July Week 3, 2011
” Adidas Ambition POWERBOUNCE 3 ”
” アディダス・アンビション・パワーバウンス 3 ”




過去3ヶ月にも渡って、私が何度も買い替えようとしては、見合わせたり、購入したものを返品してきたのがランニング用のスニーカー。
私は2009年の12月半ばから、ランニングを始めて、昨年の夏からは、殆ど毎週のように1週間50キロをノルマにしてきたけれど、 長距離を走るようになってから、私が選んだ最初のスニーカーが 長時間心地良く走れて、膝や関節の負担が少ないアディダスのラヴァ・マイクロバウンス・シューズ。(写真左下)
このシューズは、本当に大正解で、軽い上にとても丈夫で、既に1年以上、このスニーカー1足で走ってきたのだった。 でもさすがにソールが傷んできたので、ずっと買い替えようとしてきたけれど、デザインが気に入らなかったり、 取り寄せたら、履き心地が悪かったりの連続。

でも1つ確実に分かったのは、何足もトライした結果、私の足にはナイキよりアディダスの方が合うということ。 そして、マイクロバウンスのようにクッション効果があって、走るモーションによって膝や足にかかる負担を吸収してくれるデザインでないと、 心地好く走り続けられないということ。
私は取り寄せたばかりのナイキを右側の足に履いて、左側には既にかなりくたびれているアディダスのラヴァ・マイクロバウンス・シューズを 履いて、カーペットの上を走ってみたけれど、何と1年以上履いているアディダスの方が 遥かに バウンス効果があり、さらに両脚でジャンプをしてみても、アディダスの方が、膝に負担を感じないことを悟ってしまったのだった。

なので、アディダスから同じデザインのスニーカーが出るのを待ちわびていたけれど、次に同じデザインで登場したモデル”ヴィーナス” は、直ぐに 私のサイズが完売。
そもそも、ソックスが嫌いな私にとって、ハーフサイズ・アップにして厚手のソックスを履いて走るのは論外。 なので、辛抱強く待っていたところ、やっと登場してくれたのが、ここに紹介する ”アンビション・パワーバウンス 3”。
片側のウェイトが308グラムで、ラヴァ・マイクロバウンス・シューズよりも60グラムほど重たいけれど、独得のデザインのソールの クッション効果が抜群な上に、そのバウンス効果がストライドにエネルギーをもたらしてくれるので、 シューズによって足が前に押し出されるような感触が味わえるのだった。

さらに言えば、ブラック&ピンクのコンビネーションもありがたくて、それと言うのも 前のシューズのカラーに合わせて、ランニング・ウェアを揃えてしまったので、特に秋冬シーズンは、このカラーでないと ウェアにマッチしないのだった。
人によっては、スニーカーはホワイトやグレー(シルバー)など、白いソックスにマッチする薄いカラーを選ぶ傾向があるようだけれど、 私の場合、テニス・シューズは絶対にホワイトと決めていて、それと間違えるといけないので ランニング・シューズはあえて 全く異なるカラーを選ぶようにしているのだった。 テニス・シューズでもランニングは出来るけれど、ランニング・シューズを履いていたらテニス・コートには入れないので、 もしシューズを間違えてテニスに出かけてしまったら、プレーをギブアップしなければならない上に、 パートナーにも迷惑を掛けてしまうことになるのだった。

アディダス・アンビション・パワーバウンス 3は、アメリカで販売されているウーマンズ・シューズの中で最も高額な130ドル。
でも、私がランニングをスタートするに際して、コンサルタントを受けたフィジカル・セラピストによれば、 シリアスなランナーであればあるほど、シューズに投資をしなければならないのだそうで、 それは、ファッショニスタであればあるほど、シューズに投資しなければならないのと同様とのこと。
中には、シューズに投資するよりも、アスファルトの道を避けて土の上を走るようにした方が怪我が防げるし、脚のためにも良いと 考える人も居るようだけれど、今週のニューヨーク・タイムズ紙のヘルス・セクションによれば、 土の上を走るのも、アスファルトの上を走るのも、怪我の確率には差がないとのこと。 それどころか、凸凹のある土の上を走るのは、かえって足首の捻挫などの原因になるとのことで、 クッション効果のあるシューズで、平らなアスファルトの上を走った方が むしろ安全と言われているのだった。

専門家によれば、人間の足というのは 地面に合わせて 無意識のうちに歩き方や走り方を変えているものだそうで、 それは、砂浜を歩くときと、硬くて平らな床を歩くとき、上り坂、下り坂を歩くときの足の動きを意識して比較すれば自覚できること。
さらに人間は、高いところから真平らな地面に飛び降りるときは、膝を曲げてその着地のショックを和らげようとするけれど、 トランポリンの上では、脚を真っ直ぐにしたまま着地するもの。 この2つの比較は極端な例であるけれど、ニューヨーク・タイムズ紙の記事の中で専門家が指摘していたのが、 土の上とアスファルトの上を走るのは、同じ走るという行為でも、足は異なる動きをしており、 アスファルトのように硬い地面を走る方が、人間は膝やヒップなどを使って 柔らかい動きをしようとする反面、 柔らかい土の上を走る時は、膝や腰などはそれよど使わず、もっと硬い走り方をしているという。。

なので、日頃、土の上を走ってトレーニングしていた人が、アスファルトの道路がコースであるマラソンに挑戦すれば、柔らかい地面に適した硬い動きで、 硬い地面を走るので、足腰に負担が掛るのは当たり前であるし、 それが怪我の原因になるのも当然のこと。
したがって、この記事では、マラソンやハーフマラソンに挑戦したいと考えている人は、 日頃からアスファルトの道を走るようにと奨励しているのだった。

ところで、ランニングというのは、アメリカでは最も怪我が多いスポーツ。
ランニングは、お金が掛らない上に、誰にでも簡単に出来ることもあり、そもそもランニング人口が多いことを考えれば、 怪我の件数が多いのは仕方がないけれど、スポーツ医学の専門家やフィジカル・セラピストに言わせると ランニングというのは実は難しいスポーツであるという。
ランニングというのは、正しいフォームで走れば、走るほど 全身運動。 足だけでなく、腕や 身体の軸の動き、バランス感覚を使って走ることになるけれど、 怪我が少ない理想的な走り方というのは、車輪が回るように、脚が真っ直ぐの角度で、同じ歩幅とリズム感で 踏み出しては、同じように着地して、その後、体重の移動と同時に蹴り上げていくストライド。
もちろん、早く走ろうと思ったら、無駄な動きが無い 正しいフォームはさらに大切であるけれど、 逆に、脚が内股で ストライドが余分なカーブを描いている場合、 右肩下がりであったり、姿勢が前屈みであるなど、上半身に何らかの歪みがあって、 それが腕や腰の左右不均等な動きの原因になっている場合は、 走るという単純なモーションを1分間続けただけでも、その不均等な動きを60回前後することになり、それを1日30〜40分、週に3〜4回のぺースで行なえば、 走る度に身体に負担が掛って、やがて怪我の原因になるのは当然のシナリオ。 こうした走り方は、ネジが緩んだ車輪と一緒で、グラグラと左右にぶれたように車輪が回り続ければ、やがてはネジが跳んで車輪が外れてしまうのである。

私が以前フィジカル・セラピストから聞いたのは、走り方がきれいな人は歩き方もきれいであるということで、逆もまた真なりとのこと。 なので、走り方を直したかったら、歩き方から直さなければならないというのが、そのフィジカル・セラピストのセオリーなのだった。
実際、人間というのは違うスポーツをしていても、同じようなフォームの場合が多く、私は大学時代にテニスをしていたけれど、 そのメンバーでボーリングに行った時に、皆、テニスのフォームがそのままボーリングのフォームになっていたをよく記憶しているのだった。 すなわち、日常生活の中で身体についた癖が、そのままスポーツを含むすぺてのアクティヴィティに反映されるということになるけれど、 骨が弱い女性が気をつけなければならないのは、エイジングと共に身体の歪んだ動きが、そのまま骨の歪み、身体の歪みになってしまうということ。 これは、男性とて同様ではあるけれど、エイジングが進んでからこれを矯正するのは至難の業。
なので、走る、走らない、スポーツをする、しないに関わらず、日頃から姿勢を良くすること、正しく歩くことは とても大切なことなのである。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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