July Week 4, 2013
” Mosaic Lamps ”
” モザイク・ランプス ”



2013年初頭にスタッテン・アイランドに住むアマチュア・フォトグラファーで33歳の既婚女性が トルコに一人旅をして、殺害されるという事件が、 起こったけれど、この時に誰もが首を傾げたことの1つが、どうしてトルコに女性が1人で旅行に出かけたのか?ということ。
それほどまでに トルコやインド等、女性蔑視のカルチャーがある国は、女性の1人旅、女性同士の旅には全く適さないと言われており、 殺害された女性の場合、撮影旅行の目的もさることながら、インスタグラムを通じて知り合ったトルコの男性に 会う事が 本当の目的だったと言われていたのだった。

そんな概念があるので、私は インドやトルコへの旅行というと 二の足を踏んでしまうけれど、 それでも出かけたいと思うのが、イスタンブールのグランド・バザール。
世界の人気観光地のランキングでも、必ずと言って良いほどトップ10入りしているグランド・バザールは、 エキゾティックな陶器やアクセサリー、絨毯等が 手ごろな価格で 販売されているマーケットで、その出店数は4000軒。 中でも、私が最も心魅かれてしまうのが 写真下のランプで、 そのあまりの美しさに うっとり見とれてしまうのだった。





これらのランプは、全てハンド・メイドで、金属部分はブラス(真ちゅう)。 スタンドのタイプと、天井から吊るすランタンのタイプがあるけれど、いずれもガラスのモザイクのランプ・シェイドが、 美しく光を放つもの。
以前も このコーナーで書いた通り、私は自分が気に入った物に囲まれて暮らしたいという願望がとても強いので、 是非とも モザイク・ランプを手に入れたいと思っていたのだった。

そんな私の願いが通じたのか、2013年初頭にイースト・ヴィレッジにオープンしていたのが、ここにご紹介する ”モザイク・ランプス”(写真下)。
名前の通り、 イスタンブールのグランド・バザールで売られているような モザイク・ランプを取り扱うストアで、 セレクションはグランド・バザールには遥かに及ばないものの、 そのラインナップは エキゾティックかつ、アーティスティックで質の高いもの。
ランプは全てハンドメイドの1点物で、テーブル・ランプ、フロア・ランプ、シャンデリア、ランタンなど、 様々なタイプが揃っているのだった。

またモザイク・ランプと言えば、その醍醐味はカラーであるけれど、そのセレクションもヴィヴィッドなコントラスト、 トーン・オン・トーン、淡いトーンのコントラストなど 様々。
同店には、 その美しいランプに惚れ込んで 自宅に置きたいと考える個人客や、 リッチなクライアントのためにインテリア・デコレーションを手掛けるプロのデザイナーがやって来て、 念入に1つ1つのランプをチェックする姿が見られているのだった。





モザイク・ランプスで取り扱っているランプは、最高のクラフトマンシップでクリエイトされた、ハイ・クォリティのものばかりで、 モザイクのガラスは全てオリジナル・カラー・グラスをハンドカットしたもの。 染めたガラスではないので、長く使ううちに色が褪せる心配が無いのだった。
加えてハードウェアの部分も、ハイクォリティのブラスが使用されているので、 テクスチャーが変わることもなく、メンテナンスも 埃をはらう程度で、至って簡単なのだった。

そもそも、このタイプのランプは トルコで6000年の歴史を持つと言われるもので、 現地では、何世紀にも渡って使われているランプも珍しくないとのこと。
なので モザイク・ランプスでは、孫子の代まで使えるランプとして ハイ・クォリティのセレクションを揃えているのだった。

ランプ自体は 照明器具としてはかなり光が弱いので、 読書などには全く不向きなもの。 したがって、部屋のムードを演出するための小道具と考えるべきで、 その点ではキャンドルと同じような感覚。
でもキャンドルと異なるのは、モザイクのガラスが美しいカラーを放つ点で、 暗い部屋の中でジュエリーのように輝くのがモザイク・ランプ。
カラーは、人間の心理に大きな影響を与えるので、 上手くセレクトすれば 風水のパワーを高めてくれるだけでなく、心理的なポジティブ・インパクトも期待できるのだった。




モザイク・ランプスで取り扱うランプは、全て一点物なので、一度売れてしまったら、同じ物は二度と入荷してこないもの。 したがって気に入った物を見つけたら、即座に手を打つのがお薦め。
私は、同店に既に2回足を運んだけれど 未だ運命的な出会いと思えるランプに巡り会っていないので、購入は見合わせているけれど、 第一印象で 「コレ!」と思うランプを見つけたら、即決で購入する心の準備は整っているのだった。
ちなみにお値段は、高さ30cmの小さなもので70〜100ドル程度。 これはグランド・バザールまで出かけて、破損の心配をしながら持って帰ってくる手間を考えたら、バーゲン・プライス。
シャンデリア・タイプになると2000ドルを超えるものもあるけれど、 私は 小さめのものを狙って、メディテーションの時に使いたいと考えているのだった。


Mosaic Lamps
208 E 6th St. New York, NY 10003
Tel: (212) 228-1964






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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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