパウダー・バイ・RMS ビューティー ”



今週のニューヨークは気温と湿度が高くて、オイリー・スキンの私にとっては 肌がベタ付く季節がやってきたのを 実感したけれど、これまでの私の経験だと、湿気が多いシーズンだからといってモイスチャライザーを つけるのを怠ると、逆に脂分の分泌が多くなるだけでなく、何となく肌のテクスチャーが衰える感じがするもの。
なので この季節は、まず洗顔で落ちなかった汚れや脂分を トーナーでしっかり拭きとってから、ジェルやオイル、モイスチャライザーを しっかりアプライして、余分な脂分を脂取り紙で しっかり取り去ってから サンブロックや、メークをアプライするのがルーティーン。

それとこの季節は、涼しい気温でメークをアプライするのと、気温が高めの部屋でメークをアプライするのでは、 メークの 安定と 持ち時間に大きな差が出るのも 私が気付いたこと。 涼しい場所でアプライした方が、室温の差が肌だけでなく、パウダーやブラシ等、メークアップ・プロダクトの コンディションにも影響するようで、低温でアプライした方が メークが薄付きになって、 ナチュラルな仕上がりが長持ちする一方で 湿気が多く、室温が高めの場所でアプライしたメークは、崩れ易いだけでなく、薄いメークを心掛けても、何となく厚ぼったい印象になってしまうのだった。




ところで メークアップもオーガニックに拘りだした私であるけれど、以前のこのコーナーでも触れた通り オーガニックのメークアップは 肌に優しい分、カバー力がさほど無いプロダクトが圧倒的。
したがってオーガニックのメークアップを使いこなすには、まず肌の改善からスタートしなければならないけれど、 逆に、一度デトックスをするなどして 肌のコンディションが改善されると、非常にナチュラルかつ、肌に負担を掛けないメーク、 長時間崩れないメークを実現してくれるのがオーガニック・プロダクト。
今回ここにフィーチャーするRMSビューティーの ”アンパウダー”も、まさにそんなプロダクトなのだった。

RMSビューティーは、メークアップ・アーティスト、ローズ・マリー・スウィフト(写真上左側で、モデルのドゥーツェン・クロースにメークをしている女性) がクリエイトした オーガニック・コスメティック・ブランド。 トキシックなものが一切含まれていないだけでなく、肌のダメージをリバースし、肌質を向上させるように デザインされたのが同ラインなのだった。

私が同ブランドを試してみるきっかけになったのは、かなり前にCUBE New Yorkのお客様から、RMSビューティーの取り扱いのリクエストを頂いたためで、 アンパウダーの他に、コンシーラー兼 ファンデーションとして使える ” Un Cover-Up / アン・カバーアップ ”、ブラッシュ(頬紅)とリップの両方に使える ” Lip 2 Cheek / リップ・トゥー・チーク ” を購入してみたのだった。




それで、使ってみて ぞっこんに惚れ込んだか と言えば、その反対。
まず アン・カバーアップ (写真上右)は、シャネルのクリーム・アイシャドウのような 小さなサイズなので、とてもファンデーションとして使おうという気になれず、 コンシーラーとして使ってみたところ、数時間後にはテクスチャーが崩れてきてしまったのだった。
リップ・トゥ・チーク(写真上左)は、非常に発色が良いものの、指でアプライすると、指にベッたりカラーがついてしまうので、 手を洗うか、ブラシでアプライしなければならないプロダクト。 頬紅として伸ばしてみたけれど、それはあまり上手く行かなかったのだった。

しかも、この2つのプロダクトはどちらもグラス・ボトルに入っているので、サイズが小さい割に重たいという印象。 エコ・コンシャスなパッケージだとは思うけれど、持ち歩きには適さないように感じたのだった。

そして、アンパウダーは 非常にキメの細かい真っ白なパウダー。 パウダー・ファンデーションの上に重ねると、粉の白さが浮き出ることがあり、加えて あまりにカバー力が無いので、 どうやって使ったら良いか分からないプロダクト。
この時期、私は肌が不調だったこともあり、「ここまでカバー力が無いパウダーは無理!」とあっさり諦めてしまったのだった。
そのため、RMSビューティーから購入したプロダクトは 暫くの間、 私のヴァニティの引き出しの中で 全く 陽の目を見る事無く、 眠り続けていたのだった。





ところが、暫くぶりに 思い立ってアンパウダーを使ってみた私は、同プロダクトに対する考えを改める結果になったのだった。
そのきっかけになったのが、日焼け止めとパウダーだけで ヨガのクラスに出かけた時の事。 日頃使っているパウダーが切れそうだったので、アンパウダーを使ってみたところ、オイリーな私の肌が 一日中サラサラで、 その状態が夜になってもずっと続いていたのだった。
そこで、翌日から毎日のように肌にアプライするようになったけれど、脂の分泌を完璧にコントロールしてくれるので、 メークをしない状態よりも、肌のコンディションが良いだけでなく、肌が清潔に保たれる印象を受けたのだった。
以来、 メークをする日も、しない日も、アンパウダーをアプライするようになったけれど、 脂の分泌が減るということは、毛穴が小さくなるということ。 加えて以前よりも肌の調子が良くなって、私はすっかりこのパウダーのファンになってしまったのだった。

RMSビューティーは、CUBE New York で取り扱いをスタートした ヴェイパーと並んで、 オーガニックのコスメ・ブランドとしては、有名な存在であるけれど、今の私のベースメークは、 グウィネス・パルトローも使っているヴァイパーのアトモスフィア・ルミナス・ファンデーションの後、 RMSビューティーのアンパウダーで仕上げるというもの。

今やハリウッドやモデル業界は、しっかりスキンケア&サンブロックをして、 肌のコンディションの向上は デトックスやレーザー・トリートメントで行なうようにして、 メークアップは オーガニックで肌に優しいものをミニマムに使用するという傾向になって久しいけれど、 本来肌は 「健康で美しく見せるもの」ではなく、「健康で美しく保つもの」。
したがって、メークのカバー力に頼るよりも、カバー力に頼らなければらなければならない肌を改善する方がずっと大切なことだと思うのだった。

そもそも メークは カバー力があればあるほど、どうしても老けた印象になるのに加えて、肌にもストレスを与えるので、 結局は肌の老化の連鎖を招くだけ。
なので私は 今となっては、 カバー力は無くても 肌のコンディションを改善してくれる同パウダーを 非常に高く評価しているのだった。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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