Sep. Week 3, 2017
”Trendy Basics of the Season”
”今シーズンのトレンドを演出し、ファッション・バジェットを節約する私のベーシック・アイテム”


ファッションにおいてベーシック・アイテムというと、どんなシーズンでも着られるというイメージがあるけれど、 意外にもクローゼットの肥やしになっているケースが多いのが、そんなベーシック・アイテム。
時代と共にファッションも徐々に変わってきているので、それに応じてベーシック・アイテムの定義もどんどん変わっていて、 特にアメリカの場合、職業によってライフスタイルや服装が異なる傾向が益々顕著になってきているため、 自分にとってのベーシックが必ずしも、世の中一般のベーシックと一致するとは限らない状況になっているのだった。
またシーズンごとのトレンドも、新しい物が出尽くした今は 過去のトレンドの継続やリピートが多いとあって、 新しい服を買わなくても、手持ちのアイテムでトレンドが演出できるケースは少なく無いもの。 そのため、これまではシンプルで基本的なアイテムがベーシック・アイテムと捉えられてきたけれど、 今では 時代のトレンドの演出やコーディネートに使い回しが効くアイテムがベーシックと見なされるようになってきているのだった。

以下はこの秋のスタイルを演出する私のベーシック・アイテム。 すなわち、既にクローゼットにあって それをベースにこの秋のトレンドが演出できるアイテム。 それと同時に、ファッション・バジェットを節約してくれるアイテムでもあるのだった。



Socks Boots Alike / ソックス・ブーツ・アライク




この秋のフットウェア・トレンドの目玉と言えるのがソックス・ブーツ&ソックス・ブーティー。 ソックス・ブーツのトレンドは、2015年秋に発表されたヴェトモンのブーツ(写真上、上段一番左)の影響と言われるけれど、 このヴェトモンのブーツはビヨンセからリーアナ、ヘイリー・ボールドウィンといったモデル達までが好んで履いていたもの。 ソックス・ブーツ、ソックス・ブーティーがもてはやされたお陰で、ベーシックなブラックのパンプスにフィッシュネット・ソックスを合わせて ソックス・ブーティーのように演出するコーディネートが過去数シーズン見られたのは写真上下段のスナップでご紹介する通り。
ソックス・ブーティーは真夏でもセレブリティやモデル達が履き続けており、この秋には低価格のアパレルやシューズ・ブランドが 盛んにコピーするアイテムになっているのだった。
それもあって今シーズン、ソックスとシューズをコーディネートする場合、 もう一捻りするのがファッショニスタ。フィッシュ・ネット以外のシアー、レース、ヴェルヴぇットなど素材のバラエティ、カラーやデザインのバラエティを 巧みにコーディネートして、ソックス・ブーツよりもクリエイティブなルックスを生み出すのがポイント。 ソックスのお値段は6〜30ドル程度。その僅かな投資でコーディネートのベースになるシューズが全く異なるルックスに生まれ変わるので、 ソックス・ブーティーに投資をするよりも安価に様々なスタイルが楽しめるのだった。






GG Belt / GG ベルト


ここ数シーズン、ファッション・トレンドをリードしているブランドと言えば圧倒的にグッチ。それもあって ファッション業界関係者から、セレブリティまで、男女を問わずに とにかく誰もが現在身に着けているのがグッチのGGバックルのベルト。
最も人気があるのは不滅のベーシックであるシンプルなブラック・レザーのベルトであるけれど、 グッチらしさをアウトフィットに取り込みたい人が愛用するのが、レッド&グリーンのグッチカラーのベルトにGGバックルが付いたタイプ。 このベルトをしただけで、シャツとパンツといったシンプルな服装にグッチのトレンディさが加わる魔法の1本。 別ブランドのバッグを持っている人でも、何故かベルトはグッチをつける傾向は今シーズンも顕著になっています。





Sheer Top / シアー・トップ


昨年購入して以来、私のクローゼットの中で最も活躍しているベーシック・アイテムで、 今シーズンも引き続き着用し続けると思われるのがシアー・トップ。 シアー素材のトレンドもここ数年続いているもので、今シーズンもまだまだ健在。
セレブはもっぱらブラトップとレイヤーにしているけれど、私はもっぱらキャミソールやスリップ・ドレスとレイヤーにしていて、 キャミソールの場合はシアー・トップの内側に着用、スリップ・ドレスの場合はシアー・トップの上から着用するのが常。 着心地が極めて良くて、薄いにも関わらずかなり体温を保つ効果があるのは着用してみて驚いたことの1つ。
特にニューヨークに住んでいるとブラック一色のコーディネートが多くなるけれど、 シアー・トップで素材の変化を加えると カジュアルな服装でも見た目のグレードがアップして、思いのほか 着られるオケージョンが多いのだった。 しかもお値段は50ドル〜100ドル程度。 ノースリーブのトップとのレイヤーにも使えて、とにかく非常に便利なアイテム。 着用し過ぎて擦り切れると困るので、既にバックアップの新品を購入してあるほどなのだった。




Scarf Strap / スカーフ・ストラップ



最後はトレンドとは無関係であるけれど、6月5週目のこのコーナーで、 ケリー・カットについて書いたところ、その後BKバージョンが かなりの人気になったけれど、 実際に使ってみると ストラップがある方が使い勝手が良いと感じるのは私だけではないはず。
そう思っていた時に、バーニーズの店内で見かけたのが、エルメスのスカーフをケリー・カットに通して斜め掛けしている女性。 スカーフのカラーと服とのコーディネートが良かったこともあって、「こういう手もあるのか…」と思って 早速自宅に戻って実践することにしたのだった。 これをやる場合、新品のバリバリしたスカーフではダメで、使い込んで柔らかくなってきたものをアイロンで幅4〜5センチ程度にプレスした方が 扱い易くなるもの。
スカーフは好みの長さに結んで、バッグの本体とフラップの間に挟むだけ。蓋を開けても落ちないし、肩から掛けてもレザーが傷むことは無いけれど、 スカーフの分量だけバッグのキャパシティを若干減らす必要があるのだった。

私がそれよりも気に入っているスカーフの使い方は、ハンドルにスカーフを結んでループを作って、それをリスト・ストラップにするというもの。 ハンドルを使うよりも、リスト・ストラップに手首を通してバッグ本体を持った方が遥かに持ち易くて、安定する上に、スマートフォンでテキストを打つ時などは、 バッグを手首にかけて吊るして置けるので、脇で抱えるよりも楽だし、バッグを落とす心配もないのだった。 スカーフを結んでも、ハンドルの握り心地は全く変わらないので、 このお陰でケリー・カットの使い心地が非常に良くなっているのだった。
ふと考えると、私はここ数年エルメスのスカーフを身に着けていなくて、3年ほど前には纏めて何枚かをリセール・ショップで売ってしまったけれど、こういう事にも使えるという用途を考えると たとえ何年使っていなくても、やはりスカーフはある程度クローゼットに置いておくべきと考えを改めたのだった。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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