Aug Week 3, 2016
”Comet Extra Tale Necklace ”
コメット・エクストラ・テール・ネックレス


5月1週目のこのコラムで、メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュート・ガラの アクセサリーを取り上げた際、写真を集めている最中に 気に入ってしまったのが、この日アンバー・ハードがつけていたネックレス(写真上右)。
昨今、ジョニー・デップとの離婚騒動ですっかり評判を落としている彼女であるけれど、 この日彼女がつけていたネックレスは、 Cube New YorkのCJのセクションで扱われている コメット・テール・ペンダントにそっくりのもの。
でも、ネックレスの中央からドロップしているチェーンの真ん中に石がフィーチャーされているところがとても気に入ったので、 是非ともこのアイテムをCJのセクションに加えようと考えたのだった。




そのサンプルを製作するにあたって コメットテールに石を1つ加えるだけでは面白くないと思った私は、少し変化を与えようと考えて 若干べゼルを大きくして、チェーンを太めにして、それをコメット・テールでは扱っていないローズ・ゴールドで依頼したのだった。
ところが、ローズ・ゴールドのチェーンはあっても、石を取り囲むべゼルが見つからず、 諦めてホワイト・ゴールドで注文をやり直したところ、出来上がってきたのは全く気に入らないネックレス。 さほどサイズは変えていないのに、若干石が大きくなって チェーンが太めになると 変にインパクトが加わって、 それがもたらしていたのが不思議な違和感。 結局、このデザインは 繊細に作らなければ持ち味が出ないということを痛感するだけに終わってしまったのだった。

その失敗サンプルで1つ正解だったのは既に扱っているコメット・テールよりも、中央のチェーンのドロップを5cm長くしたこと。
というのは、ここ2年ほど深いVカットのトップがトレンドになっていたけれど、従来のコメット・テールの20cmのドロップだと、 動いた時にネックレスの先端が服の中に入って見えなくなってしまうことが少なくなかったのだった。 そのため5cm長さを伸ばしたところ、チェーンがVカットの遥かに下まで来るので、どんなに動いても チェーンの先端の石が服の中に隠れることはなくなったのだった。




ふと思い返すと コメット・テールのオリジナルは、 やはりCJで扱っている コメット・ペンダント で、このオリジナルは 2002年か2003年のクリスチャン・ディオールのファイン・ジュエリーのライン。 このデザインを気に入ったものの オリジナルが石のサイズの割りに高額だったので、 ダイヤモンド・ディストリクトで製作してもらったのがコメット。
そして、その翌年のエル誌に 中央のドロップ・チェーンが遥かに長いバージョンが掲載されていたのを見て、 製作してもらったのが コメット・テールで、私自身、コメット・テールを愛用していた時期がとても長く、 今年に入ってから 再びつけるようになっていたのだった。

私は単品でつけるよりも、 76cmのスターライン・ネックレスと重ねることが多くて、 写真上左側は 76cmのスターラインを2重に付けたコーディネートで、写真上右側はそのままつけたもの。 いろいろトライをしたけれど、このネックレスの持ち味を引き立てるレイヤーは、 同じサイズのべゼルをあしらったネックレスが最も適しているというのが私の考え。
昨年まではボリュームのあるネックレスばかりをつけていたけれど、ここしばらくは ネックレスは繊細なものがトレンドになっているので、 コメット・エクストラ・テールはこれから活躍してくれると思うのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。



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