July Week 4, 2011
” Tata Harper Skincare ”
” タタ・ハーパー・スキンケア ”




先日、ヨガ・クラスで知り合ったアメリカ人の友達と話していた時に、話題に上ったのが、いかにスキンケアやメークアップが トキシックであるか ということ。
125歳以上まで生きることを目標に掲げている私としては、身体に毒素を取り込むことは出来る限り避けたいと考えていて、 食材は、野菜、果物、卵等だけでなく、オリーブ・オイルやハチミツに至るまでオーガーニックにしているし、 食器洗い用の洗剤もナチュラルなものにして、口から体内に混入するものには、かなり気をつけているつもりなのだった。
でもスキンケアや、コスメティックは、ナチュラルが良いのは分かっているものの、それにこだわって選んでいることは無くて、 スキンケアはやはり効果を重んじるし、コスメティックは発色の持続力や、色そのものが購入のポイントになってきていたのだった。 でも これらも気をつけないと、リップスティックやグロスから鉛などのトキシックが体内に入ったり、 肌にストレスフルな原料のせいで、結果的に肌のエイジングを早めたりするなど、様々な問題をもたらすもの。

この友達は、アメリカ人としては 珍しく日に焼かない主義なので、肌は真っ白でスベスベ。 東北美人のように、きめの細かい肌をしているので、思わず秘訣を訊いてみたところ、 彼女が挙げていたのが、まずヴェガンであること、そしてナチュラル・スキンケアの極意、タタ・ハーパーのプロダクトを使っていること。
私は、どう頑張っても絶対にヴェガンにだけはなれないと分かっているので、タタ・ハーパーのプロダクトの情報だけを彼女にもらって、 早速グーグルしてみたところ、そのサイトのプロダクト・ポリシーなどを読んで、直ぐに使ってみたくなってしまったのだった。

タタ・ハーパーは、同名のオーナー(写真下、右)によって設立された、 ヴァーモント州にあるスキンケア・カンパニーで、100%ナチュラルな最高のクォリティの原料のみを用いているブランド。
そう聞くと、「そんなブランドは沢山ある」と思うかもしれないけれど、市場に出回っている ”ナチュラル” を謳っているプロダクトの多くは、 ナチュラルな原料にケミカルの合成成分を配合しているもの。
でもタタ・ハーパーのプロダクトは、植物エキスの有効成分が原料の中心で、その殆どを自社農園でオーガニックで生産するという徹底ぶり。 一部、アウトソースしている原料についても、地元、ヴァーモント州の信頼できるソースの最高級のものしか仕入れないという厳しいポリシー。
また、多くの化粧品会社というのは、ベース・フォーミュラを専門の開発業者などから買い取って、それに手を加えて商品化するのが常であるけれど、 タタ・ハーパーは独自に開発したスペシャル・フォーミュラしか使わないので、完璧にオリジナルなプロダクトなのだった。




そのタタ・ハーパーのフォーミュラで作られたプロダクトには、最低で6種類、最高29種類の有効成分が含まれており、 これは市販されている同じ価格帯のスキンケアの2倍以上。 市販されているプロダクトの中には、同じ価格帯でも、僅か1〜2種類の有効成分しか含んでいないケースも 少なくないとのこと。
また彼女のプロダクトは、商品化された後もコンスタントにテストや新しいリサーチが行なわれ、常により良いクォリティに アップデートされているというのは、小さな個人経営のブランドならではの努力。
なので、タタ・ハーパーのコンセプトは、ビジネスとして運営しようと思ったら、とても 元が取れないもの。 そのため彼女は自分のブランドを立ち上げるにあたって、「そんな手の掛るプロダクトを作っても、一体誰が使うんだ」と周囲から 言われ続けたという。

さらに、タタ・ハーパーのプロダクトは、商品そのものだけでなく、パッケージからラベルまでがエコ・コンシャス。 容器もプラスティックの使用を最小限に抑えて、なるべくグラスを使い、全ての生産をローカルで行なうことによって、輸送にかかる 燃料や、それがもたらす公害も最小限。電力までも 風力などサステイナブルなソースから得ているのだった。

当然のことながら、タタ・ハーパーのプロダクトは、大手化粧品会社の商品のように大量生産は出来ないもの。 それだけに、流通経路も限られているけれど、 保存料や香料、ラベルに記載されていないケミカルが沢山混入しているようなプロダクトではないことは絶対に確か。
また大手化粧品会社のプロダクトは、小売価格30ドルのプロダクトがあるとすれば、その原価は高い場合で3ドル、通常なら1〜2ドル。 それ以外は、広告費やエグゼクティブのプライベート・ジェット代に消えているのは、暗黙の事実であるけれど、 タタ・ハーパーの場合、口コミを広告としていて、広告費が掛っていないこともあり、 同じ価格を支払っても、ずっと原価が高いプロダクトが購入できているのだった。

私が使い始めたのは、写真一番上の、コア・ビュティーという3点セット。
リジェネレーティング・クレンザー、ハイドレーティング・フローラル・エッセンス、リジュヴィネーティング・セラム という タタ・ハーパーのシグニチャー・プロダクトに加えて、ネット上のレビューで高い評価を受けていたアイ・クリームも一緒に使い始めたのだった。 クレンザーはまるでフルーツ・ヨーグルトのような香り、ハイドレーティング・フローラル・エッセンスも、 ナチュラルなフローラルな香りが心地良いもので、その後につけるリジュヴィネーティング・セラムは、タタ・ハーパーのプロダクトの中で 最も高額な150ドル。
もちろん、ラ・メールのセラムに比べたら、遥かに良心的なお値段だけれど、 とにかくこの4アイテムを購入して、400ドル以上になっていたのに気付いた時は、 「自然化粧品なのに高い!」というイメージなのだった。

でも使い始めると、タタ・ハーパーは ケミカルのかけらも感じられない、肌に優しくて、安心して使えるプロダクト。 一晩使って、何となく肌の感触が良くなったので、使い続けて早6週間。
ナチュラル・プロダクトというのは、短期間でドラマティックな効果があるタイプのプロダクトではなく、 使い続けるうちに、肌にデトックス効果がもたらされて、肌の再生が少しずつ活発になるなどして、 ゆっくりと効果が出てくるというのは、美容の専門家が口を揃えて語ること。
私は往々にして、そうした結果が出る前にプロダクトに飽きてしまうというのが、これまで試してきたナチュラル・プロダクトであったけれど、 タタ・ハーパーの場合、その高いお値段のせいで 途中で止める気になれなかったのもさることながら、 肌に良い、肌に優しいプロダクトであるというのが実感できる使い心地であるため、 飽きることなく使用を続けることが出来たのだった。

そして1ヵ月くらいが経過したころから、アイクリームの効果に謳われている通り、目の下のダークスポットが、改善されているのと、 生理前でもニキビが出来ないこと、またオイリー・スキンで毛穴が気になる私であるけれど、鼻を中心とした毛穴が目立つエリアが 若干小さくなっているのに気付いたのだった。
このニューヨークの暑さを思ったら、夏に毛穴のエリアが小さくなるというのはかなり画期的なこと。 でも使い始めた当初は、鼻の周りの脂の分泌が増えたような思いを味わったので、やはりナチュラル・スキンケアというのは、 「ある程度のプロセスを経てから、肌を改善するものなのかもしれない」と、思ってしまったのだった。

現在は気温も湿度も高いので、タタ・ハーパーの4点のプロダクトと、私の長年のお気に入りで、CUBE New Yorkのロング・セラーでもある リニューのウルトラ・セラムだけで、モイスチャーライザーは必要ない状態。
でも10年以上クリーム・ドゥ・ラ・メールを愛用している私としては、秋冬になったらタタ・ハーパーのモイスチャーライザーを使ってみるか、 やはりラ・メールを使うかは、まだ思案中なのだった。

私の友達は、24歳という年齢もあって、さすがに一番高いリジュヴィネーティング・セラムは、未だ使っていなくて、 もっぱらクレンザーとモイスチャーライザーの使用とのこと。
彼女の肌は、本当にきめが細かくて、滑らかだけれど、彼女がもう1つのビューティー・シークレットに挙げていた、ヴェガン、もしくはヴェジタリアンというのは、 確かに若い頃は、肌にメリットをもたらす場合が多いのだった。
特に、血液型A型は胃酸が少ないので、ヴェジタリアンに向いていると言われるけれど、 老化が始まる前の若い身体は、何を食べていても、皮膚細胞の再生が活発に行なわれるので、 肉の替わりに野菜や果物で栄養を摂取するヴェジタリアンやヴェガンは、消化器官に負担が掛からず、 アクネなどの肌のトラブルも少なく、肌に透明感があることが指摘されているのだった。
でもエイジングが進んでくると、アミノ酸の宝庫である、動物性たんぱく質を摂取しない ヴェジタリアンやヴェガンは、身体の組成を作り出す機能が衰えるので、 肌に弾力がなくなったり、血管が弱くなったり、皮膚が薄くなるといった問題がどうしても出てくるのだった。
植物性のたんぱく質の吸収率は、動物性たんぱく質の3分の1と言われるので、 アミノ酸は量を摂取して安心する前に、質をチェックしなければならないもの。
アミノ酸は若々しい美肌のための必須アイテムであるだけに、これを簡単に摂取するには、 安全な品質の肉を 理性的に摂取する方が、遥かに簡単な食生活なのである。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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