Sep Week 1, 2016
” Drawing Psychology Test Part2 ”
ドローイング・サイコロジー・テスト Part 2


テストの種明かしの前に、上のダンサーのビジュアルについて。
私は最初はこのダンサーが時計回りに回っているようにしか見えなかったけれど、 逆周りで見るために着眼したのがダンサーの足。その足が地面に着地するポイントだけを見つめて、着地の瞬間に瞬きをして 頭の中でダンサーに回って欲しい方向にシャドウの動きを予測すると、自分の思い通りに回転が調節できるというのが私のやり方。
同じシャドウなのに回っている方向が違って見えるというのは、先入観で動きを予測する人間の脳の働きによるもの。 したがって回転させたい方向の画像を頭脳で予測すると、 その通りに見えるようになるけれど、何度もやると疲れるので 特に目が疲れている時にはお薦めしないトライアルなのだった。




ドローイング・サイコロジー・テストの種明かしをすると、それは以下のとおり。

スクエア 1 : 円形
中央に描かれた円形は、自分の意識や感覚の象徴。円の内側に顔を書いたり、円に色を塗ったりする場合には、周囲からプレッシャーを受けていたり、 自己制御を求められている状況を示し、太陽や花など円の外に広がるドローイングの場合は幸福感を表現しているとのこと。

スクエア 2 : ブランク
ここに現れるのは 自分の人生全般。ここにアブストラクトな模様を描けば、人生もそれに応じてまとまらず、混乱している場合が多く、 投げやりで 手抜きなドローイングをした場合は、興味や好奇心の無さ、それを反映した中身が希薄な人生を表わす場合が多いとのこと。 殆どの場合、ここには自分の信条や最も価値を見出しているものが描かれるとのことで、それ以外だと自分のトレードマークや ラッキー・チャームなどが描かれるケースが多いとのこと。

スクエア 3 : 角のスクエア
このモチーフが示すのは家、もしくは家と庭などの自宅。それと同時に自分自身のアイデンティティや、財産に対する考えを象徴する場合もあるという。

スクエア 4 : 2本線
平行の2本線が示すのは、自分の中の二元性。ここに自分が描くスケッチが象徴するのは、 善と悪、陰と陽、光と影、心と身体、男と女のような、相反する2つのもののバランスやそれに対する自分の考え。 時に愛情関係についての深層心理を反映する場合もあるとのこと。

スクエア 5 : 波線(ウェイブ)
波線のモチーフは ”エモーション”、すなわち感情の動きを示すもの。波のラインの上に浮いているか、それとも下に沈んでいるか、 もしくはその他のドローイングが何らかの感情や、コンプレックス、優越感などを象徴しているはず。

スクエア 6 : 角の斜めライン
このモチーフが示すのは、かつては親しかったけれど、今は何らかの理由で離れた友人とどう関わっているかを象徴するもの。 斜めの線は”カットオフ・ライン/切り取り線”を意味しているという説も。




私がこのコラムを書いている9月1日の朝に、コーヒーを飲みながら取り組んでいたのが このドローイング・サイコロジー・テスト。
果たして世の中の人は 一体どんなドローイングをしているのかと思って解答例を探したけれど、 エリッグ・ワルテグの他のドローイング・テストはインターネット上に解答例があるのに、このテストに関しては 私が探した限り一向に解答例が見当たらないのだった。
上のドローイングは 稚拙なもので恥かしい限りだけれど、私が今朝描いたもの。
テストのやり方を読んで それに忠実にやったつもりだけれど、 No.6のスクエアについては、正直なところ解釈に困っているのだった。 もし無理やり説明するとしたら、私は 酷い経験をして交友関係を絶ってしまった友人と同じタイプの人や、 似たオーラを出している人とは、積極的に付き合わない方針。なので 斜めのラインで仕切られた三角のコーナーが 交友関係を絶った友人を表わしているとすれば、残りの3コーナーも同様に塗りつぶしたのは、 私が似たような人に 同じ対処をしていることを表現していると考えられるのだった。
もう1つ判断に苦しんだのがスクエアNo.3の右上角に四角形があるイメージ。 私はコントラストとバランスを好むので、上のように塗りつぶしたけれど、これが家や財産を示しているとすれば意味不明。 アイデンティティを示しているのであれば、私は白黒がはっきりしている状況を好むことは事実なのだった。

逆に当たっていると思ったのは、自分の人生を表わすブランクに描いたハートで、文章で書くと空々しいけれど、 私が人生で一番大切だと思っているのがハートに象徴される ”愛情、心、魂、精神”。
その下のスクエアNo.4の2本線についても当たっていて、私は相反するもの同士が均等にバランスを取り合って 世の中や人間心理を構成していると考える主義。 もちろん男女についても お互いの違いを尊重しながら 同等であるべきだと考えているのだった。
スクエアNo.1の円形については、典型的なハッピー・パーソンのドローイングをしてしまったけれど、 私の場合、地に足がついている状態を好むので 花が地面で咲いている様子を描いているのだった。 ちなみに私はセオリーとして「地に足がついていない(=非現実的)」状態を嫌うだけでなく、 クルーズやパラセーリングなど、実際に自分の足が地についていない状況も嫌いなのだった。

でも私にとってこのテストで一番面白かったのが スクエアNo.5の波線で、多くの人々が海や川を想像するモチーフ。
これを描いている時は、まさかこのスクエアが自分のエモーションを反映しているとは思ってもみなかったけれど、 私は物事に感動したり、呆れたり、喜んだりと、 感情の起伏がかなりある方で、幸い さほどネガティブな方には行かないので、 そんなエモーショナル・パワーやパッション(情熱)が自分のドライビング・フォースだと思っているタイプ。 したがって楽しく波乗りをしている姿は まさにその通りなのだった。
でもその一方で、常に自分自身を含めた周囲の人々を観察したり、分析したりする もう1人の冷静な自分の存在を意識することが多くて、それが自分で描き足したもう1本の波線の下、すなわち私の意識の深層部分で 泳いでいる魚に象徴されていると思うのだった。 しかも魚が泳いでいるのはサーファーの真下で、そのことからもこの魚のイメージが私のアルター・エゴであることが 良くわかるのだった。

こうしたビジュアル・ベースの心理テストの中には、色彩を使ったものもあるけれど、 色というのは後天的な影響でイメージが左右されるので、意外にあてにならないもの。
例えば、オレンジというと明るいイメージのカラーであるけれど、アメリカでは刑務所の囚人ユニフォームの多くがオレンジ。 そのためオレンジにネガティブなイメージを描くアメリカ人は決して少なくないのが実情。 したがって、そんなカルチャーや社会的イメージの影響を受ける前の幼い子供でもない限りは、 カラーで心理状態を正確に察知するのは難しいというのが私の考え。

私自身が結果を信頼する心理テストは、やはり やってみて面白いと思うもの。 興味深いテストは その結果が 記憶や潜在意識に残るので、 それが実際の人間心理に影響を及ぼすケースは少なくないのだった。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。



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