Nov. Week 1, 2014
”Taste Of T ”
テイスト・オブ T


テイスト・オブ・Tは、今年で11回目を迎えるニューヨーク・タイムズ Tマガジンが主催するイベント。
毎年1回、この時期に行われる同イベントは、ミッドタウンにあるデザイン・ショールームのビルディングに ニューヨークの有名レストランのシェフを何人も招いて、 各シェフがそれぞれのカウンターを持って、フィンガー・フードやオードブルのクッキング・デモンストレーションを 行いながらサーヴィングをするイベント。
イベントのゲストは ビルディングの中をブラウズしながら、様々なシェフがクリエイトする ミニサイズ・ディッシュを、ワインやカクテル、シャンパンと一緒に味わって、 他の参加者たちとミングルするというもので、 もちろんシェフ達との会話も楽しめるのだった。

ちなみに”T マガジン”は、ニューヨーク・タイムズ紙のスタイル・マガジンで、 日曜版の同紙に月1回弱の頻度でついてくる雑誌。 ファッション、ビューティー、インテリア・デザイン、トラベルなどにフォーカスした内容で、 もちろんフードもそのメジャーなトピック。
新聞についてくるマガジンなので 紙質が良いとは言えないけれど、取り上げるサブジェクトは いつも一流。フィーチャーされる写真も一流フォトグラファーによって撮影される 美しいものばかり。毎号ページ数も多く、広告も大手企業のものが掲載される、 一流のマガジンなのだった。







ふと考えると、私は同イベントの初回か、もしくは2度目にプレスとして出かけたことがあって、 今回はそれ以来なので約10年ぶり。
今回出かけてみることにした理由は、 現在NYに来ているWill New York(Cube New Yorkの留学ビジネス) の留学生が、ニューヨーカーとミングルできる 格好のイベントだと思ったため。 加えて、1回のイベントで様々なレストランのシェフの腕前が、僅かではあるものの 味わえるので、 それも楽しいと考えたのだった。

会場となったデザイン・ショールームのビルは11階建てで、ゲストは最上階までエレベーターで誘導されて、 その後は、階段で下りながら 各フロアのシェフのステーションを歩き回って、フードやドリンクを味わうというシステム。
今回のイベントでは、アクアヴィット、ル・サーク、ネイビー、パール・オイスター・バー、 パーク・アベニュー、エンプロイーズ・オンリー、サラべス、ブラッシュストローク、ビトニー等、 ニューヨーカーだったら誰もが知るレストランのシェフや、スー・シェフが一堂に 顔を揃えており、各ステーションにはゲストの大行列が出来るという賑わいぶり。
1人1人のシェフのステーションで行列していたら、やはり時間が掛かるので、 手分けをして行列するようにしたら、 かなり時間が節約できるようになったけれど、 行列している間に 他のゲスト達との会話を楽しむのも、こうしたイベントの醍醐味なのだった。








話してみると ゲストは、会場の場所柄、インテリア・デザイン関係者やアーキテクトが多かったけれど、頻繁にビックリするほど グッド・ルッキングな男性を見かけるのは、ファッションやデザインの世界にありがちなこと。
前の日には、Will New Yorkの留学生とスタッフらを連れて、NYのステーキの老舗、ピーター・ルーガーにディナーに出かけたけれど、 そこに来ていた男性客に比べると、遥かにファッショナブルで、体型がスリムな男性達で溢れていたイベントなのだった。

そうかと思えば、会場でバッタリ出くわしたのが、 私が今まで3年以上に渡って一緒にヨガのクラスを取ってきた女性。 これまで、挨拶はしてもお互いに何をしているかなどは 話したことさえ無かった間柄。しかもヨガ・ウェアを着ている姿しか 見たことが無かったので、見覚えのある顔ながらも直ぐにはピンと来なかった状態。 でもひょんなきっかけで、彼女とビジネス・カードを交換することになったのだった。

今回のテイスト・オブ・Tは、ゲストの数は700人程度が見込まれていたというけれど、 イベントが進むにつれて徐々に出てきたのが、フードがソールドアウトになってしまうシェフ・カウンター。 私が楽しみにしていたレストランの1つ、ブラッシュストロークの山田シェフも「1000食分用意したはずなのに・・・」 と、フードのサーヴィングが途中で終わってしまったことを申し訳無さそうにしていらしたのだった。
とは言っても 参加レストランが多いだけに、 後半ではお腹一杯になってしまうのが同イベント。 加えてずっと歩き回るので、最後にはショールームのカウチに座って休憩している人が非常に多かったのだった。

同様のイベントは、来週にはニューヨーク・マガジンの主催で行われることになっていて、 10月〜11月初旬のニューヨークはフード・イベントが盛んに行われる時期。 レストランに出掛けるのも良いけれど、こうしたイベントでニューヨーカーとの会話やパーティーの雰囲気を楽しみながら フィンガー・フードを味わうのも非常に得がたい経験。
Cube New Yorkでは、今後、様々なイベントのご紹介やチケットの手配も コンシアージュのセクションで行っていくことにしているので、 来年のこの時期にNYにいらっしゃる方は、是非こうしたイベントへの参加をお薦めします。


Will New York 宿泊施設滞在


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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